東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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漢字検定がなぜ大切か

2015-10-31 08:06:01 | 学習全般

今日は漢字検定を行います

それにしても、朝晩冷え込むようになりましたね

秋花粉や気圧の変化等で体調が崩れ気味ですから、特に受験生には気を配りたい時期です

 

さて漢字検定

私は小学校低学年から定期的に受験する事をお勧めします

低学年の頃から漢字を読める、書けるという経験はその他の教科にも深く関係します

子どもが最初に習うのは「ひらがな・数字」ですね

ひらがなが読めなくては、その他の学習をするのは難しい

つまり、漢字もその他の教科を学習する上で必要になってくる訳です

ひらがながいつまでも読めない子はいませんが、漢字は私たちでも知らない物もありますから

終わりがありませんよね

そんな膨大な漢字の中で、常用漢字に親しむ事はその他の教科で文章題が読めないという事がなく

理解を助けてくれます

 

小学校低学年では漢字の書き順や決まり(とめ・はね・はらい)を指導しますが

次第にそれはなくなり、中学校では漢字を宿題にする事も無くなります

私が生徒さん達を見ていて、漢字が不得意でも勉強が得意という生徒さんは

珍しいです

これはどこでもそうだと思いますが、どの教科もそれなりに出来ている生徒さんは

漢字もそれなりに知っているし、使えている事が多いです

 

こうした理由から漢字の学習は低学年の内から着実に行って行くのが良いと考えています

その中で漢字検定を基準に学習して行くという学習法が特に良いと思うのは

検定問題の中に四字熟語等が含まれている事です

四字熟語などの学習は学校では殆どありません

小学生でこの学習をするのは中学受験生くらいでしょう

四字熟語を学習する中で、付随する多くの言葉を学ぶ事ができます

また「ことわざ」などにも触れるきっかけとなり

漢字から始まり、語彙力へと繋がって行く学習と捉える事ができます

 

中学生だけでなく、高校生と会話をしていても時々言葉が通じていない?と思うときがあります

こどわざには、現代社会では耳にしない言葉がありますから

仕方がないのかな?とも思いますが、いや、日本人なら知っていて欲しいという気持ちが

私の中で混ざります

例えば・・・「縁の下の力持ち」の縁って?とか

昨日の授業でも・・・「敷居が高い」の敷居って?など

今の、特に都心の家にはそれこそ縁遠い存在となって、子ども達にはピンとこないのは

仕方ないかもしれません

 

こうした学習を学校でしていないですし、もしそうした取組みがある学校だとしても

全てを授業で行うのは不可能です

なので漢字検定を通して学習する機会がある事で

漢字力だけでなく、語彙力を付ける学習ができ、その他の教科でも役立たせる事ができるんです

 

そして漢字検定を受けるもう一つのメリットは

「勉強すれば合格できる」事を低学年のうちから経験できる

という所にあります

その他の検定、英語や数学(算数検定もありますが)は

ある程度学習が進んでから・・・ということになりますが

漢字検定は学年に関係なく学習できますから、どんどん先に進む事も出来て

自信をつける学習としても良いと思います

 

現代の学校教育を知っていれば、検定を受ける事の大切さを理解する事が出来ると思うのですが

以外とその事に気がついているご家庭がまだまだ少ないように思います

こうした所から親御さんがお子さんの学習環境を整えるとか、影響を与えるという部分での差がついてきますね

”検定を受けるのは当然の事”としているご家庭では

学習の仕方がわからない・・・という所でお子さんが困っている状態にはなっていないでしょう

 

寒い1日になりそうです

検定を含め、受験生の皆さん、防寒対策をしてくださいね

今日も頑張りましょう!

 

 

 


ビックリされる塾!?「東京育伸会」

2015-10-30 08:00:00 | 教室便り

「ビックリです!」

なぜか最近この言葉をよく聞くようになりました

確かに、よく考えてみればビックリな事もありますが

そこでビックリするの!?とこちらがビックリする事もあるんです

今日はそんなビックリをご紹介します

みなさんはビックリするでしょうか?^0^

(今日は気楽に読んで下さいね)

 

最初のビックリは教材の出版社さんとの会話です

「eトレ」という学習システムを導入しましたが

この学習システムは開発されたものをダウンロードして使います

小学生・中学生・高校生と別れていますが

私は中学生と高校生のシステムしか利用していません

しかし、小学生のシステムを導入しない事にビックリされていました!

この規模の中小塾だけでなく、大手の塾も小学生のご家庭へのアプローチが強くなっているそうです

つまり、時代的に小学生を対象とした運営に力を入れている中

私の教室は小学生を対象としないという事にビックリしたと話されていました(小学生の授業はあります)

これまで中学受験での実績も(若干ですが・・)あるのに、中学受験を外すという考えにも驚かれていました

 

次のビックリは講師陣です

当教室の講師陣は気がつけば国立集団になっています

その事には私もビックリなのですが、講師陣がビックリしているんです!

「こんなメンバーが集結している塾はまず見た事が無くてビックリです!」

と次々現れる国立講師陣にビックリする国立講師陣たちです

名も無い小さな塾で何年も・・・私はありがたいばかりです

 

そして次のビックリはシステムにビックリされる方が多い事です

先日ある方に当教室のシステムの話をしていたのですが

当教室では教科を絞ったからといって他の教科は教えません・・という事はありません

どういう事かと言うと

例えば、英語・数学の授業をとっていたとしても、定期考査の前等には

その他の教科も本人が希望すれば指導します

(これは国立の講師がいるから出来る事ですが)

なので、テスト前になると理科や社会を持って生徒さん達が来るんです

自習に来て質問する子もいますし、授業を使って学習する子もいます

そうした臨機応変な学習スタイルにビックリされていました!

 

まだあります

 

最近入塾した生徒さんとの会話です

生徒さんが「言ってもいい?前にも塾に通ってたんだけど、ここの生徒さん達って変わってる?」

と聞くので「どういう事?」と聞き返すと

「なんで真面目に勉強してるの?だってほら、あの子達(と、辺りを見回し)まだ受験じゃないでしょう?ビックリだよ!」

との返事が返って来てこちらがビックリしました!

これは私が一番ビックリした話です

真面目に勉強する塾にビックリされるなんてビックリしませんか?

 

そしてビックリは続きます

11月22日に講演会をする事に決めたのは私ですが

勿論それは講師陣が快く引き受けてくれたからです

当教室の社会人講師にそのお知らせをすると、大変ビックリされました

講演会を考える私とそれを快く引き受ける講師陣!!

とっても驚かれていたので、よくよく考えると確かに!って私も思いましたw

実は社会人講師にはもっとビックリしてもらってしまいました

講師のご主人は慶應義塾大学で講師をされています

その先生にも今回の講演会でお話しして頂けないかと打診させていただいたからです

ここからは私がビックリなのですが、快く引き受けて下さいました!

楽しみが増えて嬉しい限りですよね^^

 

こうして、何かしらにビックリしたり、されたりしながら毎日が過ぎ

あっという間に今年も残すところあと2ヶ月!!ビックリです!!

今日はちょっと気分転換になる話を書いてみました

みなさんがビックリされる話はありましたか?^0^

生徒さんも親御さんもそして私たち塾側もワクワクビックリする事がきっともっと増えて行く気がします!

 

 


頭のいい子と賢い子

2015-10-29 16:29:31 | 学習全般

新しい講師が今週より加わりました

簡単なプロフィールとしては開成高校卒そして現在東工大です

ラグビーをしていたとの事でとてもがっしりとした体つきですが

優しく柔らかい話し方で雰囲気を和ませてくれていました

大手◎◎セミナーで講師をしていた事もあり、指導はとても

テキパキとしていて安心できました

11月22日の講演会も来て手伝ってくれるとの事で楽しみです

 

講師陣は学力の世界でトップクラスと言って良いでしょう

その彼から学ぶ事は学力だけではありません

「頭が良い」と「賢い」は別物という意見を彼らは主張します

先日小論文の授業で「大学から文系を無くそうと言う動きについて」という

お題が出ました

小論文の授業を見ていると思わず参加したくなってしまいます

講師陣は9割が理系なので、文系をどのように捉えているのかも興味があります

特に東大生はどちらもオールマイティにこなす上に理系科目が秀でています

つまり、東大の理系は文系を含むと考えられますね

「東大を含め国立や上位理系は確かに頭が良いと言えるけど、賢いかどうかは別」

と講師はいいます

「むしろ、頭のいい理系を賢い文系が指揮して企業や産業に役立てる事もある」

なるほど、確かにそうですね

先月になりますが、東大生と美大生のコラボで研究をして、発表すると言う企画があったそうです

それぞれが持っている力を合わせて、何が出来るかを考える素晴らしい企画だと思いました

そして、そこにはコミュニケーション力も必要となります

チームとしてアイディアを出し合い、協力する事やまとめて行く力が必要です

しかし、残念ながら当教室の講師のチームはその部分が弱かったようです

声がけに答えてくれなかったり、まったくアイディアを提供してくれなかったりで

講師も試行錯誤した結果、講師自身が中心となり指示を出して「依頼」する形になったそうです

つまり、この企画の本来の目的からは逸れてしまった事になりますね

お互いの力を出し合い、一つの目標に向かうと言う行程の中で「賢さ」が要求されるわけです

 

私がなぜこの教室の講師陣を素晴らしいと感じているかというと

「頭の良さ」と「賢さ」の両方を兼ね備えているからです

これまで「頭の良い」講師とも沢山出会いました

しかし、「賢さ」と言う意味でのバランスがここまで優れている講師陣でまとまった事は

私自身がビックリしています

 

彼らの賢さは授業の中でも感じる事が出来ます

ただ、授業をして

ただ、当たり前の事を当たり前に教えているのではないのです

一人の生徒さんがどうしたら伸びるか

どうしたら意欲が湧くのか

どうしたら・・・を考えてスケジュールを組み、課題を出しています

 

 

今日、最初にご紹介した講師は中学受験で開成高校へ進学しました

私は「なぜ開成に行こうと思ったの?よほどの学習量が必要だけど、嫌にならなかったの?」

と聞くと

「僕は母親に勉強しろと言われた事がまずないんです。だからって勉強が凄く好きな訳でもない。

勉強しろとも言われないし、成績がどうだったか?偏差値がどうだったか?もこれまで

一度も聞かれた事がない。だからやりたいようにやっていたんです。やってみるか!っていう感じで。」

彼は高校では成績は悪かったと言います

そして初めてご両親に頭を下げて「浪人させてください」とお願いしたそうです

自分の意志で開成に行き、自分の意志で浪人をして東工大に進学したんですね

振り返った時、「勉強しろ」「成績が悪い」など一度も言われなかった事

その事は彼がご両親を尊敬する後ろ盾になっているそうです

高校時代成績を落としたところから、一気に追い上げの学習をしたのですが

その時、文系から理系に変えたというところも彼の凄さです

浪人中の1年間で文系教科を理系教科に変更したことで、結果的にオールマイティに

近づいたんです

そして、今どこに躓いているのか?どう克服する事ができるのかも

実体験から指導する事が出来るようになった

 

「頭の良さ」だけでなく「賢さ」が人生を豊かにするのですね

素晴らしい講師陣に囲まれて、生徒さん達は伸び伸びと学習しています!


幼児期の理想の教育

2015-10-28 08:39:47 | まま塾

今日は比較的暖かい一日だそうですが、私が教室から帰る夜の10時過ぎはもう冬だな・・・っと感じる寒さになってきました

帰りの遅い生徒さん達はちゃんと上着を持っていないと心配になります

 

夕べは保育士をしている長男とこんな会話がありました

「最近の幼児の体温は高いか低いかで、”普通”っていう子がいなくなって来ているんだって」

つまり、平熱が35°代が37°前後で、36°代の私たちが平熱と認識している体温とは違うのだそうです

息子は

「暑さや寒さから守られすぎる事で、体が体温調節を出来なくなってきているんだってさ」と続けます

私は話を聞きながら、息子が中学生だった頃の事を思い出しました

中学の体育の先生が話していた事です

「最近の子ども達は直に骨を折る。バスケやサッカーをしていて生徒同士がぶつかり、『骨が折れた』って騒ぐのも

冗談だと思っていたけれど、最近は本当に折れている事が多くて、その弱さにビックリする。」

 

日本人の平均身長も伸び、男性なら180cm前後も珍しくなくなってきましたね

環境が与える子どもへの影響がよくわかります

身体的な事以外ではどうかと言うと、少子化問題に逆行して学習障害や多動等

なんらかの障害を持つ子どもが増えていると言うデーターがあります

多動性症候群のADHDなどの障害とは違い、学習障害に付いては”脳の障害”か”環境の障害”かがはっきりしない事が多いそうです

 

今日は理想の教育という題にしました

学習環境がどうある事が理想かを考えようと思います

始めに書いた幼児の平熱の”異変”が学習に与える影響に付いてはわかりませんが

学習にも同じように幼児期の異変が起きていると考えるのは理にかなっていると思います

それがデーターになったり、目に見えているなら誰でも対応し易いのですが・・・

私が心理学の講習で習ったのは、学習障害は脳の問題である事の方が少なくその環境

つまり、習慣の無さから来ている事が多いと言う話を聞きました

しかし、それ以前に問題があります

電車の中やファミリーレストラン等で見かける親子の姿がやはり昔と違いますね

隣に座っていても、それぞれが携帯に向かって目を落とし沈黙している姿

子どもが話しかけているのに、携帯を手放そうとしない親

こうして文字にしてみるとドキッとしませんか?

その逆で先日目にしたある親子はこうでした

電車に乗り込み座るや否や、お母さんは息子のリュックに手を入れて

教材とノートを取り出しました

鉛筆と消しゴムまで用意して、お子さんは揺れる電車の中ひたすら問題を解いていました

これから大事なテストでもあるのでしょうか?

もしそうだとしても、こんなところで焦った所で得点が上がるとは思えませんが・・・

問題を解くお子さんの隣でお母さんは本を読んでいました

極端ですが、

そうした幼児期を親自身が提供して来たのに子どもには理想を押し付けます

勿論、こうした世代の子ども達はまだ中学生にはなっていないでしょう

ただ幼児期からの流れが今の子どもを形成している事には違いありません

幼児期の理想の教育とは

コミュニケーションだと私は思います

電車に乗っている時、一緒にご飯を食べる時、親子の会話が何よりもの教育だと考えています

目の前に本来なら席を譲るべき人が立っていても気付かず、もしくは無視をする事が子どものためになるはずはありませんよね

場所をわきまえず大声でお喋りしたり、笑ったりする事が良い事ではないと教えるのは親の役目です

そうした事を教えるには公共の場で子どもと会話する事で養われて行くのではないでしょうか

また、語彙力が極端に弱くなっている子ども達を見ていると

親子の会話が無かったのだろうか?とさえ思ってしまいます

進学の話し合いが必要な時期になり、お子さんとよくよく相談できないとしたら

これまでの親子関係のあり方を振り返り、どうしたら子どもとより良い話し合いができるかを模索する必要があるでしょう

 

子どもにとって親は最初の「他人」で「絶対的存在」です

お子さんが学習に対して、「受け身」になるか「自主性を持つ」のかの鍵は家庭にあるということです

人それぞれが持つ性格や資質・得意不得意を含めてそれらを養う場が家庭だと考えると

どうでしょう?

幼児期から勉強を押し付けられて来た子は「受け身」になって当然です

自分で発想するのではなく、与えられたものをこなしていれば怒られないという保身から自らの発信を控える子になって行きます

子どもは親に「褒められたい」という欲求を常に持っていますが、それが何かのタイミングで切れてしまった時

もう親には押さえつける力はなくなります

 

親が与える影響の大きさにちょっと憂鬱な気分になりそうですね、でも捉え方を少し変えれば全く違う物になります

自分の対応一つで、子どもは面白いほど変わるからです

これはくだらない例えなのですが、私はせっかく生まれたたった一人の娘に

優しい女の子らしくなって欲しいと

フリルの付いた洋服やピンクの好きな子に育てようと思いました(ほんと、くらだなくてすみません)

話し方も、常に娘には「~~よ~」「~~ね~~」と優しく優しく話しかけていました

娘の幼少期の写真は何も指示していないのに、いつも可愛いポーズをとってピンクを選ぶ娘の姿がありました

実際、今の年頃になりフリフリやピンクを選ぶ事はありませんが、優しい話し方で誰とでも会話する娘を見ていて

「うん、成功成功^^」と心の中で思っています

始めに書いた息子にも「こうなって欲しい」という思いを持って育てた結果が保育士という形になったのだと思います

 

まとめ

幼児期の理想の教育は

*親子の会話を沢山する

*親がお手本となる

*押し付けることなく促す

*子どもの持つ性格や資質を伸ばす

のちのち自主性を発揮するように育てるには

ルールのある遊びを沢山したり、自分でルールーを決めさせる、廃品等を使った工作を自分の発想でする

自分の事はなるべく自分でさせる、子どもの意見を尊重する、いけない事は叱るのではなく教える

そして何より大切な事は

一緒に学び、楽しむ姿勢を持つ事だと思います

 

秋の日差しが気持ちいいですね、子どもと一緒に出掛けましょう!

先日の日曜日に浜辺で見かけた光景です

 

 


受験生の秋

2015-10-26 12:22:10 | 高校受験・大学受験

澄み切った青空が気持ちのいい日が続いていますが

寒暖の差も激しく、風邪を引きやすい季節でもありますね

受験生のご家庭では特に体調に気をつけて過ごす必要があります

 

今週末は漢字検定を実施します

年内は12月の数学検定が最後の検定となっていますが

1月末は英語検定第3回目ですから、検定を受ける生徒さん達にとって

受験生に続く忙しさです

 

高校受験・大学受験を控えている生徒さん達は今一度スケジュールの確認をしましょう

模試や塾内で行うテストも本番の気持ちで受け、

弱点を絞り込み克服をいつまでにするのか?

バランスの良い学習になっているか?

スピードは十分か?

などの確認をしながら取組む事が大切です

 

この時期、緊張と焦りから思うように学習が進んでいない、もしくは適格な学習が出来ていない可能性を考え

スケジュールについて講師と何度でも話しう事も必要です

 

当教室の受験せいさん達は昨日も模試を受けています

そんな生徒さん達の取組み方を少しご紹介しましょう

大学受験に向けて取組んでいるF君は

いつも「らくがき帳」を持ち歩いています

もちろん、落書きをする為ではありません

膨大な量の学習をするにあたり、計算や図形をそこに書き込むためです

ノートではなく、無線のらくがき帳を使う事で

隅々まで使え、思いっきり計算ができるようです

これはF君が自分で考えた結果です

線がある事で、何かが気になるのでしょう

線等気にしない生徒さんには全く関係ありませんが、「これがやり易い」という方法が

それぞれ違うのです

そんなF君ですが、彼の場合の弱点は学習に偏りがみられる事です

好きな教科を学習している姿がとても目につくので

いつも声掛けには「バランス大丈夫?」と抽象的に聞くようにしています

そうした声掛けで自分の今日の学習を振り返り

『そういえば、あれをやっていないな・・』などのように「気付き」があります

夢中で問題を解いているので時間の経過を忘れ、もうこんな時間か・・他の教科もやろう!

となるんですね

 

基本的にこの時期はすでに未習単元は無くなって来ています

なので難易度を上げたり、過去問を使った演習を少しでも多く解き

同じ単元を解くバリエーションを増やして行く事が必要ですね

そして、時間の問題も克服しなくてはなりません

本番で一つの問題に時間をかける訳にはいきません

それも模試を受ける時でも習慣にしておかなくては

緊張した本番でできるわけもありません

 

こうした学習の追い込みのこの時期は生徒さん本人だけでは「盲目」になりがちです

なのでサポートしている側が視野を広く持ち

バランスをとってあげる事が必要です

塾での私の役割はこうして本人の気付きを促す事にあります

ご家庭では特に睡眠不足や季節の変わり目による体調不良に気を配り

健康・体力を維持する工夫をしてあげて欲しいと思います

また、精神的にも既に追い込まれている時期ですので

追い打ちをかけるような言葉は控え、気分を和ませてあげられるような会話を

心がけて欲しいと思います

1日10時間ほどを同じ姿勢で過ごすのはそれだけでも苦痛になりますよね

気分転換が大切な時期でもあります

そのONとOFFの使い分けもご家庭がサポートしてあげられると理想です

 

受験生本人の頑張りが何より必要ですが、私たち周りのサポートの善し悪しも合否を左右すると

考えて、一緒に頑張りましょう!