蒼い芝生の傍らで

サッカー観戦記および日常の出来事等

最近読んだ本:『ホルモー六景』

2011年01月15日 23時01分15秒 | 
本日の休日出勤、やはり失敗が潜んでいました★無事に午前中で終わりましたが、自信があっただけに非常に悔しかったです!(涙)

そんな悔しさをぶっ飛ばす面白さの、万城目学(まきめ・まなぶ)さん作品!前作『鴨川ホルモー』のキャラクターが織り成す、サテライト作品の1冊です!

【ストーリー】
京都産業大学『玄武組』で、二人静(ににんしずか)と称される定子と彰子。女が三人揃って『姦しい』と表現されるが、二人で十分なほどやかましい2人は、ホルモーに於いては『黒い嵐』の源と称される攻撃力を現した。その鉄の結束力は、二人の似た境遇から生まれた産物であったが、「非常に危険」なバランスの上で成り立っていたものだった。
「彼氏がほしい」と願いながらも、なかなか成就しない二人。好きな男が見つからない定子と、好きな男が振り向いてくれない彰子。そんなある日、定子は「好きな人が出来たかも知れない」と言い、彰子と一緒に過ごすと約束していた定子の誕生日に、デートの予定を入れてしまった。
傷ついた彰子は、定子に「決闘」を申し込む。かくして、『鴨川(小)ホルモー』の戦いの火蓋が、ここに切って落とされた・・・。(『第一景:鴨川(小)ホルモー』より)

本作は、短いプロローグと『第一景』から『第六景』までの物語で成り立っています。『ホルモー』と言う競技を通じて、その周辺で発生していた恋物語が描かれています。この『ホルモー』の非現実さと、「こう言う恋愛、あるある!」と言う丸出しの現実感のギャップが、たまらなく面白いです!!

そしてこの物語、『鴨川ホルモー』とも「ああこの場面は・・・」と言う形で繋がっています。この本の物語自体も繋がっている所があり、この繋がりの発見も「おおっ!」と興奮してしまいます!大学生や社会人となった卒業生が織り成す『恋愛』に、時に笑い、時に涙しながら、夢中で読んでしまいました!!
ガッチガチの恋愛小説は苦手だけど、心温まる恋愛話で笑える物が読みたいと思う方に、『鴨川ホルモー』と合わせてオススメします♪

さぁ、次はいよいよ、最も最近読んでいた本の登場です!!
コメント
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