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菫(すみれ)
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日本では山野の道端から都会の片隅まで
数多くの種類が自生しています
色も一般的に濃い紫から、紅紫、黄色、白など多彩です
群生して咲くさまは鮮やかな花色を楽しませてくれますね
花を横から見た姿が大工道具の「墨入れ」に似ているとが
名前の由来とされています
他にも諸説あって身近にある足元の花から
春の息吹を感じはればれとした気分にする花です
日本で登場するのは万葉集ですが
西洋ではずっと古く花の文化史の一主流になっています
「かたまって薄き光の菫かな」 渡辺水巴
「黒猫の踏まずにすぎて壺すみれ」 今西美佐子
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