その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

土曜トピックス 28

2012年04月21日 | Weblog

 

***

土曜トピックス 28

***

 

今日のお話は「紫の季節」

このブログでは歳時記に書かれている季節の花を

実際に写してきて花を見ながら

季節を感じていただこうと開設しました

冬から春へと季節が変わって来ていますが

ふと夏を思わせるほどの天気にも出会うようになりました

花の色の月別の統計によると

紫の花の占める割合は夏に向かって次第に多くなります

花はなぜ、その季節に、その色でなければ

ならないのかいつも不思議に思います

紫の花の始まりは「スミレ」ですね

生物季節資料によると、スミレの開花前線は

西日本の南岸を三月上旬に出発して

関東平野を三月下旬、みちのく野山を四月に通り

根室や帯広方面で五月中旬に咲くそうです

又紫といえば「藤の花」

藤の開花前線は、西日本の太平洋岸を四月中旬に

東北は五月中・下旬に五月末には津軽海峡を渡り

オホーツク海岸にたどり着くのが六月後半だそうです

「アヤメ」は

日本の南岸を五月上旬に出発して

北海道には六月ころ

北海道の詩人「松岡繁雄」さんは

「六月」という大の作品にも書いています

「青いクレヨンを握れ 子供たちよ・・・・」と

日本の紫はスミレや藤の色ですが

中国の紫や英語圏のパープルはかなり赤みがあります

日本では赤い花として表現される

百日紅の花中国では「紫薇」と書かれています

またライラックの花も紫ですが

中国では紫丁香とよばれ、気によって色合いが違いますが

赤紫のものが多いですし白いライラックもあります

宝塚歌劇の「スミレの花咲くころ」の元歌は

カジノ・ド・パリのシャンソン「リラの花咲くころ」ですが

そこで歌われている花は白のライラックが歌われています

しかもそれをさらに元をたどると

オーストリアの「白いニワトコの花がふたたび咲くとき」だとか

花の色にまつわる話は尽きませんね

 

 

ぱふぱふの別館ブログ  Focus Time5入口

(画面隅のブックマークからも行けます)