gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

野菜の歓喜

2014-06-18 15:48:56 | 日記・エッセイ・コラム

                                  Img_1892
かたつむり  雨を喜び  散歩する  ゆっくりゆっくりと  相手を求めて
                                               ひのひら ろくべえ



   
今日も雨、しとしとと、芽を出した胡瓜に、オクラに、スイカに、

 メロンに降り注ぐ、芽を出した野菜たちは、どれも歓喜に沸いて

 いるように見える。

 スイカなどは地を這う植物だが、芽の先端を鎌首のように持ち

 上げて、喜びをいっぱいに現しているように見える。

 植物というものは正直で、環境の状態を即座に態度で表す。

  人間はそうはいかない、「正直者は馬鹿を見る」という言葉が

 あるように、感情の赴くままに表情や態度に現すと、そのことは

 周りの人に不愉快を与えることにもなる。不愉快と感じた人は、

 それとなくその人から遠ざかり、やがて、差別したり、偏見を持

 つようになる。そうなっては人間関係というものに嫌気を感じる

 ようになり、人間なんてと、人間そのものを否定するようになる。

 そんな時、活躍できるのが対人援助職の腕の見せ所である。

  人間関係というものは、石と石がぶつかるような関係ではなく、

 豆腐と豆腐が、ぶつかるような関係を互いにつくろうとすること

 が大切なんだ、「嘘も方便」という言葉もあるように、相手に不愉

 快を与えないそのことが大切であることを、言葉はもちろん、態度、

 姿勢などことあるごとに、自分がモデルとなり、伝えて行くことが大

 切なんであろう。言葉だけで正たり、指摘をしたり、注意をすること

 が、仕事ではないという事であろう。

  人を審判したり、道徳観念を言葉だけで押しつけたりするのが仕

 事ではない。仕事は人をサポートする、その人が快感を得ることが

 できるように、サポートそれが仕事の本筋なのではないだろうか。

  人としてのモデル、態度、姿勢こそがものを言う仕事なのであろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿