よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ

2022-10-12 23:27:00 | その他いろいろとワンダフル
 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ


 ここのところ物価高で消費意欲が萎えております。
半分以上はプーチンのせいですよ。まったくモー(▼▼;)。

昔は情熱はあるけどお金はないなあ。といった
カメラ小僧の味方だったシグマやタムロンといった
レンズメーカーも最近すっかりプレミアム路線に走っておりますな。

それ自体はむしろ歓迎したいところですが
お値段が高くなるのはやっぱりいただけません。
そこで今回は「ブランドちゃうけど性能で勝負!」
の心意気だったキロン105mmマクロに登場していただきます。

名前だけみますとガメラに出た包丁怪獣のようです。
でもガメラの濁点をぬけばカメラになりますね。
おお、「カメラ対大悪獣キロン!」
キロンの悪獣ぶりやいかに(^^)?


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 ボディはミノルタX-700シルバーです。
私のシルバーはAEロックがついているのが自慢です。
キロンには最小絞りロックこそないものの
ちゃんとMD爪がついていてプログラムでも撮影できます(^^)。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 雨あがりの水滴です。最近はやりのテーマですね。
レンズ単体で等倍撮影が可能で、この時代のレンズとしては
なかなかにハイスペックであります。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 X-700は1/60秒から立ち上がるプログラムラインなので
おそらく開放絞りでの撮影になっていると思われます。
アウトフォーカスのボケ味もなかなかですね。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 開業90周年でリバイバル塗装された神戸電鉄です。
2018年が90周年でしたからもう4年もすぎてますが(^^;)。
撮影前まで陽がさしていましたのに電車が来る寸前に
雲がきてシャッタースピードが一段落ちてしまったようです。
鉄道写真あるあるですね。ちと電車がブレております。
現在のデジカメなら自動的に感度アップしてごまかしてくれるところですが・・
素直にマニュアル露出で撮れよ!といったところですな。
 

 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 X-700のアキュートマットの明るいファインダーとあいまって
ピントの合わせやすさはバツグンであります。
F2.8の明るさは伊達ではありません。
蝶々を撮影するのには100mmマクロは最強ですね(^^)。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 私の大好きなツユクサでございます。
本当はもう少し淡いブルーなのですが
ベルビア得意の紫色転びでございます(^^)ゞ。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 この頃のサードパーティレンズはコーティングが
簡略なものが多いのですがこの105mmマクロは
レンズをみましてもけっこうこってりとした色で
コーティングがしてありましてコーティングフェチの
私はとっても嬉しいです(^^)。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 雨あがりの明石海峡です。ちょうど夕陽のころに
雲が晴れる絶妙のタイミングとなりました。
モロ逆光ですが見事な描写ですね。


 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 昔はこういったシチュエーションですと段階露出をしていたのですが
最近はフィルムも高価になったので一発撮りです。
見事に決めてくれましてホッとしました(^^;)。
MPS=ミノルタ・プログラムシステム万歳であります♪
 

 ミノルタX-700 キロン105mmF2.8マクロ プログラムAE ベルビア50

 橋脚のライトアップまで粘りまして
夕暮れ紫を狙いましたが、まだまだ夕陽が残っておりまして
夕焼けライトアップが撮れてしまいました。
「思ってたのとちゃうけど見た目よりもキレイに
撮れてしもたからまええか!」という
ベルビアお得意のシチュエーションになりました。

「キロン105mmマクロは銘玉」の
うわさを実証できまして喜んでおります。
ネットで話題になっておりましても
「ええ~?そんなにええレンズかあ?」
という玉もあるのですが、今回はバッチリです。
オークションなどでもちょいちょい出ていますので
デジカメアダプターのユーザーの方もおすすめですよ(^^)。

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ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8

2021-12-09 00:33:23 | その他いろいろとワンダフル
 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8


 ようようコロナが治まってきたと思いましたら
ナント新変異株が・・(><)。
その名はオミクロン株だそうで。
いやはや。カメラファンなら「ズミクロンと似てるわいな~」
なんてほざいてしまいますね。皆々これからも
全力で予防につとめましょうね!

まあ、暗くなっていても益はございませんので
張り切って珍しいネタにまいりましょう。
今回はソリゴールブランドの100mmF2.8です。
ミランダの会社なのか名前だけなのかもひとつ
わからない謎レンズです。

SRマウントですが開放測光用の爪もなんにも
ありません。幸い自動絞りには対応してくれていますが・・
時代的には505よりもSR-2とかのほうが
似合っているかもですね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/250 F8 プロビア100F

 100mmは私のもっとも得意とする画角です。
2.8ということもあり、特に使いにくいという
こともありませんが、ファインダー像はまあまあてとこです。

猫のヒゲまで鮮鋭に描写してくれておりますが
周囲のハイライトにちと色収差が出てますね。
モノクロ時代の設計でしょうか?


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125 F5.6 プロビア100F

 おなじみの潜水艦です。鋭意整備中・・という感じです。
護衛艦が活躍するときは非常時ですから
実際に活動される時がこないことを祈りましょう。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/30 F5.6 プロビア100F

 先日復活いたしましたルミナス神戸です。
いや~良かったですね。こういう観光事業が
継続されていくというのは本当に大事だと思います。
以前は閑古鳥がないていたBE KOBEのモニュメント前も
人だかりでございます(^^)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 4秒 F5.6 プロビア100F

 夕焼け&日没後の紫の空を撮りたくて
何度も通っているハーバーランドですが
「アタリ」の空にはなかなかめぐりあいません。
今回はまあまあといったところでしょうか。

実際良い色になりますのは日没後10分くらいですから
レア度はけっこう高いのです。
三脚&レリーズは必須ですから忘れないようにしなくちゃです。
今回もケーブルレリーズを持参し忘れて元町の
ナニワでジャンク箱から購入するハメになりました。
ケーブルレリーズがどんどん溜まってきております(^^;)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 4秒 F5.6 プロビア100F

 クリスマスも近いのでハーバーランドのケヤキは
イルミネーションがキラキラです。
おそらく設計時からイルミネーションが想定でしょうから
簡単&完璧に良い構図になりますね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 8秒 F22 プロビア100F

 逆向きになりまして、クリスマスツリーを入れてみました。
小技としまして絞りを最小にして光源の回折現象で
クロスフィルターもどきの光線を作ってみました。
デジタルでは感度を上げて手持ちなんて撮影も
できる今日このごろですが、三脚とレリーズがあれば
こんな表現もできます。お試しあれ(^^)。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 開放 プロビア100F

 開放でのふわふわ描写狙いです。
設計年度から考えますと「ボケ味」なんて考えて設計は
されてないでしょうが、なかなかのボケです。
ピントがキンキン切れるレンズではないのですが
やっぱりふんわりボケは嬉しいですね。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 開放 プロビア100F

 ごらんのように発色は地味目でおとなっしい描写です。
ゴロゴロした粒子感のあるトライXとかが一番
相性の良いフィルムかもです。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/125秒 F5.6 プロビア100F

 今年の紅葉は始めのころにキュンと寒くならなかったので
イマイチでしたね。また来年に期待です(^^)ゞ。


 ミノルタSR505 ソリゴール100mmF2.8 1/250秒 F8 プロビア100F

 今回のソリゴールは良くも悪くも昔レンズらしい描写でした。
できるだけ避けましたが逆光にもけっこう弱いですから
要注意です。

デジカメでオールドレンズ遊びをされてる方には
逆に喜ばれるかもしれませんね。
ベルビア登場時のパリパリした発色がブームの時代が
原点のジジイとしましてはちと淡泊すぎるレンズでは
ありまする(^^;)。



 
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マミヤU

2014-04-20 14:59:03 | その他いろいろとワンダフル
 
 マミヤU


 最近すっかり中古カメラ屋さんのジャンク箱もデジカメが増えてきました。デジカメの型落ちにもいろいろ
面白いものはあるのですが、スマートメディアやXDピクチャーカードなどというもはや
製造されてないメディアのものもあって速攻で廃棄されてしまうものも多いようです。

一方フィルムカメラはシャッターさえ切れれば普通に使えてしまうものも多く、しぶとさはデジカメの比ではありません。
そして今回サルベージに成功したのは1981年にマミヤから発売された「マミヤU」です。

中判カメラメーカーの顔が有名なマミヤですが、けっこう35mmフィルムを使うカメラも作っていたのです。
このマミヤUは比較的有名なほうですかね。

丸いバルジを長方形の箱に貼りつけた「がんばった80年代」感のあるデザインでポートピア81のパビリオン
「神鋼ポートラマ館」を髣髴とさせるデザインですね。当時一番人気のダイエー館は人気がありすぎて
(待ち時間3時間とかが普通でした)結局立ち見で回転率の良いポートラマ館を見ていたのを思い出します。
あれから33年もたったんですね~。

「これ、買います♪」
喜んでカメラ屋さんのレジに持っていくと、若い店員のお兄さんがふしぎそうな顔をしながら精算してくれました。
「ここいらへんのカメラわからないんですよね~」
そうじゃろうそうじゃろう。値打ちがわかればこんなに安いわけないからねっ。

「いや~たぶん動くから大丈夫です。本当はシルバーが良かったんやけど」
「シルバーもあったんですか。ジャンクやけどよろしいですか?」
「モチのろんですう!」
長年探していた名機?をワンコインでゲトできておじさんは嬉しいのだよ(^^)。

シャッターボタンのゴムは経年変化の加水分解で溶けてなくなっていますが、きちんと切れます。
フラッシュもセルフタイマーもばっちり作動します。
レンズにはなぜかド真ん中にホコリが一本入っていますが気にしないことにしましょう(^^)ゞ。


 マミヤU セコールレンズ35mmF2.8 ベルビア100F

 セコール35mmF2.8は贅沢な4群5枚で構成されているのは嬉しいポイントです。
ピントは無限大・3m・1.5m・1mの4段階です。カメラの性格からすれば3mが一番得意ぽいですね。

桜に誘われて小野の浄土寺まで足をのばしました。まずは国宝浄土堂です。
中に鎮座ましますのは阿弥陀三尊立像でなんとあの快慶さんの作だそうです。
マミヤで名刹を撮影・・ってなんか嬉しいです。


 マミヤU セコールレンズ35mmF2.8 ベルビア100F

 今度は1.5mでの描写を見てみましょう。不思議にスレンダーな狛犬さんです。
アッカンベー度が激しいですね(^^)。
丸いレンズバリアやファインダーとレンズキャップが連動しているところなど、当時のライバルはオリンパスXA2だった
のが見てとれますが、レンズが上等なぶん小型カメラ搭載の35mmのレンズにありがちな
ハンカチを四隅から引っ張ったような糸巻感もなく、なかなか気持ち良い描写です。
販売のほうはXA2にはまったく及ばなかったようですが・・・(^^;)。


 マミヤU セコールレンズ35mmF2.8 ベルビア100F

 露出はもちろんオートですが、マニュアルでフィルム感度設定ですので露出補正もできます。
ちょっと明るめの設定でネガ向きの露出設定ですね。

セールス的にはあまり成功しなかったらしいマミヤUですが
今このスタイルでそのままデジカメにしたらかわいくてけっこう売れそうですね(^^)。
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ソリゴール400mmF8

2014-01-18 23:52:41 | その他いろいろとワンダフル

 ソリゴール400mmF8


 「機械は同じ仕事をするのなら単純なほうが偉い」とつねづね思ってはいるのですが実はついつい大げさで
複雑なもののほうが良いような気がしてしまいますね(^^)。
ローテクなものほど壊れるところがなく、どんな悪条件にもへこたれずに動いてくれそうではあるのですが。

そんな私が最近知ったのがミランダから発売されていたソリゴール400mmF8です。
レンズ構成は前玉に色消しレンズ張り合わせの一群二枚というシンプルさ!。
たった一枚のレンズでどれだけ写るのか?という疑問以前にそのシンプルすぎるレンズ構成に萌え萌えです。
前述のズームレンズが16枚もガラスを詰め込んでいたことを考えると、ソリゴールのストイックさを
ぜひとも試してみたくなるではありませんか。

レンズというよりも、昔のお殿様が「民のかまどはにぎわいけるにや」といって天守閣から覗いていたような
とおめがね感爆発のデザインです。長さは400mmレンズやから40cmくらいあるという真面目さです。
口径はΦ58mmなのでタクマーのフードでもつければ良いかしら?
絞りは実絞りで開放がF8ですから絞る余裕などクスリにしたくてもありません。
最短撮影距離は望遠レンズでもちとつらい10mもあります。
セルフタイマー撮影ではダッシュが不可欠ですね(^^)ゞ。

昭和45年のカメラショーカタログによりますと、マウント・フード付きで定価12,000円です。
実売はおそらく9,800円くらいだったのではないでしょうか。
交換マウントはTマウントでなかなかにロープライス&コンビニエンスなシステムです。
まるでサランラップの芯みたいなレンズ鏡筒に敬意を表しまして軽量ボディでいくことにしましょう。
ブレをふせぎたいのでミラーアップもできるボディという条件にあてはめまして、ミノルタSR-1sに装着して
出撃であります(^^)。


 ミノルタSR-1S ソリゴール400mmF8 1/125 開放 ベルビア100F

 雪化粧をしました伊吹山です。実は「ミラーアップできる軽量ボディ」で選択したSR-1sというチョイスが
大失敗で、ファインダーが暗くてピントもなにもわかったものではありません。
センターのスプリットイメージも真っ黒になってなにがなにやらという感じです。
また、旅行先での撮影で持参した三脚がチャチで、見た目でもブレを止め切れていないのがわかります。

すなおに重量ボディで震動を抑え込むX-1かアキュートマットのXDにすればよかったなあ・・。
いくら思っても持ってきてませんから後悔先に立たずです。
なんとかミラーアップとレリーズを併用して撮影しましたが微ブレがおさえきれていませんね(TT)。


 ミノルタSR-1S ソリゴール400mmF8 1/250 F11 ベルビア100F

 比較のためにいつもの明石海峡でも撮影してみました。当日は少しもやがかっていたのですが
やっぱりぶれてピントもイマイチです。前回の伊吹山のときより一段絞れたし、シャッタースピードも
一段早いので油断してしまいました(^^;)。
紫外線の影響も受けまくって青かぶりぽいのですがせっかくの一枚玉レンズにUVフィルターをつけるのは
なんか抵抗がありますねえ。

でも、まあ、前向きにとらえるなら、いくらエキスポ70をやっていた昭和45年でも一万円以下で
400mmの写真を撮影できるレンズを供給していたというミランダの心意気は素晴らしいですね。

カラーなら気になる色収差も、当時ならモノクロのトライXやネオパンSSSなどが使用されることが
前提だったでしょうから全然問題ないわけです。

次回はプレスト400でもいれて大きいほうの三脚でブレにくそうなF4あたりで撮影してみることにしましょう。
ファインダーもSR-1sより圧倒的に明るいですしね。
あ、でもその前にTマウントのニコン用を購入しないと・・・(^^)。


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マミヤセコール80mmF3.7

2013-09-25 22:15:25 | その他いろいろとワンダフル

 マミヤセコール80mmF3.7


 マミヤCシリーズの廉価版標準レンズセコール80mmF3.7です。F3.5と言ってしまわないあたりが
マミヤの真面目なマミヤの面目躍如ですね。通常がちょっと長い105mmだったり
ちょっと大口径な80mmF2.8だったりするのですが、こちらのF3.7のレンズのほうが
小さいし軽いしでフットワークが良くなるはずと理由付けましょう。もちろん値段も安いです(^^)。

ごつい雰囲気のC220ですがこの80mmF3.7を装着すると普通の二眼レフに見えちゃいますね。
レンズ構成は一般的なテッサータイプのようです。こういった小口径のレンズはレンズシャッターですから
口径の小さい分シャッターチャージも軽く、作動音も小さくなるのでさらに軽快になります。

二眼レフといえばどうしてもローライ的になってしまうのですが、マミヤのCシリーズは
影響をうけながらもまったく違うがっちりとした操作感がたのしめます。

特にジャバラとギヤでのピント合わせは軽快なうえに近接できまくるので パララックスで
アタマが切れないよう常に注意しておかなくてはなりません(^^)。


 マミヤC220 セコール80mmF3.7 開放 1/60 ベルビア50

 
 「マミヤブライト」で有名な明るくてピントのキレのよいファインダーで、フレネルレンズのギザギザが
少しく目立つものの、使いやすさは抜群です。
セコールの標準レンズですから、少しでも絞れば素晴らしい描写なのはわかっているので
わざと開放での描写をみてみました。二眼レフで正方形フォーマットなら猫がよくにあいます。

テッサータイプですからぼけ味を楽しむ・・・というタイプのレンズではありませんが、そんなに
嫌味のあるタイプではありません。でもさすがに四隅はちょっとしんどいかな?

廉価版の80mmF3.7もなかなかの実力です。せっかくのレンズ交換システムなのでレンズを換えて撮影ないといけないのですが
ここまでがんばられるとせっかくの交換レンズを置いていってしまいそうですね(^^)ゞ。
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マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5

2013-09-08 22:40:49 | その他いろいろとワンダフル

 マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5


 私は二眼レフというカメラがこよなく好きでローライを主にいろいろ持っているのですが、最近どんどん
安くなってきているのにほだされて、ついに禁断のマミヤC220をゲトしてしまいました(^^)ゞ。

なにが禁断かといいますと、このC220と上位機種のC330シリーズは二眼レフにもかかわらず、なんと
レンズ交換ができてしまうのです!画角はワイドも55mmから望遠の250mmまで7種類もラインナップされており
年代別やバージョン違いもあわせると倍くらいにはなってしまいそうです。中古で出ている値段も安く、コンプリートの
物欲がふつふつと・・・(^^;)。

レンズ交換ができたり、ジャバラを利用した近接撮影もできるピント合わせ方式もすばらしいですね。
ブローニーフィルムの裏紙がカールして平面性が失われることを排除するためにローライのL型のフィルム送りを模倣せず
Iの字にフィルムを給送するようにするなど・・使うたびに発明家の間宮精一さんの思想が脈々と流れているのが感じられます。

普通二眼レフのレンズはビューレンズとテイクレンズは違っていて、ファインダーの役目をするビューレンズは簡素化して
レンズ枚数を減らして代わりにF値を少し明るくして、フォーカシングを容易にしているものが多いのですが
Cシリーズレンズは上も下もおんなじレンズがついています。なんと贅沢な!まあ、さかさまには装着できないのですが(^^)。

ただ、高性能とひきかえに大きさも重量もはるかにローライをしのいでしまっています。
以前雑誌にも「マミヤC330に80mmをつけて135mmと55mmレンズ二本を同時にもっていくのは
普通のローライとテレローライ・ワイドローライを三台持っていくよりも軽量である」
などとまるでジャイアンのような開き直った発言が書いてありました。それだけマミヤCシリーズはカメラマンも納得?
させるだけの魅力を持っているというわけですねっ!

いくら高性能とわかっていても欲望のままにレンズをそろえるのは非常に危険です。そこで一番高性能ぽい
セコールスーパー180mmF4.5に白羽の矢を立てました。普通の180mmの後継モデルでレンズ構成は
私の大好きなゾナータイプだそうです。どれだけ「スーパー」な描写になっているのかわくわくで撮影に出発です♪ 


 マミヤC220 セコールスーパー180mmF4.5 1/125 開放 ベルビア50

 以前ザリガニが食べつくしていたハスの池にも遅ればせながら古代ハスが開花していました。
最盛期と比べるとずいぶんと貧素になっていて仏さまが座っていらっしゃるようなありがたみはないのですが
かえって可憐な感じが薄幸の美少女のような・・(*^^*)。

期待していたスーパー180mmですが、開放にもかかわらず立体感のあるゾナーらしい描写でなかなかにスーパーです。
35mm判換算では100mm相当の画角なのですが、やっぱり180mmですから背景の立ち上がりもボケも際立って
水辺のハスの花にはドンピシャで嬉しくなりますね。

実際180mmにもかかわらずジャバラのピント調節で最短撮影距離は1.3mmも寄れてしまうのです。
ただ二眼レフなのでパララックスには気をつけないといけませんが。以前テレローライでも手ひどく失敗した
ことがあるので慎重にフレーミングしました。パラメンダーという補正装置も出ているのですが
ますます器材が膨張していくので躊躇しています(^^;)。

アクロバチックなギミックよりも、単純な機構で精度をあげて各種の操作を確実にした感のあるカメラです。
特にレバー一本で圧着するだけで600g以上あるヘビーな二眼のレンズを微動だもせずに固定してしまう
レンズ交換方法は感動することうけあいです。ああ、やっぱりいろいろレンズが欲しくなってしまいますね~(^^)ゞ。







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シグマ500mm F4.5

2012-06-02 20:55:50 | その他いろいろとワンダフル
 
 シグマ500mm F4.5


 人間同じことでもがんばって続けていると良いこともあるもので、勤めている会社から「勤続20周年リフレッシュ休暇」
というのをいただいてしまいました\(^0^)/!
今まで働かせていただいた会社には感謝です。苦しいときにいつも一緒に遊んでくれた友人にも感謝です。
ありがたいことにいただいた5連休は土曜日スタートです。さっそく友人に連絡してみました。

「ふっふっふ。じつは、今度5連休がもらえるのだ。」
「ほ~。良いねえ。」
「珍しく土・日もあるのだ。JTBの旅行券ももらえたからね。19日・20日どお?」
「あ・・・実は21日に皆既日食があるから・・」
「それなら返ってきて見るつもりやけど?」
「いや、前の日から出発するつもりで有給も取っとったんで」
「え?どこに?関西でも見られるらしいで?」
「いや、関西やと真ん丸にならへんやろ。静岡あたりやと真円らしいで」
「ほほう。しぞ~かですか。ウチのベランダから撮るつもりやったんやけど」
「ここ十年あたりでは静岡が晴天率が一番良くて関西はイマイチらしいで」
「な、なんとそれはゆゆしき事態じゃ!!」

聞いてみれば半年前から準備をしていたらしく専用ND10000フィルターなどもすでに装備済みとのこと。
モノクロフィルムを真っ黒に露光してハサミでチョキチョキ切ってセロテープで貼り付けただけの私とは
気合いの入り方がちがいます。

「しぞ~かまでは何でいくのん?」
「いや、荷物が多いからクルマで行くつもり。」
「ほ、ほんなら横に乗せて行ってもらってもええかな?ホテルはもらったJTB券を使ってとるから」
「しぞ~かには旅行に行ったことないから旅行もええね」
「いこいこ。あ、久能山ロープウェーとか、日本平とかあるで」

旅行に招待するつもりが友人のクルマに便乗させてもらうことになりすっかり主客転倒です(^^;)。
「せっかく行って、しぞ~かが天気が悪くて関西が晴れたら大笑いやなあ」
「そ、それはシャレにならんけど大丈夫やろ。わはは」

19・20日は日本平や久能山を満喫し、夜には清水港仕込みのお寿司をいただいてご機嫌です。が・・
「明日の静岡の天気は・・・曇りや!!」
「大阪は晴れのち曇り・・大阪のほうがええやん!」
「い、いや太陽やからちょっとぐらい曇っとっても透かしてみえるで」
「そうそう。かえって日差しがやわらかくなって眼にもええかも」

ついに21日の朝になりました。早朝5時でまだ閉まっているホテルの駐車場をむりやり開けさせて三保の松原に向かいます。
「う~ん。日本三景の三保の松原から富士山と日食をみられるとはなんと贅沢な!」
「だいぶ曇ってるけどな・・・」

三保の松原についてみるとうっすらと雲がかかり昨日は見えていた富士山もみえません。が、さすがは日本三景の三保の松原です。
観測グラスや三脚にカメラをつけた方々が早朝にもかかわらずたくさんいます。
「さすがは人気やなあ・・・あっ!始まる始まる」
7時にもなると観光バスもぞくぞくと到着し、浜は観測グラスを持った人でいっぱいになりました。
「おおっ!欠ける欠ける!すごいすごい!」

三保の松原はギャラリーの歓声にあふれました。さすがに太陽の光は強力で少しぐらいの雲をものともしません。
「いや~見える見える」
「良かったねえ」


 ソニーα77 シグマ500mmF4.5 OM2倍テレコン レンズアダプター 1/5000

雲がかかっていたおかげでなんとフィルターなしで撮影できてしまいました(^^)ゞ。
2倍テレコンをかけてF値が落ちたおかげで、α77のライブビュー機能もありがたく、ちょうど良い感じで
日食を見続けることができました。
生まれて初めてでもう二度と使わないであろう1/8000などというシャッタースピードも使ってしまいました。

焦点距離が長すぎたのかシャッタームラかミラー切れ?も頻発していたような(^^;)。
「いや~撮った撮った」
「撮れてよかったねえ」
「動画もばっちり撮ったで~」
「あ、メールが来てる・・。実家でもよく見えたらしいで」
「神戸は朝のうち晴れとったそうな」
「・・・・」

「い、いやしぞ~かは真ん丸やし」
「そうそう。なにしろ三保の松原やからねえ」
「こんだけみんな騒いだらお天道様も恥ずかしいからお隠れにもなられるねえ」
「大阪のお天道様はいちびりやから出てきはったんやで」
「・・おんなじ太陽やっちゅうねん!」 

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コダック ブローニー ホークアイ

2012-05-22 20:38:51 | その他いろいろとワンダフル
 コダック ブローニー ホークアイ


 機械というものは同じ仕事をしてくれるなら単純なほうがエライわけですね。

最近すっかりトリプレットタイプなどの枚数の少ないレンズのカメラにハマってしまい、より単純な
レンズ構成のカメラが欲しくなってきました。

「写真を撮影する」というカメラで現行品で一番単純なもの・・で思いつくのはあの世紀の大発明「写ルンです」ですね。
「使い捨てカメラ」ではなく「レンズつきフィルム」ということであくまでも
「フィルム」にレンズがついているという位置づけですが、カメラにはちがいありません。

最初1986年に発売されたときは110サイズのフィルムで写りもイマイチだったのですが
(ただ110フィルムだったのでカートリッジ式のフィルム装填だったので簡単に再利用できました。)
翌年感度400の135フィルムにモデルチェンジしたところ、大ヒット!さまざまのバリエーション
を加えながら、このデジタルカメラ全盛・携帯で撮影があたりまえの現在でもいまだに指示されつづけています。

「ちょっとカメラ貸して~」「はいよ~」とほうり投げても良いような気のおけないカメラは
「写ルンです」以外にはないのではないでしょうか?
ネガフィルムのふところの深さと情報量の豊かさは、晴れていさえすればデジタル白とびとは無縁の
素晴らしい再現性を見せてくれます。

135フィルムでこれだけ良く写るのですから、中判ならもっときれいで楽しいにちがいありません。
そこでいろいろと調べてみますと、1900年にコダックが出した「ザ・ブラウニー」というボックスカメラ
がまさに中判の「写ルンです」であることがわかりました!

最初の「ザ・ブラウニー」はなんと1ドル!で販売することを目的に、フランク・ブラウネルという人の設計した
紙製のボディに一枚玉のメニスカスレンズと単速シャッターを装備しただけの超単純カメラです。
そしてコダックはこのカメラの販売戦略として当時子供たちの間に人気だった「Brownies」という
小さなかわいいキャラクターをつけた箱に入れて販売していたそうです。
「ブローニー判」というのはここから来ていたんですね。しかしカメラが1ドルとはすごいインパクトです。

「ブローニーカメラ」が欲しくてずっとさがしていたのですが・・・ついに手に入れることができました\(^O^)/!
その名も「鷹の眼:ブローニーホークアイ」です。この手のボックスカメラはたいがいオブジェとして
飾られているものが多くファインダーもレンズも曇っているものが多いのですが
「完動・美品」という但し書き気にたがわずファインダーもレンズもクリアです。

この「ホークアイ」は1950年~1961年ごろまでつくられていたそうで、ロングセラーの名機です。
レンズの絞りはF15でシャッタースピードは1/25ぐらいみたいです。。
ベークライトの質感が高くて持ってるだけで嬉しくなってしまいます。
ウエストレベルのファインダーがみかけよりも使えてシビアなフレーミングができます。
ちなみに定価は7ドルだっそうです。50年もったっているのにプラスチック製で7ドルとは・・
お手軽にもほどがありますね。
シャッタースピードが遅いので、手振れにはとことん注意しなければなりません(^^)ゞ。

フィルムは620サイズという120サイズと幅は同じながら細身のスプールを使用するタイプです。
暗室がないので夜中に布団の中で巻きなおしてみました。


 コダック ブローニー ホークアイ ベルビア50

さんざんネガフィルムをホメたおしてポジでとってしまいましたが・・シビアな露出と手振れに気をつければ
ここまで写るんです(^^)。ベルビア50のような強い発色のフィルムでもコダクロームのような落ち着いた
雰囲気にしてしまうとはまさに「ホークアイ」の面目躍如ですね。

最近のトイカメラみたいにユニークな写りを楽しもうというタイプとは全くベクトルが違います。
写真を撮れるだけで「うわー!写ってる写ってる♪」という感動をあたえてくれるボックスカメラは
普段使えもしない高感度や連射速度でしかカタログを飾れない最新デジタル一眼よりもずっと
撮影の楽しみをあたえてくれるような気がします。

ボックスカメラと最新デジタル一眼を二つならべて「どっちか好きなほうをあげるから選べ」
といわれたらもちろんデジタル一眼をとりますけど(^^)ゞ。



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コムラー400mm F6.3

2012-05-01 21:40:15 | その他いろいろとワンダフル
 コムラー400mm F6.3


 あの「コムラーテレモア」で有名なコムラーの発売していた400mmF6.3です。
本来ならばブロニカ用なのですが、ローライ用のユニアダプターをつけることによって
わがローライでも使用できるというわけですね。

単焦点にせよズームレンズにせよコムラーのレンズは中古屋さんやハード○フのジャンク箱などでちょいちょいみかけますが
なにしろ「コムラー」ですから真面目に値付けされているものはほとんどありません。
「コムラー」なだけにカビが生えてもほったらかし・・というタマが普通だったのでしょう。打ち捨てられたような
かわいそうな状態のものばかりですが・・
この400mmはいまだに値打ちありの貴重品でちゃんとレンズらしい値段で購入しました(^^)。

ローライ用なので望遠レンズですとテレ・テッサーやゾナーといったところと張り合おうというレンズですが、そこは「コムラー」ですから
実にお手軽なお値段です。1970年のカメラ店広告をみますと、ゾナー250mmF5.6が260,000円という目の玉が
飛び出るようなお値段なのにブロニカ用400mmF6.3はヘリコイド付きで39,900円です。

あくまで純正品を買えない、いささか可処分所得の不自由な方向け・・だったかもしれないコムラーではありますが
ローライフレックス用なんてのはともかく、たくさんの人たちに望遠レンズの世界を見せてくれたというのは
「足りるを知る」という人には素敵なことだったにちがいありません。

レンズ構成は4群4枚の単純なものらしいので、みかけよりもずっと軽量です。鏡筒は2分割することができるので持ち運びは楽そうに見えます。
が、400ミリですよ、400ミリ。35mm換算だと220mmぐらいの画角なのですが、ヘビーなローライでブラさずに使おうとすれば
さらにヘビーな三脚が必須になります。最近ただでさえ筋力が落ちてきてヒィヒィ言うことが多いのにかなりきつい撮影行になりそうです。

ブランド力という観点からみれば「しょせんコムラー」ですが写りは「コムラーやけどすごいぞ!!」というのを
期待です。というかそんな写りだと良いのですが・・。コーティングはショボそうなのでコンタックスの
メタルフードをつけて・・。ああっまた重くなってしまう(^^;)。


 ローライフレックスSL66 コムラー400mmF6.3 1/60 F8 ベルビア50

 気合いをいれて男らしく「コムラー」1本だけを持って撮影に出発です。決して他のツァイスレンズと
同じフィルムで撮影したら劇的に描写に優劣がついてしまって、ぶん投げたくなったら困る・・からではありませんよ(^^)。

斜光線での桜が欲しくて夕方の光をねらってみました。ま逆光にならないよう注意しながらの撮影となりましたが
「コムラー大健闘!」ではないでしょうか?400mmの焦点距離になれてないせいもあり、撮影ポジションに
移動するのに時間がかかってやっぱりヒィヒィ言ってしまいましたが・・。
菜の花の前ボケがちょっとぐりぐりっぽいですが、予想以上に使えるレンズで嬉しい限りです。

1980年に円高のショックと労働争議で倒産してしまったという噂のコムラーですが、たとえ性能はそこそこでも
若者や初心者の人達に夢を与え続けた業績は評価されるべきだと思うのです。
でもどこかのメーカーが「コムラー」ブランドをつけて再販したとしても売れそうにないですけどね(^^;)。  

 
 
コメント (2)
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リケノン50ミリ名玉?

2009-05-05 22:42:32 | その他いろいろとワンダフル


そして桜

一部のかたに人気があるらしいリケノン50F2です。LXのボディをゲトして
アタマになるレンズをさがしていたところ量販店のジャンクコーナーで
「クモリあり」の注意書きつきで1,000円で売ってたので迷わず
購入しました(^^)。
どこが曇っているのかわからないぐらいだったのでラッキー!

うわさの超解像度の検証には桜だ~てなわけで満開の夢前川でテスト
しました。たしかにミチミチにでますね。ハナからねらったわけでは
ないんでしょうけどこれだけ写ると素晴らしいです! 
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