お日様が顔を出し始めた。
散歩道はまだ氷点下。
水溜まりには薄く氷が張り、
周囲は霜が被り白くなっている。
寒い。
帽子に手袋。
でも、
だんだんと昇るお日様のおかげで、
心も身体もぽかぽかになっていく。
去年までは農道の先端まで歩かなかったのだけど、
このところ気がついたら歩いている。
どんな大きな声を出しても誰もいない。
遥か遠くに見える人家。
広大な私の練習場。
最高でしょ!
「やっ~ほ~」
「や~」でお腹を膨らませながら息を吸い、
「ほ~」でお腹をへこませて息を吐く。
気分よくやっていたら、
バタバタと数羽のカラスが飛び立った。
う?これは?
真知子の美声におののいたのか?
はたまた敵気襲撃!とおののいたのか。
気に掛けてくれるのは鳥たちだけ。
歌のおかげで歩く距離が伸び、わずかでもいい、身体が軽くなるのを乞う期待。
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