ここ数年、都立高校はそれぞれの学校の特色を前面に打ち出し
募集する生徒象も明確にしています。
進学だけでなく部活動が活発な学校や専修学校など
多種多様ですね。
最近気になるのは親御さんの希望する学校と
本人の希望する学校の違いで悩んでいらっしゃるという話です。
成績も良く、進学校に進んで欲しいのに
お子さんは、どうしても学生のうちにしておきたい事
(部活動や専門的知識)を扱ってくれる学校に行きたい!
と折り合いがつかない・・・・・
一件、第三者からしてみると羨ましい話ですよね
しかし、親御様にしてみれば本当に深刻な悩みです
どちらの意見を通したとしても、その選択が正しかったのかが解るのは数年後でしょう。
お子さんの意見を通したとすれば、固い信念をもって入学し高校生活はきっと充実して
これで良かったとその時は思えるでしょうね。
随分昔になりますが、ある方に息子の進学につて相談した事がありました
優秀な学歴があり、社会でも活躍されているかたでしたから信頼もしていました。
「それなら、ここの大学がいいんじゃないかな?」
なんていう、言葉を期待していたのですが
頂いた返事は
「どこに入ったかでは無くて何をしたかが問題だよ」
と言われました。
その言葉を否定するつもりはありません、ここでも「努力」を見ているんだという事は
わかりますが、やはり今でも釈然としません。
ただ、幸せや価値観はその子にしかわからないのですから
親の意見というものは二の次なのかもしれませんね。
持っている学力以下の学校に進む事は本当に正しいのか?
ここで気になるのは努力をせずに合格する事です。
例えば今の偏差値が60と出ているのに志望校は53など
学力の差がある高校を希望し努力をせずに進むという場合です。
高校も大学も今推薦制度の見直しをしていますよね
企業も推薦で通ってきた人材を良く思わない傾向が出ています。
その裏には「努力をしてきたか?」
という事があるように私は思っています。
高いハードルを越える努力が人生には必要で、それを乗り越えてきた
経験と自信をもって社会に出てきて欲しい!
ということではないでしょうか?
学生は学業が仕事だと思います。
その学業をないがしろにしてしまうなら、社会に出て有望な人材になれるでしょうか?
進学が全てとは言いませんが
「努力して掴み取る事」も
この時期の大切な経験だと思います。
この時期
まだ合格圏にとどいていない生徒さん、もう少し努力してみましょう!
「頑張ったーー!」
大声でそう叫びたくなるくらい努力してみましょう!
良い事が沢山待っていますよ!!
~努力に勝る天才なし~
です!!