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東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

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今強化すべき学力

2012-10-02 14:04:49 | 学習全般

昨日は塾内生の保護者様と進路についてお話をさせていただきました

気軽に来ていただけるのが嬉しいです。

先週末の夜は講師全員とミーティングをしましたが

なぜか昨日は授業後に高校受験について話が盛り上がり

夜中になってしまいました。

そこへまた夜中にも関わらず、電気が付いている事に気が付いた

講師が教室に寄ってくれて・・・と

不思議な1日でした。

 

講師との話し合いはとても貴重な時間です。

講師が生徒の学力をどこまで把握しているか、入試までの流れを考えたご指導になっているか

等が一つになっていなくてはいけません。

当教室は気が付けば、国立・早慶という優秀な皆さんが講師として頑張ってくれています。

中学受験を経験した講師さんも多いです。

中には小学低学年から進学塾に通っていた講師もいます。

そうした実体験を塾内生さんに活かしてご指導できる人材に恵まれた事は

私にとっても塾内生さんにとっても本当にラッキーな事です。

 

そうした講師と進路について熱く話をしていると

生徒さん達の問題点や弱点がしっかり浮き彫りになってきます。

以前から書かせていただいていますが、やはり“集中力”の問題は大きいですね。

長時間、机に座っていてもダラダラと過ごしてしまうお子さんは

なかなか伸びません。

「もう終わったの?」というくらいさっさと済ませてしまうお子さんでも

集中して学習出来ていれば伸びています。

集中力やけじめの問題が根強く深い!

 

弱点については教科を問わず“読解力”と“想像力”そして“理解力”が問題です。

どの教科でも読解力が無ければ解答できません。

唯一、社会は暗記教科なので点数を取り易いのですが

入試になった時、それまで社会を必死に学習してこなかった生徒さんでも

勉強慣れしているなら、直に得点できるようになるでしょう。

やはり、主要3教科の中でなにか一つでも得意な教科を見つけたいですよね。

 

中学受験の算数のような難解な問題と高校受験ではかなりの違いがあります。

高校受験は公立一般校と私立でも難易度や出される範囲も大きく変わりますから

志望校を決める上でその学校の入試問題がお子さんと合っているかを検討する事も

場合によっては必要となるでしょう。

 

この時期中学3年生さん達は中学総単元学習を終了し、入試レベルでの復習を始めています。

上位校狙いと一般校狙いでクラス編成し少人数での授業も並行しています

レベルは違っても、どの生徒さんも“読解力”に今苦しんでいます。

特に数学では、文章からどの公式を当てはめた式を作ればいいのかに時間がかかります

新指導では計算力に加え文章力が必要ですから

国語の得意な生徒さんの方が有利になっていく傾向がみられます。

 

また国語ですが、今までは得点できていた生徒さんも今回の定期テストでは

「あまり良い結果を出せなかった」という人も多いはずです!

国語は理科のように2つに分けて文章と文法のテストになっていますから

どちらかが苦手だと高得点は取れなくなりました。

 

中学生、まして受験期に読解力を付けなくては!と焦っても

暗記のようにはいきません。

私は、小学低学年の頃からしっかり身につけるべきだと考えています。

小学低学年はお稽古事のような教室に通っている場合も多いですが

そこでしっかり読解力や文法を学び次の学習の基礎となっているでしょうか?

計算力も漢字も必要な学力ですが、いざという時にお子さんを支えてくれる学力とは

“読解力”だと昨日は強く考えさせられた日でした。


生きる力を育てる教育って?

2012-10-02 13:02:03 | 学習全般

新指導が掲げていえる「生きる力」とは一体何でしょうね?

単純な私は「困難回避力?」とふと思ったのですが・・

誕生学を授業に取り入れようとなどのお話もあるそうで

人としてのベースの底上げをしようとしているのはわかります。

しかし、現実はどうなのでしょう

学校では先生方は自由ではありません。

先生方は「本音」で話す事はできません。

“人”を育てる人が“人”として子どもたちと関われないって

変な世の中ですね。

どんな授業を追加してもそこが変わらなくては変わらない気がします。

 

話は逸れますが、私は長男を育てた時は「公園デビュー」なんていう言葉はありませんでした。

公園に連れていき日光浴をさせていれば

「何ヶ月ですか?」「女の子さんですか?」などと自然と会話が生まれ

同じ公園で遊ばせるご家庭と仲良くなっていくものです。

公園で子どもに遊具を使わせるのに「大人のルールが必要」とされる事に

違和感を感じます。

子ども達は実体験をしながら、親にアドバイスされながら

問題と向き合い、解決に向けて自分の力で学んでいくのが自然なはずですからね。

 

私もそうですが「子どもを守る」という事が下手になっているのかもしれません。

いつまでも守り続けられる存在であるかのように過保護になり完璧であろうとします。

例えば

経済的に困難であるにも関わらず、子どもには多額のお子使いを与えていたり

不必要と感じながら高価なゲームや携帯を買い与えたり

親を侮辱し罵倒してもじっと耐えて

いつの間にか子どもは自分が「お姫様、王子様」だと勘違いしはじめ

社会適応能力が低下している事にも気が付かない。

子どもの進学に指揮棒を振って、当の本人の意思はどこにあるのでしょう?

就職にも深く関わる親御さんを見て

この国はおかしいと呆れている世界の目を大義名分のもとにはねのける。

 

安全で高い生活水準を誇るこの国の子ども達が

なぜか不憫に思えてくるのは私だけでしょうか。

 

学校教育が変わっても生きる力は育たないと思っています。

それどころか、難易度やボリュームアップした学習について来れず

2極化のスピードがアップする事の方が心配です。

 

今年度の都立高校推薦入試は各高校に委ねられる事になり

評価基準が統一されることはないということになったそうです。

それよりも問題だと思うのは

「自分の行きたい高校の事を自分で調べる事もしない」

他力本願な姿勢です。

入試に失敗は許されません。でもそれも本人の力で切り開いて初めて

価値のあるものになるのではないかと思っています。

 

厳しい書き方になりましたが、生きる力は誰かが与えてくれるものではなく

子ども本人が切り開いていくものだという事です。

親はそれを支えてあげる存在であるべきだとも思っています。