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春竜胆
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湿地帯に春になると青紫の美しい花を咲かせる春竜胆
花冠が五つに裂けた鐘状で、裂片の間には副片があります
花の奥は白く濃い紫の斑点にがあります
高山の湿地帯で咲くタテヤマリンドウは
ハルリンドウの変種とされています
曇りや雨の日は花が閉じてしまい
陽の光に敏感な花で青空がよく似合うようです
俳句の晩春の季語にもなっています
「春りんだう入日はなやぎてもさみし」 安住敦
「息つめて春りんだうの咲くという」 岸田稚魚
「野の病舎春りんだおうの瑠璃そよぐ」 古賀まり子
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