今週はなにをやってもうまくいかなくて、帰宅してから気分転換に同級生が経営している美容室にでも行こうかなと思い玄関を出た矢先に一本の電話があった。
悪い友人Zからだった。
実は、帰宅する前には、赤坂大輔区議会議員からも突然のお誘いの電話があって、そちらは東京港区赤坂だから今すぐというわけにいかなかったけど、友人Zからの誘いには心が揺れてしまった。
美容室に行くのは思いつきだったし、予約もしていなかったし、閉店間際だったし、招かれざる客になるかもしれないと思ったボクは行き先を変更した。
市電に乗り、JRに乗り、約1時間かけて小旅行を楽しんだ。
居酒屋で飲み食いした後、スナックへ移動した。
そのスナックは半年ほど前、一見客として友人Zとフラリと足を踏み入れてしまった場末の店だったんだけど、そのお店を一人できりもりしている50過ぎのママというのが、実は昔、仕事の関係で友人Zと会ったことがあるという人で、友人Zも必死に記憶の糸をたぐり寄せ、15年ぶりのまさかの再会を果たしたのだった。
ボクらは半年ぶりにそのお店の戸を叩いたわけだけど、ママは盛大に歓待してくれた。
他にお客さんは来なかったし・・・・。
そんなこんなで場末のスナックの夜は更けていったのだけれど、突然、ボクは友人Zと数年前に博多で飲んだことを思い出し、そのとき一緒に飲んだ友人Zの学生時代の親友のA君の話になったついでに電話をしてみたのだった。
友人Zと電話を替わり、しばらく談笑したのち、B君の声が真剣味を帯びはじめたのに気が付いた。
「・・・・実は、今日、18年間勤めた会社に辞表を出したところなんだよ、・・・ほんとに今日だったんだよ、・・・・・、」
「エ~~ッ!・・・・、そんな人生の節目の日に、こんなおふざけ電話なんかして、ゴメンなさいッ!・・・」
「・・・いや、いいよ、べつに・・・大きく出てみようかなって、思ってね・・・」
「・・・スゲェ、Zにかわろうか?・・・」
「・・・いや、いいよ・・・、hiratakuwaさんから言っといて・・・」
「・・・ワカッタ・・・言っとくね・・・」
ワイルドターキー8年の濃い琥珀色と味わいがさらに深みを増したようだった。
悪い友人Zからだった。
実は、帰宅する前には、赤坂大輔区議会議員からも突然のお誘いの電話があって、そちらは東京港区赤坂だから今すぐというわけにいかなかったけど、友人Zからの誘いには心が揺れてしまった。
美容室に行くのは思いつきだったし、予約もしていなかったし、閉店間際だったし、招かれざる客になるかもしれないと思ったボクは行き先を変更した。
市電に乗り、JRに乗り、約1時間かけて小旅行を楽しんだ。
居酒屋で飲み食いした後、スナックへ移動した。
そのスナックは半年ほど前、一見客として友人Zとフラリと足を踏み入れてしまった場末の店だったんだけど、そのお店を一人できりもりしている50過ぎのママというのが、実は昔、仕事の関係で友人Zと会ったことがあるという人で、友人Zも必死に記憶の糸をたぐり寄せ、15年ぶりのまさかの再会を果たしたのだった。
ボクらは半年ぶりにそのお店の戸を叩いたわけだけど、ママは盛大に歓待してくれた。
他にお客さんは来なかったし・・・・。
そんなこんなで場末のスナックの夜は更けていったのだけれど、突然、ボクは友人Zと数年前に博多で飲んだことを思い出し、そのとき一緒に飲んだ友人Zの学生時代の親友のA君の話になったついでに電話をしてみたのだった。
友人Zと電話を替わり、しばらく談笑したのち、B君の声が真剣味を帯びはじめたのに気が付いた。
「・・・・実は、今日、18年間勤めた会社に辞表を出したところなんだよ、・・・ほんとに今日だったんだよ、・・・・・、」
「エ~~ッ!・・・・、そんな人生の節目の日に、こんなおふざけ電話なんかして、ゴメンなさいッ!・・・」
「・・・いや、いいよ、べつに・・・大きく出てみようかなって、思ってね・・・」
「・・・スゲェ、Zにかわろうか?・・・」
「・・・いや、いいよ・・・、hiratakuwaさんから言っといて・・・」
「・・・ワカッタ・・・言っとくね・・・」
ワイルドターキー8年の濃い琥珀色と味わいがさらに深みを増したようだった。