よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-2N タムロンSP17mmF3.5 151B

2014-10-19 00:09:02 | マイ カメラ オリンパス
 
 オリンパスOM-2N タムロンSP17mmF3.5 151B 
 

 オリンパスのOMといえば最近すっかりデジカメがメジャーになりました。而して元祖のフィルムOMも
ますます人気が高まり、昔からOMで遊んでいてすっかり手ずれしたOM使いのカメラジジイの私も
今や「おしゃれでカッコイイOM使いのちょいカメオヤジ」扱いです(^^)。

もっとも時代が変わってもOM-2の圧倒的な使いやすさは変わるものではありません。
TTLダイレクト測光のAEはやっぱり便利で、とっさのシャッターチャンスにも対応できます。

OMシリーズは伝統的にシャッターロックがなくフィルムを無駄にしてしまう・・と指摘された設計者の米谷さんは
「フィルムは一枚ムダになるかもしれませんが、シャッターチャンスは二度と来ないんですよ。」
と切り返しておられたとか。まさに普段から撮影をしているエンジニアの言葉ですね。

OM-2とOM-2Nは、何が変わってん・・というところですが、まずはゴム製指あてに変わった
巻き上げレバーでしょうか。OM-2までは硬いプラスチックで指が痛くなったりしたのですが(^^)ゞ。
あと標準装備のスクリーンがマイクロプリズムからスプリット&マイクロのスクリ-ンになったのも
ポイントが高いですね。交換スクリーンが中古で探すしかなくなった現在では嬉しいところです。

OM-1と比べますと電子シャッターになったおかげで、レリーズチャージのテンションを
気にしなくて良いせいでしょうか、OMシリーズの中でも最上級の非常にトロンとしたライカちっくな
フィーリングの横走りシャッターの感触が楽しめるのがOM-2です。

 
 オリンパスOM-2N タムロンSP17mmF3.5 151B F5.6 AE ベルビア50

 ズイコーには超広角レンズとして18mmF3.5というレンズがあるのですが、なにしろレアで私は一度しか
見たことがありません。そこでピンチヒッターとして登場願うのは、またまたタムロンの17mmです。
タムロンレンズはピントリングも絞りリングもズイコーと回転方向が同じなので、ズイコーとまぜこぜ使用しても
違和感なく使えるのは実にポイントが高いですね。

フィルターアダプターも兼ねるフードが花型で、純正のズイコー18mmより圧倒的にカッコよいです。
フィルターはΦ82mmでフィルターを付けるとずっしりと重たくなります。
私はフードごと二回も落としてしまいました。初期型のフードはプラスチックだったらしいのですが
ラバーに変更されています。やはりみんな良く落っことしていたのではないかと(^^;)。


 
 オリンパスOM-2N タムロンSP17mmF3.5 151B F5.6 AE ベルビア50

 OM-2Nの真打であるTTLダイレクト測光のもっとも得意とするサンセット時の夜景撮影です。
OM-2からOM-2Nにマイナーチェンジされたときに回路が刷新され、オートの対応最高時間が
60秒→2分に延長されているのです。

刻々と変化していくサンセットの神戸港もオートでばっちり決まりました。
OM-1と比べますと電子シャッターなぶんメンテナンスがしにくく、あまり人気のない
OM-2ですがこの長時間AEが可能なところはやはり捨てがたいですね!。

ニコンF3やペンタックスLXと違って全くと言ってよいほど「俺は名機だぜ!」オーラが出ていない奥ゆかしい
OM-2ですが(おかげで中古でも安いです)、出るところはきちんと出ている感のある小ぶりなボディは
「トランジスタグラマー」ともいうべき小顔美人ではないでしょうか。

絞り優先のAEで撮影できるぶんOM-1より夜景も撮影しやすいですし
OM初心者にもおすすめです。特に女子のかたが持つとかわいく見えますよ~(^^)。
コメント (4)
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Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)

2014-10-04 00:11:20 | ニコン交換レンズでワンダフル

 Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)


 カメラ趣味というものは楽しいもので、モノとしての所有欲・機械の操作感・できた写真の鑑賞など
一枚写真を撮るだけで、楽しみがいっぱいいっぱい広がります(^^)。

特に撮影していて嬉しいのは、まったりとピントを合わせているときですね。
そしておもむろにシャッターを切る瞬間とぐいっとフィルムを巻き上げる瞬間なわけですが・・・

ファインダーの中の美しい風景や笑顔などに集中しているときに、ヒトコマずつ巻き上げると
テンションがリセットされて「また最初から」感が出たりしませんか?。
ファインダーを覗いたままで次々に撮影できるというのは実は素晴らしいことなんですね。

特にマニュアルレンズのトルク感のあるピントリングの感触と自動巻き上げというのが快感でして
そうなりますと最強なのがマニュアルのニッコールレンズとF4の組み合わせです。

今回はまたまたジャンクで出ていたAiマイクロニッコール200mmF4にマニュアルフォーカス用
スプリット・マイクロのKスクリーンをF4Sに装備して撮影です。


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/125 開放 ベルビア50

 この200mmもニッコールジャンクの常でピントリングのグリスがぬけて、スカスカでしたので
ニコンサービスに持って行きました。
「すいませ~ん。ピントが例によってスカスカなのでグリスアップお願いします!」
「あ、ホントですね。旧製品になりますので・・・限定修理ということになりますけどよろしいですか?」
「もちのロンですう。」
「あと、部品交換が必要な場合は修理不能ということになりますがよろしいでしょうか?」
「ノープロブレムでございます」

これまで私はマニュアルニッコールを整備に出すたびに同じ説明をうけていますので
すっかり慣れたものです。そして今まで5本ほど整備してもらってますが幸いにして
「修理不能です」と言われたことはありません。マニュアルニッコールの素性の良さ・耐久性の高さには
いつも感心しております。まあ、現在のレンズと比較すれば「壊れるところはない」わけですが(^^)ゞ。

というわけでお預けしました。幸いにして、全く問題なくグリス交換が行われ、レンズもピカピカに掃除して
いただけました。ピントリングだけでなく、絞りリングも適度なカチカチ感にチューンされています。
マニュアルレンズですから、分解清掃してグリスアップ≒オーバーホールみたいなものですからね(^^)。


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/250 開放 ベルビア50   

 KスクリーンはノーマルのBタイプよりも一段暗いような気もするのですが・・・
おかげでピントの切れは抜群です。F4のがっしりホールドできるグリップ感とあいまって
しゃきりとした裁ちばさみのような感覚で楽しめます。

マイクロニッコールらしく、開放からクッキリハッキリのシャープさです。とくにカエルやチョウのような
近寄ると逃げてしまうような被写体には絶大なる威力を発揮します。  


 ニコンF4S Aiマイクロニッコール200mmF4(IF)1/250 F5.6 ベルビア50

 このレンズのよかよかなところは接写はもちろん無限大もばっちりなところです。
いつもの明石海峡ですが、ズームと違って単焦点ニッコールのシャープさが目にささるほどですね(^^)。

遠景がこれだけきっちり撮れてしまうと普通の200mmを使う機会がなくなってしまいそうです。
ますます寄れる「望遠レンズ」を増やしてしまいそうで危険ですねえ(^^;)。

  
コメント (4)
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