東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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知識を持たないと言う愚かさ

2016-01-26 00:35:11 | まま塾

大学受験は一般入試に向けて緊張が高まっています

過去問と向き合っている受験生さんに

送るアドバイスや叱咤激励は些細な事にまで首を突っ込む小姑のようで

私も嫌なのですが、後がない生徒さんは真剣にそれを受け止め

「今度こそ!」という気持ちでまた自己テストに向かいます

こうした毎日から、「忍耐力」「注意力」「集中力」と様々な力を養い

冷静な判断をし、可能性を考え、最善の道を模索する習慣がつく・・

顔つきも半年前とは別人のようです

ただ、知識を詰め込むのと違い、こうした受験期を過ごす事で「人としての成長」も

手に取るように感じます

 

今日の話は無知故の哀しい出来事をお伝えし、何の為に学ぶのかを一緒に考えて欲しいと思ったからです

ただ、この世界から戦争の起きなかった日はなかったように、ステージが違うと言ってしまえばそれまでの

話なので、読み流して頂いても結構です

 

ネットはこれまで関わる事のなかった地域の方とも知り合う事ができますね

私は2年前ほどから、ある女性と知り合い交流をしてきました

彼女は現在九州にお住まいです

年齢はまだ20代前半です

彼女は幼い頃、九州に移り住みました

彼女の母国は日本ではありませんでしたが、両親をなくした彼女は孤児として日本の施設で育ち

日本の大学を卒業しました

母国は貧困の差も酷い物ですが、もともと貧困な国です

子ども達が教育を満足に受けられない状態が続き、とても治安が悪く

国は健全な国家を目指しているものの、統制が取れていない状態です

 

お正月はどのこ国でもお祝い一色になりますが、彼女の母国では

そのお祝い行事が悲劇を生みます

家を焼かれ、怪我どころか命を落とす人も毎年いるのです

目的は家を焼く事ではありません

しかし、節度を知らない民衆は自分でも知らぬ間に、お祝い行事が不満の発散へと結びついてしまうのでしょう

彼女はそんな国で生活する子ども達に教育の環境を整えようと自分の幸せ等放り出して取組んでいます

そんな彼女でも、毎年起こるこうした人災に、怒りを通り越し悲しみにくれます

「自分の活動は無駄なのではないか?」「大切な子ども達の命を守る活動に繋がっているのか?」と・・

 

こうした愚かな行為が、今も現実に起こっている事を日本の子ども達はどれだけ知っているでしょう?

きっと誰しもが日本に生まれて良かったと思うでしょう

でも私はこうした悲劇を見て、「だから日本にいるあなた達は幸せなのよ」なんて言えません

なぜなら

教育環境の整った日本でも人災による悲劇は後を絶たないからです

今月起こったスキーツアーバスの事故も人災ですよね

将来有望な大学生達を犠牲にしたのは、無知ではなく悪徳な人間の欲です

また

表向きは綺麗に整えられた教育環境ですが、その環境を利用できる人間は限られています

不平等なステージの上に立ち、狭い世界の中で優劣を競っているなんて、小さい人間だと思いますよね

日本は一定ラインの教育をすべての人が受けられるシステムになっていますが

だからこそ、もっともっと広い知識を持ち、活用する力をつけて世界で活躍して欲しいと思うのです

上位大学に進学する事はゴールではありません

知識は何の為に身につけるのでしょう?

使う為ですよね!

 

先日も、ある生徒さんが「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と私に問いかけたので

「人様のお役に立つ為じゃない?」と答えると「そっか」と遠くを見つめていました

中途半端な知識では自分も周りも幸せには出来ない時代になって行くのではないかと思います

自分の得意分野を伸ばして、そこを発端にもっと広い視野と心を育てながら

大人になって行って欲しいと思います

 

知識と教養を身につけないという行為が愚かさに繋がると言うのは直接過ぎますが

過言でもないかと思います

日本に生まれたのですから、環境を活かして行きましょう!

 


幼児期の理想の教育

2015-10-28 08:39:47 | まま塾

今日は比較的暖かい一日だそうですが、私が教室から帰る夜の10時過ぎはもう冬だな・・・っと感じる寒さになってきました

帰りの遅い生徒さん達はちゃんと上着を持っていないと心配になります

 

夕べは保育士をしている長男とこんな会話がありました

「最近の幼児の体温は高いか低いかで、”普通”っていう子がいなくなって来ているんだって」

つまり、平熱が35°代が37°前後で、36°代の私たちが平熱と認識している体温とは違うのだそうです

息子は

「暑さや寒さから守られすぎる事で、体が体温調節を出来なくなってきているんだってさ」と続けます

私は話を聞きながら、息子が中学生だった頃の事を思い出しました

中学の体育の先生が話していた事です

「最近の子ども達は直に骨を折る。バスケやサッカーをしていて生徒同士がぶつかり、『骨が折れた』って騒ぐのも

冗談だと思っていたけれど、最近は本当に折れている事が多くて、その弱さにビックリする。」

 

日本人の平均身長も伸び、男性なら180cm前後も珍しくなくなってきましたね

環境が与える子どもへの影響がよくわかります

身体的な事以外ではどうかと言うと、少子化問題に逆行して学習障害や多動等

なんらかの障害を持つ子どもが増えていると言うデーターがあります

多動性症候群のADHDなどの障害とは違い、学習障害に付いては”脳の障害”か”環境の障害”かがはっきりしない事が多いそうです

 

今日は理想の教育という題にしました

学習環境がどうある事が理想かを考えようと思います

始めに書いた幼児の平熱の”異変”が学習に与える影響に付いてはわかりませんが

学習にも同じように幼児期の異変が起きていると考えるのは理にかなっていると思います

それがデーターになったり、目に見えているなら誰でも対応し易いのですが・・・

私が心理学の講習で習ったのは、学習障害は脳の問題である事の方が少なくその環境

つまり、習慣の無さから来ている事が多いと言う話を聞きました

しかし、それ以前に問題があります

電車の中やファミリーレストラン等で見かける親子の姿がやはり昔と違いますね

隣に座っていても、それぞれが携帯に向かって目を落とし沈黙している姿

子どもが話しかけているのに、携帯を手放そうとしない親

こうして文字にしてみるとドキッとしませんか?

その逆で先日目にしたある親子はこうでした

電車に乗り込み座るや否や、お母さんは息子のリュックに手を入れて

教材とノートを取り出しました

鉛筆と消しゴムまで用意して、お子さんは揺れる電車の中ひたすら問題を解いていました

これから大事なテストでもあるのでしょうか?

もしそうだとしても、こんなところで焦った所で得点が上がるとは思えませんが・・・

問題を解くお子さんの隣でお母さんは本を読んでいました

極端ですが、

そうした幼児期を親自身が提供して来たのに子どもには理想を押し付けます

勿論、こうした世代の子ども達はまだ中学生にはなっていないでしょう

ただ幼児期からの流れが今の子どもを形成している事には違いありません

幼児期の理想の教育とは

コミュニケーションだと私は思います

電車に乗っている時、一緒にご飯を食べる時、親子の会話が何よりもの教育だと考えています

目の前に本来なら席を譲るべき人が立っていても気付かず、もしくは無視をする事が子どものためになるはずはありませんよね

場所をわきまえず大声でお喋りしたり、笑ったりする事が良い事ではないと教えるのは親の役目です

そうした事を教えるには公共の場で子どもと会話する事で養われて行くのではないでしょうか

また、語彙力が極端に弱くなっている子ども達を見ていると

親子の会話が無かったのだろうか?とさえ思ってしまいます

進学の話し合いが必要な時期になり、お子さんとよくよく相談できないとしたら

これまでの親子関係のあり方を振り返り、どうしたら子どもとより良い話し合いができるかを模索する必要があるでしょう

 

子どもにとって親は最初の「他人」で「絶対的存在」です

お子さんが学習に対して、「受け身」になるか「自主性を持つ」のかの鍵は家庭にあるということです

人それぞれが持つ性格や資質・得意不得意を含めてそれらを養う場が家庭だと考えると

どうでしょう?

幼児期から勉強を押し付けられて来た子は「受け身」になって当然です

自分で発想するのではなく、与えられたものをこなしていれば怒られないという保身から自らの発信を控える子になって行きます

子どもは親に「褒められたい」という欲求を常に持っていますが、それが何かのタイミングで切れてしまった時

もう親には押さえつける力はなくなります

 

親が与える影響の大きさにちょっと憂鬱な気分になりそうですね、でも捉え方を少し変えれば全く違う物になります

自分の対応一つで、子どもは面白いほど変わるからです

これはくだらない例えなのですが、私はせっかく生まれたたった一人の娘に

優しい女の子らしくなって欲しいと

フリルの付いた洋服やピンクの好きな子に育てようと思いました(ほんと、くらだなくてすみません)

話し方も、常に娘には「~~よ~」「~~ね~~」と優しく優しく話しかけていました

娘の幼少期の写真は何も指示していないのに、いつも可愛いポーズをとってピンクを選ぶ娘の姿がありました

実際、今の年頃になりフリフリやピンクを選ぶ事はありませんが、優しい話し方で誰とでも会話する娘を見ていて

「うん、成功成功^^」と心の中で思っています

始めに書いた息子にも「こうなって欲しい」という思いを持って育てた結果が保育士という形になったのだと思います

 

まとめ

幼児期の理想の教育は

*親子の会話を沢山する

*親がお手本となる

*押し付けることなく促す

*子どもの持つ性格や資質を伸ばす

のちのち自主性を発揮するように育てるには

ルールのある遊びを沢山したり、自分でルールーを決めさせる、廃品等を使った工作を自分の発想でする

自分の事はなるべく自分でさせる、子どもの意見を尊重する、いけない事は叱るのではなく教える

そして何より大切な事は

一緒に学び、楽しむ姿勢を持つ事だと思います

 

秋の日差しが気持ちいいですね、子どもと一緒に出掛けましょう!

先日の日曜日に浜辺で見かけた光景です

 

 


各ご家庭の進学への意思

2015-07-07 08:00:00 | まま塾

先週に引き続き今週も塾内生のご家庭との面談をさせていただいています

定期考査の結果と塾内テストの結果などを参考に

各ご家庭の進路に対するご意見を伺いながら夏期講習の取組みと今後の学習内容についての

お話がメインとなっています

 

現在、中学生の皆さんは小学校時代にゆとり教育が廃止され

新指導での小学校後半を過ごした事になりますね

新指導はゆとりでも詰め込みでもない、「思考力」を重視した教育となり

出題傾向や学習内容も変化しています

3年後にはセンター試験もなくなり、新しいスタイルでの大学入試が始まるようですが

明確な事はまだはっきりとはつかめていない状況の中で

お子さんの進路に対する考え方も様々ですよね

そこに就職氷河期などと言われるようになって、お子さんの将来を案じ

高学歴を身につけさせようとするのは親なら当然の事ですが

その一方で、ネット依存症等による引きこもる成人が増加している事も事実です

そんな事を考えていると、今子どもにどういった教育をすれば良いのか

親の悩みは尽きないといったところです

 

私はどのご家庭にも高校進学・大学進学の必要性をお話しさせて頂きますが

必ず付け加える事があります

それは「お子さんに無理をさせすぎて、人格崩壊したり、精神的病にならないように気をつけてください」

という事です

実際、これまでの受験生の中にもそうした事例があります

高学歴にとらわれるあまりに、お子さんが追いつめられ性格や人格が変わってしまうほど「辛い」と

感じている事に気がつかない事もあります

そうした状態の時は親御さんも必死のあまり第三者の意見が煩わしく感じる事もあるでしょう

しかし、お子さんの将来の為に志望校を下げる事をお勧めしたり

最悪は受験をやめようと言うお話をする事もあります

もちろん、中学受験でしかやめる事はお話しできませんが、高校受験でも志望校を下げましょうという

ご提案をさせていただく事もあります

 

その逆の場合もあります

お子さんに辛い想いをさせたくない

というお考えから受験期に真剣に勉強と向き合う事を避けさせるといった事例です

夜遅くまで勉強しなくてはならないなら志望校を下げます

長時間、塾で勉強しなくてはならないなら今の学力で入れる所でいいんです

 

追い込まれている生徒さんと頑張る事を学ばない生徒さん

対照的ですよね

客観的にこうして考えてみると、お子さんの意思はそこにあるのでしょうか?

楽な方楽な方を探していては一生自分の手で何も掴む事は出来ません

自分の意志に反する強制の中で育てば自尊心や主張を失い、希望を持って将来を考える事も無くなります

 

受験で一番学んで欲しい事

それは学力よりも目標に向けて果敢にチャレンジする精神だと私は思っています

なので「あそこまで頑張ろう!」と決めたら真剣に生徒さん本人が向き合う環境を用意する事が

私の役目だと思っています

 

最近「頭のいい子が行く塾でしょう?」という話題になったと言う話を聞きました

そんな風に見られるのかな?と私の中では実感がありませんでしたから少しビックリしました

確かに皆さんとても賢く成績も良い生徒さんが多いです

しかし、いらっしゃった頃はいたって普通と言ったら失礼ですが

まずは学校のテストで平均点を抜こうね!という目標を立てた生徒さんが殆どです

なので頭のいい子が行く塾なのではなく、頑張る生徒さんがいる塾なんですよ

 

実際、当教室に来た時点での偏差値から10~20UPしている生徒さんが殆どです

しかし塾の力は微力ですからこの教室が特別だとは言いません

おやめになるご家庭もいらっしゃいます

当教室で生徒さんが健全に伸びていく理由は

各ご家庭の進路に対するお考えを、「どうしたらお子さんがスムーズに受け入れるのか」

を面談で相談しながら、塾とご家庭が同じ方向性で進んでいる事が大きな成果を生み出しているのだと思います

 

お子さんの人格までつぶして高学歴にこだわる

その逆で

目標に向かって努力する事を避ける

どちらもお子さんの人生の為にはなりませんよね

この両者の中間を上手に実践されているご家庭では伸び伸びと学習しているお子さんの姿をご覧になっている事でしょう

 

長くなりましたが最後に一つ

部活動との両立で悩むご家庭の為に私の考えを書きたいと思います

中学生にとって部活動は勉強と同じくらい大切な生活の一部でしょう

しかし、受験は待ってはくれません

誰にとっても1日は24時間です

部活動があるから勉強ができないと言う言い訳は通用しません

引退は早くても3年の6月、遅ければ12月まで延びますね

部活を優先したいから勉強は二の次という考え方自体が甘えです

自分の体力や集中力とよく相談してバランスを保てる所を模索し

受験期にはその他の事は考えない事です

お友達と遊ぶ時間、ゲームをする時間、TVを見る時間、部活動をしながら受験期を過ごすのであれば

それらは全てお休みするくらいの覚悟をしましょう

受験期前にはどの程度まで自分がバランスを保てるか?を考えながら過ごすようにすると

スムーズになっていきますよ

そうした長期スパンでの計画生や忍耐力を付ける事も中学生には必要でしょう

 

 

面談をするたびに各ご家庭の進路に対する考え方は多様だと感じます

後悔しない受験期をみなさんに過ごしてもらえるお手伝いができるよう

私も頑張ります!!

 

今日は七夕ですね!

「頑張る生徒さんの努力が良い結果となりますように」


賢い子に育てたいと思うなら

2015-06-21 08:42:35 | まま塾

ネットは凄い拡散力と影響力を持っていますね

私はテレビのニュースを含めてテレビを見るのが子どもの頃から習慣に無く

ほとんどを「読む」事で情報を得てきました

大人になってからもテレビを見る機会はなく、今でも情報は「読んで」います

そこにネットという便利な情報ツールが出来た事で読む事は更に楽しくなり

欲しい知識が直に手に入る時代になりましたね

 

世の中で起こっている問題に目を向ける事も大切ですが

自分にとって大切な情報や知識をネットで集める事つまり専門性のある知識もいつでも得られる訳です

私の関心事は教育にあります

それも、一時の突発性なものではなく

生まれたばかりの子どもが大学卒業するまでの約22年間です

どのような経験や環境がどういった子どもを育てるのか?

どのように働きかける事で(促すことで)どのような経緯を辿るのか?

それは非常に多様性があり、ひとくくりには出来ない物です

時代背景も関係しますから兎に角複雑ですよね

しかし、「一般的」といわれる部分での傾向はあります

 

賢い子を育てる為の子育てはおそらく教育関係者やそれに準じている方なら

同じ事を言うでしょう

私も教育業界に入ってから、深く納得しています

 

*勉強しろと言わない

*野外での経験を沢山させる

*どちらかと言うと放任主義

*スポーツや趣味にも熱心に取組む

*生活態度やしつけが厳しい

など、直接学習とは関係ない話が多い物です

 

実際、当教室の講師陣の8割が「勉強しろ」と言われていないと言いますし

模試の結果や、やもすると学校の成績すら親に見せていない

自分がどこを受験するか、直前まで親は知らなかった

というエピソードを本人達から聞く事ができます

 

当教室の講師で「教育ママ」に育てられたのは1名のみ

教育だけでなく、しつけや礼儀作法に至まで厳しく育てられたと言います

 

1名、お茶の水女子の講師が上京してビックリした事として

「教育ママの多さに本当に驚きました!」と話していました

そして、その教育に子どもが従う事にも驚いていました

 

実際に東大を始めとする高学歴の皆さんは、大方自由な環境で育って来た事が伺えます

塾に通わず、国立に進学した講師は今の所1名いますが

基本的には塾に通い、高校では難関校に進学しています

高校入試で塾の掛け持ちをしている人は少ないですが、大学進学にあたりは二つ三つと通い

学校と合わせると本当に勉強に忙しい高校生活をおくっていた事も伺えます

 

こうした経緯をまとめてみると

本人の意思で進学を決め、本人の意思で塾に通い、親はあまり関心を示していなかったという結果になりますね

こんな話をすると「でも、何も言わなければうちの子は本当に何もしないですよ!」と言われる事があります

そこで気がついて頂きたいのですが、例に挙げた

講師陣のご家庭が本当に何もしなかったのか?という所です

 

私の言い方で合っているかは分かりませんが、こうしたご家庭はお子さんを「まっすぐな子」に育てようとしたのではないかと思います

勉強以外の部分で(結果的には繋がりますが)広い興味を持たせ、熱中する楽しさを経験させたり

旅先で得られる新鮮な知識を共に味わったり、小さな事でも自分で選んだ事への責任感を持たせる等

人として豊かでまっすぐな子に育てた結果、誰もが経験する受験にも熱中して取組めたのではないかと思うのです

「やらされている」のと「自らの意思でやっている」のでは結果は目に見えていますよね

 

同じ歳の子でも、知識を豊かに持っていると、そうでない子より大人びて見えます

行動に移したり、言葉を発する前に「考える」からかもしれません

甘やかすとう親の行動が、子どもの成長の妨げになる事は多々あります

将来を考える事も無く、不安を抱く事もありません

その結果、将来を見据えて今自分がどう立ち振る舞うべきかを考察する力を失ってしまうのです

いわゆる他力本願になってしまっては受験という自分の力で乗り越えなくてはならない試練に立ち向かえるはずもありませんね

 

賢い子に、我が子を東大や国立へ!と願うなら今親として本当にすべき事が見えてくるのではないでしょうか

 

受験や勉強はダメだしの連続で自信をなくしてしまいがちです

挫けそうになった時、そこを持ち堪えられる精神力は

負けん気の強さばかりではありません

むしろそれより強いのは「なんとかなるさ」というポジティブな捉え方ができる人のように思います

賢い子に育てたいとお考えでしたら、今日の話をご参考までにぜひ親として出来る事を模索してみてくださいね

 

夏休みももう少しです

どう過ごすか?お子さんと計画を立ててみましょう!

 


短気な子は伸びません

2015-05-15 07:58:41 | まま塾

短期は損気と言われますが、まさにその通りだと感じます

石橋を叩いて渡る慎重な方が短気よりはよほど良いです

短気な子が伸びない理由は皆さんも直に察しが着く所でしょう

物事を深く考えない。考える前に言葉にしたり行動を起こしたり・・・

怒りっぽい人はそれだけで他人より損する事になります

 

勉強する上で短気だと感じるのはどんな時か?

考えてみてください

問題への取組み一つとっても、短気な人は直に

次から次へとやり方を変えてみたり、直にわかったつもりになって飛ばしてしまいます

これでは伸びませんね

逆に慎重すぎる「石橋を叩く」タイプはいつまでも一つの問題に悩んで先に進む事が出来ず

他人の2倍も3倍も時間がかかってしまう事もあります

どちらも入試には向かないタイプと言えますが、慎重な方が歩みは遅くとも確実ではありますから

結果、短気な子は「石橋タイプ」より伸びないというわけです

 

ではなぜ短気になるのでしょう?

大人も子どもも同じです

もともと生まれ持った性格と言う物がありますが、それは成長過程や意識・環境によって

変える事が出来ます

意識して穏やかな環境を整えて生活すれば短気になりにくく、その逆も然りです

一般的に言うイライラした状態が短気を作り出すと考えると

イライラする原因が多ければ多いほど子どもも短気になっていきます

まるで親に全ての責任があるように感じるような書き方になりましたが

お子さんの月齢が関係している事は言うまでもありませんね

小さければ小さいほど親からの影響を受けやすい物です

 

高学歴の講師と過ごす利点の一つは彼らの考え方に感化されるという側面があります

東大・東工大など日本のトップに進学するにはそれなりの学力を期日までに身につける

という社会で言えば納期までに余裕を持って仕事をこなせる力を持って乗り越えた訳です

それを実行して来た彼らには余裕の貫禄とでもいうのでしょうか、せかせかと焦った思考は見当たりません

 

中学、高校と成長するにつれ、よく考えて勉強に取組む子はそれだけで成績が伸びていきます

学校のなかでも成績の良い子は「こういう風にやって来た」という”軸”がありますね

しかしそれは本人にとって実行しやすく、信念を持ってその方法で学習して来たというだけの話です

万人に効果的でスペシャルな学習法をして来た訳ではありません(そんな方法は存在しないと思いますが)

確かに学校の中での話なら教材も先生も受けるテストも同じなので通用するかもしれませんが

入試はまた違う力が問われます

 

入試に挑む時、学習法をコロコロと変えたり、教材を次から次へと変えていくのは正攻法とは言えません

どんな方法でも続ける事で型をなすので、学習法を変えれば余計な時間がかかります

スタイルを変えてチャレンジするのは受験学年になる前までにしておきたい所ですね

 

理解する前に次の単元に行きたがる子も短気だと言えるでしょう

高校入試の頃の理解度では大学入試は通用しませんが、その頃と同じペースで進もうとする生徒さんもいます

より深く掘り下げた学習より先に進めたいという焦りは結果的に成績を下げます

”理解度の深さ”が求めれている事に早い段階で気がついた子や、自分がその単元を納得するまで学習する子

歩みは遅くとも結果は着いてきます

 

学力は短気では伸びませんし、短期でも伸びません

最終学歴で満足の行く進学をしたいと思うなら、中学や小学生の頃から一つ一つ丁寧に学習法や取組み方を

積み上げていく必要があり、またそれだけの時間をかける事で短気にはなりにくくなります

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました

当教室の生徒さんは小学生・中学生の頃から通塾してくださっています

これから挑む大学入試に向けて、着々と準備は整っています!

育伸会のみなさん、自信を持って進みましょう!!