今日は総務財政委員会の市内視察で、ポートアイランドの医療産業都市の施設を視察しました。
まず、「理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)」へ。
CDBでは、体の成り立ちを理解し、再生医療に貢献すると共に、疾病の原因究明につなげるための研究がおこなわれている。
私たちの体は小さくて無数の「細胞」から構成されていますが、その各々の細胞が協調しあって生命現象が実現されている。
そのようなシステムが構築される過程が発生で、受精卵にはその複雑精密なシステムを構築するための情報がすべてつまっている。
そのシステムに不具合が生じれば重大な疾病を招きかねないことから、発生現象、つまり「多細胞システム」の成り立ちを明らかにすれば、疾病を理解することにもつながる。
また、この発生過程を再現し人工的に組織を構築することができれば、再生医療だけでなく疾病の原因の研究、創薬研究などへの応用が期待されている、
といったお話をお伺いした後、
展示実験室でプラナリアの再生、iPS細胞による網膜再生などについてお話をお伺いしました。
プラナリアは、例えばメスのような物で10個の断片に切ると、死ぬどころか、全ての断片が一週間ほどで完全な個体へと再生し、10匹のプラナリアになるといった驚異の再生力を持っているそうです。
つぎに、「理化学研究所 融合連携イノベーション推進棟(IIB)」へ。
IIBは、理化学研究所が民間企業と共同でイノベーションの創出を目指す研究の場として2015年4月に開設された。
地上8階建てでラボ1単位50㎡、化学薬品を使えるWET仕様のフロアや化学薬品を使わないDRY仕様のフロア、150名収容のオーディトリアムなどがあり、マウスの飼育もできる。
これまで理研と企業との共同研究などから生み出された製品として、好アルカリ性微生物の研究からの「アタック」という洗剤、スズメバチの研究からの「VAAM」というスポーツ・フィットネス飲料などがある。
このように企業の皆様との協働により理研発の多様なシーズを実用化し、社会に役立つ成果を生み出していきたい、
といったお話でした。
最後に、「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合GMP施設」へ。
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合は、国際基準に適合した次世代バイオ医薬等の製造技術を完成させるため、企業や大学および公的研究機関が集結し、2013年9月に設立された。
神戸GMP施設は、バイオ医薬品製造トータルシステム構築、開発した新規技術の検証と評価、候補バイオ医薬品の治験薬製造、製造操作の教育・研修などを目的に、神戸大学統合研究拠点アネックス棟内に2015年3月に竣工した。
医薬品の製造管理および品質管理に関する管理基準「GMP」に準拠したバイオ医薬品製造設備、品質試験設備などが特徴、
といったお話でした。
医療産業都市の各施設名は難しいです。
でも、ここからたくさん新しい医薬品などの研究成果が生まれてほしい。
今日見せていただいた施設は、そのために必要な施設だと思います。
研究に直接関与はできませんが、研究しやすい環境づくり、そして研究成果が市民の皆さんに還元される環境づくりにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
*参考
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)ホームページ http://www.cdb.riken.jp/
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 ホームページ http://cho-mab.or.jp
まず、「理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)」へ。
CDBでは、体の成り立ちを理解し、再生医療に貢献すると共に、疾病の原因究明につなげるための研究がおこなわれている。
私たちの体は小さくて無数の「細胞」から構成されていますが、その各々の細胞が協調しあって生命現象が実現されている。
そのようなシステムが構築される過程が発生で、受精卵にはその複雑精密なシステムを構築するための情報がすべてつまっている。
そのシステムに不具合が生じれば重大な疾病を招きかねないことから、発生現象、つまり「多細胞システム」の成り立ちを明らかにすれば、疾病を理解することにもつながる。
また、この発生過程を再現し人工的に組織を構築することができれば、再生医療だけでなく疾病の原因の研究、創薬研究などへの応用が期待されている、
といったお話をお伺いした後、
展示実験室でプラナリアの再生、iPS細胞による網膜再生などについてお話をお伺いしました。
プラナリアは、例えばメスのような物で10個の断片に切ると、死ぬどころか、全ての断片が一週間ほどで完全な個体へと再生し、10匹のプラナリアになるといった驚異の再生力を持っているそうです。
つぎに、「理化学研究所 融合連携イノベーション推進棟(IIB)」へ。
IIBは、理化学研究所が民間企業と共同でイノベーションの創出を目指す研究の場として2015年4月に開設された。
地上8階建てでラボ1単位50㎡、化学薬品を使えるWET仕様のフロアや化学薬品を使わないDRY仕様のフロア、150名収容のオーディトリアムなどがあり、マウスの飼育もできる。
これまで理研と企業との共同研究などから生み出された製品として、好アルカリ性微生物の研究からの「アタック」という洗剤、スズメバチの研究からの「VAAM」というスポーツ・フィットネス飲料などがある。
このように企業の皆様との協働により理研発の多様なシーズを実用化し、社会に役立つ成果を生み出していきたい、
といったお話でした。
最後に、「次世代バイオ医薬品製造技術研究組合GMP施設」へ。
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合は、国際基準に適合した次世代バイオ医薬等の製造技術を完成させるため、企業や大学および公的研究機関が集結し、2013年9月に設立された。
神戸GMP施設は、バイオ医薬品製造トータルシステム構築、開発した新規技術の検証と評価、候補バイオ医薬品の治験薬製造、製造操作の教育・研修などを目的に、神戸大学統合研究拠点アネックス棟内に2015年3月に竣工した。
医薬品の製造管理および品質管理に関する管理基準「GMP」に準拠したバイオ医薬品製造設備、品質試験設備などが特徴、
といったお話でした。
医療産業都市の各施設名は難しいです。
でも、ここからたくさん新しい医薬品などの研究成果が生まれてほしい。
今日見せていただいた施設は、そのために必要な施設だと思います。
研究に直接関与はできませんが、研究しやすい環境づくり、そして研究成果が市民の皆さんに還元される環境づくりにしっかりと取り組んでいきたいと思います。
*参考
理化学研究所 多細胞システム形成研究センター(CDB)ホームページ http://www.cdb.riken.jp/
次世代バイオ医薬品製造技術研究組合 ホームページ http://cho-mab.or.jp