迷歩録 おもむく

　　梅雨休み　　青空ひろく　　大隅や　　トマト恥じらい　　頬赤くする


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ひのひら　　ろくべえ



　　　　昨日とは打って変わって、朝から青空の一日、気温も上昇、初夏の雰囲気がある一日

　　　農作業の合間、汗ばんだ身体を木陰で休める。心地良い風が吹き抜けていく。木陰恋し

　　　い季節である。

　　　　日本の総理大臣は様々な国に土産持参で「おもむき」何の問題も解決しないままにし

　　　ているように感じる国民は私だけなんだろうか。

　　　　国会では、成果を強調しているようだが、国民はその様な感覚は持っていないのが現

　　　実ではないだろうか。

　　　　格差社会がますます大きくなる。そのことをひた隠すために諸外国に「おもむく」そ

　　　の見返りは国民のために役立つはずだが、そうもいかない、ガソリンは値上げになるし

　　　その他日常生活品は値上げラッシュ、さらには年金は目減りしていく、そのような社会

　　　にした、アベノミクスとは何だろうか？

　　　　大企業や一部の裕福な人間にとっては良くても、大多数の貧しいものにとっては、最

　　　悪の時代状況なのである。このことと、多発している劣悪な事件とは無関係ではないよ

　　　うな気がする。

　　　　いずれにしても、被災地には即座に「おもむく」ような誠意ある行動が必要ではない

　　　だろうか。そのような行動こそが日常的な心のありようを映し出すのではないだろうか

　　　　綺麗ごとを並べても本当に国民ファーストなのかどうなのかは国民は感じている。選

　　　挙戦術だけを優先するのでなく、国民のために「おもむく」心が大事なのではないだろ

　　　うか。