よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

テリートR400mmF6.8

2015-07-18 00:56:27 | ライカ交換レンズでワンダフル

 テリートR400mmF6.8


 日本人は手間ひまかけて狭い土地でお米を作ってきましたから、ひとつのことをするのにも
手数がかかっていたり複雑なものほどありがたがる・・というところがありますよね。
そうやって色々なことを追及していくことが現在の発展にもなっているのでしょうけど・・。

そんな日本人の好みとは対極の「シンプルイズベスト」レンズのライカテリートR400mmF6.8です。
ガラスは先端に2枚張り合わせの一枚のみです。購入時に大きいホコリが入っていてどうしようかと
思ったのですが、真ん中から2分割できる鏡胴を外して掃除機で吸ってやったところ見事にクリアーに
なりました(^^)v。
 


 ライカR-E テリートR400mmF6.8 1/500 F8 プロビア400X

 絞りは実絞りなのですがF8くらいまではごく普通にフォーカシングできます。
もっとも最短撮影距離が3.6mもありますので接写ですとこのくらいが限界な
わけですけれども。


 ライカR-E テリートR400mmF6.8 1/1000 開放 プロビア400X

 開放でもF8でも被写界深度などクスリにしたくともないのですが・・・このボケだけでも
テリートの値打ちがあるのではないでしょうか?これでレンズは一枚しか入ってないんですから
ヌケはよくボケも美しく・・。「背景のぼけた一眼レフらしい写真」どころか「前景もぼっけぼけ」
の写真しか撮れません(^^;)。もっとも接写用レンズではないのですけれど。


 ライカR-E マクロエルマリートR60mmF2.8 1/500 F8 プロビア400X

 参考比較のためにマクロエルマリート60の写真も載せてみます。色味はこってりしてこのあたりは
マクロエルマリートはイメージカラーで、テリート400はシンプルゆえにリアルカラーといった発色ですね。


 ライカR-E テリートR400mmF6.8 1/500 F8 プロビア400X

 解像感はテリートのほうが勝っているのではないでしょうか?もうこの前ボケにはメロメロですね。
ちょうっと一枚玉望遠レンズを集めたくなりませんか?
デジカメなら高感度で手持ち撮影も余裕でしょうからどこか出してくれないでしょうか。
でも高価なEDレンズとかを使った製品と同じような描写ができたらメーカーとしては立つ瀬がないですねえ(^^;)。

M ヘキサノン28mmF2.8

2015-07-04 23:56:51 | コニカ交換レンズでワンダフル

 M ヘキサノン28mmF2.8


 ヘキサーRFを機嫌よく使っていたのですが、せっかく28mmのフレームが内臓されているのですから
ファインダーフルサイズの28mmも使ってみたくなってきてしまいました。

それまで1/4000秒と自動巻き上げ&セルフタイマーばかり気にしていたのでMヘキサノン28mmは
まったく意識していませんでした。さっそく雑誌やネットなどで調べてみますと・・・
「この性能は本家のエルマリートを凌ぐのではないか?」とか、「このレンズを使うためにヘキサーRFを購入してもよいだろう」
とか、どなた様も凄まじい絶賛ぶりです。

後出ししたらじゃんけんでも勝てますがな!というツッコミもあるでしょうが、「わかっていても造れない」
「造ることはできるけど、とてもそんな儲かりそうもないレンズは造ろうと思わない」というメーカーさんがほとんどでしょう。
ということはコニカの覚悟と意気込みを確かめたい・・・というのが人情というものです。
ということでと思い切って手に入れてしまいました(^^)ゞ。
もちろんエルマリートよりは安価ですしね。


 ヘキサーRF Mヘキサノン28mmF2.8 開放 AE ベルビア50

 相変わらずお天気が悪かったのですが、ご神木の質感がばっちりです。曇り空なのにへちゃつぶれてないのも素敵です。
立体感もなかなかですね。一眼レフのヘキサノンレンズはコシナばりに青っぽレンズが多かったのですが
このMヘキサノンは素直な発色のようです(^^)。


 ヘキサーRF Mヘキサノン28mmF2.8 F4 AE ベルビア50

 移転した旧白川台小学校の跡地の壁に残されたおそらく卒業生の子供たちの顔のレリーフです。
昭和43年ですからもう47年も前のことですか・・。昭和は遠くなりにけりです。

シャープな中にも柔らかいエッジの立て方で、優しい表現をするレンズですね。
ハイライトからシャドーまで省略しているところのない素晴らしいコントラストです。
モノクロだとむちゃくちゃ良く写るんではないでしょうか?コニパンフィルムがないのが
惜しまれます(^^;)。


 ヘキサーRF Mヘキサノン28mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 三木市のナメラ商店街入り口の案内板?です。まったく今風の萌え萌えな画です。
さっそく三木城跡に上ってみたのですが・・・いくつかの神社の祠と別所長治さんの像があるだけで
とても観光地とは思えません。三木市立金物資料館がわきにあるのですが行ったのが月曜日だったので
休館日でした(TT)。

「刀剣乱舞」というゲームが大人気で女子の方の間では日本刀ブームだそうですから
もう少し時流に乗った動きをしても良いのにと思うことしきりです。


 ヘキサーRF Mヘキサノン28mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 そろそろ戻ろうかと思い後ろを振り向きますと、木造の趣のありすぎる建物が鎮座ましています。
なんとなんと昭和17年に建てられた三木町立実科高等女学校の校舎だそうです。

市の施設の別館として放置プレイ・・・あわわ、活用されているそうなのですが1942年製ですから
なんと73年前の木造校舎というわけです。映画などのロケ地に売り込めば「聖地巡礼」の
ファンが一気に押しかけてくれそうな素晴らしいタイムスリップ感ですね(^^)。

今回Mヘキサノン28mmF2.8を使ってみて、つくづくヘキサーRFの標準レンズは28mmだと実感しました。
先日小さすぎると思った50mmフレームなど意識から消してしまってこれからは28mm専用ボディとして
精進することにしましょう。F8ぐらいに絞っておけばたいがいパンフォーカスでピントが合ってしまいますから
どんくさい私でもピントを外すことも少なくなりますからね(^^;)。