よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4

2022-09-22 21:37:04 | コシナ交換レンズでワンダフル
 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4


 実は先日コロナに感染してしまいました。幸い軽症ではあったのですが
発熱と倦怠感はハンパなかったです(TT)。
なんとか回復しまして、療養期間中に
防湿庫を整理しておりましたら懐かしい
フォクトレンダーSCスコパー25mmF4がでてまいりました♪

早いものでコシナのSマウントシリーズが登場してから20年です。
当時はレンジファインダーカメラが次々と湧いて「レンジバブル」と
いった感じでしたが、ベッサシリーズもすっかり見かけなくなりましたね。
ここはひとつコロナ記念?にSPに装着して撮影に出発であります。


 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/250 F5.6 プロビア100F

 しかしコシナのニッチ戦略はすごいですね。
このレンズよりも前に復刻されたニコンのS3の復刻版が
一応2,000台限定ということですから
昔のオリジナルモデルもあわせれば、けっこうな
マーケットではあったのでしょうが・・。

なぜか子供たちには大人気のサメのオブジェです。
この年になるとフカヒレスープしか頭に
うかびませんけれど(^^)。


 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/125 開放 プロビア100F

 Sマウントレンズなのでボディのギザギザダイヤルでも
レンズ側でもどちらからでもピント合わせができます。
フリクションは非常に軽いのでダイヤルでのピント合わせの
ほうが簡単です。
もっとも25mmという広角ですからだいたいのところで
被写界深度に入ってしまうんですけどね。


 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/125 開放 プロビア100F

 垂水漁港の海神社鳥居横にあります
おさかなの供養塔です。
とぼけた顔でかわいいですね。

このゾーンにはやたら記念碑がありますが
はたしてどのくらいの方が顕彰された事象を
理解できますやら。
石に難しい字をうだうだ書くよりも
こういったかわいいおさかなさんのほうが興味を
ひかれることは間違いありません。
  

 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/250 F5.6 プロビア100F

 垂水苔谷公園の日時計です。
高台にあって非常に雰囲気のある公園で
西に明石の街並みが一望できます。
明石海峡大橋は目の前にドバンとマンションが
あるのであんまりみえませんが(^^;)。
 

 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/30 開放 プロビア100F

 夕暮れの明石海峡大橋です。
撮影場所の裏側にバーベキュー場ができてまして
いつも焼肉の香りがしております(^^;)。
ロケーションが良すぎで焼肉の味も5割増しと
いったところでしょうか。


 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/125 開放 プロビア100F

 西側に目を向けますと、岸壁で釣り人さんたちが
奮戦中です。見ていると夕方というせいもあり
けっこう皆さん大きな魚を釣り上げていらっしゃいました。

逆光強しではありますが
コシナらしく青っぽなうえに若干の
へちゃつぶれも感じられる描写でありますね。


 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/60 開放 プロビア100F

 陽も落ちてまいりまして、紫色の空になってきました。
今回のフィルムはプロビア100Fですので
概ねリアルカラーの発色です。
本当はベルビア50のうそくそ・・あわわ、
イメージカラーバリバリの強調された色も好きなんですけど(^^)ゞ。
 

 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 8秒 開放 プロビア100F

 朝霧駅に展示されています堀江健一さんのMALT'SマーメイドⅡ号です。
なんでもビール樽でつくられているとか。
ちょっと長時間開けけすぎたかな?
まあ、モルツなだけにカンで露光したので
やむをえません(^^)。
 

 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/125 F5.6 プロビア100F

 最近ふえてまいりました廃団地のなぞベンチです。
ちょっとわかりにくいですが、モチーフは
「見ざる・言わざる・聞かざる」のようです。
背後に無味乾燥なコンクリートのベンチもあって
なんのこっちゃでありますが。
 

 ニコンSP フォクトレンダーSCスコパー25mmF4 1/125 F5.6 プロビア100F

 私は団地で生まれ育ったので
こういった昭和うまれの廃団地には
限りなくシンパシーを覚えます。
銀塩カメラで遊んでいるだけでも
思いっきり昭和ジジィなわけですが(^^)ゞ。

団地の手前が流れてしまっているのは
ちょっとびっくりです。おきょおきょ。

SPで撮影しましたら久しぶりに
「写真術」というコトバを思い出しました。
なにしろお作法だらけのマシンで、使いこなすのは
まだまだ修行が足りないのを再認識した次第です(^^;)。

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オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF

2021-10-04 23:39:34 | コシナ交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF


 先日わが娘の運動会がありました。
このご時世、さすがにフィルムでの撮影は高速での
連写となりますとロスがつらいので最新型ミラーレス機?
とやらを別途用意してのぞみました。

いやはや驚きましたね。オートフォーカスでピント合う合う(^^)。
望遠レンズなら置きピンで連写が常識だったのに周回遅れで
眼からウロコです。30年でこうもオートフォーカスが進歩したのかと
感慨ぶかいったらありゃしません。

いまどきジジイは何をほざいているんだ?とお思いのアナタ。
まったくその通りなんですが、その理由を説明したくて
今回のネタはコシナのAFレンズですよん。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 昭和の終わりごろに短期間発売されておりましたAFズームレンズです。
ボディのでっぱりに単4電池を3本収納しまして電源にいたします。
お手持ちのマニュアルカメラがAF一眼レフに!というのがウリでございます。
コシナらしい見事な青っぽい発色ですね。

そしてコシナですから、各社のマウントが発売されておりました。
世代的にOM-40ともまったくドンぴしゃりです。
ボクシーなスタイルはまるで純正品みたいでしょ?


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 一部の方に大人気のコップのフチ子さんです。
「えっ!こんなに接写できるの?」と思われた方。
写真のワナでございますよ。
ガチャガチャ専門店のディスプレイです。本当のフチ子さんの
10倍以上はある大きさです(^^)。
一応切り替え式マクロもついてまして、最短撮影距離は35cmです。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 ボディのOM-40は「逆光強」のニックネームで
オリンパスご自慢のESP初搭載モデルです。

逆光でもプログラムで黒ツブレしない写真が撮れる・・
というのがウリです。実際どれくらい補正してくれるのか?
まあ、80年代のセンサーによる演算なので気にしてはいけません(^^;)。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 阪急蛍池のコウペンちゃんです。
自己肯定感の全くないわが身としましては
コウペンちゃんが応援してくれるだけで落涙モノです。

レンズは8群8枚でこの手のズームレンズとしましては
普通でしょうか。とくに歪曲もなく、なかなかの描写です。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 この作例ですと、逆光強の名に恥じない補正ぶりではあります。
本機はプログラム露出を、レンズ絞りを想定まで絞り込んだ後に
改めてダイレクト測光で補正しなおす・・といういいんだか悪いんだか
わからない丁寧な仕事をしております。

そのために他のOM機よりもシャッタータイムラグが
たっぷりしております。が、そのおかげでOMの弱点
のミラーのバタバタぶれがおさまった後にシャッターが
切れますので実際手振れが少なく感じられます(^^)。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 コウペンちゃん号は運行時間がホームページなどで
公開されておらず、残念ながら駅員さんに聞くしかありません。
梅田でちょうど撮影できたのは誠にラッキーでした(^^)。
 

  オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 今となっては懐かしい蛍光灯の緑カブリのような
写真です。全部LEDになってるかと思いましたが
どうでしょう?


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 行き先表示にも愛の感じられるコウペンちゃんがいます。
ドット絵がかわいいですね。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 最近なにかと物議をかもす鉄道写真オタのマナーでありますが
らしい人はだ~れもいませんでした。

なんでも「本チャン」の鉄道オタの方によりますと
こういった装飾された状態は「いらんもんがついている」
との認識だそうで。いやはや。


 オリンパスOM-40プログラム コシナ28~70F3.5~4.8AF プロビア100F プログラムAE

 肝心のオートフォーカスの性能は?
というところですが、撮影に真面目に使えないこともない・・
といったところですね。
AFスピードだけ見れば、T80とα7000の中間くらいの感じです。
そんなんわかるかいな!ですって?
T80が三輪車、このコシナズームがママチャリ、α7000が原チャリ。
ちなみに現在のAFマシンは750バイクくらい・・といえば雰囲気が
わかっていただけますでしょうか。

たまにオークションなどで見かけますが、バッテリー接点が
電池の液漏れで腐食しておるものが多いです。
購入のさいは必ずチェックしてくださいね。

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オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL

2021-03-18 21:14:14 | コシナ交換レンズでワンダフル
 
 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL


 ここのところすっかり見かけなくなったコシナの
フォクトレンダーカラーヘリアー75mmF2.5SLです。
タマ数が少ないのももちろんですが、経年変化で曇ったり
カビてるなんてのもけっこうあるようですね。

発売は2000年ですからもはや20年あまり前の製品です。
レンジファインダーのLマウント版ではピント合わせに
いささかの不安があったのですが、一眼レフ用のSLシリーズでは
なんの恐れもなく開放からバシバシ使えます。

最短距離は70センチでもうちょい寄れると・・
といった感もありますが、小柄なOMにもジャストフィットの
小ささなのでテンションが上がって来ました♪(^^)。 


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL 開放 AE プロビア100F

 お供のボディはOM-4Tiブラックです。
私のメイン機は同じOM-4Tiのホワイトボディですが
さすがにいつ壊れるかわからない年齢になってきましたので
スペアとしてブラックを入手しました(^^)ゞ。

明石の石ヶ谷公園です。梅の撮影に来たのですが
少し早かったようです。以前はこの斜面には乳牛さんが
いらっしゃったのですが、今は乗馬クラブの馬の
休憩所になっております。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 背景の「赤いサイロが新しく完成しました」という新聞記事に
いざなわれて初めて訪れたのがもはや30年以上前の話です。
当時カメラ小僧だった私もすっかりカメラじじいになってしまいました(^^;)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 なんとも凝りに凝った猫の形をしたチョコレートです。
もったいないので食べる前に撮影いたしました。
高さは20センチくらいありましてけっこうな
大きさです。おまけに猫本体だけだと思っていましたら
下の台座まで全部チョコレートでした(^^)。

猫の合焦部と背景とのぼけかたのバランスが良くて
さっすがは単焦点!というべき嬉しいぼけ味です。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 お天気が良かったのでいつもの須磨海岸に参りました。
当日は空気が澄んでいて和歌山のほうまで良く見えてました。
須磨の海もすっかり美しくなりました。
キレイになりすぎていかなごがいなくなったのは
寂しいですけどね。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 春の須磨といえば綱敷天満宮の梅でございます。
比較的近代のレンズですのにみごとな立体感です。
ピントのキレが良いのに見事に光を丸めてくれてます。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 平野にあります石臼を建材にしました壁です。
石臼を塀や壁にするというのはけっこう見かけますが
この石臼は直系が60cmくらいある大きなものでした。
たぶんご家庭用ではなく業務用だったのでしょうが
回すのにすごい力が要りますね。
昔の人は力持ちだったのですねえ。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F8 AE プロビア100F

 足を延ばして神戸空港にやってまいりました。
コロナの影響で全く閑散としておりますね。
そらやんもどこか寂しげであります。
夜景はもちろん昼間でも六甲の山並みと
大阪湾が一望できて素晴らしいロケーションですので
ぜひとも機会があれば訪れてみてくださいね。
最近はまさに穴場ですよ~(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 ポートアイランド市民広場にやってまいりました。
こちらはできてからすでに40年あまり経っております。
ポートアイランドは島ということで81年当時の
建物や公園がけっこうそのまま残っています。

本土?ではほぼ絶滅状態の噴水のモニュメントも
現役バリバリでございます(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL 開放 AE プロビア100F

 続きまして南公園の桜です。
淡いピンク色にまったくほっこり癒されます。
開放でほぼ最短撮影距離の撮影です。
花びらのエッジのキレが素晴らしいですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック カラーヘリアー75mmF2.5SL F5.6 AE プロビア100F

 オリンパスOMのAE機といえばダイレクト測光がウリです。
もちろん夜景を撮影に来たのです。
が、あんまり寒いので夕景でフィニッシュしました。
最近「あきらめの呼吸」の使い手なので
無理はしないのです(^^)。
本来ならあと30分くらい待てばもう少し
イルミネーションが目立ったんですけどね。

カラーヘリアー75mmはピントのキレも
素晴らしいうえに、光の丸めかたがまるで
ミノルタレンズのように秀逸です。

75mmという焦点距離も私には
メジャーな85mmよりも使いやすく感じました。
タマ数はずいぶんと減っておりますが
「見つけ次第ゲト」で全く後悔しない
名玉ですよ(^^)。



 
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ライカM3 カラースコパー50mmF2.5

2019-02-07 12:44:47 | コシナ交換レンズでワンダフル

 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5


 先日の新聞記事でした。「ミラーレス一眼カメラの出荷台数が通常一眼レフを上回った」とのことです。
そんなんどっちでもよろしいがな!と思ったのですが・・ デジカメはミラーレスが「ナウい」のです。

フィルムカメラジジイの私といたしましても、久しぶりにミラーレスカメラを持ち出しましたです。
天下のおライカM3様に久々にご登場いただきます。もっともデジカメと違いファインダーに
プリズムはゴロゴロ入っておりますので小型ですが軽量ではないのですけれども(^^)。

最近おライカさまもすっかり親しみやすい値段で購入できるようになりました。
「ライカってどんな写真が撮れるのかしら?」と思っておられる皆様のご参考に
なればと思いまして。決してマイナー機ばかりでブログを見に来てくれる人が
減っているから、ここいらでライカドーピングじゃ!
というわけではありません・・・よ(^^;)。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 ご近所でたわわに実っている柑橘です。なんの種類でしょうか?冬の青空に豊穣感たっぷりです。
おいしそうですが、一つももがれていないところを見ますとじつはものすごく酸っぱいのかな?

おともレンズはカラースコパー50mmF2.5です。ジミジミなスペックで
現役時代はあまり人気がなかったようなのですが・・。
スタイルはまったくのズミクロン35mmF2の八枚玉です。
コシナお得意のパロディレンズシリーズの草分けですね(^^)。

ズミクロン8枚玉の人気はすさまじく、スコパーと比べましても程度が良いと
10倍くらいの値段がついていたりします。私は「カメラは見かけが100パーセント」
と思ってますから、スコパーさん万歳です。
コシナらしく青っぽ&へちゃつぶれ感が出てますねえ。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/4 F22 ベルビア50

 がこんと気温が下がったときに吉川の黒滝に行ってみました。
うまくいけばつららつららに滝が凍っていやせんかと期待したのですが・・
残念ながら端っこがちょびっと凍っているだけでした。

ずいぶんと昔に一度バキバキに凍っていたときがありまして
そのときは連れがあったので、(今となっては胸の痛む思い出ですが(^^;))
撮影できなかったのです。それ以降なんどか真冬に訪れているのですが
なかなか氷柱の滝にめぐりあえません。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 あいな里山公園の大きな天然のヤマモモの木です。
冬の斜光線に見事な枝ぶりです。このあたりは野生のヤマモモがたくさん生えてます。
ちょっとすっぱいですが、おいしいですよね。また初夏に来なくちゃです。                              


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 F4 ベルビア50

 あいな里山公園入り口で微笑んでいる案山子のご夫婦です。
仲がおよろしそうでうらやましいかぎりです。
もししゃべっていただけるなら夫婦円満のコツを教えていただきたくあります(^^)ゞ。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/15 開放 ベルビア50

 公園の中に保存されている旧家のお台所の「おくどさん」です。
非常に立派なつくりです。私の田舎にあったおくどさんと比べると
まさに月とスッポンです。これでご飯を炊いたらおいしいでしょうねえ。

ライカの良いところはミラーがないおかげで、暗い所でも手持ち撮影が
なんとかなるところです。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/2 開放 ベルビア50

 おくどさんの反対側にあります板戸にこれでもか!とばかりにはられているシールたちです。
剥がされても剥がされてもなおやまず・・だったのでしょうか。
親御さんと子供さんの激闘がしのばれますね(^^)。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 開放 ベルビア50

 例によって開放描写での野良猫さんの撮影です。
開放でのボケが柔らかいレンズとの評判でしたがなかなかのぼけ味です。

しかしいくら猫が黒いとはいえすさまじいへちゃつぶれですね。
カッコ重視の設計もよし悪しですねえ。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 川崎重工から出荷されます甲種輸送の地下鉄大江戸線車両です。
神戸から東京まではろばろと機関車にひかれてドナドナですね。
出荷を見守る川重の工員の方々が、わが子の旅立ちを見送るような
雰囲気でいらっしゃったのが印象的でした。

スコパーのレンズ径は小さいので網目にレンズをくっつけて撮影すれば問題なく
フェンスもクリアーできました(^^)。


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 灘にありますケンコーマヨネーズの本店です。
給食のマヨネーズといえばケンコーマヨネーズですよね。

私も給食をいただいていた時代はずいぶんとお世話になりました。
キューピーよりも酸味が控えめで好きでした。
業務用がお得意なので、あまり普通の小売り店では見かけませんが・・


 ライカM3 カラースコパー50mmF2.5 1/30 開放 ベルビア50

 せっかく灘にまいりましたので、菊正宗酒造さんに寄ってみました。
鏡開き記念写真セットです。
ピコピコハンマーがかわいいです。

私は日本酒はこよなく好きですので、酒どころの灘が近所に
あることにはまことに感謝です(^^)。

またまた開放でのフワボケです。ボケにもしっかり芯があってはっきりと菊正宗が
読み取れますね。

 久しぶりにライカを使いました。
最近老眼が進んでおります私としましては、二重像でピント合わせが
できるというのは実にラクチンでありました。

昔はライカジジィは蔑称だと思っていたのですが
自分がジジィになってきますと「ライカはジジィに優しい」
カメラというのがしみじみわかった次第です(^^)。

「子供叱るな来た道じゃ
 年寄笑うな行く道じゃ
 来た道行く道二人旅
 これから通る今日の道
 通り直しのできぬ道」

あ、でもデジカメは失敗したらいくらでも撮り直しが
できますね(^^)ゞ。

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ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC

2017-09-29 01:05:59 | コシナ交換レンズでワンダフル

 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC


 最近海外ではフィルム人気が再燃しているようです。日本国内ですとフィルムを売ってる店を
さがすのも大変ですけれどね(^^;)。

なによりハリウッドなどでは映画の撮影にさいし、フィルムの濃厚な表現力を求める映画監督さんが
多いそうで。スピルバーグさんなどは有名です。

というわけで、フィルムカメラではまさに「神」のM型ライカ様のM4に久しぶりに登場していただきます。
ライカで娘の写真を撮りたい→室内で撮れる大口径タイプの広角レンズが欲しいというわけで
お供はコシナのパロディレンズシリーズ?のノクトンクラシック35mmF1.4SCです(^^)。


 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/250 F8 アクロス100

 スタイルはまんまライカのズミルックス35mmF1.4です。而してレンズ構成はまたまた
「ライカ35mmの8枚玉」で有名な超絶人気のズミクロン35mmF2と同じ対称型の
6群8枚のレンズ構成で製造されているという凝りようです。

ライカの超人気レンズの二本の良いとこどりをして尚且つ私のようなカメラおたくじじいの
財布を解放させてしまうという(^^)・・コシナのあざといばかりの・・あわわ、マニア心を
くすぐるマーケティングには脱帽です。

神戸の小学生にはおなじみの「神戸ノート」の連絡帳でおなじみの(あの紫色のノートです)
東遊園地の銅像を撮ってみました。普通にF8まで絞ればくっきりシャープな描写です。
 

 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/125 F4 アクロス100

 神戸市立博物館の銅像です。両手を広げたポーズがなんか「あ~あ、やってらんねえよ」と言ってるように
見えませんか(^^)?


 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/125 F4 アクロス100

 三井住友銀行の横の水に浮く鉄球です。
傾いた状態でみると転げ出しそうでちと怖いですね(^^;)。



 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC  1/250 F8 アクロス100

 夏の光のもとたたずむロケット型の滑り台です。昔は「ロケット」といえば男の子の夢の
象徴でしたが・・今や某国の暴走君主さんのおかげで「ロケットマン」は良い意味では
使えませんね(^^;)。

ちなみにイエローフィルターを装着しております。夏の雲が良くでておりますです。

 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/250 F8 アクロス100

 最近はモノクロ撮影でもイエローフィルターをつけて撮影している方をあまりみかけません。
でもこのように空と雲を撮影するときは絶対につけたほうが良くコントラストがでます。

モノのほうはたいがい中古カメラ屋さんのジャンク箱に数百円で転がっています。
とくにライカのようなレンジファインダー機なら視界も黄色くならないので
常時つけっぱなしで大丈夫です。


 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/250 F8 アクロス100

 柵原ふれあい鉱山公園に置かれている坑内トロッコ用のミニ電気機関車です。
柵原鉱山は国内でも屈指の優良硫化鉄鉱の鉱山だったそうです。1991年閉山といいますから
バブルの頃まで操業していたんですね。


 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/30 開放 アクロス100

 同じく柵原ふれあい鉱山公園に保存されています同和鉱業片上鉄道の旧型客車の車内です。
木造の内装や、本当に網でできている網棚がまことに懐かしい雰囲気です。

座席の背もたれがまったく垂直なのが現在では考えられない仕様ですね。
昔の人は姿勢が良かったのだなあ・・。
 

 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/250 F8 アクロス100

 柵原ふれあい鉱山公園では保存されている片上鉄道の展示走行もされているそうで
軌道も現役時と変わらず維持されております。

非常にフォトジェニックで、モノクロ撮影なら何にカメラを向けても絵になります。
私が行ったときには平日で、残念ながらほとんど誰もいらっしゃいませんでしたが(^^)。

 
 ライカM4 ノクトンクラシック35mmF1.4SC 1/30 開放 アクロス100

 「モノクロフィルム撮影」のトークショーに参加させていただきましたときの
安達ロベルトさんです。写真家としてはもちろん、音楽家としても有名な方で
アーティストとして八面六臂の大活躍をされております。

ご愛用のライカM2を手にしていただいて撮影させていただきました(^^)。
私なんぞと違い、安達ロベルトさんのように本物のアーティストの方にはライカが
実にかっこよく似合っております。

開放で撮影しますとふんわりしたボケで「クラシック」の名に恥じないやさしい描写です。
最近年をとったせいか「優しい描写」にすっかり萌え萌えなので(^^)ゞ。
次はカラーでも撮影してみねばですね。

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ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL

2017-06-14 00:27:34 | コシナ交換レンズでワンダフル

 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL


 私は中望遠レンズが大好きで、「どごがにええ中望遠レンズはいねえが~」と日々漁っているわけですが・・
先日本棚を整理していましたら、クラッシックカメラミニブックという本の「使うベッサ」という本がでてきました。
懐かしくなってパラパラと読んでおりましたところ巻末にコシナのレンズ設計者のかたのインタビューが載っております。

「ご自身で設計したレンズで気に入っているレンズはありますか?」との問いに
「アポランター90mmF3.5ですね。今まで何百本と設計した中で一番いいと思います。
90mmレンズはふつう4枚構成で作りますが、あのレンズでは6枚使っています。
そのうえ一枚は異常低分散ガラス。普通のレンズの3~4倍の値段のレンズを使っている贅沢なレンズです」

な、なんと何百本も設計したレンズのうちで一番ですと!!これはぜひとも使ってみなくては!
というわけで探し始めたのですが、なかなか中古市場でもありそうで出てきません。
ようよう見つかったのが今回の初代のKマウントタイプのレンズです。
本当はキヤノンFDマウントかミノルタMDマウントの玉が欲しかったのですが贅沢はいえません。
中古レンズは一期一会です。レンズを見つけた時が買い時ですからね(^^)。

もとはライカLマウントで発売されたものを一眼レフ用に仕立てなおしたものです。
たしかに50mmより長い焦点距離になりますとレンジファインダーよりも一眼レフのほうが
圧倒的に使いやすいです。F値が3.5と控えめなのもピントを外しにくそうで安心ですね。

久しぶりに得意の中望遠での撮影にうきうきわくわくで出発です♪。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 薄暮のポートタワーを撮ってみました。ちょうど鯉のぼりが掲げられておりました。開放からバッチリぴっしりでございます。
右に傾いてピサの斜塔みたいになってしまいました。自由雲台が悪いのかな?いやいや私の腕が悪いのか視神経がいがんでいるのか(^^;)。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 新しくなったハーバーランドに湧いたスターバックスです。とりあえず一見さんも安心のブランドで大人気であります。
いったいショバ代がいくらなのか心配になるほどの高立地ですね。神戸は開港当時からコーヒー文化が醸成されて
いる土地柄であります。スターバックスはちと年齢が若すぎる気もしますが・・。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 モザイクの対岸から遊覧船コンチェルトを撮影です。実は私も乗ったことがあります。あれは阪神大震災のおりでした。
当時大阪の店舗に勤めていた私は、通勤に使っていた鉄道が地震で不通になっていたので東大阪の寮に入れてもらっていました。
神戸に帰ってくるのに天保山からこのコンチェルトが通船になってくれていたんですね。当時はコンチェルトではなく
「シルフィード」という船名でした。リッチな内装は船室の隅のほうにかたずけられていて、船内はブルーシートが貼られて
おりました。

震災で観光船どころではなくなったので海外に売り飛ばされるところだったらしいのですが、神戸復興のシンボルとして
コンチェルトと船名を変えて再就航してくれたそうです。結構苦労されておるフネですね。これからも頑張ってくださ~い(^^)。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 250/1 F8 プロビア100F

 さて今回は山陽電車の廃車される車両を撮影に行ってみました。俗にいう「葬式鉄」というわけです。
私は特に「鉄ちゃん」というわけではないのですが山陽電車といえば、私にとってはこのお顔の車両です。
50年も働いてくれていたんですね。おつかれさまでした~。お弁当箱みたいな行き先表示幕ユニットが
後つけ感バリバリであります。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 250/1 F8 AE プロビア100F

 ピーカンに日があたっているところを何も考えず撮影しましたら、すっかり暗部がつぶれてしまいました(^^;)。
明部基準で無理やりに取り込みました。鉄道写真もなかなか難しいです。
本職の鉄ちゃんに言わせますと架線の影が正面にかかっているだけでもダメだそうです。
いやはや。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 250/1 F8 プロビア100F

 当日は運行最終日ということもありまして、鉄ちゃんがたくさんいらっしゃいました。デジカメはもちろんですが
タブレットで撮影してすぐさまアプするというかたも。いまどきはプレスでもタブレットで撮影するものぐささんもいますからね。
フィルムカメラでぽしゃりこぽしゃりこ撮影するのは私だけ・・と思いきやなんとペンタックスのコンパクトカメラの
エスピオ160で撮影していた猛者が!!な、なんか負けた?みたいで悔しいですぞ。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 1/125 F8 プロビア100F

 こちらは表示幕が内蔵されてすっきりの3200号です。当日は一日乗りほうだいのキップを購入しまして
あっちで降りたりこっちで乗ったりで撮影しました。ホームの奥に見えているのは皆さん鉄ちゃんです。
平日の昼間なのにみなさんヒマ人・・あわわ、山陽電車の愛情にあふれている方ばかりですね~。
「オマエモナー」という声が聞こえてまいりますが(^^)。

こちらは1969年からの走行ですからちょびっと新しかったのですがそれでも48年落ちでございます。
ピカピカに塗装されて山陽電車スタッフのかたの愛情が感じられますね。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 1/125 F8 プロビア100F

 私のアタマの中では山陽電車といえばネイビーブルーと濃いクリーム色とのツートンカラーでした。
へんな言い方ですが、むかしの色のほうが「強そう」なんですがいかがでしょうか(^^)。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 山陽電車といえば「滝の茶屋」というわけで滝の茶屋駅で降りて撮影です。この駅の海側のホームからの
眺めは素晴らしいので興味がある方はぜひ訪れてみてください。瀬戸内海が一望ですよ。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 このコシナフォクトレンダーレンズのSLシリーズの特徴としまして、近接能力の高さがあげられます。
マクロレンズ的につかっても十分で、牡丹の花びらのキレが開放絞りから素晴らしいですね。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 最短撮影距離での蛇の目蝶です。最短撮影距離は0.5mで同じSLシリーズの75mmよりも
寄れるレンズなのでした。蝶々も90mmという焦点距離のおかげでラクチンです。
実はこのレンズの本名は「アポランター90mmF3.5 SL クロース フォーカス」というそうです。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 白い牡丹ですが、ハイライトが飛ばずに粘ってくれているのはさすがプロビアフィルムです。背景もキラキラの光源になってくれていて
ぐうですね。ボケ味もなかなかです。


 ペンタックスLX フォクトレンダーアポランター90mmF3.5 SL 開放 AE プロビア100F

 設計者のかたが「最高のレンズ」とのたまわれているのは伊達ではありません。非常に良いタマでありました。
ここはがんばって初心どおりFDマウントやMDマウントの玉も探してみようかしら(^^)?
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ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF

2017-05-17 22:48:49 | コシナ交換レンズでワンダフル

ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF


 けっこうな昔から言われていたことで、「ツァイスのレンズがニコンのボディに使えたらよいのにな~」
ということがありました。新生コンタックス一眼レフボディはツァイスレンズとともに昭和50年からヤシカによって製造・供給
されていました。が、有り体に言って信頼性が甚だ低く、いざという時に「動かねえ!撮影できねえ!なんじゃこりゃ!」ということが
多かったみたいですね。ツァイスの素晴らしい描写のレンズが堅牢なニコンのボディに装着して使えれば・・とはだれもが考えてていたようです。

ただニコンの一眼レフのフランジバックは各社よりも長くて現在のミラーレスカメラにアダプターをかませて装着・・
といった使用は不可能でした。
まあ、製造元のヤシカ(京セラ)にもニコンにもずいぶんとないものねだりの失礼な話ではあります(^^;)。

 ところが2007年にあのコシナが「ありもの」にしてしまったのです!
Fマウントのツァイスレンズを発売してしまいました!プラナーの50mmや85mmとともに
このディスタゴン25mmも新設計されて登場したのです。

税別で89,500円もする上等なレンズなのですが、行きつけの某カメラ店で「保証書ないけど安いよ」セールで
手に入れてしまいました(^^)ゞ。

まあ、新品なのに安かった理由はいろいろと大人の事情があるのでしょうけどね。
 

 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 今年の桜は少しく開花が遅かったですね。おかげさまでバッチリ満開の時期と私の休日がシンクロいたしました(^^)。
曇天ながらツァイス&ベルビア効果で桜が見事にピンク色に誇っております。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 実際25mmという焦点距離はツァイスぐらいしかメジャーな扱いはされないのですが・・
普通に撮影しましてもスコーンとパースが効いて絵画的になります。ラクチンラクチン。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 私は西宮が好きでよく訪れます。神戸では震災でなくなってしまった昔ながらの阪神沿線の下町感が色濃く残っていますので。
もちろん撮影の帰りには「宮水」で醸成されたおいしい日本酒をお土産にするのでした(^^)ゞ。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 チェーンソーアートで作られた恐竜です。下からあおりますと広角レンズですから迫力が出ますね~。
最近は日本でも恐竜の化石が発掘されるようになってきて喜ばしい限りであります。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 一部団地マニアの方には人気の芦屋浜シーサイドタウンを西宮御前浜よりのぞみます。
薄暮時に望遠で撮影するのが定番のスポットなのですが、私の友人の推奨する「広いところを広角レンズで撮影しよう!」
を実績してみました。砂浜の質感はさすがのツァイスといった描写ですね!


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 1/125 F5.6 ベルビア50

 同じく御前浜に立つ幕末に勝海舟さん指導のもとで作られた西宮砲台です。漆喰の質感が良くでております。
わざわざ敵に目立つように立っているみたいで、実戦となると一撃で破壊されてしまいそうですが(^^;)。
使われなくてほんと良かったですね。
ちなみに傾いているのはフェンスをクリアするために無理な姿勢で撮影したからで、砲台が傾いているわけではありません。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 開放 AE  ベルビア50

 懐かしい王冠付きのジュース瓶です。最近の若い方はペットボトル育ちですから、飲んだことがないかもしれませんね。
基本的に飲食店やイベントなど専用みたいなとこでしか販売されていませんが、未経験のかたはぜひ瓶と同じくガラスの
コップを用意して飲んでみてください。缶入りやペットボトル入りより絶対ピュアでおいしいですよ。
缶やペットボトルの飲料は缶やペットボトルが溶け出して、味に影響しているとも。ビールがアルミ缶に入っていると
アルミが溶け出して味よりも体に影響があるなんて話もありますよ(^^)。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 開放 AE  ベルビア50

 またまた左に傾いてしまいましたが開放で明暗差の激しいところを狙ってみました。
ツァイスらしくコントラストは強めで製造元のコシナ製らしい雰囲気がします。
こうしてみますと少しだけタル型収差でしょうか?
 

 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 開放 AE ベルビア50

 今年神戸港は開港150周年だそうです。それを記念してメリケンパークもリニューアルされました。
新しく設置されたKOBEロゴです。一番の記念写真スポットで人が途切れる瞬間まで長いこと待たされました。
またまた左に傾いております。三脚を使ったんですけれどもね(^^;)。


 ニコンF3チタン ディスタゴン25mmF2.8ZF 開放 AE ベルビア50

 このレンズの寄れることといったらなくて、最短撮影距離は17cmです。もはや「マクロディスタゴン」と言っても
良い近接能力です。ここまで寄りますと普通のマクロレンズで撮影したのと何が違うかわかりませんね。

 このコシナのマニュアルフォーカスのツァイスレンズシリーズは、ピントリングの回し心地もよろしくて
ピントの追い込みが楽しいです。ただ現在のデジタル一眼レフはオートフォーカス&暗いズーム用に
ファインダースクリーンがスヌケです。ピントのキレがよろしくない明るいばかりのファインダーが多いので
ぜひマニュアルフォーカスフィルムカメラで撮影してみてほしいです。

レンズが大きいのでやっぱりF3がオススメですね。
世の中にはたくさんありすぎてすごさがわからない・・というものが多々あります。
F3もその例にもれません。中古市場でも数が多いので値段も安くなってよりどりみどりです。
プロ用マシンですので、耐久性がありまくりです。おかげで不動マシンになりにくいのでしょうね。
F3の一番のスペックは「信頼性」だったんだとしみじみ思うのでありました(^^)。

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C ビオゴン21mmF4.5 ZM

2016-10-03 00:06:22 | コシナ交換レンズでワンダフル

 C ビオゴン21mmF4.5 ZM


 「レンズの味」という表現があります。舐めてみて甘いとか辛いとかいうことではなく、そのレンズで撮影した時の
描写の個性と言い換えても良いかもしれません。

そこでマニアック&ニッチなマーケティングを得意とするコシナがツァイス銘で2007年に発売したのが
今回ご紹介するC ビオゴン21mmF4.5 ZMです。

名前のとおりむか~しからあるコンタックス用のビオゴンレンズを現代の技術でよみがえらせたクラシックテイストの
レンズ・・というわけですね。もっとも本家のビオゴンがどんなレンズだったかは知りませんので
純粋に「ツァイスの21mm」という評価しかできませんが(^^)ゞ。

F値は4.5という暗さですが、おかげで非常に小さくまとめられていて、ちょい撮りのスナップには
最適ですね。暗めのレンズですので露光不足にならないようにとAE撮影ができるツァイスイコンに装着しましたら
なんと電池が消耗してしまっておりました(TT)。

仕方なく私のコレクションの「電池がなくても写せるシリーズ」のライカMDを取り出してきました。
ライカMDもおよそ何年ぶりかの出動ですがそもそも故障するところがないカメラですからこのような非常時には
頼れる助っ人であります(^^)。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/30 開放 ベルビア50

 「駅近古墳」ではナンバー1ではないか?と思える垂水の五色塚古墳です。古墳といえばもこもこに雑木が生えて
山だか丘だかわからない・・・というのが定番ですが、この五色塚古墳は円筒形埴輪と葺石できれいにレストアされていて
建造当時?の姿を彷彿とさせてくれます。曇っていたので絞り開放での撮影です。開放絞りでもパンフォーカス感バツグンで
超高級写ルンです感が半端ないですね(^^)。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 いかにも明石という土地を象徴する鯛のモニュメントです。青空を周辺落ちでドラマチックにしてくれるまさに
「ビオゴン効果」です。画面真ん中と周辺の光量をくらべますと1絞り以上落ちた感がありますね。
これがビオゴンの味でしょうか。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 長大な明石海峡大橋も21mmという広角でミニチュアみたいに写せました。青空が広がっていると
いくらでもシャッターを切ってしまいます。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/30 開放 ベルビア50

 普段見慣れている景色もなんとなくストーリー性があるように変換して描写してくれる楽しいレンズです。
非常におどろどろしい魚の棚のタコの絵です。今風に萌えの絵にしてもらったほうがオタクのおじさんとしては嬉しいですが(^^)ゞ。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 周辺落ちばかりに目を奪われますが、けっこう太い線の描写をする玉です。もっともベルビア50なんぞよりも
モノクロでコントラストが高めのフィルムなどのほうが相性が良いかもしれません。


 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 生命感たっぷりの楠の枝ぶりが素敵な龍野城です。揖保川の恵みで非常に情緒豊かな街並みで
楽しく撮影できます。ヒガシマル醤油と揖保乃糸そうめんのふるさとでもあります。
今年の夏は猛暑でしたのでとってもお世話になりました(^^)。

 

 ライカMD C ビオゴン21mmF4.5 ZM 1/125 F5.6 ベルビア50

 青空に溶けこんでしまうような高圧線もきちんと描写していますからパワーのあるレンズであることはまちがいありません。
コシナメイドらしく青っぽさは常に漂っていますが(^^)。MDみたいにフォーカスフリーのボディに装着しますと
高級写ルンですとして大活躍です。ネガフィルムで旅行でのスナップが一番正しい使い方かもしれませんね。

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ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6

2016-07-12 00:34:51 | コシナ交換レンズでワンダフル

 ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6


 今度コシナから10mm!という超々広角レンズが出ますね。実際35mmフルサイズ対応でそんなに広角にしても
一体何を撮るのじゃ?という感もなきにしもあらずですが(^^)。

一度「10mm」という広角の数字を聞きますと、「12mm」がおとなしく見えてきます。このウルトラワイドヘリアー12mmは
2000年に登場時は世界最広角としてずいぶん話題になりました。あの頃の衝撃からすでに16年も経っているのですから
月日の経つのは速いですね!

登場時は指をくわえてみているしかなかったウルトラワイドヘリアー12mmですが、10mmが発表されたことで
ずいぶんとお手軽な値段になりました。

プロの写真家からも
「使いこなしが難しいレンズだ」とか「これはコシナから写真家への挑戦状である」とか
わかりやすくいえば「すいません。降参です。新製品が出るたびに文句ばかりつけてごめんなさい」
みたいな評価ばかりです。果たして望遠フェチの私にこんな広角レンズが使いこなせるか・・
勇気をふるって挑戦です(^^;)。



 ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 開放 AE プレスト400 ケンコーR64フィルター使用

 ボディは何にしようか迷ったのですが、レンズを買ったときに水準器もセットで付いてきたので
ダブルシュー仕様のツァイスイコンSWを久々に持ち出しました。

12mmという超広角の焦点距離ですから絶対に画面に空が入りまくると踏んで、R64フィルターをかけてみました。
露出倍数がまったくわからないので、AE撮影のできるSWの面目躍如です。
当日の空は真っ白で、雲だらけだったのですがなかなかにフィルターが効果を発揮しております(^^)。


 ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400 ケンコーR64フィルター使用

 少しく日がさしてきたのでF8まで絞れました。ちょっとは周辺光量落ちが低減されたかな?
一生懸命に水準器で水平をとったつもりだったのですが・・ぜんっぜんダメですね(^^;)。


 ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400 

 空を入れないのでフィルターを外して普通の撮影にも挑戦です。すごい周辺光量落ちです。
カラーだったらもう少しドラマチックかな?


 ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 F8 AE プレスト400

 いつもの団地猫もこのサイズが精いっぱいです(^^;)。画面のどこにも水平なところがないという
えらい構図になってしまいました。
  

 ツァイスイコンSW ウルトラワイドヘリアー12mmF5.6 開放 AE プレスト400 

 12mmという超ワイドレンズなので普通の撮影ならブレブレになってしまうであろう夜景の手持ち撮影でも
ご覧のとおりまったく手振れがわかりません。シャッターを切ったときの感じでは1/15秒くらいの感覚だったのですが。

いろいろと苦労しましたが、思っていた以上に楽しめました。「普通のレンズ」ではありませんからトイカメラ的に遊びながらで
撮影すればよいのですね。でもトイカメなんて言うとコシナに失礼でしょうか(^^)?
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C ビオゴン35mmF2.8 ZM

2015-10-03 23:54:53 | コシナ交換レンズでワンダフル
 
 C ビオゴン35mmF2.8 ZM


 先日ヘキサーRFを入手して喜んで撮影していたものの、28mmフレームで視野枠いっぱいいっぱいに撮影していると
どうにもうまくいきません。自分のヘタさかげんは棚にあげて「こんな余裕のないフレーミングは耐えられん!
いっそ35mmで撮影すればもう少しうまく撮影できるのではないか?」などとほざくのがオヤジカメラマンの
面目躍如です(^^)。

そこでつらつらと調べてみますと コシナツァイスのC ビオゴン35mmF2.8という素晴らしいレンズが
あるではありませんか!最近出た感があったのですが実は2008年の発売でもう7年も前なんですね。

当時はもうライカブームが終わっていたのと,デジタル一眼レフ旋風が吹き荒れていたのであまり話題にならなかった
ような気がします。スペックだけ見れば「35mmF2.8」ですから平々凡々ですし。

でもツァイス&コシナがそんな平凡なレンズをコストをきちんとかけて真面目に造ったとしたら・・・
神のような名玉が産まれてしまうのではないでしょうか(^^)?


 ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/125 F8 プレスト400 

 なんとか中古でゲトしてみると、また小さくてかわいいレンズです。せっかくなので35mmのフレーム
がシングルで表示されるM2で撮影してみることにしました。M2なので久しぶりにモノクロです。
2012年に期限切れのプレスト400をつめてみましたがびくともしてませんね!
モノクロフィルムのタフさは素晴らしいです(^^)。

久しぶりのM2ですが「ライカでスナップ」はやっぱり楽しいですね。スクリーン上ボケてしまう
一眼レフと違いはっきりきれいに見えるファインダーは気持ちが良いです。
ついついピント合わせを忘れてしまうときもありますが、35mmなのでなんとかなってしまったりします(^^)ゞ。


 ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/125 F8 プレスト400 

 どん曇りでうら寂しい海水浴場の売店です。ワーゲンタイプ2が止まっているとなんでも絵になります。
イエローフィルターをつけてみましたが効いてるかどうかわかりませんね。


 ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/30 開放 プレスト400
 
 モノクロなので開放描写で黒猫を撮ってみました。まさしく「開放からばっちしレンズ」ですね!
「使いきれる高性能」でうれしくなってしまいます。ちなみに一眼レフよりライカのほうが
猫に近寄っても逃げません(^^)。


 ライカM2 C ビオゴン35mmF2.8 ZM 1/30 開放 プレスト400

 阪急電車のリラックマ号です。これだけの明暗差を写しとめてくれているのはさすがです。
同じコシナでもカラースコパーならもっとへちゃつぶれているのではないでしょうか?

点光源がふわっと広がって良い雰囲気になりました。このあたりが「クラシック」なのでしょう。
見かけもクラシックにすればもっと人気が出たでしょう。惜しかったですねえ。

コントラストきつめのプレスト400でこれだけ出てますからT-MAXとかならもっと
すさまじい描写になるのではないでしょうか?高価ですが新品フィルムで撮影してみなくちゃですね(^^)。
コメント (2)
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