東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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入試対策と算数教室

2017-11-30 00:06:18 | 学習全般

11月もあっという間に過ぎ、いよいよ師走に入りますね

受験生にとっては追い込みです

インフルエンザで学校が休校になっているところもあるようですので

気をつけて過ごして欲しいと思います

 

毎週テストの日を設けてアウトプットする習慣を定期考査が終わると同時に実施しています

昨日はそれとは別に授業後にタイムトライアルを行いました

数学で6〜10分を設定し、スピードと正確性を鍛えるために小テストを繰り返しました

短い時間を設定することで、弱点や気づきがあります

都立入試大問1の計算問題にどれくらいの時間をかけ、どの程度の正答率なのか

時間を意識しながら計算をすると言うことに慣れていくための取り組みです

どの程度のスピードなら計算ミスをせずに答えられるかを自分で把握しておくと

当日の緊張感の中でもある程度計画性を持って実践することもできますし

自分の弱点を誰よりも自分が把握しておくことで対策もできるわけです

10分弱のテストを繰り返していくと、正答率の下がってくる生徒、タイムアウトする生徒など

それぞれで、みんな弱点が違うだけで弱点のない子はいないと言うことがわかります

都立入試まで考えても残り3ヶ月を切っているのですから

この3ヶ月弱を悔いなく過ごしてもらうために、提供できる全てのことは実施していきます

 

受験生と毎年こうした年末を過ごしているとやはり小学生時代の過ごし方の大切さを

しみじみと感じます

追い込み時期にあれもこれもと数え切れないくらい乗り越えなくてはならない項目があると

大変を通り越して開き直る場合もありますし投げやりになる場合もあるでしょう

だからと言って余裕を持たせすぎれば気を抜いたり真摯な姿勢が保てなかったりといった問題も出てくるかもしれません

また、1教科にこだわればおろそかになる教科も出て来てバランスを崩すこともありますね

教科は違っても学ぶ器を強く大きく育てておくのが小学生

その小学生時代の過ごし方が新指導によって変化する過度期に来ています

私は小学生時代の学び、学ぶ姿勢の作り方といった部分に強く重要性を感じているので

小学生を対象とした学童教室を塾と併設させました

単純に学童として捉えていらっしゃる方もいるかと思いますが

この教室に通われる小学生さん達が、いずれ中学受験を視野に入れた時準備が整っている状態にして

背中を押してあげたいと思っています

今回、算数教室を開講するにあたり

こうした私の考えに賛同してくれている数学博士とも言うべき先生が直接指導に当たってくれることになったのは

本当に素晴らしいことです

大学時代は当教室にて講師を務めてくれていましたが

社会人になってからこうして再度指導する仕事を引き受けてくれました

中学受験では最難関を総なめにした彼の実力は凡人の私に無縁の世界を見せてくれました

もっと早くこうした指導者に巡り会えていたら・・と相当数の親御さんが思うでしょう

腰の低い、人間味のある数学博士と学ぶことの楽しさを見るけることができるでしょう

 

受験期に膨大なツケを払うより、小学生時代から着実にクリアしていくことの方がよほど難しいことだと思いますが

それでも小学生時代の大切さを実感せざるを得ません

 

追い込みに入った受験生を身近に感じながら、日々の学習をこなしている小学生さん達がいる教室

お子さん達が受験生になった時、この教室に通っていて良かったと思ってもらいたいです

 

 


国語力を上げる取り組み〜心情〜

2017-11-23 13:13:45 | 国語編

中3受験生の国語問題で、特に苦手とするのは心情の読み取りでしょうか

文章中から心情を読み取れる行は見つけることができるのに

正答にたどり着けないことがあります

もちろん、難易度が低ければ答えられるのですが

最難関問題となると全く理解できないという状態になります

 

ある方とこんな話をしていました

「最近の方は諦めが早い、ネバリ強さや信念のようなものが弱く

トラブルが起こると打開策を練るより諦めることを選んでしまう傾向が年々強くなっていくようだ」

もちろんこれは大人の話です

しかしそんな大人が増えているなら、子供がそのようになっていっても不思議はありませんよね

私はその話を聞いて、感情が単純化していると言われたような気がしました

本来、人間の感性や感情が豊かなら

トラブルにみまわれた時、あの手この手と打開に向けて思考を凝らしたり

工夫したりするもののはずです

それが失われていくといのは複雑だったはずの感情が単純化に向かっているように思えるのです

もしかしたら落胆的とか諦めが早いだけなのかもしれませんが

何れにしても、選択肢の幅を広く持っている大人が減っているのかもしれません

それが子供の国語力に、特に心情の読み取りに影響しているのかもしれない・・と思うのです

 

生徒さんたちに作文を書いてもらうとある共通点があります

それは、「一つのことにしか目がいかない」ということです

例えばお題から「このことを書こう」と決めたら、それだけに目が行きそこに付随している事柄には

全く目を向けない、気がつかないということです

なので文字数が400程度あっても、内容が絞られるので同じことを繰り返し言葉を変えて書いているだけ

になってしまいます

そう考えるとやはり単純化しているのかもしれないという考えが当てはまりますよね

 

ある生徒さん、本を読むのが大好きなのに漢字も苦手で文章理解力も弱い方なので、親御さんは不思議がっていました

先日そのお子さんの読んでいる本に目を通し、ある言葉を取り上げて

「この意味わかる?」と聞いてみました

語彙力の弱い子供たちにとって、読書は大人が期待するような効果的学習とはならないことがここでもわかります

生徒さんは「わからない」と答えました

文字を目で追っているだけで、理解して読んでいるわけではないのです

わからないワードや漢字は読み飛ばし、そこにあるメッセージを読み解くこともなくただ"読んだ”わけです

わからない言葉、漢字、意味それらを調べてみようとか、理解する努力をしようと行動に出ることのない子供たちが

圧倒的に多いと塾を通して感じています

こうした問題を解決し、受験期までに国語力上げるにはどうしても小学生時代の取り組みが必要になるのです

冒頭に書いたように難易度の高い問題集では複雑な感情を読み取る力が必要でしょう

それは受験期に何か勉強すれば身につくと考えるのは間違いで

その年になるまでに、どう身についたか、身につけてきたか?が問われているようなものだと思います

 

今、小学生は低学年も高学年も「書く」という習慣をつけるべく取り組んでいます

高学年は授業の後30分ほどを使い、一つのテーマをみんなで考え意見を述べ合います

そして作文を書きます

自分の意見を出し、他の子の意見を聞き、その結果作文で何を書くのか・・・

先日は「いじめを見て見ぬ振りをするのはいじめか」というテーマでした

どの子も身近な問題に真剣に向き合いました

意見は二つに分かれ、それはいじめだ いじめにはならない とそれぞれが持論を展開

自分以外の人の考えに、驚いたり考えたりととても有意義な時間でした

考えるのがやっとの生徒さんはそこに集中しすぎて

文法がめちゃくちゃになったり、自己中心的発言になっていたり、作文用紙の使い方を無視したりと

様々な問題も出てきますから、それらも含めて書き直しをします

「書く」という学習は本当に広い学習です

国語力を上げるためには欠かせない学習法だと確信しています

ご家庭でも書くことを習慣にしてみるのが良いと思います


中3の土曜テスト

2017-11-21 11:05:04 | 受験生さんへ

いきなりの寒さで慌ててホッカイロを買にいきました

体調管理が大変ですね

 

定期考査の終わった中3生はもう遠慮せずに入試に向けて

毎週土曜日に入試対策テストを実施

先週は第1回目でした

ここから追い込みです

強化したい分野はそれぞれ違いますが

共通しているのは経験値を上げることで時間配分を自分のベストに持っていくことや

捨てる問題、絶対にとるべき問題の見分け力を磨くなどです

入試で100点を狙うとほとんどの場合失敗します

肩に力の入った状態では冷静な判断が緩みますから

経験値を上げておくことは大切です

またテストをすることで常に自分の弱点に目がいくので

学習すべきポイントが明確ですね

新単元がなくなり、学習の全てが復習となった時期からは

小さなミスも逃さない意気込みで取り組むことで

自信を持って当日に挑むこともできるようになります

 

冬期講習のように時間をたっぷり取れる時は

作文や記述問題の対策をしますが

通常の土曜日はやはり本番を意識したテストをすることで

入試力の強化を図っていきます

 

復習学習のポイントも色々あるのですが

様々な大学や研究で明らかになっている脳の働きに注目し

より効率的な学習法を受験生さんたちに提供していきたいと思います

 

今年も受験生の皆さんと一緒に熱い冬を過ごします!!