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三流読書人

毎日の新聞 書物 など主に活字メディアを読んだ感想意見など書いておきたい

ドングリ小屋住人 

辺野古の海から

2010年05月01日 16時48分19秒 | Photo



先日、辺野古の海で座り込みを続ける方々にささやかながら連帯の気持ちを伝えにいった。そのときの辺野古の海で拾った貝殻。貝のなかから砂がこぼれた。シーサーは佐喜眞美術館で買ったもの。シーサーよ沖縄を守ってくれ。

散る桜残る桜も散る桜

2010年04月13日 08時14分16秒 | Photo


  
桜も終わった。
騒然としていた4月初旬。
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし(在原の業平)」である。

  肉球に桜はりつけネコ戻る    鎌ヶ谷  ありの実
 
という句、4月2日付『毎日新聞』の仲畑流万能川柳の選に入っていた。
秀逸だと思う。が、川柳ではないような気がする。俳句だろう。

  散る桜残る桜も散る桜     良寛


  

辺野古を守ろう

2010年04月11日 20時51分40秒 | Photo

4月8・9・10日、沖縄へ行った。
辺野古と嘉手納、普天間を見た。
辺野古の海岸に座り込みを続ける人々と若干の交流をした。
この海を守らねばと思った。沖縄の人たちだけに任せておけるものではない。
日米同盟といい、抑止力というような言葉が飛び交う日本であるが、
冗談ではない。
沖縄は米軍の出撃基地である。
非核三原則という日本の国是を踏みにじり、
核兵器の持込が常態化している事実は先日明らかになった。
アメリカに蹂躙されつくしても唯々諾々としてついてゆく、
屈辱的な日本政府の態度は許せない。
米軍はアメリカの領土の中で、アメリカのお金で動いてもらえばいい。
沖縄はこの海に囲まれている。
これを埋め立てて基地などありえない。

思いやり予算は沖縄県民のために、日本国民のためにのみありうる。
写真は辺野古ではない。沖縄の北の方だと思う。
機上からのものでお粗末であるが、
このさんご礁の海を守り通すのは日本人の義務だ。




満開の山桜 メジロ

2010年03月23日 16時35分45秒 | Photo




先日の嵐の前の山桜。
満開でほんとに見事でした。
飛び立ったのはメジロです。

ソメイヨシノは七分咲きぐらい。
もう一本の山桜は最後に咲く。
少し緑がかった花をつける古木です。

満開のこぶしも今日の雨で次第に無残になってゆきます。
花は良い、
が、散り際の姿を意識したかつての日本人の美の感覚は理解できなくもない。


山葵の花 

2010年03月21日 07時01分12秒 | Photo



数日前から山葵の花が咲いています。
地味な花ですがほっとする花です。
花も葉っぱも食べられます。
ぴりっとした辛みと香りがとてもよいのです。
醤油漬けにしておにぎりに混ぜたり、葉っぱでおにぎりを包んだり、
最高ですね。
普通は薬味として用いられる根はおろしてつかうほど大きく育ちません。
生育の条件の問題でしょうか。

   山葵の芽水ちょろちょろと喜ばし   川端茅舎

   山葵ありて俗ならしめず辛きもの   太祇



さくらんぼの花が満開

2010年03月07日 15時00分15秒 | Photo



早くもさくらんぼが満開。
暖地性のさくらんぼというのか花が咲き実もつけるが、
小さい実で食べてもそれほど感動的ではない。
それより鳥に先に食べられてしまう。
梅の次はさくらんぼ、そしてあんず。そめいよしのはまだまだまだ。
山桜は木によって時期はずいぶんズレがある。
木蓮、ゆきやなぎも咲き始めた。
こぶしもふくらんできた。
花が次々と咲くのはうれしいが、先日書いたようにすでにマムシが出てきた。
啓蟄は昨日であった。
いろんなやつがゾロゾロと這いだす。
あんまり会いたくないのもたくさんいる。




たけのこ初物

2010年02月28日 20時36分17秒 | Photo


まだ2月 いくら何でも早すぎる。
たけのこのシーズンに備えて竹藪の整理にと思って入ったが、
あったんですね。
あわてて道具を取りにもどり、掘りました。
まだまだ土のうえに顔を出しているというわけではないのです。
なんとなく足の感触、土の盛り上がりのようなものが知らせます。
夕食は若竹汁とたけのこご飯を賞味しました。
今日は幸せでした。
二本は友人宅へおすそわけ







クロッカス

2010年02月17日 17時04分14秒 | Photo


今年はことのほか寒さが厳しく、まだ薄氷がはり、霜が降る。
旧暦では1月4日、新春。
クロッカスがもう咲いている。
雑草も青く繁りはじめた。

 サフランや読書少女の行追ふ目       石田波郷

 クロッカス光を貯めて咲けりけり     草間時彦

 サフランの咲く愕きに雪新た       伊藤雪女

歳時記によれば 一般にはサフランは秋咲きをいい、春咲きをクロッカスと区別しているとある。
が、両方春の季語としているようだ。




成田山新勝寺 水戸偕楽園

2010年02月09日 10時04分59秒 | Photo


寺院の建築物でこれほどシンプルで美しい建物は珍しいと思う。
先代の本堂というのもある。これも魅力的であるが私はこの写真の本堂が好きだ。
成田山新勝寺本堂である。




水戸の偕楽園は寒さが厳しくふるえあがった。
凄い梅園であるが、まだつぼみは硬しというところ。
たまに七部咲きの紅梅が見られた。



大洗海岸

2010年02月07日 17時59分38秒 | Photo


房総半島から成田というような旅行をした。
ここは大洗海岸。
これほど美しい海岸を日本でははじめて見た。
漂流物はない。ゴミがない。
掃除もしているのだろうが、世界に誇ってよいと思う。
大げさではない。

この小さな灯台もよい。


春は名のみの

2010年02月03日 17時07分48秒 | Photo



  蕗の薹
 今の時期が一番好きと言ってもいいか。
 まだ寒くて身体は縮んでいるが、暖かさの予感が良い。
 今年はこぶしのつぼみがいっぱいついている。
 5メートルはあろうかと思う樹の、枝に咲き乱れることになりそうである。
 わさびの葉、たらの芽、もうすぐ食べられる。
 
 もう一息まてばたけのこ、わらび、などなど山菜いろいろ。

      蕗の薹小さき壷の緑かな      川端茅舎

      ふきのたう千々に刻まれ匂ひけり  川本臥風
  


きさらぎ うめ

2010年02月01日 10時04分00秒 | Photo


『寒気を侵して早春百花に魁けて咲くのと、花容に気品があり、清香を放つところから、古来和漢の詩人に愛され、また画題となり、日本人には桜とともにもっとも親しまれた花である。万葉時代花といえば梅であった。』とは『新撰俳句歳時記』(明治書院)の説明。
そして梅とは普通は白梅をいう。

     春もややけしきととのふ月と梅     芭蕉

     梅遠近南すべく北すべく        蕪村

     梅一輪踏まれて大地の紋章たり     中村草田男

秀句が多いようだ。
今日から如月(2月)であるが寒い。
この写真は昨日写した。睦月の梅、近所で一番早く咲く。

カンボジャの子どもたち

2010年01月20日 21時49分14秒 | Photo



カンボジアにはトレンサップという広大な湖がある。
琵琶湖の7倍とか。
海だ。
雨季と乾季ではずいぶん水位には差があるという。
日本のように小奇麗ではないが、この国で、この湖で暮らす人々は豊かに見える。
子どもたちは素っ裸。
私たちも60年ぐらい前になるか、紀ノ川で素っ裸で泳いでいた。

今日は大寒というが全国的に暖かかったようだ。
   
   大寒の埃の如く人死ぬる    高浜虚子
   
   大寒や転びて諸手つく悲しさ  西東三鬼
 
日本のこのうすら寒さはまだ赦せる.
問題は心だよ。