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労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

年金記録改竄って「社保事務所の普通の対応」だと思っていた(笑)

2008-10-06 | 書記長社労士 社労士
 昨日は、たしかテレビ放送2回目の「涙そうそう」を見てウルウルしてた。前回の放送の時には、うちのおくさんは「自分は試写会で見たから」という理由で録画してくれなかったので見逃した。かなりカットされているらしいけど(見てなくてもわかるところもたくさんあったくらい)いい映画やったんやね妻夫木君はやっぱりいい演技していたし、脇もよかったけど、しかし長澤まさみちゃんはやはりどんな役をやっても「長澤まさみちゃん」ってのが笑けた。(でもかわいいからいいんだ)映画館で見てたら、沖縄の空気間がもっと感じられたんやろうなあ。

年金改竄疑い144万件 月給大幅引き下げ75万件(産経新聞) - goo ニュース
 厚生年金保険料の算定基礎となる標準報酬月額(月給)の改竄(かいざん)問題について、社会保険庁は3日、厚生年金の全オンライン記録約1億5000万件のうち、標準報酬が大幅に引き下げられたなど、不自然な処理が加えられた疑いのある記録が延べ約143万9000件に上ったと発表した。この中には、2つ以上の処理をされた重複分や単純ミスの訂正分も含まれるが、改竄の疑いのある記録が100万件近く生じている可能性も出てきた。【以下略】

 この問題、社保庁が諸悪の根源的に報道されているけど、元々は社員の給料から保険料を天引きしておいて、社会保険事務所に納めずに、使い込みしていた経営者が悪いのにね。いや、誤解されたらいややけど、社会保険庁も悪いんやで。順番の問題だけです。でも、あえてこの問題を「ポジティブ」に考えてみる。

☆ 健康保険・厚生年金に加入してくれていただけでも良かった?☆
 だって、その会社が健康保険・厚生年金に加入してくれていなかったら、国民健康保険・国民年金に自分で加入して保険料を払わなければいけなかった。そして健康保険の保険証は手元にあったわけやし、傷病手当とか出産手当とかの国民健保にない保険給付は受けられた人もいるかも?
☆ 払えないからって社員に無断で脱退処理されていたり従業員の資格喪失をされていたりせずに、標準報酬月額を減額してでも遡って保険料を支払ってくれただけでも良かった?☆
 とりあえずは幾ばくかの年金にはつながります。こっそり脱退されていたり資格喪失されていたら、一銭にもなりませんもんね。そやけど、滞納のままほっといてくれたら、保険料滞納の責任は経営者だけで、自分の年金には影響なかったから、この点では微妙かな?でも「消えた年金」になっていたら、給料から保険料を天引きされていた証拠を突きつけなくてはいけなくなるから、証明が困難ではあるが。やはり微妙?

 う~んもう少しメリットが見つかるかと思ったが、ないな。年金とくべつ便では、標準報酬月額がどうなっていたかはわかりませんから、自分で社会保険事務所に出向いて調べないとわかりません。資金繰りの忙しい会社に勤めていたことがある方、いや、今勤めている会社でも、不安があったら早い目に調べておいた方がいいかも。145万件で収まるとは、とうてい思えない賃金の請求権って、法律で2年間と定められているから「給料袋は最低でも2年分は保管しときよ」って皆に言ってきたけど、年金のこと考えたら、もう一生分の給料袋は死ぬまで保管しとかあかんなあ
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波乗りをドラマにするのは・・・

2008-10-05 | 脱線編2 サーフィン(その他)
 今日は、うちの労働組合のレクリエーションで「家族交流ハイキング」、約120人が参加してのイベントのはずやったけど雨で中止です。....悲しいっす・・・で、今日は家のパソコンを廃棄し、あっちゃこっちゃからかき集めてきたパソコンと、うちのパソコンとを集大成させて、もう2~3年、さくさく動くPCに更新すべく、大改造。今の時点で、ほとんどの作業が完了したっす。その作業は、けっこう待ちの時間が多かったので、その間、ずーっと、ビヨンド・ザ・ブレイクを観てた。評判は悪いね(笑)スタントの使い方がおかしくて、同じ人なのにレギュラー・フッターとグーフィー・フッターがゴチャゴチャになっていたり、コンテストでは平気でインターフェアになっていたり、波数を乗ったものが勝つみたいな勘違いさせるようになっていたり、そして第一戦級の選手を育てる場がノースショアでないこととか(マカハはすごいとこやけど、でもこの映画のシチュエーションを考えたらちゃうでしょ?)。サーファーからはその辺がまずは基本的にブーイングで。

 一般的には、声優が「ありえない!」「おバカすぎる」「翻訳がおかしい」「日本語がおかしい」などなど、そこが一番の悪批評やと思う。吹き替えのセリフが「ほとんどが棒読み、完全に素人」っていうけど、「そんなことはないよ、うちの子や友人たちを見ていたら、まさにあんな喋り方やし」。このドラマで役者が喋っている英語のセリフもほとんどそのまんまやからね。十代ってあんなんやねん、きっとだからこの脚本は最高にリアルかも。もともと大人についてきてもらおうと思っていない感じやし、付いていけない人は、無理しなくていいからって感じかもね。(滝汗っ)軽く考えて観ていたら、充分楽しいドラマやから!

 サーフィンの映画って、自分の中では、この二つ、ドラマとしてはビッグ ウェンズデーと、ドキュメンタリーとしてはエンドレス・サマー。サーファーのスピリットを、すっかりすべてこの2本の映画が画き切ってしまったので、この2本以後に、この2本を超えるサーフィン映画はないのが悲しい。
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浦島太郎と波乗り 豊橋。

2008-10-04 | 脱線編1 波乗り報告🌊 東海
 うへ~波がないかなあ、でも「先週よりは波もあるやろうし暖かいやろうし・・・」を期待して東に向かって夜の高速道路をひた走る。
今回の波乗りには、久しぶりに真面目に波乗りに復帰してきた浦島太郎さんことわがまま大王が参加。
車の中では、俺が今年観た36本の映画の話で、大盛り上がりで、特に皆が観てなくて、でも興味津々になったのは「ミスト」のラストシーンがどうなったのかだった。
最後の15分間の震撼のラストシーン、映画史上あり得ないあのラストシーン、根掘り葉掘り聞かれたけど、そのことはネタバレしなかったから、お三人さん、是非、レンタルで借りてみてください。
皆も観てなかったら是非観といてください。


 3時半に浜に着いて仮眠、意味不明に元気な浦島太郎はやたら元気で話し足らなそうだったが、俺たちは爆睡…(__).。oO
5時半に目を無理矢理覚ませて、トイレと朝食とをさっさと済ませて入水。


 ちょっと肌寒かったけど、そして周りの人のウェット指数はジャーフルかロンスプやったけど、俺は迷わず、Newタッパー&トランクスで入水。
ぜんぜん平気だった(^^)v


 豊橋T、天気は晴、風は弱い弱いサイドオン、満潮間近の時間帯、波は、もも~腰、セット腹。
潮が多くて割れ辛く、レギュラーは潮の流れに相まってか力ないのに早くて使いにくく、グーフィーは選べば良い感じ、先週よりバッチリ、グッドコンディション♪
満潮で潮が止まるまでの1時間半、浦島太郎先輩も一生懸命頑張っていて、大笑いしながら楽しくサーフィン。いいもんだ。

 そうそう、その浦島太郎先輩、先日、フルスーツをオーダーした時のネタは、ここに書いたけど、そのことをさらに実証するようなネタ。
わがまま大王、今日は俺が貸してあげたスプリングで入水。
最初はウェットの内側でS.C.S.がズリズリするのに馴染めなかったようだが、慣れてきたら、肩周り・腕周りがすごく楽なことと、そして保温性というよりも発温性ともいうべき暖かさにビックリ( ・_・;)、
まさに最近の進化したウェットスーツにマジで浦島太郎になっていた(笑)


 潮回りからいうと、おそらく12時くらいから地形にぴったりフィットするはず。
サイズが落ちないこと、そして風が吹かないことを祈って、しばし仮眠…(__).。zzz…
予定通り12時前に起きて、お昼ご飯。
昨夜、俺たちの携帯に送られてきたメール、そう徳留新人の「加納食堂なり♪担々麺うまい!!(^-^)v」。
今年のGWの関東ツアーの中では、№1に美味かったお店、「加納食堂 神奈川県茅ヶ崎市幸町3-3 0467-55-5521」(この記事参照→湘南さすが日本の波乗りのメッカ)うわ~加納食堂の担々麺食いて~ってゾンビのようになった俺たちが手を出したのが・・・


 超悲しい・・・(x。x)゜゜゜
そして海に入ったら、風が強くオンショアが吹いて、よじれてよじれて、ほとんど使い物にならない。
30分で脱水、寝る(-_-)゜zzz…、また寝てしまったわ。
帰り道、わがまま大王の会社の事業所である岡崎の「葵湯 岡崎市戸崎新町2番1 0564-74-1126」に立ち寄ることに。
徳川さんの土地やから葵の御紋の「葵湯」、エステ風呂とマッサージ風呂の威力が潔く半端でなく、そして全体的に落とした照明が脱日常なリラックス感を自然と醸し出していて、温泉でないのが残念ながら、スーパー銭湯としてはかなりの実力。
先輩から宣伝してや!っていわれたけど、この活況ぶりなら宣伝の必要なしやん(笑)って返しといた。
併設のお食事どころで、俺だけ一人酒盛りと、そして大阪と岡崎の遠距離恋愛となるお見合いを開催して、2時間もの寄り道のあとようやく帰路に。
なんだか波乗りはあんまりしていないのに、久しぶりに参加した浦島太郎のおかげで濃厚な一日が終了、なんか笑けるわ。
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浦島太郎さんのウェット選び

2008-10-03 | 脱線編2 サーフィン(アイテムのこと)
 元々、波乗りはまあまあ出来るんやけど、すっかり海からドロップアウトしてしまって、永年、ゴルフとおねえちゃんのいる店と脂肪にどっぷり浸かっていた先輩。最近なぜか急に波乗りの世界に戻ってこようとしていて、そして彼にとっておそらく10年以上ぶりにウェットスーツをオーダー、サーフショップへお付き合いしてきた。

 「とにかく腕が楽に回るのをお願いしますよ!」リクエストはそればっかり。かなりタイムマシーンに乗ったみたいな感覚で笑ってしまった。昔のウェットスーツの素材ってのは、ほんとに固くて伸縮性が低く、裁断も今ほど良くなかったから、とにかく鎧(よろい)のようだった。とにかくパドリングがしんどくなるから、腕周り・肩周りは出来るだけ自由に、肩から腕に掛けてのウェットの厚みを薄くさせておいたり、腕の付け根の部分にはウェット素材を使わず布だけにしたりまでしていた時代があった。それぐらい辛かったんすよ。だからウェットスーツの基本的なラインナップは、真夏のベスト→ショートジョン(袖無し半ズボン)→ロングジョン(袖無し長ズボン)→シーガル(半袖・長ズボン)で、冬には仕方なくフルスーツ。出来るだけ、肩周り・腕周りはウェット無しで(笑)

 今はほんとうに素材の進化は素晴らしく、3㎜のジャージならほんとうにストレスは感じないでしょ。だからウェット本来の保温機能を前提に選ぶんで、みんなの基本的なウェットスーツのラインナップは、セミドライ以外の季節はほとんどをフルスーツでカバーして、それ以外の短い期間を、ロングスリーブのスプリングか、ロングスリーブのタッパーでしょ。すごい進化なんですよ、ウェットスーツの素材も。ほんの近い近い将来、競泳のレイザーレーサーのように、アスリートが使うアンダーアーマーとかのように、ウェットスーツを着る方が、サーフィンのパフォーマンスが向上するようなカッティングとか素材が出てくるかもね。ウェットスーツを着ている方が、裸よりパドリングが3倍早いとか、ドルフィンしたら、一度に3本くらいの波の海中を一気に潜り抜けられたり。楽しみだなあ~♪
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伊坂幸太郎

2008-10-03 | 📖いい本読んでます?
 

 友人が波乗りに行くときに、車に「貸したるわ」と言って置いていったのことをすっかり失念していた、こないだそれを、ふとしたことから車内で発見、急いで読んだ普段あんまり本を読んでいるとは思えないその友人が何でこの本を買ったのか、そしてなぜ俺に貸してくれたのか、そんなことすらも忘れてしまっていた。で、彼に、「なんでやったっけ?」彼曰く、「本屋でタイトルみて衝動買い、でその話をおまえにしたら読みたいって言うたから、おまえの方が読むのん早いやろうし、先に渡してん。」えっ?そうなん?悪いことしたかも!「でも俺もそのことすっかり忘れていたわ(笑)」この会話で、俺の交友関係を知っている人には、この友人が誰のことかはわかったと思う

 先にフィッシュストーリーを読んでみた。短編が4つ、「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」。巧妙なプロットを、そして独特な世界観がある「セリフ」を軽快な筆致で書き上げてあるんで、「何かが残る・なんだか人生に役立つ」的なことはまったくないんやけど、けどけどなぜか読み応えあり。いくつかの物語が時系列上で絡む構成になっている「フィッシュストーリー」は、かなり映像的なお話で、映画にしたらおもしろいだろうなと思って読んでいたけど、なんと2009年春上映に向けて、伊藤純史主演で撮影が始まっているそうな。しかし一番興味深かったのは、単行本書き下ろしの「ポテチ」。なんだか目の前で場面が繰り広げられていると錯覚しそうなくらい、会話が生き生きしていて瑞々しく、ほんとにすばらしい。映画にするならセリフ回しはまったくこのままでお願いしたい。

 そしてそのままの勢いで「ゴールデンスランバー」を読み出した。まさにJ・F・ケネディ暗殺のオズワルドさながらに首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の二日間に亘る逃亡劇を描いたかなりの長編で、5部構成になっているが、最初の第1部から第3部までは、物語の伏線だけで、さほどページ数は割かれておらず、第4部が物語のほとんどを占めているというなんとも不思議な構成。現実の中にうまく嘘をからめてある筆致が、先に読んだ「フィッシュストーリー」で感じたこの作者の特徴なんだなあって思っていたから、こっちの作品で「首相公選制」を物語の伏線として重要な要素としていることで、俺、そこで「ドン引き」そのあたりでかなり読む気が失せてしまったんやけど、気を取り直して読み進めていくうちの数多い登場人物の人物像が一人一人ほんとうに魅力的で、そしてお互いの人間関係を巧妙に絡めてあって文字を読んでいるだけやのに体温が伝わってくるのがすごい。

 仙台が舞台になっている(フィッシュストーリーの中の3作品も)。作者が仙台在住らしく、「(自分が住んでいる町なので)嘘がつきやすいから」彼の多くの作品で仙台を舞台にしているらしい。先日、7月12日~15日の4日間、俺がうろちょろしていた仙台、土地勘が生々しいおかげで感情移入がより容易になったのも引き込まれた理由かな?この作品は2008年の「本屋大賞」受賞、かなり納得。映画化したらおもしろそうやけど、2時間という時間割でいい作品になるかどうかはかなり難しそうだな。この伊坂 幸太郎さんは「死神の精度」の作者であるということを、この2冊を読み終えて知ったのやけど、映画「死に神の精度」の出来を考えたら、この作品は映画化はよした方がいいのかな?今夜、波乗りにいくときに友人に会うから、ちゃんと借りたものは返そうね
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過労死が原因で過労?

2008-10-02 | 書記長社労士 労働災害
 先日、友人が「書記長、過労死を認めてもらうのに最高6回も手続きが要るの?」「ん?そうやねん、不服申立前置主義やから、すぐには裁判所に訴えられないねん。で、なんで?急にどうしたん?」「この本(刑事と民事―こっそり知りたい裁判・法律の超基礎知識 (幻冬舎新書 も 2-1) 元榮 太一郎)に『労基署から最高裁まで最大6回のジャッジを受ける労災申請』って書いてあって、『訴える遺族のほうまで過労で倒れてしまいそうだ』って、笑えない話じゃないですか」

 「過労死の認定」など労災保険の保険給付に関する労働基準監督署の決定に不服がある場合には、労働者災害補償保険審査官(都道府県労働局に居ます)に対して審査請求をし、その決定にさらに不服のある者は、労働保険審査会(厚生労働大臣の所轄の下に置かれる)に対して再審査請求をします。裁判所に提訴できるのは、この再審査請求の結論が出てからになります。ここまでの3回の手続きが行政不服審査法の範疇。そして次のステップからがようやく行政事件訴訟法の範疇に入っていき、さらに、地方裁判所→高等裁判所→そして最高裁判所と最高3回の審議を受けていくことになるかもしれません。これは不服申立前置主義といわれていて、「行政庁の公権力の行使」(処分)に対して、私人が不服を申立てる際には、ひろくこの方式が取り入れられています。実は「簡易迅速な手続による国民の権利利益の救済」を目的としてこの制度が取り入れられているのですが、この本の著者のようにちょっと見方を変えると、「なかなか裁判に持って行けなくてたいへんだ!」ということにもなるのですね。

 今まで過労死というテーマでは経験はありませんが、労災では「第三者行為災害の認定」に関して、「通勤途上災害の合理的な経路か否か」に関して、「災害に業務遂行性があるかどうか」に関してなど、健康保険では「傷病の社会的治癒が認められるか否か」など、ちょこちょこ組合員や友人知人の不服申立のお手伝いはしています。今まで、すべての案件で最初の審査請求の段階でこちらの言い分通りの決定をもらっています。(それは通らないかもという案件は受けていないからかもしれませんが)簡単迅速というけれど、さすがに一般の国民が簡単にできる手続きではないですし、そしてちっとも迅速というものでもないです。

 過労死に関しては、最近では認定の基準がかなり詳細に定められており、一番最初の労働基準監督署の処分で、かなり妥当な結論が出るようになってきています。よっぽどの案件でないと「6回」も必要なくなっていますから。それだけが、せめてもの救いなのかな?
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INTO THE WILD そのまま帰って来れなかったのか。

2008-10-01 | 🎥いい映画観てますか?(洋画)

【36-18-】 今日から10月、今月は下半期のスタートということで、いろんなことが変わります。
◆政管健保→協会けんぽに、◆厚生年金の保険料 149.96/1000(労使各々74.98/1000)→153.5/1000(76.75/1000)、◆姥捨て山医療制度、失礼、長寿医療制度(←嘘つき)、後期高齢者医療制度の保険料が年金から天引開始、◆後席シートベルトの高速での未着用取り締まり開始、◆松下→パナソニック  などなど。

 で、昨日観た映画の話し
前からかなり気になっていたが、9/6の封切りの時には自分のホームであるTOHOシネマズ梅田では上映されていなかった「INTO THE WILD」。
いつのまにか忘れていたのやけど、先週末からのTOHOシネマズ梅田の上映プログラムを見たら、なぜかシアター6にラインナップ。
「お」てなことで、映画の日(1000円の日)か、シネマイレージディ(1300円)のどちらかで観に行くことを決意
と、そうしたらなぜか友人であるさいあきさんもこの映画を観に行ったようで、珍しく映画鑑賞記をご自分のブログ(波乗り税理士..波に乗れるか?)で取り上げていた。(すごい偶然、いや必然なのか?)


 1990年夏、アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリスは、将来へ期待を寄せる家族も貯金も投げ打って、中古のダットサンで旅に出る。やがてその愛車さえも乗り捨て、アリゾナからカリフォルニア、サウスダコタへとたった一人で移動を続け、途中、忘れ難い出会いと別れを繰り返して行く。文明に毒されることなく自由に生きようと決意した彼が最終的に目指したのは遙か北、アラスカの荒野だった。

 1992年にアラスカの荒野で死体となって発見された若者クリストファー・マッカンドレスのベストセラー・ノンフィクションから作られた映画。素晴らしい映画だった、「カラーズ 天使の消えた街」のショーン・ペンがこんな映画を撮れるなんて(笑)
スピードレーサーで主演だったエミール・ハーシュが、この役のために18キロもの減量に挑んだそうだ、壮絶な役作りだったやろうな
そして音楽も素晴らしかった。
とくに彼女の唄った2曲が良かったサントラ盤をまたまたうっかり買ってしまいそうだ

 
 作品紹介をそのまんま真に受けて映画を見始めたけど、どうも違うようだ。
若いときって、大人を見る目は厳しい、それに増して親を見る基準はそれはそれは厳しい。
でもそれは自分自身が親というものになることに近付いていきながら、そして逆に親自身が親というものから離れて行くにつれ、変化していくものやけど。
しかしまさにその一番尖った頃が、今どきの言い方をすればアラウンド・トゥェニーの頃か。
俺自身、10代の頃は、「あんなになってまで生きてたくない」って真剣に考えてて、「30歳になったら絶対に自殺する」って思っていた。
しかし自分が20代になって、30代になって、そして今の40代になって、どんどん世界が広がっていき、面白さが広がっていき、このままさらに50代、60代と歳を重ねていくと面白すぎて気が狂ってしまうのではないやろうかと不安の毎日を送っている
経済的な部分で10代の頃より大きく変化したってこともあるんやろうけど、自分自身が積み重ねてきた知識や経験、広げてきた交友関係や世界観、そして精神的な支えになるものの変化、そんないろんなことが複合的に絡まって、それがきっと良い方向に向かっているからなんだろう。
しかしそんな風になるなんて全く想像も付かなかった、現実から逃げたいだけだった20歳前後の頃。


 「檻の中」。檻の中に入れられているとは思っていた。
今でも檻の中に入れられたままだ。
その檻には、鍵が掛かっていると勘違いしている人や、鍵は掛かっていないことを知っているけど気付かないふりをしている人は多いけど、幸い、俺は当然のように鍵が掛かっていないことを知っているので、檻から自分勝手に出たり入ったりしている。
都合の良いときに出て行って、都合の良いときに帰ってくる。
昔は怖いもの知らずやったから、けっこう帰ってくることを気にせずに無茶をしてかなり遠くまで出て行ったものやけど、最近ではやはり「もし帰れなかったら・・・」ということに臆病になり、ちゃんと帰り道の目印を付けながら恐る恐る出て行ったり、出入り口の見える範囲までしか出て行かなかったりとはなっているが。
少なくとも、僕が心から一緒に笑える友人って言うのは、檻の出入りの仕方を知っていて、それを巧く使っている人だとは思う。


 しかし残念ながら、ちょろっと檻から出て行っただけのつもりだったのに、そのまま帰って来れなくなったヤツも、いままで何人かはいる。
そう、この映画の主人公のクリスのように。
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