4月21日に民主党近畿ブロック青年委員会議春期大会があり、研修会で日本政治学会理事長・京都大学大学院公共政策連携研究部教授の真渕勝先生から「インフラとしてのインテリジェンス」というテーマでお話がありました。
日本では、インテリジェンスとインフォメーションは区別されないことが多いが、インテリジェンスはインフォメーションの一部。
得をするためのインフォメーション、具体的な利益を得るためのインフォメーションがインテリジェンス。
そして、政策はインテリジェンスを基に作られる。
インテリジェンス活動には、
①ヒューミント(人的な接触によるインテリジェンスの獲得)
②オシント(公開情報の分析によるインテリジェンスの獲得)
③シギント(通信の傍受によるインテリジェンスの獲得)
④イミント(画像分析によるインテリジェンスの獲得)
などがある。
①の「ヒューミント」には、相手方の意図を知ることができる長所があるが、コストとリスクという短所がある。
②の「オシント」には、偽装されている可能性が低いという長所があるが、山ほどの情報の中でどれが本当に必要な情報かわかりにくいという短所がある。
③の「シギント」には、相手方の意図を知ることができ、ヒューミントと異なり危険が少ないという長所があるが、傍受可能な通信があることを前提にしているという短所がある。
シギントに関連する問題として、コンピュータのセキュリティソフトを見てみると、純日本国産でセキュリティソフトを作っている会社がないのは問題では?
また、暗号の問題を考えてみると、現代の暗号は数学者とコンピュータによって支えられており、アメリカの国家安全保障局などでは多くの数学者が雇用されている。
政治エリートはインテリジェンスに自覚的でなければならない。
インテリジェンス関連産業には低利融資を行うなどの助成をすべき。
日本政府も数学者の育成と雇用、コンピュータの開発に資金を出すべき、
といったお話でした。
インテリジェンスはインフォメーションと同じではない、そして政策はインテリジェンスを基に作られる、という話は印象的でした。
インテリジェンスはこれまであまり力点を置かれなかった分野ですが、近年の中国や韓国など対外情勢を見ても、インテリジェンス活動に本腰を入れていかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。
私も自覚的でありたいと思います!
日本では、インテリジェンスとインフォメーションは区別されないことが多いが、インテリジェンスはインフォメーションの一部。
得をするためのインフォメーション、具体的な利益を得るためのインフォメーションがインテリジェンス。
そして、政策はインテリジェンスを基に作られる。
インテリジェンス活動には、
①ヒューミント(人的な接触によるインテリジェンスの獲得)
②オシント(公開情報の分析によるインテリジェンスの獲得)
③シギント(通信の傍受によるインテリジェンスの獲得)
④イミント(画像分析によるインテリジェンスの獲得)
などがある。
①の「ヒューミント」には、相手方の意図を知ることができる長所があるが、コストとリスクという短所がある。
②の「オシント」には、偽装されている可能性が低いという長所があるが、山ほどの情報の中でどれが本当に必要な情報かわかりにくいという短所がある。
③の「シギント」には、相手方の意図を知ることができ、ヒューミントと異なり危険が少ないという長所があるが、傍受可能な通信があることを前提にしているという短所がある。
シギントに関連する問題として、コンピュータのセキュリティソフトを見てみると、純日本国産でセキュリティソフトを作っている会社がないのは問題では?
また、暗号の問題を考えてみると、現代の暗号は数学者とコンピュータによって支えられており、アメリカの国家安全保障局などでは多くの数学者が雇用されている。
政治エリートはインテリジェンスに自覚的でなければならない。
インテリジェンス関連産業には低利融資を行うなどの助成をすべき。
日本政府も数学者の育成と雇用、コンピュータの開発に資金を出すべき、
といったお話でした。
インテリジェンスはインフォメーションと同じではない、そして政策はインテリジェンスを基に作られる、という話は印象的でした。
インテリジェンスはこれまであまり力点を置かれなかった分野ですが、近年の中国や韓国など対外情勢を見ても、インテリジェンス活動に本腰を入れていかなければならない時期に来ているのではないでしょうか。
私も自覚的でありたいと思います!
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