来年に迫った、中国・北京での、冬のオリンピック。
米国などから、ボイコットの声がチラホラ。開催されても、米大統領はじめ、政府関係者は出席しない
ようなことも言っている。
新疆自治区、香港の人権問題に加え、中国の女性トップテニスプレーヤーが、中国政府要人との不倫問題で、
行方不明になっているらしいことで、米政府は、中国政府が、拉致・監禁に関わっているのでは、と、
「重大な人権侵害問題だ」と、怒り、人権を尊重するよう、圧力を掛けているのだ。
中国は、「内政干渉するな」「スポーツに政治をもと込むな」と、怒る。
1980年のモスクワオリンピックでは、ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議するために、米・カーター
大統領の提唱で、当時の西側諸国(日本も含む)が同調し、ボイコットした。
1984年の米・ロスアンジェルスオリンピックには、ソ連が報復、東側諸国がボイコット。
結果、東西の亀裂の溝が深まり、可哀そうなのは、オリンピック目指して鍛練してきたアスリートたち。
次のオリンピックまで、体力も、気力も持たせるのが、難しいアスリートが多かった。
モスクワボイコットで、絶好調だったマラソン瀬古選手の、残念無念の表情が今でも瞼に浮かぶ。
ボイコットや、政府要人出席拒否など、政治家の意地のぶっつけあいで、圧力を掛けた方も、圧力を
掛けられた方も、引っ込みがつかない、対立感情がひどくなっただけ。効き目はなく、悪くなっただけ。
またまた、こんな、愚かなことを繰り返すのか。政治家の頭は、全く進化していない。
ボイコットするのではなく、政府要人を出席させ、「オリンピックは絶好のチャンス」と、人権擁護
の大切さを、話し合う道を開けておくべきなのだ。
人権擁護問題に限らず、戦争回避、核兵器など軍拡、国連尊重・国連主義など、ことある機会を生かし、
ウマく行く、行かないは有っても、粘り強く、話し合いを積み重ね、いろいろな考えを理解しあい、
より高い合意点を見つけ、共有できるようにすることが、世界平和のために果たす政治家の役割だ。
北京オリンピックを、ウマく利用して欲しい。
出番を待っているシクラメン
ミカンが
野菊が
11月22日、「今日は何の日カレンダー」より
▲バスコ・ダ・ガマ、インド洋へ(1497)▲大島、波浮港誕生(1703)▲日本海軍国産の金ボタン軍服採用(1870)
▲シーラカンス、インド洋の南アフリカ沖で発見(1938)▲カイロ会議。米、英、中3国の首脳会談。対ドイツ・
イタリア戦略、対日本戦略、ヨーロッパ大陸侵攻作戦などをめぐり3国の主張が対立(1943)
▲初のプロ野球日本シリーズスタート(1950)▲メルボルン・オリンピック開会(1956)
▲米国ケネディ大統領暗殺。後任はジョンソン副大統領。容疑者のオズワルドは24日にJ・ルビーに射殺され
すべては謎(1963)▲日航機、サンフランシスコで事故、航空史上初めて全員無事(1968) ▲巨人、江川契約を、
コミッショナー否決で、ドラフト会議ボイコット(1978)▲静岡・つま恋でガス爆発、死傷者42名(1983)
▲英・サッチャー首相辞任表明(1990)▲独・メルケル首相就任(2005)▲福島県沖でM.7.3 東日本大
地震の余震(2016)▲ジンバブエでクーデター(2017)▲中国・武漢市で新型コロナウィルスを初めて検出
(2019)