東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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小学生のアクティブラーニングと自習補助

2018-08-04 10:04:03 | 国語編

ほとんど更新できずに毎日が過ぎてしまいます

酷暑続きの毎日、皆様お元気でしょうか?

 

夏休みが始まってから当教室の生徒さんたちはほとんど毎日、ほとんど全員

自習に来ています

というのは夏期講習として授業を増やすというより、自習補助という形で

自習する時間を確保させていただいたからです

自習補助 というと、ただ自分たちでやっているイメージかもしれませんが

こちらから漢字テスト・基礎計算テストなどを出して弱点克服するための時間です

忘れてしまっている漢字や公式が思った以上に多いです!!

ここでしっかり思い出して今後に活かして行きたいですね

昨日は全員で100ます計算の引き算をしました

1分代でとく子から5分以上かかる子までいましたがミスをする子が少なかったのが良かったです

自習をする習慣がついて一気にやる気を出した生徒さんもいました

問題が解けた時、思わずガッツポーズ! 可愛いですし、そうした経験をしてくれたことが嬉しいです

 

 

生徒さんたちが話し合い、作文を書く国語の授業では

発言も活発になり、それぞれ自分の意見をしっかり口にすることができるようになって来ました

現在の授業は一つのテーマをあげそれについて話し合い、翌週までに作文を書いて来ます

書いて来た作文を読み上げ、今度はその作文についての意見交換です

内容自体についても話し合いますが、文法として直した方が良いところをそれぞれが考え発表します

初めは「指摘」することに躊躇していたみんなでしたが、慣れてからは

はっきり「こうした方がもっと良くなるのではないか?」といった意見を言えるようになって来ました

子供達の普段は口にしない意見を聞くことでこちらも大変勉強になっています

先日は次のお題自体を生徒さんたちに決めてもらいました

これまでどんなテーマで考えて来たかを振り返ると、「あんなこともやった」「こんなこともやった」と

印象に残っているテーマを思い出しました

その結果決まったテーマは「科学の進歩は人を幸せにするか?」というものに決定!

本当に素晴らしいですね!自分たちでそうしたテーマを課して考えてこよう!という意識を持ってくれていることが

素晴らしいです!

 

夏期講習もあり、通常授業もありと忙しい生徒さんたち中学生はそこに加えて部活動もあります

自習補助という学習法を取り入れたことで、長い夏休みもあっという間でしょう

大きく成長する夏になりそうで、私も楽しみです!

 


国語力を上げる取り組み〜心情〜

2017-11-23 13:13:45 | 国語編

中3受験生の国語問題で、特に苦手とするのは心情の読み取りでしょうか

文章中から心情を読み取れる行は見つけることができるのに

正答にたどり着けないことがあります

もちろん、難易度が低ければ答えられるのですが

最難関問題となると全く理解できないという状態になります

 

ある方とこんな話をしていました

「最近の方は諦めが早い、ネバリ強さや信念のようなものが弱く

トラブルが起こると打開策を練るより諦めることを選んでしまう傾向が年々強くなっていくようだ」

もちろんこれは大人の話です

しかしそんな大人が増えているなら、子供がそのようになっていっても不思議はありませんよね

私はその話を聞いて、感情が単純化していると言われたような気がしました

本来、人間の感性や感情が豊かなら

トラブルにみまわれた時、あの手この手と打開に向けて思考を凝らしたり

工夫したりするもののはずです

それが失われていくといのは複雑だったはずの感情が単純化に向かっているように思えるのです

もしかしたら落胆的とか諦めが早いだけなのかもしれませんが

何れにしても、選択肢の幅を広く持っている大人が減っているのかもしれません

それが子供の国語力に、特に心情の読み取りに影響しているのかもしれない・・と思うのです

 

生徒さんたちに作文を書いてもらうとある共通点があります

それは、「一つのことにしか目がいかない」ということです

例えばお題から「このことを書こう」と決めたら、それだけに目が行きそこに付随している事柄には

全く目を向けない、気がつかないということです

なので文字数が400程度あっても、内容が絞られるので同じことを繰り返し言葉を変えて書いているだけ

になってしまいます

そう考えるとやはり単純化しているのかもしれないという考えが当てはまりますよね

 

ある生徒さん、本を読むのが大好きなのに漢字も苦手で文章理解力も弱い方なので、親御さんは不思議がっていました

先日そのお子さんの読んでいる本に目を通し、ある言葉を取り上げて

「この意味わかる?」と聞いてみました

語彙力の弱い子供たちにとって、読書は大人が期待するような効果的学習とはならないことがここでもわかります

生徒さんは「わからない」と答えました

文字を目で追っているだけで、理解して読んでいるわけではないのです

わからないワードや漢字は読み飛ばし、そこにあるメッセージを読み解くこともなくただ"読んだ”わけです

わからない言葉、漢字、意味それらを調べてみようとか、理解する努力をしようと行動に出ることのない子供たちが

圧倒的に多いと塾を通して感じています

こうした問題を解決し、受験期までに国語力上げるにはどうしても小学生時代の取り組みが必要になるのです

冒頭に書いたように難易度の高い問題集では複雑な感情を読み取る力が必要でしょう

それは受験期に何か勉強すれば身につくと考えるのは間違いで

その年になるまでに、どう身についたか、身につけてきたか?が問われているようなものだと思います

 

今、小学生は低学年も高学年も「書く」という習慣をつけるべく取り組んでいます

高学年は授業の後30分ほどを使い、一つのテーマをみんなで考え意見を述べ合います

そして作文を書きます

自分の意見を出し、他の子の意見を聞き、その結果作文で何を書くのか・・・

先日は「いじめを見て見ぬ振りをするのはいじめか」というテーマでした

どの子も身近な問題に真剣に向き合いました

意見は二つに分かれ、それはいじめだ いじめにはならない とそれぞれが持論を展開

自分以外の人の考えに、驚いたり考えたりととても有意義な時間でした

考えるのがやっとの生徒さんはそこに集中しすぎて

文法がめちゃくちゃになったり、自己中心的発言になっていたり、作文用紙の使い方を無視したりと

様々な問題も出てきますから、それらも含めて書き直しをします

「書く」という学習は本当に広い学習です

国語力を上げるためには欠かせない学習法だと確信しています

ご家庭でも書くことを習慣にしてみるのが良いと思います


作文・小論文はまず言葉力

2016-05-12 10:14:20 | 国語編

中学生の国語の授業では、高校入試に備えて200字で意見をまとめる

演習をしています

高校生は大学入試に小論文を使う予定のある生徒さんは

定期的に課題を提出し添削しています

 

高校入試で使われる200字の問題は、筆者の意見を元に自分の意見を展開する形となります

筆者が何を問題視しているのか?

そのことを文章から的確に見つけ出し、例を用いて持論を200字にまとめるわけです

選択問題が得意だとしてもこの問題に対しては同じようにはいきません

200字という短い言葉の中に伝えたい事をまとめるのは難しいです

実際殆どの生徒さんが200字の演習は苦手としていて、時間のかかる分野です

高校入試問題では筆者の意見を掴むのはそう難しい事ではないでしょう

しかし、それに対して自分の意見をまとめるという所では、一気に難易度が上がります

 

中学までに作文を、高校では小論文をそして大学では論文を書く事になります

高校入試を切っ掛けにこの200字の演習で完成度を高めるということは

その先に続く小論文・論文の土台作りと言えるでしょう

 

何度か演習をして行くと生徒さん達は何を書けば良いかという部分をクリアして行きます

しかし、問題はそこからで

自分の書きたい内容を200字にまとめるという所で苦戦し始めます

例えば

地球温暖化について筆者が啓発しているとして

それについて賛成意見を例を挙げてからまとめる訳ですが

例を挙げる時点で文字数がオーバーしてしまい、まとめを書けない

という事がよくあります

つまり温暖化に繋がるような行為を挙げ、それらの改善を提示してまとめる

ということですね

なぜ文字数がオーバーしてしまうのか?

文字数をオーバーせずに伝えたい事をまとめる為に求められる力は?

と、演習を重ねて行く事で生徒さん達はステップアップして行きます

 

ステップとしてはこのようなるのではないでしょうか

1、何をテーマとしているのか、筆者の主張は何かを読み取る

2、筆者の主張に対して自分の意見をまとめる

3、自分の意見を例を挙げて根拠を示す

4、制限された文字数の中で1~3を表現する

 

1~3のステップまで順調に来ても、最終段階の4で大きな壁にぶつかるのは

言葉力の問題だと思う事がよくあります

自分が伝えたい内容を的確で明確にするには豊かな言葉力が必要不可欠です

例えば、

「公園や駅とかの、皆が使う場所で~~~~」

と書いていた生徒さんがいましたが、それは「公共施設」と言う言葉に集約する事ができます

 

 

言葉力はコミュニケーションの中で培われる方が記憶に残ります

つまり、ステップの4段階で必要とされる力は

『言葉力』

そして、その言葉力を培うのは学校の教科と言う枠には収まりきらない、生活の中にあると思います

親子の会話、お友達との会話の中に

そうした言葉力を養うチャンスが常にあるという事ですね

 

受験期だからと直に身につけられる力ではありません

受験期ではないからこそ、沢山の言葉に触れ表現力を身につけて行く

そうした意識を持って過ごす事が大切ですね

 

 

 


小学4年生作文♪

2014-03-25 16:48:30 | 国語編

小学4年生の春期講習最初は

作文から始めました。

作文は入塾いただいてから何度か書いていて、最近は自分から「今日は作文を書きたい!」

と言ってくれるようになり(#^^#)書くことへの苦手意識は弱くなってきていたので

今日は感想文を書いてもらう事にしました

授業で使っている教材の文章題の中から、「面白い」って思ったものを選んでもらい

その文章に対する感想文です

ただ、まだ感想文だけにするのは難しいので

文章の要約をして、どんなお話だったのか、その中の何が面白いと感じたのかを

書いていきました。400字が目標です!

どんな内容で書いていくかをあらかじめ話し合い、ホワイトボードにまとめていきます

さすが、子どもの発想は素晴らしいです!

私が思っていることより、具体的で実用的な言葉が返ってきます

そして自分で短い文章を口にしてから作文用紙に書いていきます

「、」や「。」に自信が内容なくて、今まであまり書かなかったのかもしれないと思いました

いつ改行するのか?「、」はどんな時に使うのか?

は学習してはいますが、実践ではなかなかまだ馴染んでこない

しかし、そうする必要があることは解っているので、迷うんですよね

 

4年生君が選んだ文章は私から見ると簡単な文章ではありませんでした

知恵を使ってちょっと他人を騙す話なのです

「どうしてこのお話にしたの?」と私

「だってこの主人公は頭がいいんだよ」と生徒さん

他人を騙す知恵が働く・・・

そこに感心するだけで終わってほしくなかったので

感想文の最後に、「○○君ならどうする?」っと質問して

頭が良くても騙すのは良くないね(#^^#)っと話し合って「僕なら~~~します」

という形にして感想文は終わりにしました。

 

実はこれだけの学習をして30分しか過ぎていません

そのあとはしっかり、教材に沿って言葉と文章の学習をし漢字テストもして

今日の学習が終わりました

 

明日からお泊りでお出かけとのこと、野外学習にも充実していていいですね(^^)/

皆さんも楽しい春休みを過ごし、充実した学習をしてくださいね♪

 

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国語力の大切さ

2013-11-08 11:57:38 | 国語編

受験生は総単元学習を学習を終えたこの時期になると

国語力の弱さに泣かされることになります。

これまで国語が得意だったか不得意だったかに限った話ではないんですね

なぜか?

入試で扱われる国語はこれまでの学校のテストや模試より難易度が高いと感じます。

一般校ではそこまで難しくないのですが、上位校や私立の問題がだいぶ難しい・・・

 

先日はそれぞれの志望する学校の過去問を解きました

課題はそれぞれあるのですが、ここまであまり国語を注目してこなかった事でその結果に焦るんです

今は毎日問題を1つ2つ自習時間に解き、全問正解してから帰る事になっています

なぜそんなに難しくなるのか?

理由は解答形式にあります。もちろん文章自体もとても難しい・・

言葉の使いまわしや、そもそもテーマが難しいです。以前も書きましたが非日常的なテーマである事が多く

多くの生徒さんにとっては空想の世界になります

解答形式と言うのは

今までは選択問題や書き抜き問題だったのに対して

~~~とはどのような事ですか。30字以内で答えなさい。

等と言うように、自分の言葉を使って答えを探さなくてはならないからです

そこで出てくるのは語彙力の乏しさです。

また言葉の正しい意味を理解しておらず、解答を見てもその意味がわからないと言った事も

しばしばあります。

私は安易に解答を示さず、とことん考えてもらいますので

一つの質問に1時間かかる事も珍しくありません

 

言葉力、語彙力・・・それらは小さなころからの積み重ねで得られる知識です

受験学年になったからと慌てても、難解な日本語をおいそれとは理解できませんよね

私達大人でも知らない事はまだまだあり、日々勉強ですから・・

 

生徒さんたちと会話していると“単語”で会話を成立させているお子さんを見かけます

また、普段使っている言葉が小学生の頃と変わらないんですね

楽しい漫画を読んでも、重たいテーマや感動的な小説を読む事はしていませんね

 

昨日はこんな文章からの問題でした

「その職業柄、人の死を絶えず見なくてはならない筆者の心境の変化」について

書かれた物でしたが、筆者がどのようになって行ったかという質問で

解答では

「人生に対し悲観的になり、自分の余命に不安を持ちおびえるようになった」

というものです

不安は出てくるのに、「おびえる」「恐怖」などの言葉が出てきません。

もちろん、おびえるという言葉を使わなくても良いのです

恐怖におののく、怖がるなどの意味の言葉が欲しいのですが

「不安」から先に進めません。

目の前に恐怖が迫った時、「不安」ではなく「恐怖」に支配されるはずですが

そうした経験はなかなかありませんから実体験のない生徒さん達にとっては空想の世界です。

しかし、入試ではそれらを答えられなくてはいけません

しかも文字数が指定されていますから的確に答える必要がある訳です。

 

「難しいわね・・・」と改めて感じていただけたでしょうか?

上位校や私立を受験する生徒さんたちは今こうした問題に向き合っています。

一般校の生徒さんもここまでではありませんが、200字で自分の意見を加えてまとめなくてはならない

問題を攻略しなくてはなりません。

 

国語力は積み重ねですから、日々高いレベルで学習する事に越した事はありません。

 

小学生さんの国語でも、問題に親指姫が出てきたのですが

親指姫そのものを知らないといった生徒さんも複数名いることにビックリしました。

日本昔話やイソップ童話、グリム童話など

小さい頃に読んでおきたい書物、小学高学年になったら読んでおきたい本など

一緒に図書館や本屋さんに行ってお子さんの語彙力強化に秋の時間を使ってみてはいかがですか?

 

今日は長くなってしまいました!

良いお天気です、今日も頑張りましょう!!