労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

キネマの神様 北川景子の堂々たる大女優っぷりが素晴らしい!(笑)

2021-08-17 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦23】【17 💪部屋3-40 BentOverRaw40kg DSwing20kg Crunch Situp BallLegRaize】 ギャンブル狂いのゴウ(沢田研二)は、妻の淑子(宮本信子)や家族にもすでに見捨てられていた。そんな彼が唯一愛してやまないのが映画で、なじみの名画座の館主テラシン(小林稔侍)とゴウはかつて共に映画の撮影所で同じ釜の飯を食った仲だった。若き日のゴウ(菅田将暉)とテラシン(野田洋次郎)は、名監督やスター俳優を身近に見ながら青春を送っていた。

 山田洋次監督が、作家・原田マハの小説「キネマの神様」を映画化、松竹映画100周年を記念して製作された、家族から白い目で見られるダメ親父の物語を紡ぐという映画。
実は、この作品は志村けんさんの初主演作品として進められてきた企画だったが、志村さんのCovid-19による急逝を受けて盟友・沢田研二が跡を継ぎ、映画を完成にこぎつけたらしい。
そのために脚本も大幅に変えて、コロナ前・コロナ禍のさなかのエピソードも加筆されたそうだ。
コロナの影響を受け、撮影中止および主演の交代という悲劇に見舞われながらも、様々な人々の思いから再始動し、ついに完成した映画なんだ。


 ギャンブル好き&借金まみれの主人公・ゴウが助監督だった過去を軸に、原作を往年の日本映画愛たっぷりに大胆脚色、山田監督の撮影所への思い、青春時代の情熱を生き生きと描いている。
映画が娯楽の王様と言われていた時代から現代までを描くことで、かつて映画が持っていた独特の輝きが今はもう無いことについても描いている。
日本版「ニュー・シネマ・パラダイス」とも言える物語を紡いだという作品のようだ。


 というが、自分はその「往年の映画の華やかな黄金時代」というのは知らないからそこはちょっと共鳴出来ない。
そして、やっぱ山田洋次監督作品の、昭和臭さ満載なカット割りと脚本・演出、それに呼応する役者の演技が、単に古くさいとしか感じられないのが辛い。

 しかし、原節子ら、往年の名女優たちの要素が詰まったキャラクター「銀幕のスタア」を演じる北川景子の堂々たる大女優っぷりが抜群の存在感で素晴らしい!
永野芽郁も、北川景子に負けず劣らず、瑞々しい演技で、過去パートをしっかり支えていた。
役者のとても臭い、臭すぎる演技を、舞台を観ているかのように素直に受け入れて咀嚼できれば、きっと楽しめる良い作品だった、かな。



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パンケーキを毒見する シニカルな鋭い視点で、「ニッポンの本当の姿」を映しだす、かつてない政治バラエティ映画が誕生した!

2021-08-13 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦22】T・ジョイ PRINCE 品川で鑑賞したが、そもそも定員が少ない上に感染対策で席を絞っており、なかなかチケットが取れなかった話題作。
行ってみたら、客層は老若男女多種多様だったのが意外だった。

 菅義偉氏は秋田のイチゴ農家から上京し、国会議員秘書、横浜市会議員、衆議院議員を経て内閣総理大臣にまで登りつめる。内閣官房長官時代、記者会見における記者とのやり取りでも耳目を集めた菅氏は総理大臣就任早々、大手メディアの政治担当記者と「パンケーキ懇談会」を開き、携帯電話料金の値下げやデジタル庁の新設などに着手する一方で、日本学術会議の任命拒否や中小企業改革などを断行する。

 第99代内閣総理大臣に就任した、菅義偉氏の実像に迫るドキュメンタリー、安倍晋三政権下では官房長官として手腕を振るった彼の政策をはじめ、コロナ禍での施策の是非などにも切りこんでいくという映画。
パンデミックで馬脚を表した菅義偉の本質と彼を支える政治資金や人脈を追い、日本の政治に迫る、面白くてためになるドキュメンタリー。


 現職の首相のドキュメンタリーを製作して公開するってのは、それだけでも日本では異例なことであるが、アニメを駆使した映像はユーモラス。
観ているその瞬間こそ笑えるが、見終わってみると、笑えない現実があることに、血の気が引く思いがしてくる。
シニカルな鋭い視点で、「ニッポンの本当の姿」を映しだす、かつてない政治バラエティ映画が誕生した!


 石破茂(自民党)、江田憲司(立憲民主党)、村上誠一郎(自民党)、小池晃(日本共産党)ら現役の政治家や、古賀茂明、前川喜平などの元官僚、さらに、森功、鮫島浩などのジャーナリストや各界の専門家が、菅義偉という人物について、そして菅政権が何を目指して、日本がどこにいくのか、取材に応じている。
インタビューに応じた人々の発言は真を突いており、とりわけ政権与党に籍を置く人々の内閣への苦言は重い。
様々な角度から浮き彫りにされる菅政権ひいては日本の「変なところ」が明快で、「あはは~この国、大丈夫?」と爆笑してしまうが、いや笑って済ませられないはず…。
いやいや、ほんと笑えない。
映画の中でも紹介されているが、再生可能エネルギーの開発、労働生産性、男女平等指数、幸福度ランキング、あらゆる面において日本はG7中ダントツの最下位で、もはや先進国なんて言えない状況にずいぶん前から落ち込んでいる。
※G7…先進国というくくりの7カ国(米国、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、日本)。


 「ご飯論法」を駆使してごまかし答弁に終止した安倍政権だったが、「やぎさん答弁」で徹底的に噛み合わない戦術を駆使(?)している現政権と、それに忖度する大手メディア。
この映画では、五輪開催については軽く触れる程度だが、それでも権力のコメディとしか思えないグタグダぶりは伝わってくる。

 例えば実際の国会で、立憲民主党の山井和則議員が「『ステージ3』の感染急増、あるいは『ステージ4』の感染爆発、そういう状況でもオリンピック・パラリンピック、これは開催されるんですか」と菅首相の認識について、何度も表現を変えつつ問いただした際には、管首相は、
「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく」
と繰り返すばかりだった。(17回繰り返したという報道もあった)

※ ご飯論法とは、質問に真正面から答えず、論点をずらして逃げるという論法。「朝ご飯は食べたか」という質問を受けた際、「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ、(パンを食べたにもかかわらず)「ご飯(白米)は食べていない」と答えるように[2]、質問側の意図をあえて曲解し、論点をずらし回答をはぐらかす手法である。
※ 菅義偉首相の質問と噛み合わない答弁を繰り返す国会答弁が、手紙を読まずに食べちゃった「やぎさんゆうびん」みたいだとして、「やぎさん答弁」と名付けられた。


 選挙前に見ておきたい力作、これを観たら思わず「選挙に行きたくなる!」
自分は一度も棄権せず必ず選挙に行ってるけど…。
しかし現実的には、選挙への無関心があって、その問題については、政治的中立・完全学生運営の投票啓発団体「ivote」の声を取り上げて最後に切り込んでいる。http://i-vote.jp/


 既得権と利権にしがみつき、敵とみなした人間を追い落とす政治力はあるが、国会や国民には限りなく不誠実な菅義偉は果たして、国のトップに相応しいのか?
毒見のつもりが、たっぷりと毒を食べさせられた気分。
改めて、怒れる羊にならなくてはと肝に銘じた。



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犬部! 妻が「観たい」と言ったので、なんの予備知識もなく観てしまったが…自分には、ちょっと入り込めない作品だった。

2021-08-04 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦19】【4 💪部屋1-38 SietedLateralRaise8.75kg RearDertoidRaise7.25kg DShoulderPress17.5kg Crunch TrunkTwist5kg】 自分の折りたたみ傘、晴雨兼用だったことを思い出して、今朝が初日傘男子。
ありゃ、こりゃええわ、楽だわ。
平塚の部屋から駅まで使ったが、しかし、原宿駅から訪問先までの間は使うのを躊躇。
そもそも「そんな黒い顔したやつが日傘使ってたら『なんでやねんっ💢』ってつっこまれるで」ってなことは言うな、美白ではない、暑いのが嫌なだけや。

 獣医学部の学生・花井颯太(林遣都)は幼いころから動物愛護活動に奔走し、一人暮らしのアパートは保護した動物でいっぱいだった。ある日心を閉ざした1匹の実験犬を救った彼は、より多くの命を救うため動物愛護サークル「犬部」を立ち上げる。颯太と同様に“犬バカ”である同級生・柴崎涼介(中川大志)らも仲間に加わり、彼らは保護活動に取り組んでいく。16年後、変わらぬ信念で動物保護に関わってきた颯太が逮捕されてしまう。

 実在した大学のサークル活動をつづった片野ゆかのノンフィクション小説を映画化、。“犬バカ”の獣医学部生が仲間と共に動物保護に奔走する大学時代と、獣医師として新たな問題に立ち向かう現代という二つの時代構成で、動物の命と向き合う人々の奮闘を描くという映画。


 犬部とは、北里大学獣医学部(青森県十和田市)に実在したサークルだそうで、行き場をなくした犬や猫を保護して、必要に応じて世話・しつけを行い、新しい飼い主を探す活動をした学生ボランティア団体とのこと。
2004年、太田快作氏を中心に、北里大学の有志によって結成され、現在は「北里しっぽの会」と名称を変え活動中なんだそうだ。


 妻が「観たい」と言ったので、なんの予備知識もなく観てしまった。
動物の命とどう向き合うのか、獣医師の立場、行政の立場、保護する立場、飼う立場、それぞれの角度から様々に考えさせる作品なんだろう。
ただ、飼っていた犬が、中学3年生の時に出先で行方不明になってしまい、あまりの悲しさに、それ以来、二度と生き物は飼いたくないとなっている自分には、ちょっと入り込めない作品だった。
やから、どんな方にこの映画を薦めたらいいのか、わからんというのが本音。
ちなみに妻は泪うるうるで大感動していたが。

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地獄の花園 これだけの魅力的な女優をそろえながら、色気を封じた点は大問題だ…😨

2021-06-09 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦16】 26歳のOL田中直子(永野芽郁)が働く職場は一見平和そうだが、裏では派閥争いのためOLたちが日々けんかに明け暮れていた。ある日、カリスマヤンキーの蘭(広瀬アリス)が中途採用されたことをきっかけに、彼女たちの会社は全国のOLから標的にされてしまう。やがて、直子はOLたちの頂点を懸けた抗争に巻き込まれていく。

 最強の座を懸け、OLたちが拳による熾烈(しれつ)な争いを繰り広げるコメディー、普通のOL生活に憧れる女性が働く職場に、一人のカリスマヤンキーが中途採用されたことから、全国のOLたちを巻き込む抗争が勃発するという映画。
バカリズムがオリジナル脚本、この人、深夜ドラマでいっぱい脚本演出していて、めっちゃ大好きで夢中で見まくっているが、この映画もバカバカしいと思いつつも、気づけば夢中になっていたのでけっこう好き。


 この映画でも、OLとヤンキーという相容れない要素のギャップを、ダイナミックな喧嘩シーンの後に、その化粧・衣装(刺繍いっぱいの特攻服風)のまま、顔中アザだらけで、ほんま何もなかったように、社内での電話の取り次ぎ、給湯室や休憩所のふとした台詞など、日常会話や業務が普通に展開されていくこのギャップは萌える。


 部外者にはのどかな姿しか見せないOLたちが、「OL」という和製英語に日本の文化風習をギュッと凝縮させて、実はそこに所属する者にしか見えない別世界を形成してそこで生きている、ってことについての風刺?
たしかに、学校にしろ、会社にしろ、各種集団生活にはある意味、「仁義なき戦い」やカースト制は存在して、親分・子分関係や派閥争いの世界もあり、そしてジェンダーもある。
とは言え、そんな重いテーマを描きつつ描かないバカリズム。
永野芽郁演じるヒロイン自身も「ヤンキー漫画みたいな展開だ…」とツッコミいれまくっていたが、すべての出演者が「漫画ならこうなる」という一致した方向性で、「漫画かよ!」なキャラを演じきる。


  永野芽郁、 広瀬アリス、 開発部に所属するOL「悪魔の朱里」菜々緒、 営業部に所属するOL「狂犬の紫織」川栄李奈…しかし、俺にとっての一番の問題は、これだけの魅力的な女優をそろえながら、色気を封じた点だ。
チラッとのぞく表側の太腿が精一杯の色気…、あぁあもったいない!
小池栄子がギリギリ色っぽかったが。
一方、勝村政信、松尾諭[、丸山智己、遠藤憲という4人の男優をキャスティングしたのはかなり興醒め、そこからちょっとテンション落ちた。
ま、とにかく見終わって、微かにも何も残らない、が、めっちゃ楽しかった、笑いまくった😊

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HOKUSAI 謎が多いといわれている葛飾北斎を大胆な解釈で描ききった奇作

2021-06-01 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦14】今日から神奈川県は、平塚市・秦野市・小田原もまん延防止等重点措置の対象となるから、昨夜は最後に飲みに行くか~とも思ったが、それはそれでお馬鹿な行動だなって思って自粛した。

 町人文化全盛の江戸。後の葛飾北斎である貧乏絵師の勝川春朗(柳楽優弥)は、不作法な素行で師匠に破門されたが、喜多川歌麿や東洲斎写楽を世に送り出した版元の蔦屋重三郎(阿部寛)に才能を認められる。北斎は次々と革新的な絵を手掛け、江戸の人気絵師となるが、幕府の反感を買ってしまう。

 「富嶽三十六景」などで知られる江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の謎多き生涯を、柳楽優弥と田中泯が演じた伝記ドラマ、貧乏絵師が北斎として江戸を席巻し、“画狂人生”をまい進する姿が描かれるという映画。


 昨年、公開されるはずだったが、コロナの影響でようやく公開となった。
多くの作品を残しているが、その人生は謎が多いといわれている葛飾北斎。
しかしWikipediaを読んでみると謎が多いというより、改号すること30回、転居すること93回、娘「お栄(葛飾応為)」も含めて謎な人物なのかもしれない。


 この映画の場合も事実と合致しているかどうかが重要なんではなく、彼がどのように数々の傑作を産み出してきたのか、その情景が、どのようにして彼の目の前に出現したのか、そこを見るべきなのだろう。
天才絵師の生涯というよりは、「冨嶽三十六景」(神奈川沖浪裏、凱風快晴、駿州江尻)や龍の図など、まさに、名画誕生の秘密に迫った一作であり、独特の演出が、それをなし得ていたのではないか。
田中泯の演技が圧巻だ!


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騙し絵の牙 小気味よくて爽快感がある騙し合い的企業内パワーゲーム

2021-03-30 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦11】今朝は風もオフショアになって、波、ぜったいに良くなるのわかっていたのに、前日の徹夜がたたって痛恨の寝坊。
会議があるから遅刻もままならず…涙、ってなりながら出勤したが、「Web会議やったから家でこなしてから出勤しても良かったのだ」ってことに、事務所に着いてから気付いた。

 大手出版社の薫風社で創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡って権力争いが勃発する。専務の東松(佐藤浩市)が断行する改革で雑誌が次々と廃刊の危機に陥り、変わり者の速水(大泉洋)が編集長を務めるお荷物雑誌「トリニティ」も例外ではなかった。くせ者ぞろいの上層部、作家、同僚たちの思惑が交錯する中、速水は新人編集者の高野(松岡茉優)を巻き込んで雑誌を存続させるための策を仕掛ける。

 「盤上のアルファ (講談社文庫)」「罪の声 (講談社文庫)」などの作家・塩田武士が、俳優・大泉洋を主人公に当て書きした小説を映画化、廃刊の危機に瀕した雑誌の編集長が、存続を懸けて奔走するという映画。
「罪の声」ではまった塩田武士原作、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」を撮った吉田大八監督、そして好きな(一癖ある)俳優がたくさん出ているってことでかなり楽しみにしていた作品だったが、期待は裏切らなかった。


 「崖っぷち出版社で生き残りをかけた騙し合いバトル」という触れ込みだったが、いや、あくまでも出版社の企業内パワーゲームやろう。
これくらいの足の引っ張り合いとか裏工作とかどんでん返し&ちゃぶ台返しは、意外性から言うと「騙し合いバトル」ってほどのものでもなく、113分の尺の中で畳みかけてくるから、ま、バトル感はちょっとあるかな~ってな感じ。
しかも、池井戸作品のような陰湿なものでもないし。
小気味よくて爽快感があるのは、みんなが思いっきりポジティブだからだろうか。


 大手出版社で起こる保守派と改革派の内部抗争、個人書店とAmazon、グローバリズムとローカリズムを、企業内の駆け引きという枠組みの中でうまく取り込み、急速に変わりゆく世界構造を批評的に描出している。
出版業界の現状もよくわかり、また編集者という人種の、なんだかんだ言ってもの「本」への偏愛ぶりがめっちゃ伝わってくる。
松岡茉優の巻き込まれ芝居が絶品なようで、逆に彼女が大物役者たちを巻き込んでいる芝居だったのではないかとも感じてしまい、彼女の巧さをこの作品でも納得で確認。

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ブレイブ-群青戦記- 残酷で妥協のないバイオレンスすぎて…、面白かったが気を付けてみてください。

2021-03-17 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦9】21春闘のヤマ場、あしたはうちの大手組合の回答指定日、厳しいがみんな頑張っている!

 スポーツ強豪校の弓道部に所属する高校2年生・西野蒼(新田真剣佑)は、目立つのが苦手で弓道場で練習に打ち込むだけの日々を送っていた。ある日、雷が落ちたかと思うと校庭の向こうに城が出現し、校内には武士たちが乱入してくる。全校生徒がパニックに陥る中、歴史好きな蒼は戦国時代の「桶狭間の戦い」直前に学校がまるごとタイムスリップしてしまったことを悟る。

 「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹のコミック「群青戦記 グンジョーセンキ」を、本広克行監督が実写映画化、ある日突然戦国時代にタイムスリップしてしまったスポーツ名門校の高校生たちが、生き延びようと奮闘するという映画。
なんじゃこれっゾンビ映画かっ、て思うくらいに、野武士たちが高校生や教師に襲い掛かり殺戮しまくるオープニングはめっちゃショッキングっ❕❕(⇐気をつけてください)


 映画的には、「漂流教室」と「戦国自衛隊」を掛け合わせたものということは予想していたが、まさか「バトル・ロワイアル」のトッピングがふんだんになされているとは、そこまで想像できなかった。
高校生たちを戦場に放り込んで、残酷で妥協のないバイオレンスを描きつつ、青春映画の体を保とうとするなんて…。



 意外にも、ソロで主演を張るのは初めてだという新田真剣佑のキャスティングは納得。
高校生たちを演じる若手俳優がそれぞれキャラ立っていて、小気味良い演技で良かったし、彼ら若手の少し上の世代の役者もさすが。
織田信長の松山ケンイチも素晴らしかったが、それにも増して、三浦春馬の松平元康がほんとに良い。


 撮影の順で遺作となった「天外者(てんがらもん)」が映画の出来として残念だったから、上映順でいうと最後の作品となったのが本作であり、この役であったことが救い。
しかし、今さら言っても詮無いが、ほんとうに惜しい役者を失った。(未だに「自死」を彼が選んだということが信じられていない)

 原作と違い、映画のタイトルに「ブレイブ」という言葉を入れたことは、それなりに深い。


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花束みたいな恋をした おっちゃん観たらあかん映画やったのか~っめっちゃ恥ずかしかったで~😓

2021-03-09 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦8】 ある晩、終電に乗り遅れた大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、東京・京王線の明大前駅で偶然出会う。お互いに映画や音楽の趣味がよく似ていたこともあり、瞬く間に恋に落ちた二人は大学卒業後、フリーターとして働きながら同居を始める。ずっと一緒にいたいと願う麦と絹は、今の生活を維持することを目標に、就職活動を続ける。

 東京・井の頭線の明大前駅で終電を逃してたまたま出会った男女と、全ての事柄が絡み合いながらリンクしていく様子を描写するという映画。
「趣味がめちゃくちゃ合う」ふたりが惹かれ合う。
出会い、告白、ときめき、一時も離れたくない時間の積み重ね、共同生活の幸福感、突きつけられる現実、仕事や人生観のすれ違いから思いが噛み合わなくなっていく…。
特に何かが起こるわけでもない普通の恋の話なのだが、恋愛当事者のさまざまに変わりゆく心もようが、淡々と描かれていて、観ている方はせつなくもどかしい。


 おびただしい数の固有名詞(書籍・作家・映画・演劇などなど)と膨大なセリフ量の脚本、役者さんってたいへんやな~。
有村架純ちゃんの部屋着にドキドキし、ちちくりあいに衝撃を受け、そして入浴シーンにドギマギしてしまう。


 制作委員会にJR東日本が名を連ねているのに、JRの車両は全然出て来ずで、京王電鉄、京王バス、京王自動車のタクシーとすべてが京王さん。
物語の舞台が、明大前駅、調布駅、つつじが丘駅、飛田給駅やからな~。
二人の住んだマンションは調布駅から歩いて30分の設定で、しかも多摩川の河川敷を途中歩き、そして大きな橋のたもと、ってことやけど、そんな位置関係のところって無いぞって思っていたら、実際にロケされた部屋は多摩川原橋のそばのビルの屋上に撮影のために作られたセットだそうだ。


 「男の子は女の子から花の名前を教わると、その花が咲くたびに、女の子のことを思い出しちゃうんだって」
いろいろな思い出が花束になって、特別な恋の物語になった映画。

 映画が終わって、後ろを振り返ると、高校生とかの若い人ばっかで、しかも女性がほとんどで…💦
おっちゃん観たらあかん映画やったのか~っめっちゃ恥ずかしかったで~😓


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すばらしき世界 最初は皮肉としか思えなかったタイトルの意味を噛みしめつつの余韻がよかった

2021-03-05 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦7】首都圏の緊急事態宣言が再延長されるようだ。
一方、「イソジン吉村」と呼ばれ、日本で一番ファクトチェックしてもらった方が良い知事だと思われている吉村知事の大阪などは2月末で緊急事態宣言を解除したが、大阪の新型コロナ“見張り番指標”が加除後、増加傾向になっていて、大阪府の担当者「警戒を強めないといけない」と危機感を募らせているという。
ガンバ大阪でもクラスターが発生しており、吉村知事らが前のめりで解除をしたことで、解除された府県では、リバウンドが起こり、第四派となってしまうのではないかと危惧をする。

 下町で暮らす短気な性格の三上(役所広司)は、強面の外見とは裏腹に、困っている人を放っておけない優しい一面も持っていた。過去に殺人を犯し、人生のほとんどを刑務所の中で過ごしてきた彼は、何とかまっとうに生きようともがき苦しむ。そんな三上に目をつけた、テレビマンの津乃田(仲野太賀)とプロデューサーの吉澤(長澤まさみ)は、彼に取り入って彼をネタにしようと考えていた。

 西川美和が脚本と監督を手掛け、佐木隆三の小説「身分帳 (講談社文庫)」を原案に描く人間ドラマ、原案の舞台を約35年後の現代に設定し、13年の刑期を終えた元殺人犯の出所後の日々を描くという映画。

 服役囚の社会復帰をテーマにした映画は多いが(最近なら「ヤクザと家族」)、この映画はちょっと違う角度から描かれている。
「ヤクザと家族」と同様、暴力団対策法の影響で激変してしている社会への復帰。
これまでに何度も繰り返し臭い飯を食ってきた中年ヤクザが、今度こそは真っ当に生きようと地道に更生を目指す。
しかし、一度レールを外れてしまった人間のセカンド・チャンスを許さない日本の社会システムが立ちはだかり、そして排他的で偏見に満ちあふれた目は冷たく、心が狭く、意地悪で、それらがさらに立ち塞がる。


 役所広司が演じる三上は、純粋なガキ大将がそのままで、まともな社会経験をも経ずに、老年に差し掛かってしまったような男、キレたら誰も止めらない怪物キャラだ。
あまりお近づきにはなりたくないタイプの人間ながら、ブチキレる瞬間ってのは、実は妙な正義感の発露であって、それは本能的な優しさを感じさせ、そして意外にもとぼけた味わいまであって、そんな難しいキャラを、役所広司はすべて演技だけで表現していた。
そんな役所広司の怪演を、脚本、演出、カメラ、そして脇を固める役者、仲野太賀/橋爪功/梶芽衣子/六角精児/北村有起哉/長澤まさみ/安田成美などのこれまた名演によって、さらにさらに見事に盛り上げる。


 「生き辛さ」というテーマ的には、「ヤクザと家族」と相当被ってはいるが、こちらはかなり日常的。
ますます格差が広がり貧しくなる日本の中で、服役囚の社会復帰だけではなく、様々な事情でスタート地点にすら立てない人間を、「明日は我が身」として社会はどのように見守り支えるべきなのかを、観ている者に問いかける。
観終わった後、最初は皮肉としか思えなかったタイトルの意味を噛みしめつつの余韻がよかった。

 旭川刑務所を出所して主人公が乗り込んだ道北バスの車内には、うちの「公共交通利用促進運動」の宣伝ポスターが掲示されていた。
2018年版だったと思われる。


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ファーストラヴ もっと違う映画をイメージしていた、サスペンスではなかってんや…

2021-03-02 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦6】 アナウンサー志望の女子大生、聖山環菜が父親を刺殺する事件が発生。環菜のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川景子)は、面会や手紙のやり取りを重ね、環菜の周囲の人々を取材する。環菜に自身の過去を重ね合わせた由紀はやがて、心の奥底にしまっていた記憶と向き合うことになる。

 島本理生の直木賞受賞小説「ファーストラヴ (文春文庫)」を、北川景子主演で映画化したサスペンス、北川演じる公認心理師が、父親を殺した女子大生の事件に迫る中で、犯人の心の闇とともに自身の過去とも向き合っていくという映画。
もっと違う映画をイメージしていた、サイコパスな娘の猟奇的親族殺人とか、殺人動機を探るうちに人間の持つ心の闇に引き摺られていくような心理サイコスリラー的なものかと思っていた。


 しかし大いに違った。
親子関係や恋愛関係において「そう思う私がおかしいのではないか」とか「そんなことをした私が悪いのではないか」とか自分の思いや感情を閉じ込めてしまう。
少女時代に父から与えられたトラウマの問題と、その根底にある男性にとっての女性の位置づけ、男性にとって都合の良い「わきまえた女」であることを強いられ、「嫌だ」という抵抗の声を封じられてきた女性たちという、今まさにジェンダーに関する課題。
この作品で描かれているのは、家族や親族の性的虐待ではなく、刑法上は犯罪にならないまでも被害者の魂や肉体が破壊される性被害だ。
被害者の魂と肉体が破壊されたときに、浮かび上がって来るのは、心に刻まれた深い傷の痛みだ。

 性犯罪や性被害は、被害者に深刻な精神的な反応を引き起こすことが明らかになっている。
被害を受けた直後は、一種のショック状態が続き、心や体に変調を来たすことがあり、これは突然ひどい出来事に遭遇した場合に、同様の反応が起こることに似ているし、性犯罪は、他の犯罪に比べてPTSD(「再体験(フラッシュバック)」、「回避」、「過覚醒(不眠、イライラ)」等)の症状をもたらすことが多いといわれている。
自分は、社会保険審査会と労働保険審査会の参与に就任していて、日々、精神疾患から派生した再審査請求に接しているが、セクハラ・パワハラ・モラハラなどのハラスメントが原因だと主張する職場環境を端緒とした事件プリントを読むたびに、そこに至る請求人の幼少期がどうだったのだろうと、事件を評価する以前に思いが至ってしまう癖がある。
実は、原因がそっちなのではないかと思われるケースが少なからずあるからだ。


 映画の評価としては「悪くない、極めて素晴らしい社会派ドラマだ」ということなんだが、ごめんなさい、それ以前に重く考えてしまうテーマだったから、こんなブログになってしまった。
北川景子の演技はワンパターンすぎて飽きてしまっているねんけど、美しい人やから許すとしつつ、聖山環菜を演じた芳根京子が迫力溢れる演技で、この映画の単調となりがちな展開にアクセントを与えていた。
そしてUruが歌い上げる主題歌「ファーストラヴ」・挿入歌「無機質」の破壊力がすさまじかった❗

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名も無き世界のエンドロール 「ラスト20分の真実。」ってなキャッチフレーズさえ知らずに観たので振り回されてしまった…

2021-02-15 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦5】【🏃Run4-13 5.01km 30:59 生コン】COVID-19の影響で、洋画がほとんど封切られないから、最近、邦画ばっか観てる気がする。

 共に親のいない幼なじみのキダ(岩田剛典)とマコト(新田真剣佑)は、自分たちと同じ境遇にある転校生ヨッチも交えて支え合いながら成長していく。だが、20歳になったときに直面した事件が原因で彼らの人生は大きく狂ってしまう。その後、キダは裏の社会で殺人もいとわない交渉屋として暗躍し、マコトは彼の力を借りながら表の社会で貿易会社社長として成功をつかむ。やがて2人は、10年もの歳月を費やして立てた計画を遂行する。

 第25回小説すばる新人賞を受賞した行成薫の「名も無き世界のエンドロール (集英社文庫)」を原作にしたサスペンス、表と裏の社会でのし上がった幼なじみの青年たちの運命が描かれるという映画。

 まったく予備知識無しで、ちょうど上映時間が都合良かったからという理由で鑑賞。
導入部からの印象では、単なる恋愛映画なのだろうと感じていたが、途中から、ちょっとあり得ないエピソードが挟み込まれだしてから、「ん?ちょっと違うぞ?」
いや、そのあり得ないエピソードってのは、流れ的にも「あれ?」なんだが、解雇された自動車整備工場の社長が新しい働き口として紹介した会社が裏稼業もやっているところだとか、2年間で4000万円を貯めたってなこととか、ツッコミどころっていう意味でもあり得ないんやが。


 短いシーンで時系列が頻繁に入れ替えられ、脈略が解らないままに回想シーンが唐突に次々に差し込まれ、意味深なアイテムやシーンが繰り返されたり、などなどは、実はすべて布石であったことが、のちのちに明らかになっていくが、とにかく惑わされる。
こんな映画だとはこれっぽっちも想像しなかった、というのが自分の感想であったが…。
「ラスト20分の真実。この世界の終わりに、あなたは心奪われる_。」
「表と裏、異なる世界に身を置く二人が命懸けで仕掛ける一世一代の“ある計画”。誰もが胸を打たれる衝撃のエンドロールとは!?」
この映画のキャッチコピーがこうであったということを鑑賞後に知って、「なんや」って笑ってしまった。
ま、絶妙に配された布石が後からどんどん効いてきていたってことはお見事。


 配役は悪くなかった、しかしキダを演じた岩田剛典と幼少期を演じた島田裕仁、マコトを演じた新田真剣佑と幼少期を演じた宮下柚百、ヨッチを演じた山田杏奈と幼少期を演じた豊嶋花、それぞれがまったくキャラ繋がっていなかったことが残念。
特に、山田杏奈と豊嶋花の差がキツイ(二人とも演技は良かったのだが)
リサを演じた中村アンの、SUITS/スーツや危険なビーナスでも遺憾なく発揮していたツンデレぶりもさらに磨きが掛かり、しかもかなりの汚れ役を楽しそうに演じていたところに、彼女の懐の深さを感じた。
撮影の近藤龍人は、万引き家族や人間失格 太宰治と3人の女たちを撮ったカメラマンだが、いやいや、画像の切り取り方が今まで以上に素晴らしい(特に例の交差点)。
エンドロールのカットが不要、ってか腹立たしい。
ちゃんとエンドロールで終わっとけ、映画タイトルに反してあまりにも潔くないっ💢

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ヤクザと家族 The Family もしかしたら、日本の任侠映画の歴史にとって、最後の作品となるのかも知れない…

2021-02-10 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦4】【10 💪部屋2-11 DBenchPress22.5kg DFly17.5kg PushUp SitUp】 1999年、覚せい剤が原因で父親を亡くした山本賢治(綾野剛)は、柴咲組組長の柴咲博(舘ひろし)の危機を救ったことからヤクザの世界に足を踏み入れる。2005年、ヤクザとして名を上げていく賢治は、自分と似た境遇で育った女性と出会い、家族を守るための決断をする。それから時は流れ、2019年、14年間の刑務所暮らしを終えた賢治だったが、柴咲組は暴力団対策法の影響で激変していた。

 藤井道人監督がメガホンを取り、一人のヤクザの生きざまを三つの時代に分けて描くヒューマンドラマ、ヤクザになった男が大切な仲間や恋人と出会うも、暴力団対策法が施行されたことにより波乱が起きるという映画。
1999年(19歳)のやんちゃなチンピラ時代、2005年(25歳)の男をあげつつのし上がっていくイケイケの時代、そして2019年(39歳)の出所後の激変した時代、20年間の中の3つの時代、3部構成で描かれる日本のヤクザ映画。


 暴対法(暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律)は、暴力団員の行う暴力的要求行為について必要な規制を行い、及び暴力団の対立抗争等による市民生活に対する危険を防止するために必要な措置を講ずるとともに、暴力団員の活動による被害の予防等に資するための民間の公益的団体の活動を促進する措置等を講ずることにより、市民生活の安全と平穏の確保を図り、もって国民の自由と権利を保護することを目的とする日本の法律。
1992年(平成4年)3月1日に施行され、2008年と2012年に改正されているが、その効果は、実際にはこの法によるものではなく、暴力団排除条例が全国の都道府県、市区町村で施行されていることによって、暴力団員側または暴力団関係者側、事業者側ともに就職、取引、契約、借金、銀行口座の開設、部屋の賃貸などが禁じられているため、暴力団員が一般社会に進出することはできない状況となっている。
この映画の中でもその点はきっちりと押さえられている。


 この作品では、3つの時代のムードを分ける演出や撮影が効果的で、藤井道人監督の演出だけでなく、今村圭佑の臨場感あるカメラワークも効果的。
山本賢治(綾野剛)出所後に直面する組の変わり果てた姿や社会の厳しい目、シビアな現実と向き合う切実な終末期。
そんな時代の中で、したたかに生き延びている者、抜けきれないがあっぷあっぷしている者、抜けなくてはと必死で生きようとする者、暴力団が衰退する中で新たに頭をもたげる者、そんな時代に狡く寄生する者。
しかし、懲役での14年間のギャップの中、それらの変化を受け入れきれない主人公の振るまいが、やるせない、救いようのないラストへと繋がっていく。
「やるせない、救いようのないラスト」とは言え、これは当然の帰結であるのだろう。
昭和の映画界を彩り名作が多かった任侠映画というジャンルであるが、令和の現在に描けばこういう任侠映画になってしまうのだろう。
もしかしたら、日本の任侠映画の歴史にとって、最後の作品となるのかも知れない。

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天外者(てんがらもん) せっかくのいい題材も、三浦春馬の好演も、どうしようもない脚本と演出で台無しにしていた。

2021-01-08 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦1 】東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県を対象に緊急事態宣言を発令された昨日、大阪府の吉村洋文知事は大阪に緊急事態宣言を発出するよう政府に要請する方向で調整に入ったことを明らかにした。
吉村知事は、「感染拡大の明らかな兆しがみえている。先手の対応を打つべきときだ」と宣っていたが…。
お前、4日には「大阪、現状におきまして感染の急拡大はなんとかおさえられている状態だと思っています。なので国に対して緊急事態宣言を要請するつもりはありません」って言って、大阪府民を不安のるつぼに陥れてたやんけ💢
お前の脳みそは鶏か😫

 ペリー来航に日本中が騒然となった江戸時代末期、若き薩摩藩士・五代才助(後の友厚・三浦春馬)は新しい時代の到来を予感する。攘夷か、開国かで揺れる藩内の抗争から距離を置き世界に目を向けていた五代は、遊女・はる(森川葵)との出会いを通じて自由な夢を見たいという思いを抱く。誰もが夢を描ける国をつくるため、同じ志を持つ坂本龍馬(三浦翔平)、岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らと共に激動の時代を駆け抜ける。

 2021年、初めて観た映画やったんやけど…。
「天外者(すさまじい才能の持ち主)」と呼ばれた実業家・五代友厚の生きざまを描く歴史青春群像劇、薩摩藩士の彼が日本の未来を見据え、志を共にする若者たちと新たな時代を切り開くという映画。

 五代友厚は、1836年2月(天保6年12月)鹿児島に生まれ、幼少よりその才ゆえに藩主より才助の名を賜った。
青年となり、長崎海軍伝習所でオランダ海軍士官より航海、砲術、測量、数学などを学び、勝海舟、グラバーなど様々な人たちと藩を超えての交友を得た。
後に、欧州に留学。神戸事件、堺事件と続く外国人殺傷事件の解決に奔走し、明治元年外国事務局判事として大阪在勤となった。
欧州留学して外 国事情にあかるいことから、明治元年外国事務局判事として大阪在勤となった。
これが大阪とかかわる第一歩であった。
五代はまもなく官を辞し、民間に投じ、大阪の退勢ばん回に努力した。
東の渋沢栄一と並び称される五代は49才の若さで亡くなった。
(阪堺鉄道(現・南海電気鉄道)の設立にも関わったそうだ)


 三浦春馬さんの最後の主演作だという。
ほんとにほんとに大好きな役者だったが、この作品でも生き生きとした素晴らしい演技力を発揮していて、「自死」を選んだ彼のことを深く残念に思う。


 しかし映画自体の出来はひどかった。
せっかくのいい題材も、三浦春馬の好演も、どうしようもない脚本と演出で、西川貴教の演技が相まって、見るも無惨、思いっきり台無しにしていた。(編集も酷いのやろうな)
しかもしかも、エンドロールで、吉村洋文と松井一郎の名前がクレジットされていて、さらに興醒めしてしまった。

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約束のネバーランド 無垢な若者たちの夢と希望とヤル気を食い物にする、さながら現代日本社会の写し鏡

2020-12-22 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦41 うち試写会2】【22 💪部屋4-58 PushUp DBenchPress22.5kg InclineDFly17.5kg SitUp】昨夜🍺、M1のことで盛り上がってたのは西日本から来ているメンバーで、東日本メンバーは置いてけぼり、関西人あるある。
優勝したマヂカルラブリーの決勝ネタは、あれが漫才かどうかはおいといて、しかしあの体を張ったネタをこれから何回やらなあかんねんやろと思ったらそっちがめっちゃおもろいっ😁

 「グレイス=フィールドハウス」という児童養護施設でママと呼ばれるイザベラのもと、幸せに暮らしていたエマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)は、里親に引き取られる年齢になり外の世界で生活することを望んでいた。ある日、施設を出るコニーに忘れ物を渡そうと近づいてはならない門に向かったエマとノーマンは、コニーが鬼に献上する食料として出荷されるのを目撃する。ここは鬼のための食用児を育てる施設だった。

 白井カイウ、出水ぽすかのベストセラーコミック「約束のネバーランド」を映画化したサスペンス、自分たちが鬼の食料になると知った子供たちが、決死の脱出に挑むという映画。

 自分としては、カズオ・イシグロの原作を映画化した「わたしを離さないで」(2010年の映画 「寄宿学校「ヘールシャム」で学ぶキャシー、ルース、トミーの3人は、小さい頃からずっと一緒に暮らしている。外界と隔絶したこの学校では、保護官と呼ばれる先生の元で子供たちは絵や詩の創作をしていた。18歳になり寄宿学校を出て農場のコテージで共同生活を始めた彼らは…。)がとっても好きな映画だったのだが、それの二番煎じ的な作品でありつつ、新しい切り口で、少年少女向けの夢と冒険に溢れるファンタジーなのかと思って鑑賞してしまった。


 原作コミックも読んでなくて、アニメ化されたらしいがそれも見ていない。
にも関わらず、「あ、まんま漫画やな~、こりゃきっと原作ファンには『とっても原作に忠実で🆗』」ってなことなのかと、やたら間延びして展開が遅く、こねまわした演出にうんざりしながら我慢して観ていた。
しかもかなり早い段階で、大きなヤマ場があって、それが突拍子もなくて、この映画は「わたしを離さないで」とは趣がまったく違うんやって分からされてしまったもんやから、そこからこの映画に向き合う態度をリセット仕直さなあかんかった。


 というのはあくまで自分都合であって、けっして悪い映画ではない。
日本のようで日本でない、日本人の物語のようであってそうでもない、2040年を舞台にした、寓話的ディストピアであって、かなりハードなダークファンタジー。
脱出がいかに困難であるかを密に描いており、スリリングな逃走劇としてもありで、無垢な若者たちの夢と希望とヤル気を文字通り食い物にする偽りの楽園は、さながら現代日本社会の写し鏡としてのメッセージを感じたのは、考えすぎか。

 「誰も死なせたくない」というヒロイン、エマの強い気持ちをしっかり演じた浜辺美波が秀逸であり、彼女を支えた城桧吏、板垣李光人らも、この映画で彼らに求められる役割として、素晴らしい演技をしていた。
北川景子がドラマ「家売るオンナ」の万智そのものの演技でイメージ錯綜してちょっとうんざりやったが、渡辺直美の飛び道具的なこってこてキャラをしっかり受け止めつつ、一方で、浜辺美波の持つとても強い説得力演技を、見事に補強しきった存在感ってことでは、裏主役としてさすがの貫禄。
原作コミックは全20巻で完結したそうだが、119分の尺で描き切れたのかどうか、そこがとっても気になるが。

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ホテルローヤル なんで、俺、この映画が観たかったのだろう…

2020-12-17 | いい映画観てますか?(邦画)

【🎦39 うち試写会2】【🏃Run4-84 5.16km 31:25 湘南海浜公園】今朝、久しぶりにいつもの時間の通勤電車(東海道線)に乗って思ったけど、先週より明らかに乗客が少ない。
特に横浜で多くの人が降りたあと、横浜~品川はかなり空いていた。
で、よくニュースで映像が流れている、品川駅の改札から港南口方面に歩いて行く人も、いつもよりかなり少なくなっている気がした。

 北国の湿原を望むラブホテル「ホテルローヤル」経営者の一人娘・田中雅代(波瑠)は受験に失敗し、渋々実家の仕事を手伝うことになる。アダルトグッズ会社の営業・宮川聡史(松山ケンイチ)に思いを寄せながら、告白することなく淡々と仕事をこなす間にも、ホテルにはさまざまな境遇の男女が訪れる。ある日、ホテルの一室で心中事件が起こり、さらに父・大吉(安田顕)が病気で倒れてしまう。

 第149回直木賞を受賞した桜木紫乃の連作短編集「ホテルローヤル (集英社文庫)を映画化、北海道の湿原に立つラブホテルを舞台に、ホテルを訪れる男女や従業員などそれぞれに事情を抱えた人々が織り成す人間模様を描くという映画。


 予告編を観て、なぜだかとても気になって観ようと思ったが、上映時間がなかなか噛み合わず、そろそろ上映終了だろうの間際にようやく鑑賞出来た。
しかし、見終わった率直な鑑賞は、なんで、俺、この映画が観たかったのだろう…ってことだ。


 ホテルを経営する家族や従業員、ホテルに出入りする業者や客が織りなす人間模様を、複合的に描いているのだが、それぞれのエピソードを深掘りすることもなく、へんてこに絡めてしまうから、ちっとも響いてこない。
ラスト数分で「あ、これを描きたかったのか」とようやくテーマが解ったが、そのことが軸に据えられていないから、作品自体は空回りだっとしか言いようがない。
役者は揃っているのに、もったいなかったなぁ、と思いつつ、実はキャスティングにも大いに不満があるが。


 原作は未読ながら、連作短編集だそうなので、思い切ってオムニバス的に構成すればまだもう少し良かったかも知れないが、それだとテレビドラマでいいやんってなるのだが。
んで、冒頭のシーンって必要?てっきりホラー映画だったのかと思って、席を立って逃げ出しそうになった小心者の俺。

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