労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2020年5月に読んだ本

2020-06-01 | いい本読んでます?
5月の読書メーター 読んだ本の数:9 読んだページ数:2801
家にいるとついつい映画やドラマをテレビで観てしまうので、通勤や出張などの移動が少ないと、あまり本が読めない。
本日からうちの職場も、原則在宅勤務となっていたのが解除されたので、今月はもう少し読めるかな。

四万十食堂 おかわり! (アクションコミックス)四万十食堂 おかわり! (アクションコミックス)
読了日:05月10日 著者:安倍 夜郎,左古 文男
 『四万十食堂』の続編。高知県中村市(現・四万十市)生まれの著者2人が、清流・四万十川周辺に点在する極ウマグルメや立ち寄りスポットを食べ歩く第2弾。安倍夜郎氏の新作書き下ろしなど漫画数作を収録。ドラマ&映画化の影響でアジア中を席捲している『深夜食堂』の原点が、ここにある! ☆☆★ 第2弾のこの本では知っているお店がたくさん紹介されていた!

化学探偵Mr.キュリー2 (中公文庫)化学探偵Mr.キュリー2 (中公文庫)
読了日:05月11日 著者:喜多 喜久
 鉄をも溶かす“炎の魔法”、密室に現れる人魂、過酸化水素水を用いた爆破予告、青酸カリによる毒殺、そしてコンプライアンス違反を訴える大学での内部告発など、今日もMr.キュリーこと沖野春彦准教授を頼る事件が盛りだくさん。庶務課の七瀬舞衣に引っ張られ、嫌々解決に乗り出す沖野が化学的に導き出した結論は…!?大人気シリーズ第二弾。文庫書き下ろし。 ☆☆★ ガリレオシリーズの二番煎じっぽいがお話が軽いのでこれはこれで佳い。

ミス・ジャッジ (実業之日本社文庫)ミス・ジャッジ (実業之日本社文庫)
読了日:05月12日 著者:堂場 瞬一
 レッドソックスの先発投手として、メジャーデビューを果たした橘。暗い過去を秘めた日本人初のMLBアンパイア竹本。高校・大学時代の確執を引きずるふたりの人生が、大リーグを舞台に再び交錯する。たった1球の判定が明暗を分ける熾烈な世界で、因縁の闘いに決着はつくか―強烈な自負心と深い孤独を抱えた男たちのドラマを描く、傑作野球エンターテインメント。 ☆☆★ 二人の人間模様の絡まりが粘着質で引き込まれてしまった。

あの頃誰か (光文社文庫)あの頃誰か (光文社文庫)
読了日:05月13日 著者:東野 圭吾
 メッシー、アッシー、ミツグ君、長方形の箱のような携帯電話、クリスマスイブのホテル争奪戦。あの頃、誰もが騒がしくも華やかな好景気に躍っていました。時が経ち、歳を取った今こそ振り返ってみませんか。東野圭吾が多彩な技巧を駆使して描く、あなただったかもしれれない誰かの物語。名作『秘密』の原型となった「さよなら『お父さん』」ほか全8篇収録。 ☆★★ 読み出して二回目だったことに気付いたが面白いから再読。バブルの頃をリアルで知らんと面白くないかも。

贄沢貧乏のマリア贄沢貧乏のマリア
読了日:05月21日 著者:群 ようこ
 父森鴎外に溺愛されたご令嬢が、安アパート住いの貧乏暮らしへ。独特の美意識の中に生き、永遠の夢みる作家森茉莉の想像を絶する超耽美的生き方を、憧れとため息とともにたどる新ノンフィクション。 ☆★★ 森鴎外の娘である森茉莉の作品を読んでいないので、ちょっと解りにくいが、読み物としては面白かった。

踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫)
読了日:05月21日 著者:北山 猛邦
 類稀な推理力を持つ友人の音野順のため、推理作家の白瀬白夜は仕事場の一角に探偵事務所を開設する。しかし当の音野は放っておくと暗いところへ暗いところへと逃げ込んでしまう、世界一気弱な名探偵だった。依頼人から持ち込まれた事件を解決するため、音野は白瀬に無理矢理引っ張り出され、おそるおそる事件現場に向かう。新世代ミステリの旗手が贈るユーモア・ミステリ第一弾。 ☆★★ 今時こんな名探偵はありえないな~と思いつつ、とっても昭和感満載で軽~く読めたな。

王妃の館 上 (集英社文庫)王妃の館 上 (集英社文庫)
読了日:05月26日 著者:浅田 次郎
 パリはヴォージュ広場の片隅にたたずむ、ルイ十四世が寵姫のために建てたという「王妃の館」。今は、一見の客は決して泊めない、パリ随一の敷居の高さを誇る超高級ホテルとなっているこのシャトーに、なぜか二組のワケあり日本人ツアーが同宿することになった。しかも、倒産寸前の旅行代理店の策略で、客室を昼と夜とでダブル・ブッキングされて…。ぶっちぎりの笑いと涙満載の傑作人情巨編。 ☆☆☆ 再読。浅田次郎が大好きで今ではほとんどの作品を読んでいるが、これが初めて読んだ浅田次郎だった。やっぱ面白すぎるわ、これ。

神の起源(上) (ソフトバンク文庫)神の起源(上) (ソフトバンク文庫)
読了日:05月27日 著者:J・T・ブラナン,J.T.Brannan
 南極で気候調査をしていたNASAのチームが、氷の中から男の遺体を発見した。見かけこそ現代人と変わりなかったが、防寒服らしき衣類には誰も見たことのない複雑な繊維が使われていた。埋もれていた地層から推測すると、男が死んだのは4万年前。この事実をNASAに報告すると、なぜかアメリカ陸軍が遺体の回収に現れる。同時に調査チーム全員も帰国を命じられるが、その途上でヘリが爆発。リーダーのリンを除く全員が謀殺される―。彼らを亡き者にしてまで謎の勢力が守ろうとする秘密とは何か?謎の組織の正体とは? ★★★ アクションシーンをだらだらと描写していて、物語がちっとも動かない。

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)
読了日:05月31日 著者:畠中 恵
 きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。 ☆☆★ シリーズ第2弾だったんだ。でも世界観は明快なので違和感なく読める。人情長屋的なお話でユーモア溢れてて、読了感よし。
読書メーター

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2020年4月に読んだ本

2020-05-10 | いい本読んでます?
4月の読書メーター読んだ本の数:6 読んだページ数:2028
 COVID-19で出張が全部なくなって、緊急事態宣言が出て、基本在宅勤務になり、外の会議も中止・延期・書面持ち回りとなって、ほとんど通勤の機会がなくなって、そうすると移動時間が少なくなり本があまり読めない。

5分で驚く! どんでん返しの物語 (宝島社文庫)5分で驚く! どんでん返しの物語 (宝島社文庫)
読了日:04月07日 著者:
大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから、“最後の1ページ”“最後の1行”にこだわった、どんでん返しの物語を厳選!秘境にある幻の珍味「仙境の晩餐」、鬼と呼ばれる優秀な外科医の秘密を描く「断罪の雪」、飼い猫をめぐる隣人とのトラブル「隣の黒猫、僕の子猫」など、バラエティに富んだ25作品を収録。驚きの展開に…読めば必ず騙される! ☆★★ このシリーズはやはり紙数が中途半端で飽きが来たな。

生存確率: バイタルサインあり (新潮文庫)生存確率: バイタルサインあり (新潮文庫)
読了日:04月15日 著者:久間 十義
学病院に医療事故の罪を着せられて放逐された麻酔医鶴見耀子は、米国に渡り最先端の心臓カテーテル術を身につけて七年後、帰国した。難手術を次々と成功させ、古巣の大学病院から教授招聘の声が掛かった。それと同時だった、幼い一人息子に対する脅迫電話があったのは…。大学病院の権力闘争に巻き込まれた女医の波瀾の運命を描く感動の傑作医療小説。 ☆★★ 医学問題と経済問題が絡んだおとぎ話ってとこか。なんか薄ぺらかったのが残念。

海上タクシー<ガル3号>備忘録 (創元推理文庫)海上タクシー<ガル3号>備忘録 (創元推理文庫)
読了日:04月15日 著者:多島 斗志之
16ノットで1時間、これで尾道に着くことはできますか。瀬戸内で海上タクシーを営む寺田のもとに、殺人事件の容疑者が主張するアリバイを崩すべく、刑事が知恵を借りにきた。容疑者は熟練の同業者。寺田は物理的に不可能な壁を破れるか。驚愕のアリバイ崩し「見えないロープ」ほか、海上タクシー“ガル3号”船長の寺田と助手の弓が遭遇する7つの事件を収録。『二島縁起』姉妹編。 ☆☆☆ 海上タクシーを使った推理小説って斬新!7つの事件、すべてが良く出来てて引き込まれた!

四万十食堂 (アクションコミックス)四万十食堂 (アクションコミックス)
読了日:04月18日 著者:安倍 夜郎,左古 文男
累計400万部を誇る漫画『深夜食堂』作者の安倍夜郎と漫画家・ライターの左古文男。高知県四万十出身の2人が同県西南の幡多地方独自の郷土料理と旨い酒を紹介するイラストエッセー。高知の食を扱った同漫画の2作と書き下ろし『四万十食堂』を収録。大人気漫画の原点といえる究極グルメ・故郷の味を綴る『深夜食堂』副読本。☆☆★ これをここに並べていいのかどうか迷うところながら。読み物としていいが、あまり美味しくはなかった(笑)

仏果を得ず (双葉文庫)仏果を得ず (双葉文庫)
読了日:04月21日 著者:三浦 しをん
高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。以来、義太夫を極めるため、傍からはバカに見えるほどの情熱を傾ける中、ある女性に恋をする。芸か恋か。悩む健は、人を愛することで義太夫の肝をつかんでいく―。若手大夫の成長を描く青春小説の傑作。 ☆☆★ 浄瑠璃の世界ってあまり解らないが、しかし深くて面白いものなんだな!三浦しおんってこんなジャンルもありなのか。

戦国の女たち 司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文庫)戦国の女たち 司馬遼太郎・傑作短篇選 (PHP文庫)
読了日:04月29日 著者:司馬 遼太郎
戦国乱世の時代、戦場を駆けた男だけでなく、女たちもまたそれぞれに「闘いの日々」を送っていた。異例の出世を遂げた豊臣秀吉の妻・北ノ政所、夫の異常なまでの嫉妬にさらされ続けた細川忠興の妻・伽羅奢(ガラシャ)から、戦上手で変わり者の侍大将に思いを寄せる人妻の由紀、夫を徹底して働かせた遊び好きの小梅まで、有名無名六人の女性が戦乱の中で咲かせた「花」を描いた珠玉の短篇集。 ☆☆★ 戦国時代をこの切り口は興味深いし、まるで女達の戦国時代、闘っているんだ!

読書メーター

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2020年3月に読んだ本

2020-04-23 | いい本読んでます?
3月の読書メーター 読んだ本の数:14 読んだページ数:4394

むかしのはなし (幻冬舎文庫)むかしのはなし (幻冬舎文庫)
読了日:03月01日 著者:三浦 しをん
 三カ月後に隕石がぶつかって地球が滅亡し、抽選で選ばれた人だけが脱出ロケットに乗れると決まったとき、人はヤケになって暴行や殺人に走るだろうか。それともモモちゃんのように「死ぬことは、生まれたときから決まってたじゃないか」と諦観できるだろうか。今「昔話」が生まれるとしたら、をテーマに直木賞作家が描く衝撃の本格小説集。☆☆★ 昔話をモチーフにした短編集でありながら、すべてが同じ世界を描いた連作短編集。昔話が現代の話に上手くアレンジされて、どこかで巧みに絡み合っている秀作。

蓼喰う虫 (新潮文庫)蓼喰う虫 (新潮文庫)
読了日:03月03日 著者:谷崎 潤一郎
 全てにおいて完璧だと思って結婚した女なのに、なぜ妻という立場になると、欲情しなくなるのだろう……。セックスレスが原因で不和に陥った一組の夫婦。夫は勝手気儘に娼婦を漁り、片や妻は夫公認の間男の元へと足繁く通う日々を送る。関係はもはや破綻しているのに、子供のことを考えると離婚に踏み切れない。夫婦を夫婦たらしめるものは一体何か。著者の私生活を反映した問題作。 ☆☆★ なんと1929年の作品だということに驚いた!セレブで進歩的な夫婦の物語で、とっても今っぽいやん!!

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (光文社文庫)
読了日:03月04日 著者:歌野 晶午
 焼け跡から金貸しの老婆の死体が発見された。体には十数カ所の刺し傷があり、焼け残った金庫からはお金も債務者の記録も消えていた! 事件を捜査する浜倉中央署の刑事・舞田歳三。彼にはゲームとダンスが好きな11歳の姪・ひとみがいた。行き詰まった事件の謎を、彼女の何気ない言葉が解決へと導く。キャラクターの魅力と本格推理の醍醐味が詰まった傑作推理小説。☆★★ シリーズものの2冊目?子供向け推理小説やったわ、かわいらしい(笑)

割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)割れた誇り ラストライン 2 (文春文庫)
読了日:03月06日 著者:堂場 瞬一
 女子大生殺人事件の容疑者として逮捕されていた田岡勇太が、地裁でまさかの無罪となり、自宅に戻った。近所は不穏な空気に包まれ、田岡への嫌がらせも発生。そんな中、女子大生の恋人だった男が殺される。判決後も田岡に執拗に迫っていたため、返り討ちも疑われたが、一方で今度は田岡が襲われた―。これは復讐の連鎖なのか。☆☆★ 手に汗握る心理戦、思いも掛けない展開だ!

サブマリン (講談社文庫)サブマリン (講談社文庫)
読了日:03月09日 著者:伊坂 幸太郎
 家裁調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプらしい。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。また15歳のパソコン少年は「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。だが一番の問題は傍迷惑は上司・陣内の存在だった! 読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。伊坂ワールドでは、どんなに孤独な魂にも光が注ぐ!!☆☆☆ 偶然に偶然が重なり、お話が重層的に絡み合っていき、最後にはすべてがつながるという伊坂ワールドまんまな物語りながら、説得力があるんだな、不思議。連作短編集「チルドレン」の十数年後を時代設定とした長編小説だったということをあとで知った。もう一度読まなきゃ!「弘法のやつ、そこそこ筆選んでいたらしいぜ」(笑)

赤痢赤痢
読了日:03月12日 著者:石川 啄木
 明治時代の歌人・詩人である石川啄木の小説。初出は「スバル」創刊号[1909(明治42)年]。小説「鳥影」執筆の際に得た赤痢病に関する知識と、前年の日記に「天理教の話が興をひいた」とあることから分かるように、これらが着想となって執筆されたと考えられる。赤痢しょうけつ期における天理教のありようの追求が主題であろう。☆★★ 新型コロナウィルス感染拡大の折、ふと思って読んでみたが、ちょっとテーマは違っていたのだ…。

憎悪の依頼 (新潮文庫)憎悪の依頼 (新潮文庫)
読了日:03月14日 著者:松本 清張
 私の殺人犯罪の原因は、川倉甚太郎との金銭貸借ということになっている。――金銭のもつれから友人を殺害した男が刑の確定後に、秘められた動機を語る表題作。女性が失踪し、カメラだけが北海道でみつかった。死体は発見されず、容疑者の新進画家には堅牢なアリバイがある。巧みなトリックを生かした「すずらん」など、多彩な魅力溢れる全10編を収録した傑作短編集。☆☆★ トリックより「動機」に重きを置いた物語が続く。今時の推理小説と比較すると単純なお話が多いのは時代性だろうけど、しかし動機に説得力があれば、これほどまでに深い紋語りになるのだと再認識。

神はサイコロを振らない (中公文庫)神はサイコロを振らない (中公文庫)
読了日:03月15日 著者:大石 英司
 かつて、忽然と消息を絶った報和航空四〇二便YS‐11機が突如、羽田空港に帰還した。しかし六十八名の乗員乗客にとって、時計の針は十年前を指したまま…。戸惑いながらも再会を喜ぶ彼らと、その家族を待ち受けていた運命とは―。歳月を超えて実現した愛と奇跡の物語。☆☆☆ 突拍子もない設定なんだけど、とはいえそれが感情移入を阻害することなく、とにかく何度も涙がこぼれたしまった。

本所おけら長屋 (PHP文芸文庫)本所おけら長屋 (PHP文芸文庫)
読了日:03月19日 著者:畠山 健二
 本所亀沢町にある「おけら長屋」は騒動の宝庫だ。大家の徳兵衛、米屋奉公人の万造、左官の八五郎、後家女のお染―ひと癖ある住人が入り乱れて、毎日がお祭り騒ぎ。そんなおけら長屋に、わけあり浪人の島田鉄斎がやってきて…。貧しいくせにお節介、そそっかしいけど情に厚い。そんな庶民が織りなす、江戸落語さながらの笑いと情緒にあふれる連作時代小説。文庫書き下ろし。☆★★ お江戸の人情長屋話、軽い軽いタッチながら、ほろっと泣き笑い!

5分で泣ける! 胸がいっぱいになる物語 (宝島社文庫)5分で泣ける! 胸がいっぱいになる物語 (宝島社文庫)
読了日:03月22日 著者:
 大人気の「ひと駅ストーリー」シリーズと「10分間ミステリー」シリーズから“泣けるいい話”を集めました!ペリリュー島の大戦秘話「サクラ・サクラ」柚月裕子や、小学生の頃に埋めたタイムカプセルの謎を解く「葉桜のタイムカプセル」岡崎琢磨、老夫婦の愛を描く「柿」友井羊、父と娘の“電車ごっこ”の大切な思い出「がたんごとん」咲乃月音など、感涙必至の物語、全26話を収録。☆★★ 超短編なんで、どんでん返し的なお話になってしまうのだろうけど、残念ながら飽きてしまう。しかも「実は死んでいた」ってな結末が多すぎるよ。泣けない話が多いのよ。

エンドロール (ハヤカワ文庫JA)エンドロール (ハヤカワ文庫JA)
読了日:03月26日 著者:鏑木 蓮
 映画監督になる夢破れ、故郷を飛び出した青年・門川は、アパート管理のバイトをしていた。ある日、住人の独居老人・帯屋が亡くなっているのを見つけ、遺品の8ミリフィルムを発見する。映っていたのは重いリヤカーを引きながらも、笑顔をたやさない行商の女性だった。門川は、映像を撮った帯屋に惹かれ彼の人生を辿り、孤独にみえた老人の波瀾の人生を知る。偶然の縁がもたらした温かな奇跡。☆☆☆☆ 特別に☆4つ!孤独死と思われがちな老人その人にフォーカスして話が展開していくのだが、「孤独死」が必ずしも不幸な死ではないということに気付かされた。

姫椿 (文春文庫)姫椿 (文春文庫)
読了日:03月26日 著者:浅田 次郎
 飼い猫が死んでしまったOL、経営に行き詰まり、死に場所を探す社長、三十年前に別れた恋人への絶ち難い思いを心に秘めた男、妻に先立たれ、思い出の競馬場に通う大学助教授…。凍てついた心を抱えながら日々を暮す人々に、冬の日溜りにも似た微かなぬくもりが、舞い降りる。魂を揺さぶる全八篇の短篇集。☆☆★ 悲しいお話が多いのだがなぜか絶望感がない。辛口の大人のメルヘンでもありファンタジーで。まさに浅田節全開の短編集。

化学探偵Mr.キュリー (中公文庫)化学探偵Mr.キュリー (中公文庫)
読了日:03月30日 著者:喜多 喜久
 構内に掘られた穴から見つかった化学式の暗号、教授の髪の毛が突然燃える人体発火、ホメオパシーでの画期的な癌治療、更にはクロロホルムを使った暴行など、大学で日々起こる不可思議な事件。この解決に一役かったのは、大学随一の秀才にして、化学オタク(?)沖野春彦准教授―通称Mr.キュリー。彼が解き明かす事件の真相とは…!?☆★★ ガリレオの軽い版?化学ネタのミステリーということで試しに読んでみたけど、科学的要素は薄くて…。

それは経費で落とそう (集英社文庫)それは経費で落とそう (集英社文庫)
読了日:03月31日 著者:吉村 達也
 年上の部下と年下の上司、単身赴任先での浮気、領収書のごまかし、人事異動の内示、お偉いさんとの気づまりな会話―。サラリーマンにとって決して避けて通れない身近なテーマ。喜劇と悲劇がつねに紙一重という、綱渡り的会社員生活の日常に潜む、思いもかけない恐怖をリアルに描く。身につまされる笑いのあとに、背筋も凍る戦慄、読みだしたら止まらない興奮の五編。ブラックな会社ミステリー。☆★★ バブルがはじけた頃のお話だったので(最近の作品かと思っていた)、今ではとてもじゃないけど感情移入が出来ない…(汗)


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2020年2月に読んだ本

2020-03-23 | いい本読んでます?
【🏃Run7-17 5.03km 30:14 湘南海岸公園】2月の読書メーター 読んだ本の数:9 読んだページ数:3050

黄色い目の魚 (新潮文庫)黄色い目の魚 (新潮文庫)
読了日:02月03日 著者:佐藤 多佳子
 海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。青春小説の傑作。 ☆☆★ちょっと読みづらい文章だったが、ほんのり甘酸っぱい青春小説で読了感めっちゃよかった。

クジラが見る夢 (新潮文庫)クジラが見る夢 (新潮文庫)
読了日:02月04日 著者:池澤 夏樹
 1994年の春、ジャック・マイヨールはカリブ海の島にいた。映画『グラン・ブルー』主人公のモデルにして素潜りの世界記録樹立者は、いかにして水深105メートルに到ったのか。イルカに導かれて長い歳月を海で生きる彼の思想はどんなものか。そして野生のイルカやクジラと泳ぐ夢はかなうのか。すべてを確かめるため、ジャックと共に過ごした著者が贈る「幸福な日々」の記録。写真多数収録。 ☆☆★映画グランブルーで知って大尊敬するジャックマイヨールの人柄がとってもよく分かる秀逸なノンフィクションだ。

予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
読了日:02月07日 著者:東野 圭吾
 深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学四年生の時に書いた作文。果たして偶然か、妄想か…。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する、人気連作ミステリー第二弾。☆☆★ガリレオシリーズの第2弾だったんだ。それぞれのトリック明かしが物理的(?)で面白くて一瞬で読み終えてしまった!

鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)
読了日:02月15日 著者:宮部 みゆき
 亡き両親が残したビデオを見た智子は、かつて自分に特殊な力があったことを知る(「朽ちてゆくまで」)。わたしは凶器になれる―。念じただけで人や物を発火させる能力を持つ淳子は、妹を惨殺された過去を持つ男に、報復の協力を申し出る(「燔祭」)。他人の心が読める刑事・貴子は、試練に直面し、刑事としての自分の資質を疑ってゆく(「鳩笛草」)。超能力を持つ三人の女性をめぐる三つの物語。 ☆★★超能力を題材にしてSFにせずに推理小説としてところはすごいのだけど、でもそうするとリアリティが…。一つ目の物語は面白かったが、2つめ3つめは説得力が足りないや。

火星に住むつもりかい? (光文社文庫)火星に住むつもりかい? (光文社文庫)
読了日:02月15日 著者:伊坂 幸太郎
 「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作! ☆☆☆凄い凄い凄すぎる!伊坂ワールド全開すぎる!伏線の張り方が巧妙でその回収の仕方が独特で緻密でやばい。ちなみにSF小説ではありません、自分も勘違いして読み始めたが。

ちょいな人々 (文春文庫)ちょいな人々 (文春文庫)
読了日:02月19日 著者:荻原 浩
 「カジュアル・フライデー」に翻弄される課長の悲喜劇を描く表題作、奇矯な発明で世の中を混乱させるおもちゃ会社の顛末「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」、阪神ファンが結婚の挨拶に行くと、彼女の父は巨人ファンだった…「くたばれ、タイガース」など、ブームに翻弄される人々を描くユーモア短篇集。☆☆★いやいや、市井の人々のちょっとした小ネタをこんだけおもしろおかしく書き上げる著者の視点と筆致力に驚愕!

風花 (集英社文庫)風花 (集英社文庫)読了日:02月21日 著者:川上 弘美
 ねえ、わたし、離婚したほうがいいのかな。普通の夫婦を続けていくって、どういうことなんだろう―。のゆり、33歳。結婚7年目の夫・卓哉の浮気を匿名の電話で知らされた。卓哉に離婚をほのめかされて、途方に暮れながらも日々の生活は静かに続く。やがてのゆりは少しずつ自分と向き合い、一歩ずつ前へと進み始める。移ろう季節のように、ゆるやかに変わっていく愛の形を描いた傑作恋愛小説。☆☆★大人の童話?寓話?的な恋愛小説でいいお話だが、男の自分にはちょっと感情移入が難しくて…。

忍びの国 (新潮文庫)忍びの国 (新潮文庫)
読了日:02月25日 著者:和田 竜
 時は戦国。忍びの無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを咎められ、百文の褒美目当てに他家の伊賀者を殺める。このとき、伊賀攻略を狙う織田信雄軍と百地三太夫率いる伊賀忍び軍団との、壮絶な戦の火蓋が切って落とされた──。破天荒な人物、スリリングな謀略、迫力の戦闘。「天正伊賀の乱」を背景に、全く新しい歴史小説の到来を宣言した圧倒的快作。☆☆☆史実を元に著者の想像力の豊かさでとても読み応えのある物語に仕立て上げられている。主人公無門の台詞をあえて現代語にしていることでお話がリズミカルになってて読みやすかったし。

潮騒 (新潮文庫)潮騒 (新潮文庫)
読了日:02月26日 著者:三島 由紀夫
 文明から孤絶した、海青い南の小島――潮騒と磯の香りと明るい太陽の下に、海神の恩寵あつい若くたくましい漁夫と、美しい乙女が奏でる清純で官能的な恋の牧歌。人間生活と自然の神秘的な美との完全な一致をたもちえていた古代ギリシア的人間像に対する憧れが、著者を新たな冒険へと駆りたて、裸の肉体と肉体がぶつかり合う端整な美しさに輝く名作が生れた。☆☆☆知らなかった、三島由紀夫ってこんな小説を書いていたのだ!素晴らしい!
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2020年1月に読んだ本

2020-02-17 | いい本読んでます?
1月の読書メーター 読んだ本の数:13 読んだページ数:4373

一路(上) (中公文庫)一路(上) (中公文庫)
読了日:01月05日 著者:浅田 次郎 失火により父が不慮の死を遂げたため、江戸から西美濃・田名部郡に帰参した小野寺一路。齢十九にして初めて訪れた故郷では、小野寺家代々の御役目・参勤道中御供頭を仰せつかる。失火は大罪にして、家督相続は仮の沙汰。差配に不手際があれば、ただちに家名断絶と追い詰められる一路だったが、家伝の「行軍録」を唯一の頼りに、いざ江戸見参の道中へ!  ☆☆☆ 捨てる神あれば拾う神あり。なんか暗澹たる思いで読んだ冒頭部だったが、いや~、希望が少し見えてきてからの展開がわくわくで、一気に読んだ~!一路の一途な気持ちがいじらしい。

一路(下) (中公文庫)一路(下) (中公文庫)
読了日:01月09日  著者:浅田 次郎 中山道を江戸へ向かう蒔坂左京大夫一行は、次々と難題に見舞われる。中山道の難所、自然との闘い、行列の道中行き合い、御本陣差し合い、御殿様の発熱…。さらに行列の中では御家乗っ取りの企てもめぐらされ―。到着が一日でも遅れることは御法度の参勤交代。果たして、一路は無事に江戸までの道中を導くことができるのか!  ☆☆☆ 参勤交代ってこんな意味があってこんな風に行われていたのか、お殿様って稼業もたいへんやな~、一路って男前やな~、仲間っていいな~、お馬にもいろいろ事情があるね~ん、と喜怒哀楽、人生そのものだなと感じさせられる味のある作品、最高!

のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)
読了日:01月10日  著者:和田 竜 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の大軍を指揮した石田三成の軍勢に対して、その数、僅か五百。城代・成田長親は、領民たちに木偶の坊から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。武・智・仁で統率する、従来の武将とはおよそ異なるが、なぜか領民の人心を掌握していた。従来の武将とは異なる新しい英傑像を提示した四十万部突破、本屋大賞二位の戦国エンターテインメント小説! ☆☆★ いかんいかん、映画の印象が強くて、読みながら頭の中に繰り広げられる場面は、まんま映画のロケーションで、登場人物はあの映画の役者さん達や~!ただ小説で描かれる成田長親(のぼう様)と、映画で演じた野村萬斎とが、イメージ違いすぎて、そこが頭の中でぎくしゃくする💦

のぼうの城 (下) (小学館文庫)のぼうの城 (下) (小学館文庫)
読了日:01月12日  著者:和田 竜 「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。「これよ、これ。儂が求めていたものは」一方、秀吉に全権を託された忍城攻城軍総大将・石田三成の表情は明るかった。我が意を得たり、とばかりに忍城各門に向け、数の上で圧倒的に有利な兵を配備した。後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いが、ついに幕を開ける。 ☆☆☆ 攻める織田側も、忍城側も、みんなキャラが際立っていて、心理戦がリアルすぎて、感情移入が半端なくて読んでて疲れる臨場感。映画で甲斐姫に榮倉奈々をあてたのは見事なキャスティングやな。いや、脚本と原作が同時進行だということやから、榮倉奈々があってこの甲斐姫やったのか。とにかく小説も映画も素晴らしい!

パーク・ライフ (文春文庫)パーク・ライフ (文春文庫)
読了日:01月14日  著者:吉田 修一 公園にひとりで座っていると、あなたには何が見えますか?スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。日比谷公園を舞台に、男と女の微妙な距離感を描き、芥川賞を受賞した傑作小説。 ☆☆★ 日常の切り取り方が巧みで、何気ない風景がみずみずしく精緻に描かれている。なんとなく停滞感・閉塞感が濃かったあの頃、スタバが台頭してきた頃、未来がどうなるのかまったく見えない不安感、読み進めるうちにどっぷりあの時代にタイムスリップしていった。

高校入試 (角川文庫)高校入試 (角川文庫)
読了日:01月17日  著者:湊 かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす! 」と書かれた貼り紙を見つける。迎えた入試当日。試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!  ☆☆★ 読みにくい、登場人物の整理が付かない。というのは、ドラマの脚本として書いたものを自ら小説に落とし込めた作品だからなのかも知れない。でも、湊ワールド、こういう作品は彼女にしか書けない!

ラハイナまで来た理由ラハイナまで来た理由
読了日:01月21日 著者:片岡 義男 一枚の写真。たとえば古いアルバムのなかの。いつ、どこの、どんな物語のひとこまなのか、写っている人にしかわからない。写っているその場面の前後に流れた時間のなかに、被写体となった人たちの人生がある。どれもみな写真のような、二十八篇の物語。片岡義男の一人称によるハワイ小説の、待望の第四作。 ☆★★ 写真集を眺めているような気持ちになるのが片岡作品。初めて片岡義男の本を読んだ高一の頃はただただかっこいいと思っただけ、20代に全部読み返したがその時には世界観にはまり…、しかし最近読み返してもちっとも響いてこない。自分がではなく時代が変わったのだろうか。

猫弁と少女探偵 (講談社文庫)猫弁と少女探偵 (講談社文庫)
読了日:01月22日  著者:大山 淳子 ひとりぼっちの少女とコンビを組み、失踪した三毛猫を探すことになった天才弁護士・百瀬太郎。忙しさのあまり婚約者の誕生日に気づかず、彼女はイケメン同窓生と急接近!さらに次郎と名乗る弟までが現れて…。やっかいでかけがえのない人たちのために悩み、奔走する百瀬。絶好調、癒されるミステリー!  ☆☆★ シリーズものを途中から読んでしまったようで、キャラがよくわからん。漫画やな、と思いつつ、読了感が良かった。このシリーズ、古本屋さんで見つけたら買ってしまう気がする。

5分で読める! ひと駅ストーリー 降車編 (宝島社文庫)5分で読める! ひと駅ストーリー 降車編 (宝島社文庫)
読了日:01月23日 著者: 『このミステリーがすごい! 』大賞・日本ラブストーリー大賞・『このライトノベルがすごい! 』大賞の作家総勢49名が、ひと駅の間に起こる様々なストーリーを描いたショートショート集を2冊同時刊行します。5分で読める気軽さとは裏腹に、本格謎解きアリ・爆笑アリ・感涙アリの盛りだくさんな内容です。降車編は『検事の本懐』の柚月裕子ほか、『珈琲店タレーランの事件簿』の岡崎琢磨、『死亡フラグが立ちました! 』の七尾与史ら24名の作品を収録しています。 ☆★★ 突拍子もないシチュエーションで話しがはじまり意外な展開から無理矢理落とす、ってそらこの枚数ならそうなるわな~。でも、一冊を一瞬で読んでしまうねん。

女たちの海峡 (文春文庫 (168‐26))女たちの海峡 (文春文庫 (168‐26))
読了日:01月24日 著者:平岩 弓枝 華道の師範代・麻子は、義弟とその友人から同時に愛を告白された。どちらを受け入れるにせよ、まず出生の秘密を質さねばと、激しく揺れる女心は母を追ってスペインへ。 ☆☆★ 1980年(昭和55年)頃のお話、ある意味、戦後が終わる頃の時代、あまりにも、あり得ない偶然が続き、あり得ないストーリーだとは思いつつも、のめり込んで読んだ不思議。

鉄の骨 (講談社文庫)鉄の骨 (講談社文庫)
読了日:01月27日 著者:池井戸 潤 中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く―技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ。 ☆★★ 672ページもあって上下巻に分けてもいい分量なのに、なぜか一冊で。社会人3~4年のゼネコンと銀行の若手社員の目線で書かれているので、薄っぺらく思えてしまうが、清濁併せ呑んでしまった大人が悪いんかも、割り切って読んだ。それでも池井戸作品に期待する切れ味がなくて、もう少し緊迫感や説得力があってもよかったな。残念。

新装版 大坂侍 (講談社文庫)新装版 大坂侍 (講談社文庫)
読了日:01月27日 著者:司馬 遼太郎 儲からないことするヤツはアホや!明けても暮れても金、金の大坂では武士道も額面通りには通らない。義のために突き進もうと、鳥居又七は江戸の彰義隊に参加したが…。幕末大坂の武士と町人の気風を語る表題作の他、いずれも、上方の心意気を軽妙な筆致で描き、意外な結末が魅力の好短編5本を収録。 ☆☆☆ 幕末の風雲期であってさえ大阪人のしたたかさに大爆笑。大阪あるあるや~!(爆)

雷撃深度一九・五 (文春文庫)雷撃深度一九・五 (文春文庫)
読了日:01月30日  著者:池上 司 昭和20年7月16日、110余名の乗員と人間魚雷回天を乗せた伊五八潜水艦が呉軍港を出港した。フィリピン東方を通過する敵艦船をグアム―レイテ線上で撃沈せよとの特命を受けた倉本艦長は、宿敵マックベイ大佐と太平洋戦争における艦艇同士の最後の闘いに挑む―。全く新しい戦争サスペンスの誕生。 ☆☆★ 伊58潜水艦と重巡インディアナポリスの駆け引きと戦いの描写は圧巻 ! 息詰まる攻防に1行たりとも気が抜けんわ!
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2019年12月に読んだ本

2020-01-10 | いい本読んでます?
12月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:2667

十字の記憶 (角川文庫)十字の記憶 (角川文庫)
読了日:12月04日 著者:堂場 瞬一
地方紙の支局長として20年ぶりに地元に戻って来た福良孝嗣は、前市長の息子が銃殺された事件を着任早々、取材することになる。一方、高校の陸上部で福良とリレーのメンバーを組んでいた県警捜査一課の芹沢拓もまた同じ事件を追っていた。記者と刑事―交わってはならない関係となった2人。だが、事件の背後を洗ううち、2人は、もう1人の同級生の重い過去によって引き寄せられていく。☆☆★ スタイルは相変わらずの堂場そのものだが、ただテーマ的には珍しいパターンで(記者もの、地方もの、政治ものの組み合わせってことで)一気に読めた。

離陸 (文春文庫)離陸 (文春文庫)
読了日:12月10日 著者:絲山 秋子
国交省から矢木沢ダムに出向中の佐藤弘のもとへ、ある夜、見知らぬ黒人が訪れる。「女優の行方を探してほしい」。昔の恋人はフランスで、一人息子を残して失踪していた。彼女の足跡を辿る旅は、弘の運命を意外な方向へ導いていく。“生きている者は皆、離陸を待っているのだ”。静かな祈りで満たされた傑作長編小説。 ☆☆☆ ミステリーのような、恋愛小説のような、純文学のような、捕らえどころが無いようで、しかしどっしりとした軸と、巧みなプロットのせいで、ページをめくる手が早まる。

カッシーノ! (幻冬舎アウトロー文庫)カッシーノ! (幻冬舎アウトロー文庫)
読了日:12月13日 著者:浅田 次郎
ギャンブルは、趣味でも仕事でもなく信仰である!を自認する著者がヨーロッパ屈指の最高級ホテルを泊まり歩きながら、由緒あるカジノで一攫千金を夢見て大博打。ニースでは魂も私財も溺め取られ、サンレモではリラをフランと勘違いしてぬか喜びの万歳三唱。最後に待ち受けるのは、歓喜か?絶望か?痛快世界カジノ紀行、シリーズ第一弾。★★★ 作品の評価では無くて、分野的にわからんので…。

光 (集英社文庫)光 (集英社文庫)
読了日:12月14日 著者:三浦 しをん
島で暮らす中学生の信之は、同級生の美花と付き合っている。ある日、島を大災害が襲い、信之と美花、幼なじみの輔、そして数人の大人だけが生き残る。島での最後の夜、信之は美花を守るため、ある罪を犯し、それは二人だけの秘密になった。それから二十年。妻子とともに暮らしている信之の前に輔が現れ、過去の事件の真相を仄めかす。信之は、美花を再び守ろうとするが―。渾身の長編小説。 ☆☆☆ 人間の本質に迫ったところに届く筆致力、もはやフィクションとは思えない臨場感、SEXの描写が身も蓋もなくて、それがこの物語のベースになってしまっているから驚く。

天平の甍 (新潮文庫)天平の甍 (新潮文庫)
読了日:12月18日 著者:井上 靖
天平五(733)年、荒れ狂う大海を越えて唐に留学した若い僧たちがあった。故国の便りもなく、無事な生還も期しがたい彼ら――在唐二十年、放浪の果て、高僧鑒真(がんじん)を伴って普照(ふしょう)はただひとり故国の土を踏んだ……。鑒真来朝という日本古代史上の大きな事実をもとに、極限に挑み、嵐の中の木の葉のように翻弄される僧たちの運命を、大きな歴史のうねりの中に鮮明なイメージで定着させた画期的な歴史小説。☆☆☆ 鑑真来訪という史実は知っているが、その背景のドラマを作家としての想像力を駆使して書き上げられた作品で、のめり込んで一気に読んだ。吉備真備筆の墓誌が中国で発見されたというニュースが先日あって縁を感じた!

水声 (文春文庫)水声 (文春文庫)
読了日:12月20日 著者:川上 弘美
1996年、わたしと弟の陵はこの家に二人で戻ってきた。ママが死んだ部屋と、手をふれてはならないと決めて南京錠をかけた部屋のある古い家に。夢に現われたママに、わたしは呼びかける。「ママはどうしてパパと暮らしていたの」―愛と人生の最も謎めいた部分に迫る静謐な長編。読売文学賞受賞作。 ☆★★ 死生観を描いた作品であろうが、しかしどうしても感情移入できなくて、苦労して読んだ。

飛水 (講談社文庫)飛水 (講談社文庫)
読了日:12月24日 著者:高樹 のぶ子
夫のいる身ながら、わたしは知り合いの葬儀で出逢った妻子ある男からの強引とも言える告白に心惹かれる。その不器用なほど真っ直ぐな人柄に、ますます思いは募っていくが……。一緒に暮らす約束までした二人の、長い時を経ての逢瀬には、ずっと胸に秘めていた痛切な思いがあった。深く心に響く恋愛小説。☆★★ 恋愛小説でありながらとってもよく出来たミステリー小説、深い…。

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)
読了日:12月28日 著者:有川 浩
「2年間で、劇団の収益から300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」―鉄血宰相・春川司が出した厳しい条件に向け、新メンバーで走り出した『シアターフラッグ』。社会的には駄目な人間の集まりだが、協力することで辛うじて乗り切る日々が続いていた。しかし、借金返済のため団結しかけていたメンバーにまさかの亀裂が!それぞれの悩みを発端として数々の問題が勃発。旧メンバーとの確執も加わり、新たな危機に直面する。そんな中、主宰・春川巧にも問題が…。どうなる『シアターフラッグ』!?書き下ろし。 ☆★★ 続編来たか。キャラが自由に弾けとんではいるが、しかしお話が硬直化してしまって自分的には残念だ。

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2019年11月に読んだ本

2019-12-09 | いい本読んでます?
11月の読書メーター 読んだ本の数:12 読んだページ数:4374

ブラック オア ホワイト (新潮文庫)ブラック オア ホワイト (新潮文庫)
読了日:11月01日 著者:浅田 次郎 「どうぞお試しくださいませ。ブラック・オア・ホワイト?」スイスの湖畔のホテルで、バトラーが差し出した二つの枕。パラオ、ジ ャイプール、北京、そして京都。エリート商社マンに人生の転機が訪れる度に、黒と白の枕が現れる。悪夢、それとも美しい夢。それは、実現しなかった人生の一部分なのか。夢と現の境は曖昧になり、夢が現実を呑み込んでいく。現代日本の実像に迫る、渾身の長編小説。☆☆★ 夢と現実を行きつ戻りつ。時折哲学的な表現もあるが、とても不思議な感覚になる物語。現実と夢の狭間で、むしろ夢に浸食されていく様が怖い。

パンドラの匣 (新潮文庫)パンドラの匣 (新潮文庫)
読了日:11月06日 著者:太宰 治 「健康道場」という風変りな結核療養所で、迫り来る死におびえながらも、病気と闘い明るくせいいっぱい生きる少年と、彼を囲む善意の人々との交歓を、書簡形式を用いて描いた表題作。社会への門出に当って揺れ動く中学生の内面を、日記形式で巧みに表現した「正義と微笑」。いずれも、著者の年少の友の、実際の日記を素材とした作品で、太宰文学に珍しい明るく希望にみちた青春小説。☆☆★ 太宰治にこんな「純愛小説」「青春小説」があったのは意外だったが、感情移入しつつ面白くて一気に読んでしまった。

水のかたち 上 (集英社文庫)水のかたち 上 (集英社文庫)
読了日:11月06日 著者:宮本 輝 東京下町に暮らす主婦・志乃子、50歳。もうすぐ閉店する「かささぎ堂」という近所の喫茶店で、文机と朝鮮の手文庫、そして薄茶茶碗という骨董品を女主人から貰い受ける。その茶碗は、なんと三千万円は下らない貴重な鼠志野だという。一方、志乃子の姉、美乃も長年勤めていた仕事を辞め、海雛という居酒屋の女将になるという。予想もしなかった出会いから、人生の扉が大きく開きはじめる―。 ☆★★ たまたまもらい受けた茶碗が3000万円の値打ちがあるってのは非日常な出来事だが、お話自体はとっても日常的なお話。それがこれだけの奥深い物語になるのがすごい。

残業税 マルザの憂鬱 (光文社文庫)残業税 マルザの憂鬱 (光文社文庫)
読了日:11月10日 著者:小前 亮 介護職に就く夏目健人は元フリーター。最悪の労働条件だった会社が大手に買収されて待遇も向上し、ほどほどに満足して働いていたのだが―。残業すればするほど税金が増える「時間外労働税」が導入された社会。介護や教育など、長時間労働の現場で働く人々に起こる様々な事件と、彼らのために奮闘する残業税調査官たちの活躍を描く、話題のお仕事ミステリー第三弾! ☆☆★ 一作目が驚愕のおもしろさだったのに、2作目が「ちゃうやろ~」。やけど、この三作目では、なんとか軌道修正していたが、一作目ほどの切れ味が無いのが残念。

ダブルアップ (宝島社文庫)ダブルアップ (宝島社文庫)
読了日:11月12日 著者:ハセベバクシンオー 多数の死者を出したビル火災以来、歌舞伎町は史上空前の冬の時代から抜け出せずにいた。この街で非合法のゲーム喫茶を経営する元シャブ中毒・元銀行員の早瀬。彼は、幼なじみの警官が持ち込んだ1キロのシャブによって、ビル火災の謎と疑惑を知ることになる。歌舞伎町浄化作戦の裏側で進行していた陰謀と、やがて早瀬が辿り着く絶望的な真実とは。第2回『このミス』大賞優秀賞受賞作家が描く非合法ギャンブル戦争。 ★★★もうちょっと文章力がまともであれば面白かったかも知れないんやけどな…。

塩の街 (角川文庫)塩の街 (角川文庫)
読了日:11月15日 著者:有川 浩 塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女、秋庭と真奈。世界の片隅で生きる2人の前には、様々な人が現れ、消えていく。だが―「世界とか、救ってみたくない?」。ある日、そそのかすように囁く者が運命を連れてやってくる。『空の中』『海の底』と並ぶ3部作の第1作にして、有川浩のデビュー作!番外編も完全収録。 ☆☆★有川浩にしては文章が硬くて拙いなと思ったらこれがデビュー作だったのか!有川浩ワールド最初から全開や!!

なめらかで熱くて甘苦しくて (新潮文庫)なめらかで熱くて甘苦しくて (新潮文庫)
読了日:11月17日 著者:川上 弘美 少女の想像の中の奇妙なセックス、女の自由をいまも奪う幻の手首の紐、母の乳房から情欲を吸いだす貪欲な嬰児と、はるか千年を越えて女を口説く男たち。やがて洪水は現実から非現実へとあふれだし、「それ」を宿す人々を呑み込んでいく……。水/土/風/火の四大元素と世界の名をもつ魅惑的な物語がときはなつ、愛し、産み、老いていく女たちの愛おしい人生と「性欲」の不思議。☆☆☆めちゃくちゃエロいの…。

冷蔵庫を抱きしめて (新潮文庫)冷蔵庫を抱きしめて (新潮文庫)
読了日:11月21日 著者:荻原 浩 幸せなはずの新婚生活で摂食障害がぶり返した。原因不明の病に、たった一人で向き合う直子を照らすのは(表題作)。DV男から幼い娘を守るため、平凡な母親がボクサーに。生きる力湧き上がる大人のスポ根小説(「ヒット・アンド・アウェイ」)。短編小説の名手が、ありふれた日常に訪れる奇跡のような一瞬を描く。名付けようのない苦しみを抱えた現代人の心を解き放つ、花も実もある8つのエール。☆★★読んでてストレスが乗り移ってくる感じがちょっと辛い。

草雲雀 (実業之日本社文庫)草雲雀 (実業之日本社文庫)
読了日:11月25日 著者:葉室 麟媛野藩の藩士、栗屋清吾は女中のみつと深い仲になるが、妻として娶ることは認められていない。そんな時、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。伊八郎が藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。子どもを持ちたいというみつの願いに応えるため引き受けたが、伊八郎と対立する派閥からの刺客が次々と襲い掛かり…。☆★★なんか「あれ?」ってなあっけない終わり方で続きがあれば読みたいが…。もう続きは無いんだな。

母なる自然のおっぱい母なる自然のおっぱい
読了日:11月26日 著者:池澤 夏樹知恵を伝達し、流布し、蓄積することに成功してホモ・サピエンスは自然から遊離してしまった。そこには奢りと淋しさが同居している―。その透徹した視座より、捕鯨反対運動、沙漠に造られたエコロジー実験施設、旅、冒険、風景などについて明晰な論理を紡ぐ。凡庸な自然讃歌でも感情的な環境保護思想でもない、極めて知的で創造的な自然と人間に関する12の論考。読売文学賞受賞。☆☆☆軽いエッセイかと読み始めたら完全にタイトルに騙された。池澤さんの深い見識が読んでいて気持ちがいい。地球にとって自然にとって最も害悪なものは「人」なんだと深く再認識。

首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)首折り男のための協奏曲 (新潮文庫)
読了日:11月29日 著者:伊坂 幸太郎被害者は一瞬で首を捻られ、殺された。殺し屋の名は、首折り男。テレビ番組の報道を見て、隣人の“彼”が犯人ではないか、と疑う老夫婦。いじめに遭う高校生は“彼”に助けられ、幹事が欠席した合コンの席では首折り殺人が話題に上る。一方で、泥棒・黒澤は恋路の調査に盗みの依頼と大忙し。二人の男を軸に物語は絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!伊坂幸太郎の神髄、ここにあり。☆☆★伊坂幸太郎作品だから、ゆるく最後にすっきりまとまるのかなと思いつつ読んでたが、今作はまとまらなかった。やけどあちこち引っかかってるのがおもしろいし、これも続きが読みたい、続きでお願いまとめてくれ。

ブラック・ティー (角川文庫)ブラック・ティー (角川文庫)
読了日:11月30日 著者:山本 文緒 結婚して子どももいるはずだった。皆と同じように生きてきたつもりだった、なのにどこで歯車が狂ったのか。賢くもなく善良でもない、心に問題を抱えた寂しがりたちが、懸命に生きるさまを綴った短篇集。☆☆☆田舎から出てきて東京で一生懸命生きている女性達の10個の物語で軽犯罪をテーマにしたお話が紡がれる。ポケベル、留守電、公衆電話、久しぶりに昭和を体験した。

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2019年10月に読んだ本

2019-11-13 | いい本読んでます?
【Run3-69 5.00km 30:11 湘南銀河大橋】10月の読書メーター 読んだ本の数:11 読んだページ数:3905

県庁おもてなし課 (角川文庫)県庁おもてなし課 (角川文庫) 読了日:10月06日 著者:有川 浩 とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所仕事」から抜け出して、地元に観光客を呼べるんだ!?悩みながらもふるさとに元気を取り戻すべく奮闘する掛水とおもてなし課の、苦しくも輝かしい日々が始まった。地方と恋をカラフルに描く観光エンタテインメント。☆☆★ 自身が高知県から観光特使を依頼された際の体験から書き起こされた作品だそうで、高知県の魅力を上手く盛り込みながら、観光特使の仕事を見事にこなしている作者!(笑)


残業税 (光文社文庫)残業税 (光文社文庫) 読了日:10月08日 著者:小前 亮 残業をすればするほど取られる税金が増える「時間外労働税」が導入された。残業時間は劇的に減って、社会のありようは変わりつつあった。だが、もっと働かせたい企業も残業したい労働者も多く、サービス残業という「脱税」は絶えないのだが…。根っから真面目な残業税調査官と熱血労働基準監督官が働く人たちのために奮闘する、リアルすぎるお仕事ミステリー!☆☆☆ 働き方改革が推進されている今だから書かれた作品かと思いきや、意外にもそれより前の作品であることに驚き、内容もリアルだ!


残業禁止 (角川文庫)残業禁止 (角川文庫) 読了日:10月11日 著者:荒木 源 成瀬和正46歳、ゼネコン「ヤマジュウ建設」の現場事務所長。15階建てのホテル建設現場を取り仕切る成瀬のもとに、残業時間上限規制の指示が舞い込む。ただし納期は延ばせないという。無理難題に挑むのは、保育園の迎えがあり残業できないイクメン社員に、史上最高に使えない新人。綱渡りのスケジュールをこなすチームに容赦なく降りかかる理不尽な仕様変更、近隣住民のクレーム―。残業せずに、果たしてホテルは建つのか?☆☆☆ 残業はするな、でも納期は延びない、業務は減らない、人は増やさない、という現場の悲哀がにじみ出ていて、心に沁みる~(泣)


隠蔽捜査 (新潮文庫)隠蔽捜査 (新潮文庫) 読了日:10月14日 著者:今野 敏 竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。原理原則を遵守するその朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身命を捧げるべきだ。私はその信条に従って生きているにすぎない、と──。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。☆☆★ 再読だったが、やはり面白い異色の警察小説だ。


仮面の告白 (新潮文庫)仮面の告白 (新潮文庫) 読了日:10月15日 著者:三島 由紀夫 「私は無益で精巧な一個の逆説だ。この小説はその生理学的証明である」と作者・三島由紀夫は言っている。女性に対して不能であることを発見した青年は、幼年時代からの自分の姿を丹念に追求し、“否定に呪われたナルシシズム"を読者の前にさらけだす。三島由紀夫の文学的出発をなすばかりでなく、その後の生涯と、作家活動のすべてを予見し包含した、戦後日本文学の代表的名作。☆☆★ この作品の裏側にあるのは三島自身としか思えない。しかし当時は恐らくかなりセンセーショナルな作品だったんだろうな!


ラストライン (文春文庫)ラストライン (文春文庫) 読了日:10月18日 著者:堂場 瞬一 定年まであと十年のベテラン刑事岩倉剛。五十歳の誕生日の目前、捜査一課より南大田署に配属となった直後に管内で独居老人が殺される。異動の先々で事件を呼ぶと言われる岩倉は、元交番勤務の後輩・伊東彩香と捜査に加わるが、さらに新聞記者の自殺が発覚。二つの出来事に関連はあるのか―。待望の新たな警察小説が誕生!☆☆★ 今までのキャラとイメージが混同する節もあるが、新しいキャラ登場ってことなんだろう。新人女性刑事の教育が別の主題であるようでそっちが興味深い。


平場の月平場の月 読了日:10月25日 著者:朝倉かすみ 朝霞、新座、志木―。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる―。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。☆☆☆ これはあかん、自分の年齢のこともあるのか、これは後々ずっと心に引っ掛かってしまう、あかん!


雪煙チェイス (実業之日本社文庫)雪煙チェイス (実業之日本社文庫) 読了日:10月25日 著者:東野圭吾 殺人の容疑をかけられた大学生の脇坂竜実。彼のアリバイを証明できる唯一の人物―正体不明の美人スノーボーダーを捜しに、竜実は日本屈指のスキー場に向かった。それを追うのは「本庁より先に捕らえろ」と命じられた所轄の刑事・小杉。村の人々も巻き込み、広大なゲレンデを舞台に予測不能のチェイスが始まる!どんでん返し連続の痛快ノンストップ・サスペンス。 ☆★★ リアリティがなさ過ぎて…、って思いつつも愉快なのでよしか~。


ツアコン! (宝島社文庫『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)ツアコン! (宝島社文庫『日本ラブストーリー大賞』シリーズ) 読了日:10月27日 著者:相戸 結衣 香月南が勤めているのは、ちょっと変わった旅行会社・けやきラウンジ。やり手のマネージャー・中原匠に引き抜かれた南だったが、同僚に比べるとまだまだ勉強中の日々。従兄に頼まれた婚活ツアーや、被災地巡りツアーなどを通して、南はツアコンの極意を学んでいく。そんな折、急きょドバイから100人以上の観光客がやってくることになり―!?新人ツアコンの奮闘ぶりを描いた、旅行エンタメ小説。 ☆★★ ま、エンタメ小説やからええか~。


残業税 マルザ殺人事件 (光文社文庫)残業税 マルザ殺人事件 (光文社文庫) 読了日:10月28日 著者:小前 亮 新宿労基署の残業税調査官・通称マルザが、北軽井沢の山林で他殺体となって発見された。国税局の職員・大場莉英に、警察より先に事件の真相を探れという特命が下る。県警、警視庁、国税庁、それぞれの調べが進むうち、ある企業グループの存在が背後に浮かび上がってくるのだが…。働くことの意味を問い、税制の矛盾に鋭く斬りこむ、大好評経済ミステリー第二弾! ★★★ ちゃうねん、前作の「働くことの意味を問い、税制の矛盾に鋭く斬りこむ」がまったくないねん、あかんわ!


怒り(下) (中公文庫)怒り(下) (中公文庫) 読了日:10月29日 著者:吉田 修一 山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察は発表した。洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。日常をともに過ごす相手に対し芽生える疑い。三人のなかに、山神はいるのか?犯人を追う刑事が見た衝撃の結末とは! ☆☆★ 人を信ずること、って、なんでこんなに難しいのだろうって、ってことは普段考えないが、ふとしたときに打ちのめされることがある。それは「信じられない」ってこととはずいぶん違うのだ、ってことを考えさせられたが、余計に混迷したわ。


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2019年9月に読んだ本

2019-10-08 | いい本読んでます?
9月の読書メーター 読んだ本の数:14 読んだページ数:5003

総統の子ら 下 (集英社文庫)総統の子ら 下 (集英社文庫) 読了日:09月05日 著者:皆川 博子 1942年、フランス。親衛隊所属となり過酷な戦いを強いられてきたカールは、束の間の休息を得ていた。一方、ヘルマンはソ連軍に捕らえられ捕虜として屈辱の毎日を送っていた。それでも「戦争」は続く。「ヒトラー・ユーゲント」の時代を生きた男たちの、心の軌跡をたどり、運命に翻弄されゆく姿を描く長編ここに完結。☆☆☆ 第二次世界大戦におけるドイツはナチスの悪行しか知らなかったが、ドイツの国民が何を信じ、どう生きたのかの史実が驚愕であり、その背景は当時の日本と同様であったことを知った。そしてナチスによるユダヤ人に対する迫害からホロコーストに至るまでの状況についても…。しかし、今の日本、世界は大丈夫か?その頃に戻っていこうとしていないか?


ま、いっか。 (集英社文庫)ま、いっか。 (集英社文庫) 読了日:09月08日 著者:浅田 次郎 『さあ、身近の「ま、いっか」について、もう一度考え直してみようか。』(本文より)。花と読書を愛した青春時代の思い出。巷に氾濫する美人たちへの忠告。旅と買い物の、とっておきの楽しみ方。老化について、女の誤解と男の本音。……豊富な話題をもとに粋なオヤジ目線で語られるのは、江戸っ子らしいキレの良さと滋味たっぷりの現代考察。著者の生き方の美学がきらりと光る、軽妙洒脱なエッセイ集。☆☆★ 最近エッセイばっかで小説を書いてくれていないことが不満だが、でもやはりこの人面白くて深すぎる(笑)


社長のテスト (日経文芸文庫)社長のテスト (日経文芸文庫) 読了日:09月09日 著者:山崎 将志 会社が火事になった。PCデータ復旧を営む僕らのベンチャーは窮地に立たされる。理不尽なクレーム処理に奔走する中、現れた謎の起業家。密かな企てを試みる僕はやがて、社会を揺るがす一大事件に巻き込まれていき―「仕事の本質・裏側」を暴く痛快エンターテインメント!☆☆★ ビジネス指南的小説かと思いきや、心理サスペンスだった!


シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫) 読了日:09月10日 著者:有川 浩 小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。☆☆★ 出来すぎ感が残るが、しかしすっきり爽快な読了感、めっちゃ青春やな~。


ゴサインタン―神の座 (双葉文庫)ゴサインタン―神の座 (双葉文庫) 読了日:09月15日 著者:篠田 節子 農家の跡取り息子・結木輝和のもとにネパール人女性が嫁いで来た。そこから彼の人生は転落の一途を辿り始める。しかし、神の山ゴサインタンの懐に抱かれたとき、彼の魂は癒され、奇跡のように再生される―。現代人の満たされぬ想いと、漠とした不安を救済する新しいエンターテインメントの世界。第10回山本周五郎賞受賞作。☆★★ 豊かさとは何か、というテーマなのだろうが、なかなかお腹に落ちなくて…。


不運な女神不運な女神 読了日:09月18日 著者:唯川 恵 「いいことの数は決まっていて、誰かが余計に手にすれば、誰かがあぶれる」。駆落ちした相手に逃げられたり、死んだ夫の連れ子と姑に手を焼かされたり…。とことん男運に恵まれないヒロインたちが、恋に翻弄され、揺れ動きながらも、何かをつかみとっていく姿を描く。情感あふれる八つの恋愛短篇。☆☆★ けっして甘い恋愛話ではない。8つの物語でそれぞれ登場人物が次の話に微妙につながっていて面白い。


三四郎 (新潮文庫)三四郎 (新潮文庫) 読了日:09月18日 著者:夏目 漱石 熊本の高等学校を卒業して、東京の大学に入学した小川三四郎は、見る物聞く物の総てが目新しい世界の中で、自由気儘な都会の女性里見美禰子に出会い、彼女に強く惹かれてゆく……。青春の一時期において誰もが経験する、学問、友情、恋愛への不安や戸惑いを、三四郎の恋愛から失恋に至る過程の中に描いて『それから』『門』に続く三部作の序曲をなす作品である。☆★★ ラブストーリーなんや、俺、初めて読んだが、勝手に柔道のお話だと思っていた(笑)美禰子すてき!


うず潮のひと (講談社文庫)うず潮のひと (講談社文庫) 読了日:09月18日 著者:高橋 治 美しい海の町天草・牛深で特産の海産物加工品を本物の味に創り上げようとがんばる若き夫亡人千帆子。夫の面影に守られ、頑固な父親と名人肌の海女や慕って集まる若者たちに支えられて、ようやく彼女の努力が実を結ぼうとしたとき、純情な青年が現れて愛を告白する。自然と恋愛を大らかに描いた力作長編。☆☆☆ 天草って通過はしただけで立ち寄ったことがないが、とっても行きたくなった!千帆子に惚れた!


海の見える理髪店 (集英社文庫)海の見える理髪店 (集英社文庫) 読了日:09月20日 著者:荻原 浩 人生に訪れる喪失と、ささやかな希望の光── 心に染みる儚く愛おしい家族の小説集。店主の腕に惚れて、有名俳優や政財界の大物が通いつめたという伝説の理髪店。僕はある想いを胸に、予約をいれて海辺の店を訪れるが……「海の見える理髪店」。独自の美意識を押し付ける画家の母から逃れて十六年。弟に促され実家に戻った私が見た母は……「いつか来た道」。人生に訪れる喪失と向き合い、希望を見出す人々を描く全6編。父と息子、母と娘など、儚く愛おしい家族小説集。直木賞受賞作。 ☆☆★ 家族には 色々な問題や事情があるんやけど でもみんな懸命に生きているねんな~。


インシテミル (文春文庫)インシテミル (文春文庫) 読了日:09月24日 著者:米澤 穂信 アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場!☆★★ 映画は見たけど原作読んでも同じ感想だ。感情移入できない、納得できない。


エリカエリカ 読了日:09月27日 著者:小池 真理子 恋に溺れながら、私の愛は渇いていく――。急逝した親友を偲んで親友の不倫相手だった男と会ったエリカは、彼から甘い言葉を浴びせられ、やがて逢瀬を重ねるようになるが……。高ぶるほど空虚、充たされるほど孤独。現代の〝愛の不毛〟に迫る、待望の長篇恋愛小説。☆★★ こういうのはなかなか男には無理やな~、けっこう一気には読んだけど。


カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) 読了日:09月29日 著者:東野 圭吾 往年のトップスキーヤー緋田宏昌は、妻の死を機に驚くべきことを知る。一人娘の風美は彼の実の娘ではなかったのだ。苦悩しつつも愛情を注いだ娘は、彼をも凌ぐスキーヤーに成長した。そんな二人の前に才能と遺伝子の関係を研究する科学者が現れる。彼への協力を拒みつつ、娘の出生の秘密を探ろうとする緋田。そんな中、風美の大会出場を妨害する脅迫者が現れる―。☆☆★ 遺伝子がキーかと思いきやあらぬ展開に。しかしそれはあかんやろ…とぼやきつつ食い入るわ、このテーマは!


少年探偵団 (少年探偵・江戸川乱歩)少年探偵団 (少年探偵・江戸川乱歩) 読了日:09月29日 著者:江戸川 乱歩 「黒い魔物」の噂が東京中に広がっている。次々と起きる少女誘拐事件。そして篠崎家に忍び寄る黒い陰の正体とは? 「のろいの宝石」の言い伝えは本当なのか? 数々の謎に名探偵明智小五郎と小林少年率いる「少年探偵団」が挑む! ☆☆☆ 小学校3年までに学校の図書館の江戸川乱歩は全冊読んだ。大好きやった。よく少年探偵団ごっこをした!(周りの子らは読んでないから、配役・シチュエーション・演技はみんな俺の言いなりやったな)今回は青空文庫で読んだが、文体、モチーフ、プロット、推理、こりゃ小学生は時代を超えてはまるわ~!ぜひ、孫1号にも読ませたいと思う!


山女日記 (幻冬舎文庫)山女日記 (幻冬舎文庫) 読了日:09月30日 著者:湊 かなえ こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。 ☆☆☆ あかん、山登りボーイになりたくなってもうたっ!!!!

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2019年8月に読んだ本

2019-09-11 | いい本読んでます?
【11 N3-60 Crunch BenchPressSmith70kg WideGripBenchPressSmith50kg DShoulderPress14kg SideRatelal9kg SitUp AbCrunchM41kg】 8月の読書メーター 読んだ本の数:10 読んだページ数:3619

BT’63(下) (講談社文庫)BT’63(下) (講談社文庫) 読了日:08月04日 著者:池井戸 潤 呪われたトラックBT21号の運転手4人が次々と殺され、史郎が精魂を注いだ新事業も立ち行かない。すべては闇の住人、成沢が仕掛けたことだった。愛する鏡子まで成沢の罠に陥り、史郎は苦悩の選択をする――。一方の琢磨は、現代に残っていたBT21号を手に入れる。「物語」のすべてがつまった圧倒的大作。☆☆★ 上巻の時には池井戸潤らしくないなと思ったが、後半はぐいぐい引き込まれた~!オカルト?っと思ったけど最後はちゃんとヒューマンドラマ!

さむらい 残党録 (竹書房時代小説文庫 ま 3-1)さむらい 残党録 (竹書房時代小説文庫 ま 3-1) 読了日:08月06日 著者:牧 秀彦 名人、三遊亭圓朝の弟子、圓士は元大身旗本。本名、松平新左衛門は、幼馴染み三人と彰義隊に参加し、命からがら生還。維新後、金森多助は新聞記者、波島文治は警察官、近藤重三郎は町道場主として、江戸がどんどん消えていく、明治の時代をやりきれない思いを抱いて生きていた。だが武士の魂を失わない四人組は、旧幕臣からの依頼でこの世の悪を葬る、裏の家業に携わっていた!「士族の気概」前編・後編と「維新の老剣鬼」の3話収録。時代は変わっても“さむらい”たちは、矜持をもって剣を振るい、悪い奴を叩っ斬る。☆★★ 貴重な明治の時代劇なので期待したが、ちょっとくどすぎたし予定調和過ぎたかな。

ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫) 読了日:08月10日 著者:池井戸 潤 大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。☆☆★ ドラマが面白かったが、さすがや、やっぱドラマでは描き切れていない池井戸潤ワールドがあるわ~。逆にこの予定調和が活きるねん、不思議と!

総統の子ら 中 (集英社文庫)総統の子ら 中 (集英社文庫) 読了日:08月18日 著者:皆川 博子 1938年、オーストリア。SSの中尉であるヘルマンは、失意の中にあった。乗馬でオリンピック出場の予定が、落馬事故でかなわなくなったからだった。だが、ヘルマンにとっては「親衛旗」を除隊して保安諜報部部員になったことのほうが大きかった。「総統は命じ、我らは従う」戦争の影が、人々の上に垂れこめる。 ☆☆★ なぜあの時日本は誰もが勝ち目が無いとわかっていながら戦争に突入したのか、どうしたらそうなるのか…。このお話はドイツの話しだが、とっても重なる…。そして今の日本が、この状況に近いと言うことが怖い。

怒り(上) (中公文庫)怒り(上) (中公文庫) 読了日:08月20日 著者:吉田 修一 若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。犯人は山神一也、二十七歳と判明するが、その行方は杳として知れず捜査は難航していた。そして事件から一年後の夏―。房総の港町で働く槇洋平・愛子親子、大手企業に勤めるゲイの藤田優馬、沖縄の離島で母と暮らす小宮山泉の前に、身元不詳の三人の男が現れた。☆☆☆ 人物描写の素晴らしさが吉田 修一。感情移入をしてしまわないように読まないとあとで酷い目にあるのがわかっていながら…。ぐいぐい引き込まれる。

星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫) 読了日:08月21日 著者:三浦 しをん 川田幸代29歳は社史編纂室勤務。姿が見えない幽霊部長、遅刻常習犯の本間課長、ダイナマイトボディの後輩みっこちゃん、「ヤリチン先輩」矢田がそのメンバー。ゆるゆるの職場でそれなりに働き、幸代は仲間と趣味(同人誌製作・販売)に没頭するはずだった。しかし、彼らは社の秘密に気づいてしまった。仕事が風雲急を告げる一方、友情も恋愛も五里霧中に。決断の時が迫る。☆★★ ははは、まんがや…ゆるすぎる…💦

言葉のレッスン (角川文庫)言葉のレッスン (角川文庫) 読了日:08月23日 著者:柳 美里 「子どものころから気に入った言葉をノートに書き写してきた。いまでも、唯一の楽しみは言葉の採集」と語る著者。彼女の手によって、小説、テレビ、雑誌、はては観光パンフレットまでさまざまなメディアから切りとられる、歓び、哀しみ、恋、喪失、狂気、死―。脅迫電話によるサイン会中止事件では言論の自由について考え、マラソンランナーであった祖父の足跡を辿って韓国を旅し、なぜ彼が走ったのか、そして自分はなぜ小説を書くのかを、自問する。言葉と世界に向きあった真摯なエッセイ。 ★★★ あんたじゃ話しにならない、責任者呼んで来いという人は嫌いです、作品とは関係ないけど。

乳と卵 (文春文庫)乳と卵 (文春文庫) 読了日:08月27日 著者:川上 未映子 第138回芥川賞・受賞作品。現代の樋口一葉の誕生!初潮を迎える直前で無言を通す娘と、豊胸手術を受けようと上京してきた母親、そしてその妹である「わたし」が三ノ輪のアパートで過ごす三日間の物語。三人の登場人物の身体観と哲学的テーマが鮮やかに交錯し、魅惑を放つ! ☆☆★ 川上 未映子の文体が好き。「胸を大きくしたい」という女性の感情がこんなにも奥深いとは!(笑)

クーデター―COUP (宝島社文庫)クーデター―COUP (宝島社文庫) 読了日:08月29日 著者:楡 周平 謎の重武装軍団が日本海沿岸の原発を狙う。機動隊は殱滅され、住民は一斉に避難。折しも日本海では米原潜の頭上でロシア船が爆発炎上。航行不能となった原潜を挾み「北」と米日韓はまさに一触即発。その時東京で、米国大使館と警視庁に同時爆破テロ。さらに衆参両院に仕掛けられる青酸爆弾…。誰が、一体何のために!?安逸を貪る「虚飾の花・日本」を襲う未曾有の危機。各メディア騒然の問題作。☆★★ あり得ないと思うか、リアルだと思うか…。日本のリーダーやメディアが想像力をなくしている今、近未来シミュレーションとして読めてしまうのが怖い。

アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫)アイネクライネナハトムジーク (幻冬舎文庫) 読了日:08月31日 著者:伊坂 幸太郎 妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL……。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。 ☆☆☆ 伊坂幸太郎にしては珍しく恋愛がテーマのようだ。ちょっとしたエピソードが伊坂幸太郎の手に掛かればとっても素敵なドラマに化けてしまう。

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2019年7月に読んだ本

2019-08-20 | いい本読んでます?
【20 N9-54 Crunch LatPullDown61kg NallowGripLatPullDown52kg BentOverRow40kg StiffLegdDeadLift70kg AbCrunch50kg】 7月の読書メーター 読んだ本の数:12 読んだページ数:4375

新装版 義経 (下) (文春文庫)新装版 義経 (下) (文春文庫) 読了日:07月02日 著者:司馬 遼太郎 義経は華やかに歴史に登場する。木曽義仲を京から駆逐し、続いて平家を相手に転戦し、一ノ谷で、屋島で、壇ノ浦で潰滅させる…その得意の絶頂期に、既に破滅が忍びよっていた。彼は軍事的には天才であったが、あわれなほど政治感覚がないため、鎌倉幕府の運営に苦慮する頼朝にとって毒物以外の何物でもなくなっていた。☆☆★ 上巻と違い、作者の主人公への熱が冷めてしまったかのような書きぶりになっていて、面白い作品ながら違和感が…。


PK (講談社文庫)PK (講談社文庫) 読了日:07月03日 著者:伊坂 幸太郎 彼は信じている。時を超えて、勇気は伝染する、と――人は時折、勇気を試される。落下する子供を、間一髪で抱きとめた男。その姿に鼓舞された少年は、年月を経て、今度は自分が試される場面に立つ。勇気と臆病が連鎖し、絡み合って歴史は作られ、小さな決断がドミノを倒すきっかけをつくる。三つの物語を繋ぐものは何か。読み解いた先に、ある世界が浮かび上がる。☆☆☆ 伊坂幸太郎が日本の首相になったら、絶対に、日本はいい国になると思う、投票率も政治への関心も、絶対に高くなると思う。


金融探偵 (徳間文庫)金融探偵 (徳間文庫) 読了日:07月05日 著者:池井戸 潤 失業中の元銀行員・大原次郎は、再就職活動中に金融絡みの難題について相談を受けた。これまでの経験と知識を生かし、怪事件を鮮やかに解決していく。出納記録だけの謎めいたノートの持ち主を推理するスリル満点の「誰のノート?」他全七篇。ミステリー連作集。☆★★ 池井戸作品にしては切れが足らん!1篇目は面白かったのにな。


きみはポラリス (新潮文庫)きみはポラリス (新潮文庫) 読了日:07月06日 著者:三浦 しをん どうして恋に落ちたとき、人はそれを恋だと分かるのだろう。三角関係、同性愛、片想い、禁断の愛…言葉でいくら定義しても、この地球上にどれひとつとして同じ関係性はない。けれど、人は生まれながらにして、恋を恋だと知っている―。誰かをとても大切に思うとき放たれる、ただひとつの特別な光。カタチに囚われずその光を見出し、感情の宇宙を限りなく広げる、最強の恋愛小説集。☆☆★ 男目線からやけど「わかるわ~」。独特の世界観があるな、この人。


世話焼き長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)世話焼き長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫) 読了日:07月10日 著者:池波 正太郎,乙川 優三郎,北原 亞以子,村上 元三,宇江佐 真理 女房より猫を可愛がる松五郎。哀れな女房が間男して(「お千代」)。娘の仕度金も用意できぬ貧乏御家人が五十両の都々逸勝負(「浮かれ節」)。暴力三昧の駄目亭主の元から女房が逃げた(「小田原鰹」)。絵師の夢を絶った市兵衛の元に転がり込んだ美貌の娘は、労咳を病んでいた(「証」)。親が残した大借金を五つの職を掛け持ちして返す和助だったが(「骨折り和助」)。感動必至、名作人情時代小説五編を精選。☆☆☆ どのお話も見事に泣かされた!名作だらけ!


新装版 不祥事 (講談社文庫)新装版 不祥事 (講談社文庫) 読了日:07月14日 著者:池井戸 潤 東京第一銀行事務部調査役についた相馬健。事務処理に問題を抱える支店に独り「臨店指導」する彼に、念願の部下がつけられるという。しかし、そこにやってきたのは、“狂咲”こと花咲舞。かつての相馬の部下で、上司を上司とも思わないスーパー“問題”女子行員だった―さまざまなトラブルを解決に導き、腐った銀行を内側から叩きなおす迷コンビの活躍を描く、痛快オフィスミステリー! ☆☆☆ ドラマ「花咲舞が黙ってない」原作本、ドラマの絵がちらついてしまうが、原作ももちろんとっても痛快だ!


無人島に生きる十六人 (新潮文庫)無人島に生きる十六人 (新潮文庫) 読了日:07月16日 著者:須川 邦彦 大嵐で船が難破し、僕らは無人島に流れついた!明治31年、帆船・龍睡丸は太平洋上で座礁し、脱出した16人を乗せたボートは、珊瑚礁のちっちゃな島に漂着した。飲み水や火の確保、見張り櫓や海亀牧場作り、海鳥やあざらしとの交流など、助け合い、日々工夫する日本男児たちは、再び祖国の土を踏むことができるのだろうか?名作『十五少年漂流記』に勝る、感動の冒険実話。☆☆★ まさに明治版15中年漂流記、知恵と団結力、絶対に諦めない強い心。もし俺なら1日で死んでるな…。


ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫) 読了日:07月16日 著者:有川 浩 編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが、真也が見た真実は―。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」を収録。有川浩が贈る物語新境地。☆☆★ ほんと、有川浩の頭の中ってどうなってるんやろう…、よくこんな物語を考えられるな。


虞美人草 (新潮文庫)虞美人草 (新潮文庫) 読了日:07月22日 著者:夏目 漱石 大学卒業のとき恩賜の銀時計を貰ったほどの秀才小野。彼の心は、傲慢で虚栄心の強い美しい女性藤尾と、古風でもの静かな恩師の娘小夜子との間で激しく揺れ動く。彼は、貧しさからぬけ出すために、いったんは小夜子との縁談を断わるが……。やがて、小野の抱いた打算は、藤尾を悲劇に導く。東京帝大講師をやめて朝日新聞に入社し、職業的作家になる道を選んだ夏目漱石の最初の作品。☆★★ 最後の方が「あれれ?」。


総統の子ら 上 (集英社文庫)総統の子ら 上 (集英社文庫) 読了日:07月23日 著者:皆川 博子 1934年、ドイツ。ナチスのエリート養成機関「ナポラ」に入学をはたした13歳のカールは、厳しい規律と訓練の続く寄宿生活の中で、エルヴィンというかけがえのない親友を得る。そしてエルヴィンのいとこである親衛隊所属のヘルマンへの憧れ。選ばれし少年たちの輝かしい日々の先には、希望と夢があるはずだった。☆☆★ あの時代を違う角度から見せてくれる。まだまだ序章だ、最後まで我慢して読めるか。


BT’63(上) (講談社文庫)BT’63(上) (講談社文庫) 読了日:07月26日 著者:池井戸 潤 父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋…。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる―。父と息子の感動長編。☆★★ 池井戸潤の他の作品とずいぶん作風が違うので戸惑っているが。でも、どんどん引き込まれてきた…。


汚れた英雄 (第4巻) (角川文庫)汚れた英雄 (第4巻) (角川文庫) 読了日:07月27日 著者:大薮 春彦 1960年6月マン島TTレース直後から67年6月ル・マン24時間レースにて事故死するまで、北野晶夫(21歳)の8年間に渡る世界GPでの活躍が描かれる。☆★★ 最後に一気に失速してしまったが。たしか初めて読んだのが18歳の時、それからもう一度読んで、たしかこれが3回目、大藪春彦、良くも悪くも、よくこんな作品を仕上げたものだと、今さらながらに感服だ。


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「おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」 孫1号の知ったかぶりがおもろいが、でも、あーだこーだが楽しいわ♪

2019-08-01 | いい本読んでます?

おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典
今泉忠明,下間 文恵,徳永 明子,かわむらふゆみ
高橋書店


【「ざんねんないきもの」 って、なに?】
 ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。
地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。
でも一方で、「紫外線をあびると光る」サソリや、「敵におそわれると死んだふりをする」オポッサムなど、思わず「どうしてそうなった! ?」 とつっこみたくなる“ざんねん"な生き物も存在するのです。
この本では、進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった生き物たちをご紹介します。
【進化のことが、楽しくわかる! 】
なぜ地球にはざんねんないきものが存在するのか……。じつは、その理由は 「進化」 にあります。
【どのページを読んでも、おもしろい! 】
くすっと笑えるものから、「へぇ~」とためになるものまで。1~2ページ完結ですので、どうぞ、お好みのページから読んでみてください。子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめます。
【情報たっぷりで、生き物にくわしくなれる! 】
すべてのページに入っている 「プロフィール」 欄を見れば生息地、大きさ、とくちょうが、ひと目でわかります。



 図鑑好きな孫1号(5歳)なら絶対に喜ぶ!
保育園から持って帰る図書は、まずは恐竜の図鑑、その他も図鑑!
こないだ一緒に近所の公園に行ったら、2こ上のお兄ちゃんと土をほじっている、何をしているのかと見に行ったら、なんと土から出て蝉になる直前の幼虫を掘り起こしてるっ😭
たのむ、許したってくれ~っ❗❗💦

 そんな孫1号、やから実は自分が気になっていて読んでみたかったので、ってこともあるが、こんな孫1号やから、一緒に読んだら楽しいかなと思って、こないだ本屋に行ったときに購入。
「残念な」って理由が、ちょっと著者の主観的すぎる気がしたし(残念と言うより「すごいやん!」って感じる点が多くあった)、解説に「雌へのアピール」「交尾」ってのが多くて、子供向きの本で(どの年代がターゲットなのかわからないが)読者にどこまで伝わっているのかって思ったりしたけど、いやいや、面白かった。
本文自体は文字が小さく感じも多いので、孫1号には朗読したらあかんが、孫1号には十分趣旨は伝わっている模様だった。
といいつつ、「それ知ってる~」って知ったかぶりばっかしている生意気な孫やが…こら~っ!💢

   
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2019年6月に読んだ本

2019-07-12 | いい本読んでます?
【Run4-55 6.41km 37:58 枚方河川公園】 6月の読書メーター 読んだ本の数:9 読んだページ数:2880

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫) 読了日:06月03日 著者:東野 圭吾 親友が死んだ。枯れ葉のように校舎の屋上からひらひら落ちて。刑事たちが自殺の可能性を考えていることは俺にもわかった。しかし…。高校を舞台にした好短編「小さな故意の物語」。犯人がいないのに殺人があった。でも犯人はいる…。さまざまな欲望が交錯した一夜の殺人事件を描いた表題作。人間心理のドラマと、ミステリーの醍醐味を味わう傑作七編。☆★★ 読んだことある話しがいくつかあると思ったが、ドラマ化されて知っているのだわ。


おもかげ橋 (幻冬舎時代小説文庫)おもかげ橋 (幻冬舎時代小説文庫) 読了日:06月08日 著者:葉室 麟 剣は一流だが道場には閑古鳥の鳴く弥市。武士の身分を捨て商家に婿入りした喜平次。十六年前に故郷を追われ江戸で暮らす二人の元に初恋の女が逃れてくる。だが、変わらぬ美しさの裏には危うい事情があった。一方、国許では化け物と恐れられた男が返り咲き、藩を二分する政争が起きていた。再会は宿命か策略か? 儘ならぬ人生を描く傑作時代小説。☆★★ お話が小っちゃくてあまりのめり込めなかった。


汚れた英雄 第3巻(黄金篇) (角川文庫 緑 362-31)汚れた英雄 第3巻(黄金篇) (角川文庫 緑 362-31) 読了日:06月09日 著者:大薮 春彦 北野晶夫(20歳)が1959年6月のマン島TTレースを初観戦してから翌60年6月の同レースの125/250/350ccの3クラスに出場し、うち125ccで2位、250/350ccでどちらも優勝するまでを描く。☆☆★ いよいよ世界の北野だ(笑)現実離れしすぎて別世界へ逃避行出来る!


厭世フレーバー (文春文庫)厭世フレーバー (文春文庫) 読了日:06月10日 著者:三羽 省吾 リストラされた父親が失踪。14歳の次男は陸上部をやめ、17歳の長女は優等生をやめ、27歳の長男は家計のために肉体労働。42歳の母は昼から酒浸り。73歳の祖父はボケが進行…。残された5人、それぞれの思いと、次第に浮かび上がる須藤家の秘密。家族の崩壊と再生を明るく熱くポップに描いた最高傑作。☆☆☆ 面白い展開の中に見る家族の意味、なんて巧みなんだ、はまった!


斜陽 (新潮文庫)斜陽 (新潮文庫) 読了日:06月11日 著者:太宰 治 破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため"生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、最後の貴婦人である母、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲壮な心情を、四人四様の滅びの姿のうちに描く。昭和22年に発表され、“斜陽族"という言葉を生んだ太宰文学の代表作。☆☆★ 気持ちが弱っているときに読んだらあかん作品やな…。


ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫)ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) 読了日:06月18日 著者:湊 かなえ あなたの「正しさ」を憎みます。 女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き……。(「ポイズンドーター」)母と娘、姉妹、友だち、男と女。善意と正しさの掛け違いが、眼前の光景を鮮やかに反転させる。名手のエッセンスが全編に満ちた極上の傑作集!☆☆☆ なんて恐ろしいお話なんだ!最後の最後でタイトルの意味が…


新装版 義経 (上) (文春文庫)新装版 義経 (上) (文春文庫) 読了日:06月21日 著者:司馬 遼太郎 みなもとのよしつね―その名はつねに悲劇的な響きで語られる。源氏の棟梁の子に生まれながら、鞍馬山に預けられ、その後、関東奥羽を転々とした暗い少年時代…幾多の輝かしい武功をたて、突如英雄の座に駆け昇りはしたものの兄の頼朝に逐われて非業の最期を迎えてしまう。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。☆☆☆ 軍事的天才であった義経は何故滅びねばならなかったのか、司馬解釈がとっても興味深い!


飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ―若き医師が死の直前まで綴った愛の手記 (祥伝社黄金文庫)飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ―若き医師が死の直前まで綴った愛の手記 (祥伝社黄金文庫) 読了日:06月22日 著者:井村 和清 「死にたくない。生まれてくる子の顔を見たい…」不治の病に冒された青年医師が、最後まで生きる勇気と優しさを失わず、わが子と妻、両親たちに向けて綴った感動の遺稿集。☆☆★ 切ない…


萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫)萩を揺らす雨 紅雲町珈琲屋こよみ (文春文庫) 読了日:06月30日 著者:吉永 南央 観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。人々を温かく見守り続ける彼女は、無料のコーヒーを目当てに訪れる常連たちとの会話がきっかけで、街で起きた小さな事件の存在に気づく。オール讀物推理小説新人賞受賞のデビュー作を含む「日常の謎」を解く連作短編集。☆★★ 老人が主人公だからか、とってもテンポが悪くて読みづらかった。


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2019年5月に読んだ本

2019-06-11 | いい本読んでます?
5月の読書メーター 読んだ本の数:13 読んだページ数:4823

ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)ゼロの迎撃 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) 読了日:05月03日 著者:安生 正 活発化した梅雨前線の影響で大雨が続く東京を、謎のテロ組織が襲った。自衛隊統合情報部所属の情報官・真下は、テロ組織を率いる人物の居場所を突き止めるべく奔走する。敵の目的もわからず明確な他国の侵略とも断定できない状態では、自衛隊の治安出動はできない。政府が大混乱に陥る中で首相がついに決断を下す―。敵が狙う東京都市機能の弱点とは!?日本を守るための死闘が始まった。☆★★導入部はよかったが、クライマックスあたりが妙にしょぼくなってしまったのが残念。

さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫)さよなら、そしてこんにちは (光文社文庫) 読了日:05月08日 著者:荻原 浩 笑い上戸で泣き上戸の営業マン・陽介の勤め先は葬儀会社だ。出産直前で入院した妻がいるがライバル社を出し抜いた葬儀があり、なかなか病院にも行けない。生まれてくる子どもの顔を葬儀の最中に思い浮かべ、笑顔が出そうになって慌てる。無事仕事を終え、病院に向かう陽介にまた厄介な案件が…(表題作)。―人生の悲喜こもごもをユーモラスに描く傑作短編集。☆☆★荻原 浩らしい人情話が満載でついつい泣き笑いがこぼれてしまう。

吾輩は猫である (新潮文庫)吾輩は猫である (新潮文庫) 読了日:05月09日 著者:夏目 漱石 中学教師苦沙弥先生の書斎に集まる明治の俗物紳士達の語る珍談・奇譚、小事件の数かずを、先生の家に迷いこんで飼われている猫の眼から風刺的に描いた、漱石最初の長編小説。江戸落語の笑いの文体と、英国の男性社交界の皮肉な雰囲気と、漱石の英文学の教養とが渾然一体となり、作者の饒舌の才能が遺憾なく発揮された、痛烈・愉快な文明批評の古典的快作である。☆☆★有名な書き出しの第1章は読んだことがあったが、全編を読むのは初めてだった。文学小説ではなく、風刺小説だったのか、読んでみるものだ。

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫) 読了日:05月11日 著者:三浦 しをん まほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦が転がり込み、二人は様々な依頼に精を出す。ペット預かりに塾の送迎、納屋の整理……ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると何故かきな臭い状況に。予言する曽根田のばあちゃん、駅裏で夜の仕事をするルルとハイシー、小学生の由良、バスを監視する岡老人……個性的な依頼人たちが登場し、抱腹絶倒かつ心温まるストーリーを展開。そんな中、多田と行天の過去が次第に明らかになり、二人の抱えるものと生き方が、読者の心に突き刺さる! ☆☆☆瑛太、松田龍平が出ていたテレビドラマを見たことがあるが、あの二人の演技と世界観がそのまんまな原作を、映像を伴いながら一気に読んでしまった、ほんとにいいお話ばっかりっ!

汚れた英雄 (第2巻) (角川文庫)汚れた英雄 (第2巻) (角川文庫) 読了日:05月12日 著者:大薮 春彦 主人公、北野昌夫(19歳)が大学に入学する昭和33年4月から、ロサンゼルスに渡り世界的な2輪レーサーとしての基盤を築き始める翌34年5月まで(1958〜59年)。☆☆★「どんだけ!?」ながら男としてのロマンを体現する晶夫についつい感情移入してしまうわなあ。

りかさん (新潮文庫)りかさん (新潮文庫) 読了日:05月12日 著者:梨木 香歩 リカちゃんが欲しいと頼んだようこに、おばあちゃんから贈られたのは黒髪の市松人形で、名前がりか。こんなはずじゃ。確かに。だってこの人形、人と心を通わせる術を持っていたのだ。りかさんに導かれたようこが、古い人形たちの心を見つめ、かつての持ち主たちの思いに触れた時——。成長したようことその仲間たちの、愛と憎しみと「母性」をめぐる書下ろし「ミケルの庭」併録。☆☆★緩い歴史怪奇小説(笑)しかし妙な説得力がおもしろい。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫) 読了日:05月14日 著者:七月 隆文 京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて──。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。☆☆☆いわゆるパラレルワールドもの、むちゃくちゃおもしろかった、こんなお話だとは想像もしなかった、読了感最高だった!

空の中 (角川文庫)空の中 (角川文庫) 読了日:05月20日 著者:有川 浩 200X年、謎の航空機事故が相次ぎ、メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査のために高空へ飛んだ。高度2万、事故に共通するその空域で彼らが見つけた秘密とは?一方地上では、子供たちが海辺で不思議な生物を拾う。大人と子供が見つけた2つの秘密が出会うとき、日本に、人類に降りかかる前代未聞の奇妙な危機とは―すべての本読みが胸躍らせる、未曾有のスペクタクルエンタテインメント。☆☆★有川 浩の想像力って宇宙規模やな、脳味噌どうなっているんやろう!!しかし高知弁がいいのよ~。

([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫) 読了日:05月23日 著者:小川 糸 同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。巻末に番外編収録。☆☆★これも映画を見てしまっていたので映像が一人歩きしつつ読んだ。でも映像より自然美があふれ出てくる筆致が素晴らしい。

パレード (幻冬舎文庫)パレード (幻冬舎文庫) 読了日:05月24日 著者:吉田 修一 都内の2LDKマンションに暮らす男女4人の若者達。「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め…。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。☆★★これって怖いお話やんな、読み終わってから初めて背中がぞくぞくした。

おやつカフェでひとやすみ 死に神とショコラタルト (集英社オレンジ文庫)おやつカフェでひとやすみ 死に神とショコラタルト (集英社オレンジ文庫) 読了日:05月28日 著者:瀬王 みかる 鎌倉、江ノ電の駅からほど近い丘の上に、三兄弟が営むカフェがある。「そのカフェで座敷わらしを見ると、幸せになれる」との噂を聞いて、多くの客が訪れる。初恋の人を探しに来た老婦人や、父を慕う引きこもりの少年―そんな中、黒いコートを着た不吉な男が現れた。男は死に神を名乗り、三年前の事故で死んでいるはずだった三男の綾人を迎えに来たと言うのだが…!? ★★★ま、ライトノベルなんでこんなもんやろ…。

殺人犯はそこにいる (新潮文庫)殺人犯はそこにいる (新潮文庫) 読了日:2019/05/28 清水 潔 5人の少女が姿を消した。群馬と栃木の県境、半径10キロという狭いエリアで。同一犯による連続事件ではないのか?なぜ「足利事件」だけが“解決済み”なのか?執念の取材は前代未聞の「冤罪事件」と野放しの「真犯人」、そして司法の闇を炙り出す―。新潮ドキュメント賞、日本推理作家協会賞受賞。日本中に衝撃を与え、「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション。 ☆☆☆警察組織、裁判所、行政としての公安委員会、政治、マスコミへの怒り、憤り、無力感…が募る。最後の方の政権はしかも民主党やったのか。たいへんな作品だ!

坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫) 読了日:05月31日 著者:夏目 漱石 松山中学在任当時の体験を背景とした初期の代表作。物理学校を卒業後ただちに四国の中学に数学教師として赴任した直情径行の青年“坊っちゃん"が、周囲の愚劣、無気力などに反撥し、職をなげうって東京に帰る。主人公の反俗精神に貫かれた奔放な行動は、滑稽と人情の巧みな交錯となって、漱石の作品中最も広く愛読されている。近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた快作である。☆★★これも実は全部を読んでいなかったんだ、しかし愛媛県松山のこと、ぼろかすやん。いいのか、松山市?


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2019年4月に読んだ本

2019-05-24 | いい本読んでます?
4月の読書メーター 読んだ本の数:7 読んだページ数:2601

螢草 (双葉文庫)螢草 (双葉文庫)読了日:04月04日 著者:葉室 麟 切腹した父の無念を晴らすという悲願を胸に、武家の出を隠し女中となった菜々。意外にも奉公先の風早家は温かい家で、当主の市之進や奥方の佐知から菜々は優しく教えられ導かれていく。だが、風早家に危機が迫る。前藩主に繋がる勘定方の不正を糺そうとする市之進に罠が仕掛けられたのだ。そして、その首謀者は、かつて母の口から聞いた父の仇、轟平九郎であった。亡き父のため、風早家のため、菜々は孤軍奮闘し、ついに一世一代の勝負に挑む。日本晴れの読み心地を約束する、☆☆★ 心ときめく物語絵巻としてとってもさわやかなお話しにまとまっていて読後感良かった!


別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)別冊図書館戦争II (図書館戦争シリーズ 6) (角川文庫)読了日:04月08日 著者:有川 浩 “タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた―「…大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?過去と未来の恋を鮮やかに描く、シリーズ番外編第2弾。 ☆☆★ ほんとおっちゃんには気恥ずかしい純愛物語りながら社会風刺的視線が強くて読めるねんな~。


祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)読了日:04月10日 著者:東野 圭吾 明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。シリーズ最大の謎が決着する。吉川英治文学賞受賞作。 ☆☆★ プロットが完璧、引き込まれた、東野圭吾初期作品ながらさすがやなと。


ガソリン生活 (朝日文庫)ガソリン生活 (朝日文庫)読了日:04月15日 著者:伊坂幸太郎 のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ…!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険譚!愛すべきオフビート長編ミステリー。☆☆☆ この人って、なんでこんな変化球な設定でさくさくと物語が書けるのだろう、すごすぎる!


眉山 (幻冬舎文庫)眉山 (幻冬舎文庫)読了日:04月16日 著者:さだ まさし 東京で働く咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母が末期癌で数ヶ月の命と告知される。徳島に滞在し、母を看取ろうと決心した矢先、咲子は母が自分に黙って「献体」を申し込んでいたことを知る。それはなぜなのか?やがて咲子は、まだ会ったことのない父の存在と、母の想いに辿り着く―。毅然と生きてきた女性の切なく苦しい愛が胸をうつ長篇小説。 ☆☆★ 看取りというのが自分的にも目の当たりにしているので読みふけった。


豆の上で眠る (新潮文庫)豆の上で眠る (新潮文庫)読了日:04月20日 著者:湊 かなえ 小学校一年生の時、結衣子の二歳上の姉・万佑子が失踪した。スーパーに残された帽子、不審な白い車の目撃証言、そして変質者の噂。必死に捜す結衣子たちの前に、二年後、姉を名乗る見知らぬ少女が帰ってきた。喜ぶ家族の中で、しかし自分だけが、大学生になった今も微かな違和感を抱き続けている。―お姉ちゃん、あなたは本物なの?辿り着いた真実に足元から頽れる衝撃の姉妹ミステリー。 ☆☆★ 湊かなえらしい複雑な構成なので、うっかりすると煙に巻かれるから集中力が必要だったが、やられたわ!


キングを探せ (講談社文庫)キングを探せ (講談社文庫)読了日:04月22日 著者:法月 綸太郎 繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ! ☆★★ 入口のめり込んだが、途中から突っ込みどころ満載になったのが残念、面白いと思ったのに…。


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