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三流読書人

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ドングリ小屋住人 

株式会社阪神タイガース

2005年10月06日 08時04分32秒 | 教育 
 阪神電鉄という会社、阪神タイガースファンの熱狂的な支持の上にあぐらをかいて惰眠をむさぼってきた。その報いで大変な事態に陥ってしまった。
 阪神甲子園の不動産価値が帳簿価値としては900万円、阪神百貨店が800万円とは。仰天するような含み資産をもっている。
 株式の38%も村上ファンドに買い占められ、「困惑している」のだそうだ。のどかなものである。そこに禿鷹かハイエナのようなやつに目をつけられた。
 村上ファンド側は阪神球団の株式の上場を要求しているという。
 本当のねらいはどこにあるのか知らないが、理屈としては、阪神球団の株式を上場し、ファンが株主となって支える、経営に参加するというのは筋が通っているのではないか。
 大体、プロ野球機構が、オーナー会議を最高の意思決定機関としているのが気にくわない。
 間抜けの経営陣の中から球団の雇われオーナーをだし、オーナー会議のメンバーとなる。
 ナベツネに牛耳られてきたのは当たり前だろう。選手もファンの声も無視してナベツネにやりたい放題させてきたのだ。そこにメスを入れたい。
 「読売巨人軍」の危機が日本のプロ野球全体の危機のように言う人がいるが、巨人が低迷しようが、視聴率が落ちようが知ったことか、消滅したってかまわない。
 長年にわたってダメトラを支え続けた阪神ファンのようなファン層があれば何とかなるだろう。
 そして、当然プロ野球選手会もプロ野球運営の意思決定に加わるべきである。それがなくてプロ野球改革などできるものか。