東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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大人から見て良い子が伸びないわけ?

2017-03-30 09:14:13 | 学習全般

春期講習は高校受験生を中心に行っています

昨日は4時間に渡る授業の後で、受験当日までの流れを説明しました

3年生になってから、英語・数学の新出単元がどれだけあるかを確認し

それを何時までに学習し終えるのか?

その為にどれだけのペースで学習する必要があるのか?

といった「今すべき事」を視覚化し自覚してもらう

そして、今の話を聞いて

一週間の学習計画を書き出してみて・・・と時間を取ったのですが

計画の立て方そのものがわからないと言う状態に、正直ビックリしました

中学3年生になるまで、学習計画を立てた事がないのでしょうか?

また、学校では計画性を持つと言う指導をしていないのでしょうか?

数年前の中学生達は学校から出される学習計画表を私や講師に見せて、どうすればいいかを質問する

という流れがありましたが、今の生徒さん達はそうしたことはないので

わかりませんが、目標がなんなのか?その為の学習計画にはどういった意味があるのか?など

全く考えていないのだという事がわかりました

 

生徒さん達は皆さん素直な良い子達です

しかし、「考える」という事や「先を見越す」といった脳の使い方や感覚がまだ育っていない事がわかります

大人から見て良い子ですが、そのままでは学力だけでなく生きる力は育っていきません

 

学習計画を立てる という一つの作業だけでも試行錯誤が必要です

なぜなら、やってみなくてはわからない からです

他の人がそれで成功した計画でも自分に合っているとは限りません

どちらかと言うと、他の人が立てた計画が自分にマッチする事の方が珍しいでしょう

なので、計画を立てる→テストをする→結果から反省点を見つけ改善する

その繰り返しの中から、自分に合った計画というのもが見えてくるのです

今の時代、ネットで様々な学習法を見る事ができます

それらを試してみたり、自分なりに考案する事で結果も比例してくのです

 

大人から見て良い子が伸びないわけ をもう一つ

先ほども使った言葉の試行錯誤が苦手な事です

良い子は意外とこの試行錯誤が苦手な気がします

というのは、自発的な行動に出る事より

大人の指示に従い、大人の機嫌を損ねないようにする事が得意な子だからです

現代の小中学生はとても忙しく様々な習い事をしていると思いますが

それらに積極的に参加し楽しんでいるように見せる事で褒められるという経験を積む事で

大人の指示に従う事が正しく、楽であると認識する傾向にあると思います

その結果、自発的な思考力を育成する事無く指示任せになることで

一つの事に向かう力が削がれていきます

 

工作をする姿を見ているとよくわかるのですが、何かを作ろうとした時

すぐに諦めてしまう、すぐに飽きてしまう、指示があるまで何もしない・・といったお子さん達

自分で考えて作ってみたけれど、うまくいかないからと

どうしたら成功するかを考える事もせずに投げ出して楽な遊びに気をそらしてしまう場面をよく見かけます

または、めんどくささが先に出て、これで良し!とまだ完成してもいないのに自己完結してしまう

大人の指示には従えるけれど、自発的な行動が苦手な子は

伸びしろが低い理由が見えてきますね

そして、大人から見て良い子はそうした部分が隠れやすいのです

 

どこを見て子どもの自発性が育っているかがわかるのか?

という所ですが

例えば、学童教室でよくやっていることですが

自分で作った駒や竹とんぼなどで、お友達と飛距離などの競争をするとなったとき

実際にやってみて、回る速さや飛距離を確認したら

どうしたらもっと良くなるか?と考えて

改良するというという流れがあっても良いと思いますし、それが工作の面白い所ですが

「負けた、つまらないからもうやらない」となってしまう(そうは口に出さない事が多い)

「ここをこうしてみたら?」と提案しても、それに興味を持たず「自分のはこれでいいの」となってしまう

これが勉強だけは別物として、勉強だけには取組める・・と考えるのは安易ですよね

 

大人から見て良い子の方が問題点が隠れてしまうので

考える力や生きる力、自発性が育っていない場合があります

お子さんの自発性に目を向けた取組みが必要ですね


受験生になるまでにしておきたい事

2017-03-26 22:47:51 | 学習全般

もうすぐ4月、新学年のスタートですね

新しい学年で成果を上げる人が必ずしている事

それは、復習です

先取り学習も無駄にはなりません

特に学校のテストでは内申をあげる為に出来る事の一つです

しかし、入試に強いかと言うと実はそうでもない・・というのが現状です

なぜかと言うと、近視眼的なテストでのクリアは総合的テストではあまり

効果を発揮しないからです

特に学校のテストは当然ながら基礎問題が中心なので、基礎問題を近視眼的に解くことに

集中してしまうと本来の目的や目標を見失いがちです

そうは言っても学校でのテストで成果を上げる事がまずは第一のハードルと言えますね

 

学校の授業は螺旋式になっているので、復習をしておく事で類似単元をクリアしやすくなります

簡単に言えば、方程式が解けないのに一次方程式や連立方程式がスラスラと解ける事は考えにくいですよね

単語をしっかり覚えていないのに、文章が長くなる次の学年でスラスラと読む事も出来ません

勉強とは積み重ねなのですが、記憶力頼みのような学習をしてしまいがちな生徒さん、多いですよね

その記憶力も曖昧なまま受験生になってしまうと

焦って始めから学習し直し!という事も珍しくはないです

 

小学生を始め、受験生以外の学年では先取り学習以外に復習や検定学習をする事で

学習習慣を付け、さらに効果的な学習を習慣にしていく必要があります

一番避けたいのは、習慣にしようと押し付けられたり強制される事で勉強を嫌いになってしまう事です

目の前のテストが良ければそれに超した事はありませんが、思うような成果を上げれなかったとしても

そこからしっかり反省し、改善点を見つけ次に活かせば良いのです

そうした経験をくり返しながら受験生になる事で、本番で実力を発揮できる力が蓄えられると思えば

目の前のテストの結果は良くても悪くても反省材料でしかないのではないでしょうか

 

受験生になるまでに必ずやっておきたい事は

第一に自分の学習法の確立です

受験生になってから初めて学習カリキュラムを作ると言う生徒さんも多いですが

それではどこに焦点をあて、どんなペースで学習した時

どの程度自分の力になるのか?

という事が把握できていませんよね

自分の理解能力を知り、他の人が2回で覚えられる所も自分は4回なのかも5回なのかもしれない

もしくは1回で覚えられるという自負があるならそれでも良いでしょう

また、小中学生ではあまりありませんが

公式の組み合わせを考えて導きだす等の問題になって来ると膨大な量の演習が必要になるわけですから

受験生になってから始めるのでは既に出遅れ感は否めません

中学も高校も実は1年生の時点での学習量が最後まで物を言うというのもあると思います

 

受験生は本番を意識した模試を受けますが、それ以外の学年は

検定を受け、常に合格・不合格を意識しながら学習する事が望ましいと言えますね

検定に向けた学習

復習

そして予習

これらをバランスよく学習するカリキュラムや学習法を受験生以外の学年は意識して取組んでみて下さい

新年度に向けて復習をしましょうね!