三流読書人

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失業率の悪化 総務省発表

2007年11月01日 19時46分10秒 | くらし
 総務省が30日発表した完全失業率(季節調整値)は、前月から0.2%上昇し、4.0%になった。
 失業率がが低下傾向から反転し、雇用情勢の悪化は鮮明となった。
 厚生労働省が同日発表した有効求人倍率でも9月は、前月を0.01ポイント下回る1.05倍と2ヶ月連続の悪化となった。
 求職活動をしているのに職に就けない完全失業者数は、8月から20万人増えて269万人。そのうちリストラなど勤め先の都合で離職した人が8月から9万人増えて62万人となっている。
 とくに、35歳から44歳までの年代で増加。
 完全失業者を年齢別に見ると、15歳から24歳までは低い水準を示していた7月の6.5%から、9月は8.7%に上昇。このうち女性は、7月の5.0%から9月には9.6%まで跳ね上がっている。
 全国のハローワークの一般の職業紹介状況での有効求人数は、前月と比べ1.%減少。これで新規求人数の悪化は9ヶ月連続となった。
 ※ (完全失業率は季節調整値で発表されます。季節調整値とは農業など、季節によって労働者数が変わるといった要因を省いた数値)

 これまでの「改革」と称するものが労働者を犠牲にして、大企業のもうけばかりを優先する「改革」にすぎなかったことを裏付けている。
 小規模企業の非自発的失業、自営業者の減少、小企業の倒産、中小零細企業の業況の悪化による雇用の破壊。
 さらに企業は正社員を非正規雇用に置き換える傾向。
  
 今後ますます進むであろう物価の上昇、高齢者医療をはじめとする福祉の切り捨て、格差の拡大を目指す教育制度の改悪、全く展望が見えなくなってきた。

 年内かとも予想される総選挙、世の中を変えなければ。


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