よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

スーパーアンギュロン21mmF4

2014-09-20 00:12:28 | ライカ交換レンズでワンダフル

 スーパーアンギュロン21mmF4


 ライカの広角レンズでも有名なスーパーアンギュロンです。設計はライカではなくシュナイダー社だそうで
同じドイツの会社でもずいぶん雰囲気が違います、昔の代理店のシュミット商会のかたが
「これはうちのレンズじゃないから」と言われたこともあったとか。

対称型のレンズなので後玉がぼこんと飛び出ていて、ライカ純正のM5やCLでさえ装着できなかったりします。
残念ながらアダプターで付けて遊べるデジカメも限られるみたいですね。

レンズの名前の「スーパー」といえば「スーパータクマー」や「スーパーロッコール」などというのもあるのですが
この「スーパーアンギュロン」はまるで正義の味方の必殺技のようであります。
実はそんなに深い意味があるはけではなく、「スーパー」とは「超広角」の超というだけらしいのですが
ライカの広角レンズということで、「ライカのスーパーなレンズ」という雰囲気になっていますね。

写りは新型のMマウントのほうが良いらしいのですが、ⅢGで使ってみたくてLマウントをずっとさがしていました。
今回購入できたレンズはクモリもなくきれいで、純正ファインダーもついていて、なかなかぐうでした。

実際美しいメッキのピカピカした鏡胴はクラッシクな外観を際立たせていて
ただでさえ精密感のあるライカレンズの中でも一頭ぬきんでたカッコよさです。
これだけカッコ良いと飾っておくだけでもモトがとれるのですが、さらに写真まで撮れてしまうという・・。

レンズを装着しますと笑っちゃうほどぴったりです。ファインダーの見え味もすばらしく
思わずニヤニヤしてしまいます。はたからみるとアブナイカメラ親父そのものですね(^^)ゞ。


 ライカⅢG スーパーアンギュロン21mmF4 F5.6 1/125 ベルビア50

 大喜びで撮影に励んだものの・・重々気を付けていたのですが、外付けファインダーのパララックスが強烈で
「ざっくりちょん切れた写真」のオンパレードになってしまいました(TT)。

また、私はなぜか右下がりになるクセがあるのですが21mmですと広角レンズでますます強調されて
傾いた写真だらけです。スーパーアンギュロンのスーパーは「スーパーに難しい」の
スーパーではないのかと思えるほどです(^^;)。


 ライカⅢG スーパーアンギュロン21mmF4 開放 1/60 ベルビア50

 色調はシュナイダー玉らしい見事な青っぽレンズですね。
対称型らしい周辺光量落ちもずいぶん激しいです。開放だと周辺はF5.6くらいしかないと思っていたほうが
良いかもです。

ただ単に飾っておいても良いのですが、ここはがんばって使いこなせるようにスーパーに精進せねば
なりませんね(^^)ゞ。







コメント (3)
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ズマリット5cmF1.5

2014-09-07 00:08:47 | ライカ交換レンズでワンダフル

  ズマリット5cmF1.5


 久しぶりのライカ玉ズマリット5cmF1.5です。くせのあるレンズとしても有名で、どなたが言ったのか
「やくざなズマリット」なんて評価も(^^;)。ズマッリトという名前も日本人には耳慣れない発音ですよね。
私などはチョーリキショーライ♪のイナズマンを思いだしてしまいます。

しかしツァイスとコシナは最初から狙っていたのでわ?と思えるくらいツァイスイコンボディに似合いますね。
メッキの色といいロゴの細さといい・・純正のZMシリーズよりもしっくりくるというとコシナに失礼でしょうか?


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 開放 AE ベルビア50

 ズマリットといえば「開放時のフレアがかった描写」が超有名です。開放でばりばり撮影しようと思ったのですが
ベルビア50を入れても、1/2000秒ではオーバーになってしまい明るいところではなかなか難しいです。
仕方ないのでヤブ蚊に刺されまくるのを覚悟のうえで夕方の公園で猫などを狙いました。
案の定10分くらいの間に12か所も刺されてしまいました(TT)。

苦労した甲斐もあり、うわさに聞こえたすごいやつ!ともいうべきふわんふわんなボケでございます(^^)。
猫のヒゲの細さなど実に素晴らしいのですね。周辺のほえほえ度も唯一無二ではないでしょうか。
いまどきのレンズなら絶対発売されないであろう描写性能です。

冷静に考えればいまどき・・なわけはないですね。
シリアルナンバーによりますと、1956年・・すなわち昭和31年の製造です。
60年近く昔のレンズなのですね(^^;)。


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 F5.6 1/125 ベルビア50

 続きましてライカ玉の得意とするコントラストの検証です。フードなしでモロ逆光で撮影したので
フレアが大暴れかと思ったのですが・・・。けっこう見れてしまう写真になりました。
そのうえコントラストの明部から暗部までまったく省略されたところなく描写されているのには
さすがとしか言いようがありませんね。


 ツァイスイコン ズマリット5cmF1.5 F8 AE ベルビア50

そして今回もっとも驚いたのはこのF8での写りです。雲の重なり具合の立体感と移情閣の立具合。
そして明石海峡大橋の描写の線の繊細さ。開放時のほえほえに目をうばわれて気づきませんでしたが
ズマッリットさんは、F8まで絞りこめば非常に立体的な繊細描写をしてくれることが判明しました(^0^)/!

この描写をみますと、ますます風景写真を撮影に行きたくなってしまうではありませんか。
とりあえずこれからは、晴れた日にはズマリットを持ってF8散歩に行かなくちゃです。
となりますと、あの高価な専用フードXOONSを早く手に入れねば・・・(^^;)。

コメント (2)
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