労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

オリエント急行殺人事件 豪華キャストが出しゃばらずにきっちと各々の役柄を演じてるのがさすが

2018-01-09 | いい映画観てますか?

【1】午前中は私鉄中国ハイタク総支部第25回定期総会、午後は18春闘職場討議(案)討論集会。
米子でのオフィシャルな仕事は終わり、しかしこれからの懇親会がさらにハードワーク!

 トルコ発フランス行きの豪華寝台列車オリエント急行で、アメリカ人富豪のエドワード・ラチェット(ジョニー・デップ)が刺殺体で発見される。偶然列車に乗り合わせていた探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)が、鉄道会社に頼まれ密室殺人事件の解明に挑む。乗客のゲアハルト・ハードマン教授(ウィレム・デフォー)やドラゴミロフ公爵夫人(ジュディ・デンチ)、宣教師のピラール・エストラバドス(ペネロペ・クルス)、キャロライン・ハバード(ミシェル・ファイファー)らに聞き取りを行うポアロだったが……。

 2018年1本目の映画、これまで幾度も映像化されてきたアガサ・クリスティの傑作ミステリーを映画化、ヨーロッパ各地を巡る豪華列車を舞台に、世界的な名探偵エルキュール・ポアロが客室で起きた刺殺事件の解明に挑むという映画。

 74年版の名作を如何に超えるかという重い命題を抱えている映画で、映画批評家もその点について言及しているが、自分としては、子供の頃に見たはずだけどちっとも覚えてへんから…(ーー;)
やから自分的には、子供の頃に観ていたんやけど、ま、ええから、素直に観ましょってことです。


 カメラアングルが独創的、それが映画的な空間の創出につながっている。
その評価は専門家に言わすと「65mmフィルムでスペクタクル感を増大した映像美が凝り性のケネス・ブラナー監督らしい。」ということらしいが、とにかく視覚的にほんと面白い。

 本作の見せ場を持って行くのは監督にして名探偵ポアロ役を兼任したK・ブラナー。
どないもならない密室的な殺人で、どう推理し解決するのだろうって謎的な課題と、一人一人で映画が作れそうな濃厚なキャラたちに、狂言回し的にどうまとめていくのだろうと脚本的な課題を、物語としてしっかり織り込んでいく。


 それは原作がしっかりしているから安心して観ているはずが、狂言回し的にウロウロ妙に迂回していくので、まさにシェイクスピア劇のような重厚感が醸し出されていく。
とってもめんどくさい展開の映画と相成っているが、今時、こんな映画もいいなあ。
豪華キャストが出しゃばらずにきっちと各々の役柄を演じてるのがさすが。
次作は「ナイル川殺人事件」となるようだが、自分は絶対に観る、楽しみ!
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DESTINY 鎌倉ものがたり 日本ではなかなか当たりがないファンタジー部門では、秀作やっ!

2018-01-05 | いい映画観てますか?

【44 うち試写会2】本日は、うちの、私鉄総連2018年新春旗開き。
連合の神津会長、立憲民主党の枝野代表、民進党の増子幹事長、社民党の吉川政審会長、交運労協の住野議長にご祝辞をいただいた。
ってことで、本日から本格稼働ながら、でも今日のネタは昨年最後に観た映画(44本目)のレビュー。

 鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに亜紀子(高畑充希)が嫁いでくるが、さまざまな怪奇現象が起こる日常に彼女は戸惑ってしまう。犯罪研究や心霊捜査にも通じている正和は、迷宮入りが予想される事件の折には、鎌倉警察に協力する名探偵でもあった。ある日、資産家が殺害され……。

 西岸良平による人気漫画「鎌倉ものがたり」を、西岸が原作者である『ALWAYS』シリーズなどの山崎貴監督が実写映画化、人間だけでなく幽霊や魔物も住むという設定の鎌倉を舞台に、心霊捜査にも詳しいミステリー作家が新婚の愛妻と一緒に、怪事件を解決していくさまを描くという映画。


 メインの舞台となるのは鎌倉、うん、鎌倉なら、なんかこんなのありそう~。
時代考証とか、画に映り込むものが設定に合っていないとかの細かいところはほっとく。
とにかく、黄泉の国までの場面展開を含めて、徹底的にビジュアルをつくりこむって手法が素晴らしい!


 キャスティングが妙で、江ノ電の使い方が爆笑で、現在なのか昭和40年代なのか訳わからん舞台の鎌倉を闊歩する妖怪が絶妙。
ごちゃごちゃ考えずに、痛快っ、日本ではなかなか当たりがないファンタジー部門では、秀作やっ!
安藤サクラ演じる死神が、とりわけ味があって、物語の核になっているのが、ひときわよし!
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ローガン・ラッキー しっかりと練り上げられた脚本が勝利の要!

2017-12-07 | いい映画観てますか?

【43うち試写会2】来週月火の会議の資料がようやく今日調った、まだ来週金曜の講演レジュメが出来ていない…。
さらに18日にはSRCB、まだ手つかずなのです、構想は頭の中に出来てます、あとは作業だけやねんけど…(ーー;)

 脚が不自由で仕事も家族も失ったジミー(チャニング・テイタム)は、人生を一変させようと犯罪計画を立てていた。それはカーレース「NASCAR」が開催されるサーキット場の金庫から、大金を強奪するというものだった。片腕を失った元軍人の弟クライド(アダム・ドライヴァー)、カーマニアの妹メリー(ライリー・キーオ)、爆破のプロで服役中のジョー(ダニエル・クレイグ)を仲間に迎えるジミー。ジョーを脱獄させて金庫を爆破し、再び彼を獄中に戻す大胆不敵な計画は順調に進んでいたように思えたが……。

 スティーヴン・ソダーバーグ監督がメガホンを取ったクライムムービー、カーレース「NASCAR」の売上金強奪をもくろむ兄弟と爆破のプロフェッショナルの姿を追うという映画。
予告編はかなり壮大な奇想天外な犯罪映画という風に描かれていたが、導入部で、それは大きな勘違いで、とうてい成功しそうにない、人生上手くいかないしょぼい小悪人が、一発逆転を賭けて、でっかい山に手を出すという展開になることが解る。
綿密に練られた強奪計画の大胆さと面白さはオーシャンズも顔負けなんだが、その犯罪計画の行方は、素人集団らしい失敗と運がほどよくブレンドされ、スリルと笑いを醸し出す。


 作戦成功のカギを握る爆破師の脱獄計画、そこも同時進行で絡むのでとかくややこしいが、そこはしっかりと練り上げられた脚本が勝利の要。
主要キャラを取り巻くドラマや関係性、爆笑のコミック・リリーフとほぼ完璧、“大義がなければ悪事には手を貸さない”というトボけたお馬鹿な兄弟のコダワリも爆笑やし、ダニエル・クレイグの007のクールさとは真逆の怪演ぶりが楽しい。


 メリー・ローガンを演じるライリー・キーオ、キュートでセクシーながら重要な役どころ、さらっといい演技してた!
「オーシャンズ」シリーズのような派手さや、スピード感はないものの、ない知恵を振り絞り、アナログなテクで強盗計画に挑む愛すべきダメ人間たちへの賛歌。
そして、「らしいな~」ってなラストで、お見事なほど手際よく大団円、うまいっ!
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ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ なんとも尻すぼみな展開で、「な~んや、話しちっちゃっ!」

2017-12-05 | いい映画観てますか?

【42うち試写会2】観るつもりは無かったが無料チケットがあったのでせっかくやからと鑑賞。

 佐々木充(二宮和也)は、「最期の料理人」として顧客の「人生最後に食べたい料理」を創作して収入を得ていた。絶対味覚を持つ天才でありながらも、彼は料理への熱い思いを忘れかけていた。そんな折、彼のもとにかつて天皇陛下の料理番だった山形直太朗(西島秀俊)が作り上げたという、“大日本帝国食菜全席”のレシピを再現する仕事が舞い込む。


 “麒麟の舌”と呼ばれる究極の味覚を持つ料理人が、戦時下の混乱の中で消失した伝説の“料理全席”を追い求めるうちに、約70年前のある謎に迫る姿を描写するという映画。
ということで、歴史を検証するお話とも、時空を超えたサスペンスなのかとも、思ってたのやけど、なんとも尻すぼみな展開で、「な~んや、話しちっちゃっ!」。


 泣いていただきましょうって狙いこてこてな演出が目障りで、「そんな奴おらんやろ~」「ここでその台詞はありえへんやろ~」「佐々木充(二宮和也)の捜査力はCIAを超えている!」って突っ込みどころ満載!
ま、料理を魅せる映画だっだと思えばいいか、って、それを映画館で観る意味が見いだせない…。
宮崎あおいちゃんのにじみ出るエロさも今作ではなかったし…(T-T)
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ドリーム ホロッと来る場面が満載、鑑賞後の爽快感ったらありゃしない

2017-12-04 | いい映画観てますか?

【41うち試写会2】今日と明日は大阪で仕事、しかも市内でホテルに2泊、どうせ妻は沖縄に行って家にいないしちょうどええや。

 1960年代の初め、ソ連との宇宙開発競争で遅れを取っていたアメリカは、国家の威信をかけて有人宇宙飛行計画に乗り出す。NASAのキャサリン・G・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、ドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)は、差別や偏見と闘いながら、宇宙飛行士ジョン・グレンの地球周回軌道飛行を成功させるため奔走する。

 人種差別が横行していた1960年代初頭のアメリカで、初の有人宇宙飛行計画を陰で支えたNASAの黒人女性スタッフの知られざる功績を描く伝記ドラマ。
英題は「HIDDEN FIGURES」、和訳すると「隠れた係数」、もろに映画の中身だが、これじゃあ日本では難しいかも。
1961年のバージニア州ハンプトン、アメリカ南部において、依然として白人と有色人種の分離政策が行われていた時代に、アメリカの威信をかけた「マーキュリー計画」成功の影で多大な功績を残した、実在の3人の黒人女性にスポットライトを当てている。
黒人にして女性という二重のハンデを背負った彼女たちだが、この映画では、とてもシリアスなテーマを、明るさと温かさを失うことなく語っている。
 

 マーキュリー計画(アメリカ合衆国初の有人宇宙飛行計画)の成功には、重要な要素として黒人女性たちが担っていた事実とその苦闘。
人種差別や性差別に憤る場面もあるが、描写はかなりソフトで、苦労話に終始しない前進するんだという世界観のおかげで物語にのめり込みやすい。
決して声高に権利を主張したり不満を訴えるということではなく、知恵と機転、態度と行動によって自分たちの価値を証明していく。


 モータウンこてこての楽曲が掛かりまくっていたが、「モータウンを意識しまくったファレル・ウィリアムスのオリジナル楽曲」だそうだ。
悔しさやら嬉しさやら微笑ましさやらで、ホロッと来る場面が満載、鑑賞後の爽快感ったらありゃしない、素晴らしい映画を観た!
ギリギリで映画館での鑑賞が間に合って良かったよ!!
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 よくぞ映画化したもんだ!

2017-12-01 | いい映画観てますか?

【40うち試写会2】 とある田舎町で児童が行方不明になる事件が相次ぐ中、おとなしい少年ビルの弟が大雨の日に出掛け、大量の血痕を残して姿をくらます。自分を責めるビルの前に突如現れた“それ”を目撃して以来、彼は神出鬼没、変幻自在の“それ”の恐怖に襲われる。彼と同じく“それ”に遭遇した人々とビルは手を組み、“それ”に立ち向かうが……。

 1990年に映像化されたスティーヴン・キングのホラー小説「ITクリエーター情報なし」を、アンディ・ムスキエティ監督が映画化、静かな田舎町に突如現れた正体不明の存在が、人々を恐怖に陥れるさまが描かれるろいう映画。
英題は、単に「IT」、邦題に「“それ”が見えたら、終わり。」を引っ付けたのはよかったのではないだろうか。


 昔、スティーヴン・キングの小説を読みあさったことがあったが、この「IT」は本当に怖かったし、しかし映像化は絶対に無理だろうと思っていた。
原作では、大人時代と子ども時代のエピソードが分かちがたく複雑に技巧的に絡み合っているのが、そう思った理由だったが、今作では、原作の中の、過去の出来事に当たる少年時代のパートのみで構成。
そして、さらに原作では50年代が舞台であったけど、今作では、80年代にスライドさせた戦略もお見事だ、これが続編への布石としてきっと功を奏すのだろうと思われる。


 子供の頃、怖いものは本当に怖かった、そして子どもは闇の中に自分の恐怖の対象を具現化させる、この映画で、そんな子供時代の恐怖心を思い出させられてしまう。
ペニーワイズや自分の怖さの根源への恐怖に、さらに過干渉、DV、性的虐待…大人達や社会の闇がもたらす恐怖もあり、まるでペニーワイズが現代社会の闇の象徴のよう。
子供たちが、そういった恐怖も含めて克服できるのか。


 徹底的に子ども目線で物語は進んでいく、スタンドバイミーのように、少年少女の友情と冒険のドラマも瑞々しく甘酸っぱく、成長物語の要素までもが織り込まれていく。
幼いジョージ―がペニーワイズの犠牲になるオープニングを含め、血みどろ残酷シーンに一切の容赦はないが、しかし明と暗のコントラストが絶妙。
原作では、ベバリー・マーシュ(映画ではソフィア・リリスが演じている)によって、彼らが大人になるという鮮烈な儀式の描写があるが、映画では描かれていなかった、自分的には原作の中で最も印象に残っていたシーンだったのだが…。
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A Ghost Story 自分がいなくなったあとの世界を見ることはどういう気持ちだろうか

2017-11-28 | いい映画観てますか?

【39うち試写会2】大阪での「11.28ライドシェアを考えるシンポジウム~安全・安心・快適・便利なタクシーを目指して~」の様子を見るために帰ってきたが、その後、仲間内での飲み会もなく帰宅し、妻とメシを食いに行った、孫とも会えないし…うーん、出張費がもったいなかったな~( ̄0 ̄)

 夫婦が住んでいた田舎の家。夫は事故で亡くなってしまう。夫はゴーストとなりその家に帰ってくる。家に思い入れのなかった妻は引っ越し、他の人が住むことに。ただ、その様子を見ている夫。


 飛行機内で観た映画をカウントしていいか悩むところながら…、ま、いいか。
CastCasey Affleck as C, Rooney Mara as M、登場人物は基本的にこの二人、名前すらない。
サンダンス映画祭で上映され、異色作として話題となって映画だそうで、アメリカでは7月に封切り、日本では来年2月に上映されるかもという噂があるが、もしそうなれば物議を醸す映画となるだろう。
最初のうち、恐がりな自分が観てはいけないホラー映画かと思っていたら、ケイシー・アフレックがシーツを被ったお化け姿に!
まるで「オバQ」なもんで、もしやこれってコメディ映画なのかと勘違いしかけたが、いやいや、どうも違う…。


 自分がいなくなったあとの世界を見る…、一人になった妻を見る…、そしていなくなる…、他の家族が思い出の家に住む…、自分の記憶、痕跡が薄れていく…、この地上から、世界から自分という存在が消えるのを見つめる。
ファンタジー・ロマンスドラマと言えばいいのだろうか、それともヒューマンドラマと括れば良いのだろうか。
自分がいなくなったあとの世界を見ることはどういう気持ちだろうか。
ラストの解釈は人によって違うのだろうか、Mが残した紙片にはなんと書いてあったか、そこをどう考えるかによって、この映画の解釈は変わるのだろうか。
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僕のワンダフル・ライフ 邦題微妙やし設定もありきたりやけど、ラストは目一杯微笑みながらの大号泣やったわ~

2017-11-14 | いい映画観てますか?

【38うち試写会2】 ゴールデンレトリバーの子犬ベイリーは、少年イーサンに命を救われてからいつも一緒に過ごすようになり、彼と強い絆を育む。やがて青年に成長したイーサンは大学入学で故郷を離れ、ベイリーは年老いて死を迎えるはずだった。だが、ベイリーはイーサンに会いたい一心で何度も姿を変えて生まれ変わり……。

 W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説「野良犬トビーの愛すべき転生 (新潮文庫)」を、ラッセ・ハルストレム監督が映像化したドラマ、少年に命を救われたゴールデンレトリバーが、転生を繰り返しながら自分の使命に気付く物語が描かれるという映画。
原題は「A DOG’S PURPOSE」、邦題はなんてベタやねんっ、ってか、原作の邦題もかなり微妙(笑)


 生きる目的を追求している犬が、最愛の飼い主との再会を願って輪廻転生を繰り返すというあり得ない設定ながら、あったらいいなって思えるファンタジー。
犬の一人称で語られる物語、人の心を解するが、人と会話はできない犬ベイリーの目線を通し、人間社会を見つめる物語で、60年代からのアメリカ半世紀の変化を俯瞰する構成ってのもいい。


 人間に翻弄され生殺与奪の権を人間に委ねざるを得ない犬の立場ってのには切なくなるし、アメリカでは安楽死って選択が多い(って風に描かれていた)ことにもショックは受けた。
が、しかしお話はちっともシリアスにはせずに、とことん脳天気に展開していく。
ベイリーの台詞が秀逸、そしてその声を演じるジョシュ・ギャッドがすばらしい!
ここでベイリーはこうするだろう、こう考えるだろうと、観てる方が勝手に想像しようとする間隙を与えず、言わずもがななものを、あえて我慢できずに言ってしまう、行動に移してしまうベイリー!
そこがまさに犬っぽくて、大爆笑!
しかもこの子は、恋をも取り持ってくれる気の利く名犬やねん!爆
ラストは目一杯微笑みながらの大号泣やったわ~、犬好きにはぜったいにたまらんわ~(T-T)
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バリー・シール/アメリカをはめた男 コメディながら、中南米政策をめぐる国家的迷走と今に至る失策への批判的精神は辛辣

2017-10-25 | いい映画観てますか?

【37うち試写会2】1ヶ月以上ぶりにフィットネスクラブでトレーニングするつもりが、昨日洗濯した3週間分くらいの衣類を今朝取り込むのを忘れていて、しかも駅に着いたら雨が降っていた。
しかも風向きが西に降っていたせいで、「雨に濡れているかも!」って焦って帰ってくる羽目に。
妻が、大阪での間の衣類を洗濯してアイロン掛けて送ってくれたのを昨夜受け取れたから、当面の仕事着は間に合ったが。
一昨日の朝の時点では、パンツも下着のシャツも枯渇しててん!(昨日の名古屋2日目のワイシャツの下のシャツは、極めてロゴが小さくプリントされたティップネスのTシャツやったし)

 民間航空会社のパイロットでトップクラスの操縦技術を持つバリー・シール(トム・クルーズ)は、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなった彼は極秘作戦の過程で麻薬組織と接触し、麻薬の運び屋としても才能を発揮する。政府の命令に従う一方で、違法な密輸ビジネスで荒稼ぎするバリーだったが……。

 航空会社のパイロットからCIAのエージェントに転身し、麻薬の運び屋としても暗躍した実在の人物バリー・シールの半生を、トム・クルーズ主演で映画化。
英題は「AMERICAN MADE」、アメリカ製品、え~、どんな深い意味があるのやろう?
トムクルーズ、55歳、実在の人物であるこの役やるには、ちょっと歳食い過ぎじゃね?


 「ほんまかいな」って、ただただ感心せずにはいられない実録犯罪ドラマ。
CIA工作員としてスカウトされた天才パイロットが、その裏で麻薬王と組んで巨万の富を稼ぎ、さらにはFBIやホワイトハウスまで手玉に取っていくという宣伝やったけど、いや、なんかどうも違っていた。


 コントラとは、中米ニカラグアの親米反政府民兵(ミリシア)の通称。
1979年のサンディニスタ革命政権の成立を危惧し、当時のアメリカ合衆国のレーガン共和党政権の資金提供によって活動した反政府民兵(事実上の傭兵)。
この映画での、中南米政策をめぐる国家的迷走と今に至る失策への批判的精神は辛辣、それでいて、映画のノリは最初から最後まであくまでも軽く、ブラックな笑いに包みながら…、そしてこの映画のラストでは「イラン・コントラ事件」のきっかけを示唆する。
現在、いつまで経っても根絶できないテロ組織や紛争の種をまいているのは、やっぱり「アメリカ」なのね…。
暴力で平和は訪れない、暴力は暴力の連鎖を産み出すだけだ、報復の応酬が生み出すのは、絶望の泥沼でしかない。
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三度目の殺人 所詮真実にはたどり着けない法廷というシステムを描いているようだが、ちょっと難解や~

2017-10-23 | いい映画観てますか?

【36うち試写会2】たいへんな台風21号LANやった~!
選挙の開票速報を脇にどけて、被害状況等をメインに報道すべきやったと思った人は自分だけではないはず…。
自分は、今朝、神奈川から名古屋に移動やったが、小田腹で乗った新幹線ひかりは5分遅れて出発、しかし名古屋到着では50分遅れ、ま、これくらいで文句言えないわ。

 勝つことを第一目標に掲げる弁護士の重盛(福山雅治)は、殺人の前科がある三隅(役所広司)の弁護を渋々引き受ける。クビになった工場の社長を手にかけ、さらに死体に火を付けた容疑で起訴され犯行も自供しており、ほぼ死刑が確定しているような裁判だった。しかし、三隅と顔を合わせるうちに重盛の考えは変化していく。三隅の犯行動機への疑念を一つ一つひもとく重盛だったが……。

 死刑が確実視されている殺人犯の弁護を引き受けた弁護士が、犯人と交流するうちに動機に疑念を抱くようになり、真実を知ろうとするさまを描く映画。
そして父になる」の福山雅治と是枝裕和監督が再び組んだ、という話題作のはずが、意外と話題になってなかった気がする。
上映回数がみるみる減っていき、なかなかちょうどいい時間に上映がなくなってしまって、このまま鑑賞できないかと思っていたが、なんか映画館で観ることができた。


 ネタバレになるが、法廷サスペンスでありながら最後まで真相をうやむやにするというストーリー、いや、「所詮真実にはたどり着けない法廷というシステム」を描いているのだ。


 「誰が裁くのか、誰が決めるのですか?」
日本の司法制度の危うさに警鐘を鳴らし、引いては人が人を裁くことに疑問を投げかけている。
結局は、役所広司演じる「空っぽの器」と呼ばれた容疑者の掌で転がされ続け、ラストもタイトルの捉え方も、観る者に委ねられているのだ。
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スクランブル びゅーてほーなアンティークスーパーカーと、びゅーてほーなお姉さんを鑑賞するための映画

2017-10-04 | いい映画観てますか?

【35うち試写会2】 頭脳派の兄アンドリュー(スコット・イーストウッド)とメカニック担当の弟ギャレット(フレディ・ソープ)は、高級クラシックカーばかりを狙う強盗団。ある日、世界に2台しかない高級車を奪う計画が失敗し、凶悪なマフィアに捕まった兄弟は、敵対関係にあるマフィアが所有するフェラーリを1週間以内に盗むよう命じられる。一流ハッカーや指名手配中の天才スリ、爆弾オタクらを招集し、フェラーリを盗もうとするが……。

 高級クラシックカー専門の強盗団が、フェラーリの強奪に挑むさまを描くという映画。
英題は「OVER DRIVE」、無理矢理和訳すれば、限界突破、とか車を無理に走らせるとかになるのかな?
しかしなぜ邦題が「スクランブル」(緊急発進?ひっかきまわす?)になったのか不明、ま、ひっかきまわすなら映画の内容に近くなるかな。


 映画の尺を超えるほど、ツッコミどころが多すぎて、もう呆れ返りすぎて、どうでもよくなる。
ほんとにほんとに、どうしてこんな映画を作っちゃったんやろ~、って制作陣も途方に暮れているんやないだろうか(笑)
クライムアクション映画と謂われているけど、クライムもアクションもとっても中途半端~。


 びゅーてほーなアンティークスーパーカー(おそらくレプリカだろうけど)と、びゅーてほーなお姉さんを鑑賞するための映画かな~、自分はその部分だけは存分に楽しめた♪
主人公二人の住む部屋に、4枚のサーフボードが置いてあって、そのうちのとてもファットな板がとても気になった!
ロケ地は南フランスのようだが、この写真のビーチではとても楽しそうなライトの波が、それから崖の上の修道院の海ではレフトのマシンウェーブが割れていて、「乗りて~」ってなった。
フランスってあんなに波いいんや!
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ナミヤ雑貨店の奇蹟 過去でつながっていたり、未来でつながっていたり、と、とにかくトリッキーな映画ながら、難しい題材の映画化やな…

2017-09-25 | いい映画観てますか?

【34うち試写会2】衆議院選挙だ。
「究極の自己都合」党利党略だけで、安倍首相自身が渦中にある森友、加計両学園問題など都合の悪いことから逃れようとしているとしか思えず、野党が選挙準備が整っていないあいだに選挙やっちゃえってな解散。
そもそも解散権は「首相の専権事項」であると、安倍総理や自民党は言うが、それは「解散が首相の専権事項であるとは憲法に一言も書かれていない。それは『内閣』に与えられた権能だ」という学説が主流である。
こないだ、仕事人内閣に、内閣改造をしたのに、その閣僚にまったく仕事させないってのもどうなん?
そして、「働き方改革」はどうなるのか…、電通事件で自死された方への安倍総理の決意は、そんなもんやねんな~、ひどいわ。
とにかく…、選挙だ、勝たなきゃ!

 2012年、古くからの友人たちと悪事をした敦也(山田涼介)は、かつて悩み相談を請け負っていた「ナミヤ雑貨店」に身を隠す。敦也は廃業しているはずの店の郵便受けからした音に気付き調べてみると、32年前に書かれた悩み相談の手紙があり、さらに郵便受けは1980年につながっていた。三人は困惑しつつも店主に代わり返事を書くと、また手紙が投函され……。

東野圭吾の小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟 (角川文庫)」を、廣木隆一監督が映画化、現在と過去が手紙でつながる不思議な雑貨店を舞台に、養護施設育ちの若者と、町の人の悩み相談を聞く店主の時を超えた交流を描くという映画。
原作は未読ながら、映画を見ていて東野圭吾だとは思わなかった、どっちかというと伊坂幸太郎っぽいと感じていた。


 映画の舞台は、1969年、1980年、1988年、2012年の4つの時代で、そこを複雑に複雑に行ったり来たりする。
しかもいくつの軸があって、それぞれの軸は、実は全部つながっている。
それは過去でつながっていたり、未来でつながっていたり、と、とにかくトリッキーな映画だ。


 ファンタジーなんで、映画化するのはものすごい難しい題材なんだろうと思う、ちょっとその難しさ故に無理が祟っていたのが残念。
また基本的に同じところにあるナミヤ雑貨店を、1つのロケ地で4つの時代すべての撮影をしてしまったってとこは、大失敗でしょう。
その時代にないものが必ず何か映ってる…、突っ込みどころ満載、ファンタジーやねんからと自分に言い聞かせるが、それでも目に付いて目に付いてしかたないねんもん…汗
キャスティングも、ちょっと違うんちゃうって気がして馴染めなかったなあ(豪華なキャストなんだが)。
駄目な映画ってわけでは無かっただけに、もうちょっと丁寧に創って欲しかったなって気がした。
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ダンケルク 実際に戦っているのは誰なのか…、心打たれた

2017-09-19 | いい映画観てますか?

【33うち試写会1】米子に出張✈ 飛行機取ってから、気付いたけど、昨日、孫と大阪に帰り、大阪から列車で米子に行けばよかったのに。

 1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。

 第2次世界大戦で敢行された兵士救出作戦を題材にした作品、ドイツ軍によってフランス北端の町に追い詰められた連合軍兵士たちの運命と、救出に挑んだ者たちの活躍を描くという映画。
監督は、今もっとも稼げると言われているクリストファー・ノーラン。


 陸海空での3つの時間軸からなるトリッキーな構成となっている。
陸のパートは、ダンケルクの海岸線で孤立化してしまったイギリス軍兵士の脱出劇を描く。
生きて帰りたい幼い二等兵と、一人でも多く生還させたい将校が、その中心となる。
海のパートでは、自分の船を脱出作戦に徴用されそうになるが、自らが乗り込んで脱出を助けようとする老船長と、その船に途中救助された潜水艦の水平の心の葛藤が描かれる。
そして空のパートでは、ダンケルクでの脱出作戦を、援護する2人のパイロットの戦いを取り上げる。

 各パートに主要キャラはいるものの、物語を牽引する特別なヒーローは不在だ。
弦楽器を多用したハンス・ジマーの旋律が流れ、連合軍兵士を追い詰めるドイツ兵が姿を現さない展開は、常に不穏な空気を醸し出し、たいへんな緊張感が、最初から最後まで醸し出される。


 どの兵士も若い、日本も戦争末期の時には、あたら若い命が無残に、無駄に、散らされたが、それはイギリス軍でも同様だったのだろうか。
特に心打たれたのはマーク・ライランス演じる英国紳士とその息子の存在、実際に戦っているのは誰なのか、彼らを通じて、しみじみと考えさせられた。
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ワンダーウーマン 限りなく美しく優しく強い、しかも柔らかくしなやかなまま強い!

2017-09-15 | いい映画観てますか?

【32うち試写会1】 人間社会から孤立した女性のみの一族のプリンセスとして生まれたワンダーウーマン(ガル・ガドット)は、自分が育ってきた世界以外の環境を知らず、さらに男性を見たこともなかった。ある日、彼女は浜辺に不時着したパイロットと遭遇。彼を救出したことをきっかけに、ワンダーウーマンは身分を隠して人間社会で生活していくことにする。

 美女戦士ワンダーウーマンを主人公にしたアクション、女性だけの一族出身で男性を見たこともないプリンセスがたどる運命を描く映画。
「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズとしては第4作品目の作品で、第一次世界大戦中のワンダーウーマンの活躍を描いている。

 戦争を止めさせ、困っている人を助けるという主人公のピュアネスに焦点を絞り、甘過ぎないロマンスもちょこっとまじえつつ、ヒロインの心の旅路をたどっている。
ワンダーウーマンが限りなく美しく優しく強い、しかも柔らかくしなやかなまま強い!


 男性原理に覆われた争いの絶えない世界、平和をもたらすための戦いという欺瞞、それでも救うべきだとプリンセスは立ち上がる。
ワンダーウーマンが目指すのは"敵を倒すことではなく、戦いをなくすこと、偏狭なフェミニズムではなく普遍的なヒューマニズム。


 ダイアナ/ワンダーウーマンを演じたガル・ガドット、元ミス・イスラエルで、兵役で18歳の時から2年間イスラエル国防軍で戦闘トレーナーの職務に就いていたという経歴をもっているそうで、美しく強いってこと、納得だ。
またダイアナの子ども時代を演じた二人の子役も完璧だ。
そしてアマゾン族が住むセミッシラとされた島の風景が、素晴らしく美しい。

 そもそもワンダーウーマンって、ギリシア神話をモチーフにして、作られたお話しだということを今回知った。
ギリシア神話に登場する戦を司る神アレス、彼を倒せば世界から戦いがなくなると信じていたダイアナの苦悩は、今後の続編でどう描かれていくのだろうか。
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関ヶ原 う~ん、原作が原作だし、ものすごく期待して観に行ったのやけどね…

2017-09-11 | いい映画観てますか?

【31うち試写会1】 豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成(岡田准一)は、天下取りの野望に燃える徳川家康(役所広司)と対立を深めていく。そして1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか……?


 司馬遼太郎の著書関ヶ原を、『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督が映画化、豊臣秀吉亡き後の天下をめぐり、徳川家康を総大将とする東軍と、石田三成率いる西軍が激突した「関ヶ原の戦い」を描くという映画。
う~ん、原作が原作だし、ものすごく期待して観に行ったのやけどね…。


 脚色部分が強くて強くてほんと目障り、各武将へのキャラ付けも極端すぎるし、感情移入できない。
肝心の合戦シーンを筆頭にとにかく素人目で見てもリアリティの欠如が酷すぎて白けてしまうねん。
エンタメに徹したのか、悪ふざけが過ぎたのか、せっかくの原作をわやくちゃにしてしまったのではないかい?
しかし岡田准一、お金の掛かった(宣伝費も含めて)大作の主演はできるのに、名作には巡り会わないのが、ほんとかわいそうだ。
物語を最もエンタメにしちゃった初芽を演じた有村架純ちゃんのアクションシーンが、可愛かったな~、罪作りなやっちゃな~( ̄∇ ̄)
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