労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

ソング・トゥ・ソング テレンス・マリック監督作品はやっぱ俺は無理っ😱

2021-01-25 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦2】 音楽の街として知られるアメリカ・テキサス州のオースティン。フリーターのフェイ(ルーニー・マーラ)は有名プロデューサーのクック(マイケル・ファスベンダー)と内密に交際しているが、そんな彼女に売れないソングライターのBV(ライアン・ゴズリング)は恋心を抱いていた。その一方で、ゲームのように恋愛を楽しむクックは夢を諦めたウェイトレスのロンダ(ナタリー・ポートマン)を口説く。それぞれに幸せを求め、誘惑と裏切りに満ちた世界を生きる4人の人生が重なり合う。

 テレンス・マリック監督が紡ぐラブストーリー、アメリカ有数の音楽の街・テキサス州オースティンを舞台に、幸せを模索する男女4人の人生が交差するという映画。
2017年の作品だそうだ。


 この映画の監督の作品では、2011年に「ツリー・オブ・ライフ」で酷い目に遭ったが…

①さすがに反省しただろう…
②いい役者がいっぱい出てるから、そっちの面で楽しめるだろう…
③音楽の映画やからもしお話がわけわからんかっても音楽で楽しめるだろう…

 という思惑で鑑賞したが…がーん😱


 明確なストーリーラインがあるわけではない。
イメージとモノローグの畳みかけばっかで、台詞すら脈略がない。
物語を追うことは不可能で、映像から読み取るしかないが…自分には無理っ🤣
 
 フェイ役のルーニー・マーラ、BV役のライアン・ゴズリング、クック役のマイケル・ファスベンダー、ロンダ役のナタリー・ポートマンの4人がメインな役どころながら、ルーニー・マーラが3人いるみたいで、ライアン・ゴズリングとマイケル・ファスベンダーがキャラ被りしていて時々見分けが付かなくなり、ナタリー・ポートマンも若く見える時と若く見えない時があって、なんともややこしい。


 そのほかに、ケイト・ブランシェット、ホリー・ハンター、ベレニス・マルロー、ヴァル・キルマーなど個性派俳優が脇を固めてる。
ミュージシャンとしては、リッキ・リー、イギー・ポップ、パティ・スミス、ジョン・ライドン(元セックス・ピストルズ)、フローレンス・ウェルチ、Red Hot Chili Pepperが登場するのだが…。
音楽シーンすら断片的で、楽曲も細切れ過ぎて、さっぱり楽しめない…。


 もう勘弁してくれや~💢
ってかいきなりの🍣女体盛りには度肝を抜かれた💦


コメント

魔女がいっぱい 子供達と一緒に鑑賞することをお勧めするにはちょっと躊躇う…そんなファンタジー💦

2020-12-10 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦38 うち試写会2】【🏃Run2-82 6.21km 39:28 トラスコ湘南大橋】 1960年代。ある豪華なホテルに若くおしゃれな女性たちがやって来る。彼女たちは、美しく邪悪な大魔女“グランド・ウィッチ”(アン・ハサウェイ)と世界中に潜む魔女たちだった。魔女は普段は人間として生活し、魔女だと気づいた人間を魔法で動物にしていた。大魔女は魔女たちを集め、ある邪悪な計画を実行しようとする。しかし、一人の少年がその計画を知ってしまう。

 原作者ロアルド・ダールの児童文学「魔女がいっぱい」を、アン・ハサウェイ主演で映画化したファンタジー、恐ろしい魔女たちが立てている邪悪な計画を、ある少年が知ってしまうという映画。

 原題は「The Witches」、あくまでもファンタジーやと思って気楽に観たら、けっこう恐ろしいストーリーで、前半はけっこうダーク。
魔女の容姿、パッと見は口さけ女かな?って程度でアン・ハサウェイはやっぱり美しいねんけど、手足と頭などの化けの皮を剥いだ姿はとても怖い・きもい。
いや、アン・ハサウェイ、よくこの役を引き受けたなってなことのほうが気になるねんけど💦


 ネズミになった子供たちを描くときの、いかにもファンタジー世界のネズミらしい姿と動きが最高やし、やっとここからコメディーファンタジーになってくれて安心できた!


 しかし、魔女演じるアン・ハサウェイをはじめとしたすべての魔女達の取り扱いの酷さには、同情を禁じえない😫
子供達と一緒に鑑賞することをお勧めするにはちょっと躊躇う…、ま、ネタバレになるから書かないが、でもでも、ラストだけが素晴らしいっ❗❗

コメント

ウルフズ・コール 現実的かどうかという視点に囚われるより、めっちゃ緊張感溢れる115分を楽しんだらいいのだ。

2020-10-22 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦29 うち試写会1】昨日、血液検査の結果を電話で聞いたが、「急性感染症などの炎症を表す数値が非常に高い。例えば白血球数の基準値は、基準範囲を3,100~8,400/μlで、10,000以上で異常とされているのに、あなたは18,000もあってとても危険な状態になっていた。とりあえずの処置と様々な薬で赤みが引いているから、改善しているとは、ほんとにとほほだ…💢」って、また怒られた…。
昨日から、今日、歩くのはずいぶんに楽になってきた、ほんま病院に行って良かったよ…とほほ🤣

 フランス軍に所属するシャンテレッドは、人並み外れた聴覚の持ち主で、潜水艦に乗務する特殊分析官としてわずかな音から敵の正体や動向を探る任務に当たっていた。しかしシリア沖での潜行任務中、“狼の歌”のようなソナー音を放つ謎の艦艇の識別を誤ってしまう。任務後、彼は狼の歌の解析に必死になって挑む。そして、その艦艇が再び現れる。

 潜水艦の中で優れた聴覚を武器に任務をこなす、フランス軍の特殊分析官の活躍と葛藤を描くアクションサスペンス、記録にない音に遭遇した主人公が、謎の音の正体を突き止めようと奮闘するという映画。
原題(仏題)は Le Chant du loup、アルジャジーラの罠でフランスが世界核戦争のトリガーを引きそうになるが、国のため、世界のために自らの命を犠牲にしてそれぞれの立場で正しいことをしようともがくという作品で、軍人の悲しさ、世界観、価値観を通じ、世界平和の大切さを知ることができるという感じの映画なのだが…。


 記録にない音の正体はロシア太平洋艦隊がソ連時代から秘匿したミサイル原潜で、ロシア海軍がアルジャジーラ(イスラム原理主義者)に売却し、その潜水艦をテロリストが運用していたというのが、ネタバレながらの重要な要素…。
であるが、この設定はありえんやろっってことで、B級映画決定~💢
そのほかにも、浮上した潜水艦の艦橋からロケットランチャーでヘリを撃墜するのはありえへんのちゃう?そのときヘリを発艦させた敵駆逐艦は何やってたんやろか?ソナーマンが書店員に自分の職業をバラすってのはフランス軍ではありなん?弾道ミサイルをなぜわざわざベーリング海から発射するんや?ってかベーリング海からフランス狙うと北極点を通るコースになるんちゃうん?弾道ミサイルの発射音をどうやって捉えたんやろうか?等々、数々のツッコミどころもあったりするが…。


 アリストテレスは生きている人・死んだ人・海に生きる人の3種類の人間がいると説いたとか。
でも、んで、海に生きる人の中には「天王星」と描かれたTシャツを着ていたりする(笑)
ま、現実的かどうかという視点に囚われるより、テンポよい展開と登場人物の心の動きと表情を素直に楽しんだらええやんな。
ってな、難しく考えんようにすれば、ある意味サスペンスフルになる潜水艦映画らしく、緊張感溢れる115分。

コメント

幸せへのまわり道 「君は大切な存在なんだよ」ってな暖かい想いがすっと心に染みいったってことでいいのだと思う。

2020-10-21 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦28 うち試写会1】昨日、禁酒、口が寂しいからコーヒーと冷コーを飲んだのもあってか、とにかく眠れへんねん😧
そして今日は会議後の懇親会(中華)では延々ウーロン茶を飲み(🍺のようにがぶがぶ飲めないもんやな~)、二次会居酒屋ではジンジャーエールと玄米茶で過ごす(昨夜懲りたからメニューの中のお茶の中では玄米茶が一番カフェインが少ないと思われるので)。
みんないつもの調子で🍺を注ごうとしてくれるし、で、ほんま拷問やったな…😅

 雑誌記者のロイド・ボーゲル(マシュー・リス)は姉の結婚式で長らく疎遠だった父ジェリー(クリス・クーパー)と再会するが、家庭をないがしろにし自分たちを捨てた父をいまだに許せず、鬱屈した思いを抱えていた。数日後、ロイドは取材のため子供向け番組の人気司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)を訪ねると、彼は会って間もないロイドが抱える心の葛藤を見抜く。ロイドもフレッドの穏やかな人柄を慕い、やがて二人は公私にわたって交流を深めていく。

 雑誌「エスクァイア」に掲載された記事を基に、アメリカの長寿番組の名物司会者と雑誌記者の交流を描いた伝記ドラマ、実在の人気司会者をトム・ハンクスが演じ、第92回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたという映画。
原題は「A BEAUTIFUL DAY IN THE NEIGHBORHOOD」、アメリカで40年ちかくもの間、放映された子供番組「Mister Rogers& Neighborhood 」の制作、音楽、司会をつとめた実在の人物、フレッド・ロジャースがモデルの実話に基づいた作品。
フレッド・マクフィーリー・ロジャース(1928年3月20日 – 2003年2月27日)は、アメリカ合衆国のテレビ番組の司会者、就学前の子供向け番組シリーズの「Mister Rogers' Neighborhood 」 (1968-2001)の制作、司会、楽曲の制作で有名であり、彼の心優しく、礼儀正しいソフトな語り口調と視聴者への実直な態度で人気を博した有名な番組だそうだ。


 そもそもその人を知らんと、この映画は無理かも…、レトロな雰囲気のTVショーのセットに姿を現すその人は、知らん俺から見たらちょっと「変なオジサン」で、ロンパールームのうつみみどりを知らんと、そのうつみみどりの伝記映画は、とてもじゃないが、入りこめんやろ!ってな不安がいっぱい😱
ってことになるが、しかしながら、どうもこの映画の主人公は、実は、ロジャースへの取材を命じられた雑誌記者ロイドのようなので、そこはなんとかなった!!


 過去のトラウマから、父親に対しての怒りの感情が抑えきれなく、その結果、人生や家族との関係を歪ませてしまっているロイド。
しかしロジャースと接することで自分自身の傷ついた心や怒りの感情と、徐々に向き合うようになっていき、人生も見つめ直し、そして救われていく過程を描いていく。
権利を主張し、憎しみに分断されるという、なんとも世知辛い、ぎすぎすして殺伐とした今日、そういった社会に対してのメッセージも感じてしまった。

 1分間、黙って、閉ざした心を開いてみよう、今まで自分に関わってくれた人のことを思い出してみよう…。
難しく考えずに率直にこの映画を見たが、「君は大切な存在なんだよ」ってな暖かい想いがすっと心に染みいったってことで、この映画はいいのだと思う。
トムハンクスの演技はもはや神の領域だ…。

コメント

TENET インセプションがタイムトラベルものとして画期的で斬新であって伝説になると思っていたのに、この映画は軽々と超えてしまったかも…

2020-09-28 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦25 うち試写会1】10時半からの会議出席のために福岡空港7時00分発の飛行機で東京に戻ってきたが、その会議が11時55分開会となった…もう1本遅い飛行機で間に合ったやん。

 ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。

 クリストファー・ノーラン監督が描くサスペンスアクション、「TENET」というキーワードを与えられた主人公が、人類の常識である時間のルールから脱出し、第3次世界大戦を止めるべく奮闘するという映画。
政府の秘密組織から極秘ミッションを任された名もなきスパイが、過去と現在の時間を逆行させることで、世界破滅を目論む黒幕の陰謀を阻止しようとするのだが、とにかく複雑、冒頭部のオペラ座のテロ事件からして、「こりゃ、やばいな…」って。


 彼自身の2010年の作品、「インセプション」をより複雑にしたような構造、ストーリーやコンセプトは容赦ないくらい重層的かつ難解なため、一度見ただけで、この物語を完璧に理解できる人が絶対いないやろ~!
劇中で語られる設定的ルールが多く、物理学なのか、なんなのかわからんが、ひと言を聞き逃すとちっともわけわからんなる、ってか聞き逃さなくてもわからん…。
いや、しかし、タイムトラベルものの概念を軽々と超えている、タイムリープ映画も数々あって、時間旅行の表現方法や理屈もだいたい定番通りながら、そんな中でインセプションがタイムトラベルものとして画期的で斬新であって伝説になると思っていたのに、この映画は軽々と超えてしまったかも。


 タイムパラドックスについて、どうけりを付けるのかってのが注目しながら、順行と逆行をひとつの画面に納める斬新的な演出にのめりこんで、ついついパズルのピースを埋めていくという最重要脳内作業がおざなりになっているという焦りの中、ノーラン・マジックによって2時間半の尺が一瞬に過ぎていった。
とはいえ、明らかに展開に矛盾はあったし、過去か未来か説明できない重要なシーンもあり、そんな理屈に引き摺られてしまうとますます映画に集中できないしってことで、こりゃ、あと数回見ないと納得はいかないこと必至。
クリストファー・ノーラン監督、こりゃまた困った映画を突きつけてしまったな~😱

コメント

ミッドウェイ 戦争映画としての映えはさすがエメリッヒ監督ながら…

2020-09-25 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦24 うち試写会1】【25 💪部屋9-49 DBentOvrRow25kg DBenchPress22.5kg DInclineFly17.5kg SitUp TrunkTwistBall】 昨日はうちの組織の「交通政策委員会」で、北海道から九州までの各地方とハイタクの交通政策担当者が集まっての会議。
うちの担当の会議として全国から人が集まっての会議は、4月の初め以来で、会議でも懇親会でもこの間の状況や、本音話しが互いに聴けて議論が出来て、やっぱ対面の大切さを噛みしめた。

 山本五十六(豊川悦司)、山口多聞(浅野忠信)、南雲忠一(國村隼)率いる日本軍の艦隊が真珠湾を攻撃する。戦艦エンタープライズの艦長ハルゼー(デニス・クエイド)は、パイロットのディック(エド・スクライン)と彼の隊に日本軍艦隊の追跡を命じた。アメリカ軍のニミッツ最高司令官(ウディ・ハレルソン)とレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)は、次の戦闘に備えるため日本軍の戦略を分析し、やがてミッドウェイで両軍が激突する。

 太平洋戦争を題材にした戦争ドラマ、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦に至るまでを、日米の軍人たちを通して描く映画。
ミッドウェー海戦は、第二次世界大戦(太平洋戦争)中の1942年(昭和17年)6月5日(アメリカ合衆国標準時では6月4日)から7日にかけて、ミッドウェー島付近で行われた海戦。同島攻略をめざす日本海軍をアメリカ海軍が迎え撃つ形で発生し、日本海軍機動部隊とアメリカ海軍機動部隊および同島基地航空部隊との航空戦の結果、日本海軍は投入した空母4隻とその搭載機約290機の全てを喪失した。
日本はこの敗戦で、短期決戦早期講和が不可能となり、軍令部、大本営は長期戦を主軸とした戦略への転換せざるを得なくなった。
国力で圧倒される以前に、戦略、戦術、用兵など全ての拙劣さにより喫した敗北だったにも拘らず、事後に作戦戦訓研究会は開かれず、国民にもこの敗北は伝えられなかった上、ミッドウェー海戦の実態については海軍内はもとより陸軍内でも情報統制がなされた。
珊瑚海海戦の大本営発表から戦果の大きな水増しが始まったが、本海戦でも戦果を「空母ホーネット、エンタープライズを撃沈、敵飛行機120機を撃墜。味方の損害は空母一隻、重巡洋艦1隻沈没、空母一隻大破、未帰還機35機」と国民に発表、士気の阻喪を防ごうとした。


 日本海軍による真珠湾攻撃を起点に、太平洋戦争における日米の命運を分けたミッドウェイ海戦へ至るまでの過程を、日本と同じ枢軸国側だったドイツ人のローランド・エメリッヒが描いた戦争スペクタクル。
アメリカだけでなく日本の視点も丁寧に取り入れ、史実に沿った正確性を期していて、描き方も日米公平に気配りされている。
太平洋戦争開戦前からの時系列をたどり、米国も日本も、誰も悪役にすることなく、自分の仕事をやり遂げようとする軍人たちの生き方をとらえる。
戦争映画としての映えは、さすがエメリッヒ監督、これまでの戦争映画ではなかった映像がど迫力で臨場感満載、しかもほんとうに怖がらせてくれる。
とはいえ、戦闘シーンをバカ騒ぎで派手に演出しているのではなく、随所に戦場で散った命に敬意を表する姿勢が感じられるのが、さすがそこもエメリッヒ監督だ。


 日米共に俳優陣は豪華でありそして渋いキャスティング。
しかしながら、豪華俳優たちが異なる立場の人物を演じる群像ドラマになってしまって、どうしても視線が散らばってしまって、人物の掘り下げや、感情の機微を描ききることが出来なかったことが残念。
結果、全体的に焦点の定まらない日米海戦史ダイジェストになってしまった感も否めない。
それと中国マネーに媚びたような余計な(いや、それをそっちが言っちゃあかんやろ)場面があったところが、とっても悲しかった。

コメント

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー よくある青春コメディやスクールカーストものと侮るなかれ!

2020-09-07 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦23 うち試写会1】 親友同士で成績優秀な女子高生エイミー(ケイトリン・デヴァー)とモリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、卒業式前日、遊び放題だったクラスメートがレベルの高い進路を決めていることを知って衝撃を受ける。二人は勉強一筋で青春を犠牲にしてきたことを後悔し、残り少ない学園生活を謳歌(おうか)すべく卒業パーティーに繰り出すことを決意。そんな二人の波乱の一夜が幕を開ける。

 優等生の女子高生二人が、学園生活最後の一夜に大冒険を繰り広げる青春コメディー、原題は「BOOKSMART」、「本を読んで賢くなった人」という意味だが、「学識はあるが常識がない」という皮肉も含まれた言葉のようだ。(逆に、教養はないが実体験から世間を知っている人は「street smart」というらしい)
高校時代を勉強に捧げて見事志望校に合格した、意識高い系のイケてない女子コンビが主人公。
そのふたりはいわゆるガリ勉だが、かたや生徒会長で我の強いおデブちゃん、かたや繊細な同性愛者ってことで、ふとした言動・行動で醸し出されるのは、型にはまった優等生でもない。


 ところが、遊びほうけてばかりいると思っていたリア充同級生たちも、チャラくてもビッチでも実は勉強もデキてて、そして二人同様にアイビーリーグの一流大学に進学すると知って茫然、必死こいて勉強してきたのに、あたしたちの「真面目」に徹してきた高校生活を返せっと、卒業式前日になって決意する。
で、人気者グループの卒業パーティに乱入しようとするも、肝心の会場が分からず夜の町を右往左往するのだが、この街中徘徊抱腹絶倒場面にたくさんの伏線が織り込まれている。


 あんまりイケてないフツーの高校生たちがハメを外して大騒ぎ、というのは青春映画の王道で多数の映画があるが、そんなよくある青春コメディやスクールカーストものと侮るなかれ!
まずそういった映画って男子が主人公なことが多いが、この映画の主人公は女子だってことがとても重要。
そしてスクールカーストのステレオタイプに、別な角度から徹底的に斬り込むなどの着眼点が非常に面白く、セクシュアリティや人種を強調せずとも、今のアメリカにある問題をあぶり出し、ほんまお馬鹿映画でありながら台詞には知性がちりばめられている。




 そして、青春ドラマの切なさとバカっぷり、リアルさとホラ話っぽさ、この年頃ならではのドキドキ感がはつらつと描かれていて、そのストーリーの運び方や伏線回収もお見事だ。
いやはや、まったくノーチェックやったし、観たい映画もないしってな選択肢で鑑賞した映画やったのに、なんと、めっちゃ面白かった!

コメント

エジソンズ・ゲーム あかん、エジソンのこと、ちょっと嫌いになった(笑)

2020-07-28 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦20 うち試写会1】Twitterで、イオ@コロナ闘病中(21歳)学生@ioio060って人が、
「コロナの痛みを具体的に表すと
ろっ骨が折れたままインフルエンザとノロウイルスと2日酔いに同時に感染しながら高山病にかかってる感覚でした。意識消えかけます。一種の拷問かと思いました。ピークを過ぎて治ったかと思えば3ヶ月以上微熱が続いて頭おかしくなりそうです。ちなみに軽症です#拡散希望」
って、書いているのを見て、想像しただけで死にそうに辛くなってきた…😱
絶対に感染したくないぞ…。

 19世紀のアメリカ。白熱電球を事業化した発明家のトーマス・エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、大規模な送電には直流が適していると考えていた。だが実業家のジョージ・ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は、交流の方が安価で遠くまで電気を送れるとして、交流式送電の実演会を開いて成功させる。それを知ったエジソンは、世論を誘導しようとする。

 マーティン・スコセッシが製作総指揮を務めた実録ドラマ、発明家のトーマス・エジソンと実業家のジョージ・ウェスティングハウスの電力送電システムをめぐる争いを描くという映画。
原題は「THE CURRENT WAR」、現在の戦争ってなる気がするが、直流(direct current)・交流(alternating current)のCurrent。


 エジソンというと、「発明王」、大阪の家のご近所にある石清水八幡宮の竹を使って電球を発明した、というようなことしか理解していなかったが、どうも自分の持っているイメージは違ったようだと解らされる映画だった。

 19世紀末のアメリカ、直流送電による電力事業開発を進める発明王エジソンだが、全米有数の実業家ウェスティングハウスがより安価で効率的な交流送電システムを推進。
切羽詰まったエジソンは、相手を誹謗中傷する卑劣なネガティブ・キャンペーンを展開し、逆に自らの首を絞めてしまう。
偉大な発明王エジソンが、いかにイヤなヤツであったかを暴いていく…。


 凝りすぎたカメラワークと長台詞の応酬、演出もとても特殊でいて、カット割りは長めを多用し、時間軸も微妙にずらされるし、ってことで、見ていてとても疲れてしまった。
役者の区別もとても付けにくく、そもそもお話が難しいのに、もっとシンプルに描いて欲しかったなあ。
まさに「貧すれば鈍する」を地で行くような話、史実に限りなく忠実な脚本らしいので、あかん、エジソンのこと、ちょっと嫌いになった(笑)



コメント

ドクター・ドリトル 絵本のような展開の早さで、子どもを絶対に飽きさせないという映画(笑)

2020-07-06 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦17 うち試写会1】都知事選の争点の報道や、小池都政の4年間の総括や、候補者討論会などもせず、まだ投票所で並んでいる人もいるのに(感染症対策のため)、20時になったとたん当確出して、嬉しそうに都知事選特番をやっているマスコミ、終わってるって。

 腕のいい医師で、動物と会話ができるドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)は、さまざまな動物たちと大自然の中で暮らしていた。ある日、女王が重病だと聞いた彼は、女王を救える唯一の治療法を知るために、助手のスタビンズ少年をはじめ、オウム、ゴリラ、アヒルたちと一緒に伝説の島へ旅立つ。

 児童文学「ドリトル先生」シリーズを、ロバート・ダウニー・Jrら出演で映画化、ドリトル先生が、動物たちと共に冒険に繰り出すとう映画。
なんと、はじめてMAXで映画を観た。
英題は「DOLITTLE」、おそらくエディ・マーフィ版の「Dr. Dolittle」と被らないようにしたのだろうが、邦題はもろ被り、ドリトル先生にすればよかったのに(笑)


 原作ではもっと普通な英国紳士のイメージだったが、この作品では、原作にない妻の死という喪失感を与え、メンタルダウンさせ、引退同然のエキセントリックなキャラにしてしまっている。
そんなドリトル先生を、動物たちがフォローしているということで、賑やかな物語が進行していく。


 すべてCGで描かれた動物や昆虫たち(あれ?ドリトル先生って昆虫とも話せたっけ?)は、ジャングルブックほどのインパクトはないが、それぞれがキャラ立ちしていて、上手い声優たちの演技も相まってさほど違和感はない。
アメリカでの評価は散々だったそうだが、あくまでも子ども向きのファンタジーなんで、過剰な演出と、細かいことはすべてスポイルした絵本のような展開の早さで、子どもを絶対に飽きさせない。

 続編ありそうだな。
シャーロック、アイアンマンと違う、新たなロバート・ダウニー・Jrのはまり役となりそうだ。

コメント

フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて 実話に基づいた映画だが、とってもとてもハートウォーミングな作品になっている。

2020-07-01 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦16 うち試写会1】【1 18💪部屋 DBenchPress22.5kg DInclineBenchPress20kg DFry17.5kg Crunch TrunkTwist2.5kg】6月25日から30日にかけての東京の感染者数は48、54、57、60、58、54…、神奈川では昨日、横浜市で28人など新たに31人感染だという。
緊急時対宣言の解除が早すぎた、東京アラートってなんやったんや、夜の街って…などなどいろいろな思いもあるが、少なくとも我が家で「おとん、大阪に帰ってくるな!」という緊急時対宣言が発令されないかが、今現時点でもっとも怖い。

 音楽マネージャーのダニーは、イギリス・コーンウォール地方の港町ポート・アイザックを旅していたところ、たまたま浜辺で催されていた“フィッシャーマンズ・フレンズ”のライブを見る。上司からバンドと契約を結ぶよう指示され町に残ったダニーは、民宿のオーナーでシングルマザーのオーウェンに暴言をはいてしまう。


 実在する漁師バンドのエピソードをベースに、海の男たちが音楽業界で飛躍するさまが描かれるという映画。
原題は「Fisherman's Friends」、この映画のことはまったく知らなかったが、近所の映画館が再開された時に、リバイバル上映ばっかで、新作がこれしかなかったってことで、予告編をチェックしてみたら、とっても気になってしまった。


 コーンウォールは、イングランド南西端の典礼カウンティかつ単一自治体であり、連合王国の最も南および西に位置し、コーンウォール州とも呼ばれるそうだ。
典礼カウンティとは、地方自治のためのカウンティとは異なり、法律上は、ウェールズおよびスコットランドと同様、1997年地方長官法において、地方長官制のためのカウンティおよびエリアを言う。
独自の文化や言語、帰属意識を持った地域であり、イングランドの他の地域とは趣を異にしているというが、ほんままんま別の国のようだ。
映画の中でも「テイマー川」(デヴォン州とコーンウォール州の境を流れる川)を渡ると、まったく違うんだ、ってな発言もあった。



 そのコーンウォールの美しい風景と、控え目なユーモア、そして何より逞しい漁師達の歌声が映画の骨格となっていて、漁師たちのヴォーカルユニットをいかにメジャーデビューさせるかという本来の主題は、あくまでも添え物のようだ。
先人たちの教えを歌い継ぎ、家族や仲間を大切にし、派手な事をせずに、つつましやかに生きる漁師たち。
彼らは地元の唯一のパブで、飲んで食べて歌って騒げれば、それで幸せな男たちだ。
実話に基づいた映画だが、とってもとてもハートウォーミングな作品になっている。
ところで、原題のFISHERMAN’S FRIENDは、喉が荒れる漁師のために作られたと言われている、強烈なミント系のトローチの商品名だそうだ。

コメント

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 原作を読んでから観たらより面白かったのか!

2020-06-24 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦15 うち試写会1】【24 16💪部屋 DBentOverRow25kg DPullOver22.5kg BackExt.CrunchOnBall TrunkTwist5kg】 19世紀、アメリカ、マサチューセッツ州ボストン。マーチ家の四姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミー。情熱家で、自らを曲げられないため周りとぶつかってばかりの次女ジョー(シアーシャ・ローナン)は、小説家を目指し、執筆に励む日々。自分とは正反対の控えめで美しい姉メグ(エマ・ワトソン)が大好きで、病弱な妹ベス(エリザ・スカンレン)を我が子のように溺愛するが、オシャレにしか興味がない美人の妹エイミー(フローレンス・ピュー)とはケンカが絶えない。ある日ジョーは、資産家のローレンス家の一人息子であるローリー(ティモシー・シャラメ)にダンス・パーティーで出会う。ローリーの飾らない性格に、徐々に心惹かれていくジョー。


 ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説「若草物語」を実写化したドラマ、南北戦争下の姉妹の物語を、作家を夢見る次女の視点で描くという映画。
英題は「LITTLE WOMEN」、これは原作のままながら、邦題はかなりひねったね~(笑)
原作は、子どもの頃にムック本で読んだ気がするが、これっぽっちも覚えていないが、この映画は原作に忠実にドラマ化したわけではなく、原作者であるオルコット女史が行間に潜ませた思いを読み取った作品に仕上げたそうだ。


 少女時代にエピソードをみずみずしく描くと同時に、その少女の時期を終えた4人姉妹が当時を振り返るという視点からも描いていて、時代は過去と現在を行ったり来たり入り乱れる。
しかし役者は同じなので、とっても混乱してしまうのだが、これは「"少女時代との訣別"という新たな物語に描き直しつつ、原作本来の魅力である"少女時代だけが持つかけがえのない輝き"も生き生きと描かれる」という効果をもたらしているとのこと。(原作読んでないので自分にはその違いがわからんが)


 当時の男性優位社会における女性の生き辛さや女性の自立に欠かせない経済力の重要性がテーマのようだが、現代社会に通じてしまう問題を描いているとも感じる演出が見事。
オリジナル(原作小説)の保守的な結末は、出版社のおっさんからの抑圧(要請)でやったのだというエピソードもとても興味深い。
原作を読んで好きになっておけば、この映画の感想はまた違ったものになったのかも知れない。
ってことで、鑑賞後大急ぎで、原作読んだが、やはり原作を知っていればこの映画の魅力は倍増したのだ。

コメント

デッド・ドント・ダイ 怖い?怖くない?怖い…?

2020-06-22 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦14 うち試写会1】【22 15💪部屋 DShoulderPress15kg SeatedLateralRaise8.75kg RearDertoidRaize6.25kg Crunch BallLegRaize TrunkTwist】 ロバートソン署長(ビル・マーレイ)、ピーターソン巡査(アダム・ドライヴァー)、モリソン巡査(クロエ・セヴィニー)が見守るのどかな田舎町センターヴィルで、死者が墓場から次々とよみがえる。ゾンビは生前の活動に引き寄せられるように町をさまよい、時間を追うごとに増殖していた。三人の警察官や葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)、住民たちは、生き残りを懸けてゾンビの大群に立ち向かう。


 ジム・ジャームッシュが監督を務めたゾンビコメディー、町にあふれ返ったゾンビと戦う人々を描くという映画。
普通ならゾンビ映画なんて絶対に観ないのに、緊急事態宣言が解除されて、映画館が復活したことから、なんでもいいからスクリーンで映画が観たいってなってて、ついつい観てしまった。
怖い?怖くない?怖い?って葛藤しながらの鑑賞、怖くなかった(笑)


 ある日突然、平凡な田舎町でゾンビ・パンデミックが発生するという筋立てはまさにこのジャンルの王道ながら、なぜゾンビが発生したのかという理由付けが秀逸、っていうか馬鹿らしすぎる。
そしてそのゾンビたちが、人を食いながらも、生前の物欲にこだわっているってのが爆笑もん。
ビル・マーレイとアダム・ドライヴァーって、なんか微妙にずれている感じが以前からあったが、この映画ではなんとのその微妙なずれを前面に出しての演出であったことが鮮烈!
久々に表舞台に出てきたセレーナ・ゴメスの取り扱いの酷さったらありゃしない、と、とにかく細かい笑いどころが巧みに積み重なってて、笑ったわ~、ぜ~んぜん怖くなかった(苦笑)
途中で、この先どうなるのかの展開に「え?」ってなったところが2回あったが、それは考えすぎやった…。

コメント

ルース・エドガー Black Lives Matter運動が拡大している今この映画を観られてよかった…

2020-06-19 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦13 うち試写会1】6月12日に久しぶりに映画館にてこの映画を観た。
2020/03/22に広瀬すずの「一度死んでみた」以来の、映画館での映画鑑賞だ、感無量😂
シネプレックス平塚では、チケットは見るだけでもぎりは無し、座席も一席飛ばしで密を避けるようにし、飲食時以外はマスクの着用が呼びかけられており、またレイトショーは無しとなっていた。

 文武両道に長けた17歳の黒人少年ルース(ケルヴィン・ハリソン・Jr)は、戦争中の母国から裕福な白人の養父母ピーター(ティム・ロス)とエイミー(ナオミ・ワッツ)に引き取られ、バージニア州アーリントンの高校に通っている。ある日、ルースは課題のことでアフリカ系の女性教師ウィルソン(オクタヴィア・スペンサー)と対立する。ウィルソンは、ルースが過激な思想を持っているのではないかと考えていた。

 ジュリアス・オナーが監督を務め、J・C・リーの戯曲「Luce」を映画化した人間ドラマ、優等生の黒人高校生の正体をめぐり、周囲の人々の思惑が交錯するという映画。
英題は「LUCE」イタリア語で「光」、このタイトルについて書くとネタバレしてしまうのでここでは割愛。
裕福な白人夫婦と養子の黒人少年ルース、彼らを取り巻く人々の深層心理がある出来事をきっかけに暴き出され、人間の多面性を感じさせるという内容だが、きわめてセンシティブなテーマながら、淡々と物語は進む。


 ルースと言うキャラクターは、ウィル・スミスとバラク・オバマを基に創出されたそうで、複雑さとシンプルさが同居した存在であり、現在のアメリカのある部分体現しているかのようだ。
有色人種で女性というハンデを持つウィルソン先生は、差別からの自己防衛策として、マイノリティが社会で生きていくためにはマジョリティよりも模範的な市民であるべきと考えているが、そこから生じる黒人の立ち位置や心構えから生まれるねじれ。
それに対しての白人の特権意識と、もう一方のポリティカル・コレクトネスが絡んでしまうと、事態が複雑化していく。


 ジョージ・フロイドさんの死亡事件で、今もなお根強く残る黒人や人種差別、警官による度重なる理不尽な暴力や権力の悪用など、アメリカが抱える社会問題が改めて浮き彫りになっている今、たまたまながら極めてタイムリーな映画だ。
新型コロナウィルス感染拡大が止まらないアメリカでは、特に黒人の罹患率と死亡率が高いという。(ウィスコンシン州では、人口全体の6パーセントにすぎない黒人住民が死者の半分を占める。シカゴでは人口の30パーセントが黒人だが、死者に占める割合は70パーセントに達している。)
アフリカ系(とその他の人種・民族的マイノリティー)は一般的に、人口密度が高く大気汚染などもひどい地域に住み、世帯の構成人数も多い。
人との接触が欠かせない接客業に就いている人が多く、収入も低いことから無保険であったり病気になっても医者に行けない人も多く、所得格差は健康格差に直結している。

 一方、去年までの5年間で警察官に射殺された黒人は1900人以上だという。
クリントイーストウッドの「運び屋」という映画でも、ハイウェイで警察官に制止され尋問されているヒスパニック、彼は「路上でパトカーに止められて白人警官から尋問されるっていうのは人生で最も危険な5分間だ!」と恐れおののく場面があったが、この数字にその5分間が表されている。
コロナによって、ブラック・ライヴズ・マター運動(Black Lives Matter、通称「BLM」)が拡大している。

 白人の特権に気付かないようにして生きている白人と、その白人の特権のところまでたどり着いたそこがようやくのスタートラインである黒人を描いていたのだろうか、この映画は、ということを自分は受け止めたが、けっしてそれだけではないだろうが。

 「アメリカは変わらなければならない。人種差別はもうたくさんだ」、人種、宗教、性別、門地又は身分、差別はアメリカだけの問題ではないが…。
今、この映画を観ることが出来てほんとうにほんとうによかった。


コメント

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY 邪悪なキャラがカラフルに炸裂っ!

2020-03-24 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦11 うち試写会1】会議に集会に学習会に出張に…予定がどんどん白紙になっていく。

 ジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は束縛から解放され、街にはびこる悪党が敵意を持つほど暴れまくっていた。謎のダイヤを盗んだ少女をめぐって、裏世界を支配するサイコパス、ブラックマスク(ユアン・マクレガー)と対決することになった彼女は、くせ者ばかりを集めてチームを作り上げる。

 『スーサイド・スクワッド』で、ジョーカーの恋人として登場したハーレイ・クインが主人公のアクション、ハーレイ・クインが、裏世界を支配するブラックマスクと戦うという映画。
英題は「BIRDS OF PREY(AND THE FANTABULOUS EMANCIPATION OF ONE HARLEY QUINN)」、1つのハーレークインの幻想的な使用法?直訳過ぎる?
バットマンシリーズをろくに観たことがなく、そして話題作だったJOKERも観ていない自分が、そもそも彼女が誰なのかを知らずに観てしまった。
邪悪王ジョーカーと破局して裏社会での後ろ盾を失った彼女が一念発起して自立するまでを描く物語って書いてしまうと、なんかぜんぜん映画に合わない説明なってしまうねんけど、でもそうやねんからしかたない。
冒頭のアニメでの説明のおかげで、とりあえず入り口でスッと映画に入れて良かった。


 ガールズパワーを全面に押し出したキャッチーでポップなノリ、奔放かつパンキッシュなキャラ、高い身体能力を活かしたアクロバティックな暴れっぷり、細かいことは気にせずにとっても痛快で楽しい!
ギャグを織り込みつつもハーレイ・クインの心情の変化をしっかりと伝わってくるし、悪党なりの善悪の基準が透けて見えてきて、さらに男性社会における女性にとって不利な立場であるとか搾取の構造などがさらっと盛り込まれているようで、脚本が巧み。
しかし時間軸を強引にイジり回す手法が、ふと真面目になって考え込んでしまうことを許さず「いいから、素直に笑え!」って言われているかのよう。


 閉塞感漂うこんな時期やから、こういう映画は良いね!
ラストのラストに、たいへんな秘密の暴露(?)があるから最後まで観てね。

コメント

スキャンダル この映画の企画を立ち上げた時はまだ#MeToo運動が起きる前だったそうだ

2020-03-19 | いい映画観てますか?(洋画)

【🎦10 うち試写会1】 大手テレビ局FOXニュースの元人気キャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴する。メディアが騒然とする中、局の看板番組を背負うキャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、今の地位をつかむまでの軌跡を振り返って動揺していた。一方、メインキャスターの座を狙うケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得る。

 2016年にアメリカのテレビ局FOXニュースで行われたセクシュアルハラスメントの裏側を描いた映画。
原題は「Bombshell」、砲弾とか爆弾と訳すのではなく「人を驚かすような事,突発事件」の意味なのだろう。
#MeTooムーブメントの出発点となった、米専門テレビ局大手のFOXニュースの創立者で元CEO、米国の保守政治に大きな影響を与えてきたロジャー・エイルズのセクシャル・ハラスメントに対する女性職員の告発事件。(彼自身はくも膜下出血で、2017年に77歳で死去)
しかし、この映画の企画を立ち上げた時はまだ#MeToo運動が起きる前だったそうだ。


 TV界に蔓延するセクハラと戦った女性の勇気を称える社会派映画であるが、出世欲と保身に踊らされる大企業の仕組みを描くスリリングなサスペンス的要素も強い。
キャリアを賭けて告訴したG・カールソンを演じるニコール・キッドマン、状況を俯瞰して葛藤しながらも有利に事を運んだメーガン・ケリーを演じるシャーリーズ・セロン、新米キャスターながらメインキャスターの座を狙うケイラ・ポスピシルを演じるマーゴット・ロビー、それぞれが美しくそして壮絶に役柄を演じきる。
特に、マーゴット・ロビーの見せ場となるシーンは、その表情から自分との葛藤が痛いほど伝わってきて、この問題を生々しく激しく胸に刺す。


 そして、やはりロジャー・エイルズを演じるジョン・リスゴーが、CEOの気色悪さ、姑息さ、醜悪な行為を見事に体現したのがこの作品とリアリティを実現している。


 1988年に行なわれた世界初のセクシャルハラスメント訴訟「Jenson v. Eveleth Taconite Co.」を映画化した「スタンドアップ」(原題「North Country」2005年の作品)で主人公ジョージー・エイムズを演じたシャーリーズ・セロンだったが、今作ではプロデューサーとしても参加していたそうで、ある意味、彼女の手腕がおおいに発揮されたのでは無かろうか。
彼女の台詞に「A fish stinks from the head down.」(魚は頭から腐る)というのがあった。
先日、国会で辻元清美衆議院議員の「鯛は頭から腐る」と安倍首相に迫ったが、日本の場合、安倍自公政権も、自民党も、頭だけでなく腹もしっぽも腐っていると感じてるが…( ̄0 ̄)

コメント