よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスAF50mmF1.8

2014-12-11 15:15:21 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスAF50mmF1.8


 私は以前はクルマが大好きで、運転しながらあっちゃこっちゃに停まっているクルマの
種類を確認しながら走り、珍しいクルマやお気に入りの貴重な車種がいるのを見つけると
わざわざ後日に訪ねて撮影しに行ったりしていました。

当時のクルマは今と違ってそのクルマの持つ色々なデバイスをステッカーで貼り付けるのが
流行でした。「Turbo」「TWINCAM 24VALVE」「FULLTIME 4WD」などなど。

今までなかったのが装着されているのが嬉しくてついつい自慢したくなるという心理で
ある意味子供っぽいといって良く、現在のクルマは大人になったということでしょうか(^^)。

ところが大昔から今までスペックを多いに誇示して喜んでいるハードというのがあります。
そう、カメラのレンズです。昔のアナスチグマットなどの表記からレンズ銘:スペックなどは
もちろん、「アスフェリカル」とか「ED」とか・・・非常に誇らしげです。

ところが当時オリンパスは大人?だったのでしょうか、オリンパスAFレンズには
ご覧のとおりな~んにも書いてません。焦点距離の「50」という数字が控えめに
書かれているだけで、全然嬉しくありません。

そんなところで大人にならんでも良いではないか、オリンパス!という感じです。
OM-707ともども全然売れゆきは芳しくなかったようですし、こんなことなら
大人になんかなりたくねえ~とオリンパスも思ったのではないでしょうか(^^;)。


 OM101 AF50mmF1.8 プログラムAE バックライト補正 プロビア100F

 レンズは従来のズイコー50mmF1.8と同スペックながら新設計らしく
ズイコーは4群6枚なのにオリンパスAF50mmは5群6枚です。
絞り羽もズイコーは6枚しかないのにAFは7枚ですから、微妙ですがハイスペックです。


 OM101 AF50mmF1.8 プログラムAE バックライト補正 プロビア100F

先日28~85mmを使っていたときと比較しますと、レンズが小型軽量になったぶん
「OMらしさ」は多いにアップしました。が、レンズが軽くなったのでなんかブレやすくなって
しまったような・・・(^^;)。ズームレンズの重量感が懐かしくなってしまって
我ながら身勝手の極みです。


 OM101 AF50mmF1.8 1/30 F2 プロビア100F

 いつもの「解放絞りネコ」を撮影したかったのですが、ずいぶんと陽が落ちていました。
無理やり1/30秒で切りたかったので、やむなくマニュアルアダプターを使用したので
設定絞りはF2です。アナログダイヤルでの設定ではやはり半端なF値は難しいです。

F1.8レンズではスクリーンのマイクロプリズムが消えてしまってピント合わせが
28~85mmのときよりやりずらく感じてしまいました(^^;)。
今度は素直にズイコーレンズを装着して楽しんでみようかと考えています。
でもそれでは普通のOMボディと変わらなくなってしまいますね(^^)ゞ。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ライカM5 ズミクロン50mmF2

2014-12-01 22:10:44 | マイ カメラ ライカ
ライカM5 ズミクロン50mmF2

 
 1971年発売の「大ライカ」「独創のカメラ・ライカを持てばシャッターチャンスは巨大である」
というシュミット商会さんのキャッチコピーで有名なライカM5です。

当時の代理店のシュミットさん的には「偉大なカメラ」という意味で「大ライカ」と宣伝していたのでしょうが・・・
従来のM4と比較して物理的に「大きなボディのライカ」ととらえた人が多かったのでしょう。
それまでのライカファンには拒否反応を示した方が多かったようですね。

大きくて四角くなったので、口さがのない某有名なライカ使いの方などは
「これはキヤノネットライカだ!」とくさしていたとか・・。
ところが「キヤノネットに似ている」と言われると私には賞賛しているように聞こえます。
というのも、わが家の最初のカメラがキヤノネットQL19だったからです(^^)。

実は先日私もようやく子宝に恵まれることができました(^0^)。喜び勇んで「親バカメラ」に邁進中なのですが
わが身が赤ん坊のころの写真と比べて「どれくらい似ているか?」確認したいのが人情というものです。

そこで父親が撮ってくれていた写真を引っ張り出してきますと・・・当時のことゆえまだまだモノクロが多いのですが
プリントの美しさにたまげました。もちろん父が自分でプリントしていたわけはなく、近所のカメラ店で
お願いしていたはずなのですが・・・その豊富なトーンと階調の豊かさにはおどろきました。
40年くらい前には市井の個人商店に出してモノクロサービス判でも素晴らしいプリントが
得られていたというわけです。今となってはそのインフラが消失してしまったのが悔やまれますね。

そして父が使っていたカメラは何かといえば、同じく近所のカメラ屋さんに勧められて購入した
キヤノネットQL19でした。当時のベストセラーになったシャッター速度優先のEEカメラです。
カメラにはど素人だったはずの父でさえ、素晴らしい私の勇姿?を完璧に捕まえているのですから
キヤノネットが非常に良くできたファミリーカメラだったのは間違いありません(^^)。
搭載されている45mmF1.9レンズのシャープさも現在の一眼レフ用レンズなどに
劣らない素晴らしい大口径レンズの描写なのでした。


ライカM5 ズミクロン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 などとキヤノネットを思い出しながらシャッタースピード優先的にライカM5で撮影に出発です。
ファインダーのメーター横にもシャッタースピードが表示されますので、ファインダーを見ながら露出を合わせる・・
というのも実に楽ちんです。

ただ、私は最近ベルビア50なら1/125のF5.6、プロビア100Fなら1/250のF8と決めて
そこからちょこちょこ調整という撮り方をしていますのでせっかくの露出計もあんまりありがたくありません。

それよりもシャッターダイヤルが大きくて回しやすいのがありがたいですね。
キヤノンEF(EOSのレンズじゃありませんよ)以外に同じレイアウトのシャッターダイヤル
がないのが不思議なくらい使いやすいです。ますます「キヤノネットライカ」感が・・・(^^;)。


ライカM5 ズミクロン50mmF2 1/30 開放 ベルビア50

 装着レンズは天下のズミクロン様なので開放から完璧超人です。
開放絞りなのに猫の瞳の鋭さがより際立って恐いくらいですね(^^)。

いったいこの「大ライカ」さまがどれくらいの値段で販売されていたのかといいますと・・・
1971年のシュミット商会の広告ではズミクロン50mmF2付きでなんと345,000円です。
もう変動相場製に移行しており、「入荷時の為替レートにより計算されます」と断り書きがあります。

ちなみに1970年のカメラショーカタログでは、ニコン フォトミックFTnが50mmF2付きで72,200円。
                          ペンタックスSPが55mmF1.8付きで42,000円。
                     ニューキヤノネットQL17が40mmF1.7搭載で25,000円です。

どちらにしても値段が「大ライカ」すぎますね(^^;)。
毀誉褒貶のまことに激しいM5でしたが、発売から40年以上たって私でも買えるぐらいの
「小ライカ」な値段になりました。
これからは父親にならってキヤノネット的に楽しんでみようかと思っています。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする