- 認知行動療法(cognitive-behavioral therapy)
行動療法は、20世紀前半の行動主義に立脚した心理学、とりわけ条件づけの心理学の知見を援用して編み出された行動変容の技術を援用する心理療法である。
これに対して、認知療法は、20世紀後半の認知主義に立脚した心理学の知見を援用して編み出された認知、思考変容の技術からなる心理療法である。
この相反する心理学に立脚した2つの心理療法が、1990年頃になって認知行動療法として新たな展開を遂げてきた。
この相反する心理学に立脚した2つの心理療法が、1990年頃になって認知行動療法として新たな展開を遂げてきた。
その基本的な考え方は、たとえば、うつ病などでは、自分自身に対するネガティブな評価を自ら作り出してそれに固執する(否定的自動思考)ことで、行動も不如意になってしまう。そこで、一つはそうした思考からの解放、もう一つは不如意となっている行動の改善、の両面から治療をしようとするものである。
認知行動療法のご説明ありがとうございます。心理学を体系的に学ばれている方にとっては、基本のキで、当たり前の事なのかも知れないですが、私のような素人にとっては、特に最後のところは日頃から考えていることが整理できたようで、嬉しかったです。
「...自分自身に対するネガティブな評価を自ら作り出してそれに固執する(否定的自動思考)ことで、行動も不如意になってしまう。そこで、一つはそうした思考からの解放、もう一つは不如意となっている行動の改善、の両面から治療をしようとするものである」
これまでに、認知行動療法を受けたうつ病、双極性感情障害、パニック障害、発達障害などを持つ方達が、自分自身で心のバランスをた整えられるようになり、仕事を続けられるようになっていく姿を数例見てきました。そして、あくまでも印象として「効果がある」という思いを持っていました。その事と説明がマッチしました。
さらに、このあとの認知発達の記事を拝見し、生育歴と心との関係も改めて考えています。
一人ひとり違う個性なので、型にはめて考えられないですが。
まだまだ勉強不足を感じます。
今後とよろしくお願いします