警察庁の統計では、04年までの過去20年間に12歳以下(90年までは13歳以下)の子どもが被害にあった略取・誘拐事件は計2054件に上がった。女児が被害となる事件は1599件と、全体の77.8%を占める。宮崎被告が最初の事件を起こした88年の発生件数は87件、89年には103件の被害があった。90年は77件にまで減少したが、92年には過去20年で最多の150件を記録、その後も100件前後で推移している。
宮崎被告は午後3~6時に、女児を自宅近くで誘拐したとされる。
03年に起きた事件の分析結果によれば、発生地域は被害者宅から1キロ未満が最も多く74.1%。時間帯別では午後4~6時が最多で18.3%。最も多い動機は「わいせつ目的」の59.4%だった。(以上は『毎日新聞』1月18日付より)
宮崎勤の被害にあった子どもたちは生きていれば成人になったところ。
彼が病気であるのか、それを装っているのか、演じているのかは分からないが、責任を負う能力を持っていると思わなければ、やりきれない。いずれにしても、彼を再び、野に放つことは出来ない。