東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

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習ったらeトレをしよう!

2015-09-29 09:55:28 | 学習全般

中学生・高校生の皆さんは

新単元を学習してからどうしていますか?

教わった解き方をマスターし、使いこなす為に

どんな学習をしていますか?

 

当教室は開校当初より

塾内テストを定期的に実施してきましたが

以外とお子さんにテストを受けさせたがらないご家庭が多いという事に気がつきました

「自身を失くしてしまうから」

「点数をとれるほどまだ勉強していないから」

「内部進学なのでそういうテストはいらないから」

もちろん、無理に強制的にテストを受けてくださいとは言いませんが

そもそもテストは何の為にあるのか?

という考え方が違うようです

上に書いた理由はお子さんではなく、親御さんの意思ですよね?

時々、利益の為に塾が意味も無くテストをさせている・・などという話も耳にしますが

そえは考え過ぎではないか?と思ってしまいます

 

シルバーウイークに実施した塾内テストは

中学生は都立一般高校入試の過去問より

高校生はセンター対策問題集より実施しました

以前にも書きましたが、中学生はそのテストで「自覚」を促す為の物で得点を見る為の物ではありません

生徒さん達にもその事はお話しし、どんな問題が1年後に待っているかを体験し

今から計画を立てて過ごすようにと促しました

そして、内部進学する生徒さんには受験生がどのようなテストを経て入学してくるのか?

どの程度の学力を自分が維持する必要があるのかを実感してもらう為です

しかし、このようなテストを頻繁に実施している時間はありません

そして塾の授業では新単元の学習が専攻されます

では、いつ新単元の演習問題をこなし、単元ごとに確認できるのでしょう?

 

弱点はテストを受けないとなかなか見つけるのは難しいです

昨日の中学生英語の授業では2年生が揃って「代名詞の疑問文」で手が止まりました

これは丁度1年生が今学習している単元です

もう一度代名詞の表を見直し、1年生の教材を使って学習し直しました

2年生達が、今この単元を復習しないと困ると自覚したのはシルバーウイークで実施したテストがあったからです

前回、学校の定期考査で惜しくも100点を逃し、99点だった生徒さんも入試問題では得点できませんでした

もし、塾でテストをしていなかったら?

自分は英語が得意だと勘違いしてしまう所だと思いませんか?

もちろん、定期考査の範囲はよく理解できていたから満点近い結果となりましたが

それを応用させる力はまだ着いていないという事がわかったのです

 

eトレは毎回「テスト」という形を作らずに「確認」しながら

復習や弱点克服をする為の学習システムです

学習したい単元を選びPCからプリントアウトします

同じ単元でも

「基礎問題」「応用問題」「定期テスト対策」「入試対策」と難易度がわかれ

目的別に学習する事ができます

 

授業で習い、自分で学習したあとどれだけ力がついたかを確認し弱点を見つけ出す為の

最適な教材だと思っています

中学生は

主要5教科

高校生はセンターで使われる全ての教科が揃っています

もちろん「単元学習」「定期考査対策」「センター対策」と目的別での学習ができます

高校生は主に物理や化学で使っています

理数系進学希望者が多いので、3年生は冬になってから社会系の問題にもこのeトレで対策できます

この時期、3年生はセンター試験の申し込みも終え、一気に緊張感も高まって来ています

 

学習しただけでは力が付いたかは計れませんね

学習したら確認

その繰り返しが結果を出します!

そして理解が至っていなかった分野は講師からの解説を受ける事ができるシステムが当教室のeトレ教室です

ホームページには新たにeトレ教室のご紹介ページを作りましたのでそちらをご覧下さい

勉強しているのにもう一歩が伸びない

理解していない訳ではないのに点数が取れない

費用をあまりかけたくない

固定の時間が取れない

どんな教材が良いか選べない

教材を買っても使いこなせない

家では勉強できない

演習量が足らない

遡った復習がしたい

など

様々なお悩みの解決策としてお勧めします

この秋はキャンペーンとしまして

週1回のご利用を1ヶ月¥1,000にてご利用頂けます!

 *小学生の取り扱いはございません

お申し込みはホームページお問い合わせフォームから

「eトレキャンペーン希望」とメールをお送りください

無料体験を実施いたします

お問い合わせお待ちしております


志望校選びは子どもの特権

2015-09-28 10:46:49 | 高校生さん

早くも9月最後の週となりました

受験生さん達は緊張感が出て来ていますが

2年生、1年生はどうでしょう?

受験学年でない彼らが今から緊張する必要はありませんが

今のうちにやっておく事は沢山あります

その中でも、「目標を明確にする」という事はとても大切です

 

中学2年生は今からペースを上げればそれなりの上位校に届きます

しかし、大学受験は違います

今からペースを上げても学習量の不足を補い、上位大学に合格できるかと言えば

中学生ほど簡単ではありません

ここまでの学力にプラスαと考えて良いのですが

例えば、東大とか一橋とかの国立上位を今から目指しますと言われても

よほどの実力とやる気のある学生でなくては現実的な志望校とは言えないですね

 

生徒さん達と志望校について話し合っていると

時々、的外れな大学名が出てきます

しかし、それを生徒さん達がわかっていません

「大学は全国にあるし、学部もあって多すぎる。だから決められないよ」

実際、学部名を見ただけでは何をする学部なのか分かりづらい事もありますね

それに、通ってみなければ分からないという事も沢山あります

しかし、「自分の学力に見合った大学」となると

「多すぎてわからない」とは言えないはずです

河合模試や駿台模試などの模試から出ている合否判定をもう何度も見ていますから

どのレベルが現実的なのかはある程度予想がつきます

 

「わからない」と言う言葉を高校生にもなったら使うな!

と講師陣は言います

「わからない」と人に言う前に

自分で調べてよくよく考えて、どうしてもダメだった時に

「調べたのですが、どうしてもわからないので教えてください」と言う時に使う言葉だ

と講師は生徒さん達に教えます

上位大学に進学する学生の殆どがその言葉の意味を深く理解しています

それは何にでも言える事

学習面だけでなく、人生においても「わからない」と人に聞く前に

自分で努力する事

志望校選びもそうなのです

 

大学は子ども本人が選び、そこに向けて学習計画を立て進んで行くものです

大学に関する情報や学部を調べて自分にあった大学を探すのは

受験する本人の特権と考えていますから

教室内には沢山の大学のパンフレットを用意し、いつでも手に取ってみられるようにしています

ただ、当教室の講師陣は国立ですから、私立の特にGMACHI以下の大学に関しては詳しくわかりません

そのレベルになって来ると実際数も多くなりますので、こちらで全てを用意する事はできません

 

当教室の生徒さん達がどのように大学を選んでいるかを少し紹介します

まずは将来、「なりたい」が決まっている生徒さん

「これをしたい」「こうなりたい」と将来が明確な生徒さんは

その学部のある大学を良く見ています

そして入試教科や大学のレベルを比較したりしています

センターは何科目?数Ⅲは入るのか?などは大学よって違いますから

ピックアップした大学を比較検討し、第一志望、第二志望と決めて行く訳です

 

では、「なりたい」が決まっていない生徒さんは

「やりたい」で選んでいます

やりたい事が明確でなくても、大まかには自分で分かっているでしょう

理数系の話ばかりになってしまいますが

「物理が好き」「化学が好き」「生命が好き」などです

細かくは更に別れて行きますが、まずはそこから調べます

物理でいくなら電気やIT、機械も含まれますね

女の子なら化学から食物や薬などに目が行くかもしれません

 

1名面白い理由で大学を決めていた生徒さんがいました

「文系の学部がない大学が良い」

これは笑ってしまいました(失礼

好きな事一色に染まりたいという事でしょうか

お友達も理数系がいいと言う事のようです

 

理由はなんであれ、志望校は自分で選ぶ事が

モチベーションを上げ活き活きと受験期を過ごすコツです

親は決めるのではなく、アドバイスや情報提供をする事

大学の情報に詳しい家庭は少ないと思いますので

基本的にはアドバイス

興味のありそうだったり、本人が口にしていた大学のパンフレットを

取り寄せておいてあげたり

オープンキャンパスや学園祭に一緒に行ってあげたりしても

良いですね

ただ遣り過ぎると、この時期の子どもは嫌がる子が多いですから

そのさじ加減が大切ですけど・・・

 

始めに書いたように、高校2年生は中学2年生のように

ここから上位を!と思い立っても現役合格は難しいです

浪人をせずに進学しようと思うなら

既に”目指せる範囲”というものはある程度でています

 

入試に必要とされる教科、知識

それらを調べるのは本来なら1年の時点である程度調べておくべきです

遅れを取ったと言う場合は急ぎましょうね!

でも、決めるのはお子さんですからあくまでもアドバイスで!!


塾の役割・親の役割

2015-09-26 10:12:20 | 学習全般

私の娘も現在高3となり、来年実施される大学進学に向けて過ごしています

私にとって最後の子どもとなりました

娘を含め、お預かりしている生徒さん達

誰もがこれから受験に向かって行く訳ですから、私は塾長としてまた経験者として

生徒さんとそのご家庭に適格なアドバイスが出来るよう

日々考えています

 

小学生・中学生・高校生

子どもの成長とともに親の役割は変わって行きます

いえ、変えて行かなくてはいけないでしょう

子どもの成長に合わせた親の対処が求められます

そう言った点で公共の場は年相応に対処するので徐々にそうした場所に

子どもを送り出す事も必要です

 

小学生に対して勉強は結果を求める事を優先してはいけない年だと思います

好奇心を育み、良質な学習習慣をつける為の準備期間

勉強だけでなく、生活面でも「基盤」となる時期です

 

中学生は結果よりその取組みを試行錯誤する時期です

昨日も中2の生徒さん達との会話で

「点数が問題なんじゃないよ、どう取組んだ結果がどんな点数になったのかを自覚して」

と考えさせ、「やっぱりコツコツやるしかない」という言葉を生徒さん自身の口から引き出しました

 

高校生は自立の年です

結果を重視し、自分で掲げた目標に向かい全力を出す時です

今回のシルバーウイークでの塾内テストで高校生は明らかな問題が見えてきました

勉強面での問題というより、自立の問題です

2年生、この時期になって目標が明確になっていない生徒さんが複数名います!

そうした生徒さんは目標が明確でないので、成績の伸びも緩やかすぎるのです

そして苦手な教科は伸びていません!

「もったいない!」と思うのは親だけではありません

私も親として、塾長として勿体ないと思うのです

 

東大・東工大・お茶の水

これだけの高学歴講師メンバーが揃う塾に通い教わりながら

目標を持たずにただ勉強しているだけではその価値が半減です!

今年受験する高3はこうしたメンバーに教われる事に誇りを持っています

そして志望校に確実に近づいている事に自信を持っています

 

最終的に伸びるお子さんの環境として

塾と家庭の双方からの働きかけが上手く行っている場合、面白いくらいに伸びていると感じます

 

 

ある中学生のご家庭から

「あまり教えてくれないと子どもが言うのですが、それでは通わせている意味も無いんですけど」

と最近ご指摘を受けました

そのクラスを担当している講師は必要に応じた適格な判断が出来る講師です

自分で考えようとしない生徒を前にした時、自分で考えさせるという事を「根気比べ」のごとく

するでしょう

つまり、嫌で教えないのではなく、そこに意味があるという事をご理解頂きたいのですが

最終的には親御さんの判断という事になります

実際、今回の定期考査では前回より上がっていました

教えるべき事は教えているのです

さらに、自分で考える事を知った生徒さんはこれからも伸び続けるでしょうね

塾の働きかけを理解して頂けるか、そうではないかは親御さんの判断という事です

 

 

実際、当教室で伸びていない生徒さんもいます

全体の1割も居ませんが・・

その理由はここでは書けませんが、問題点は明確です

殆どの塾でこの問題点を指摘する事はしないでしょう

親御さんとの摩擦を生むだけですから、塾にとって賢明な行動とは言えないかもしれません

でも、私はします!

親御さんより、お子さんの事を想うからです

そして、これまでも摩擦を生じさせた事によって転塾されたご家庭もいらっしゃいますし

そこを乗り越えて合格を手にされた方もいらっしゃいます

今、懸命に変わろうとしていらっしゃるご家庭もあります

実際、(1割に満たない生徒さん以外の)

中学生のテスト平均点(定期考査)は80点を超えています!(英語・数学)

 

塾の役割・親の役割はそれぞれですが

お子さんは一人です

同じ方向性で背中を押し、支えてあげられる事がお子さんの将来を明るくすると私は思います

 


中2塾内テストと定期考査

2015-09-24 21:39:41 | 学習全般

実施した塾内テスト

そして、学校での定期考査の結果が次々と報告されています

 

2年生に限らず、生徒さん達の理解度を把握している講師から

おそらく・・と予想していた点数が出されています

そして、それは塾で指導していない教科にも当てはまります

なぜか?

それは「学習姿勢を見ていればわかる事」だからです

特に英語と数学をメインで指導していますから、生徒さんの理解能力や取組みが

他の教科にも共通していると考えると体育や音楽等の教科は別として

理科・社会の学習姿勢や学習している量は想像がつきます

しかし

入試問題でも同じ事がいえるかと言えば、これは別物です

学習量に偏りが出る事が多く

また、基礎問題が中心の学校のテストと違い応用・発展問題が得点の鍵となるからです

普段から暗記を習慣としている子と

テストが終わったら全部忘れてしまうという子

その違いが入試力の違いにもなってきますね

 

 

さて、今回の塾内テスト、2年生は入試問題の過去問を使いました

昨日のブログにも書きましたね

点数を見る為に実施した訳ではありません

生徒さん達が自覚する為に行ったのです

そして、当教室には国立・私立に通う内部進学の生徒さん達も在籍していますが

彼らにも今回は過去問を受けてもらいました

中学受験での学力が2年生になった今どう変わっているのか?

これは私もとても興味深い物がありました

結果としては英語は公立の生徒さんと大差はありませんでした

むしろ取組みの良い生徒や小学生の頃から指導して来た生徒さんの方が

今の所一歩リードと言う所です

しかし、国語や理科・社会はやはり中学受験で付けた力が発揮され

圧倒的な差がつきました

数学は今回実施していません

しかし、共通して言えた事は

「漢字が書けないだけでなく、読めない!」

という弱点が見つかりました!!

あまりの得点力の弱さにビックリしました

入試問題で漢字の読み書きは20点分ですが、

10点1名

8点1名

その他の生徒さんはそれ以下で、2点つまり1問しか書けない生徒さんまでいました

私は思わず「漢字検定を受けなさい!」と口から出ました

 

なぜそんなに漢字に弱くなってしまったのか?

漢字の学習は小学生の頃のように学校から毎日宿題に出る事の無い中学生

自主性に任せられているという事が言えます

そして、親御さんの関心も国語から英語に変わっている事も大きな要因の一つと言えるでしょう

「弧」を「きつね」「狩猟」を「がく」・・・・

なぜ??

「おしい!」と言いたいですが、言えませんね

これは公立の生徒さんだけではありませんでした

国立・私立の生徒さんも中学での新出漢字を覚えていません

 

当教室では10月末に漢字検定を順会場として実施します

まだ受け付けておりますのでお申し込みください!

 

ここまで漢字の読み書きが出来ないという事は文章を読んでいても分からない漢字が幾つも出て来るという事

それでは読解もできませんね

2年生は本格的な入試学習に入る前にこうした学習をしておく事が「準備」と言えるでしょう

学校のテストが終わった今がチャンスです

弱点を克服しましょう!!

 

 


学力・入試力・人間力

2015-09-23 15:14:11 | 学習全般

人は個々に長所や短所がありますが、頭を使って生きていく事に変わりはありません

例えば、走るスピードが亀のように遅いチーターがいる訳ありませんね

それと同じように人間は頭脳を使って生きる生き物です

同じチーターでもスピードを競えば若干の差が生まれてくるでしょう

同じように人間の頭脳の働きを比べたら個人差があるのは当然のことです

鍛えればどこまでも強くなるのか?と言えば限界があるのも当然で

その限界に向かって挑戦し続ける人とそうでない人では歴然とした差が出てくるのですが

挑戦しない事が悪いのか?というと「悪い」とは断言出来ませんよね

しかし、思いやりや優しさ・正義感を持たない人間は時として「悪い」と言えるでしょう

 

学力と入試力は近いですが別枠として考える事ができます

人間力は別枠でしょう

しかし人間力は学力と同様、いえ、それ以上に生きていく上で必要とされる力だと思いませんか?

この3つの力を伸ばしていくのが教育だと私は考えています

学校のテストが良いだけでは最終学歴となる大学受験には通用しません

入試力があって志望校にストレート合格しても、人間力が弱くては社会で通用しません

この3つを同時進行で育てる事が教育の理想だと思います

 

高校受験用のまとめ教材(国語)の中でこんな論説文を見かけました

書籍として販売されているのでご覧になったかもいらっしゃるかと思いますが

少し紹介させて頂きます

*手短にまとめますので、文章そのままではない部分があります

教える側を中心に教育と言う営みをやめて、学んでいる側に視点を置いて考えてみようという

主張が強くなって来た。

教育と言う言葉を当たり前に使っているけれど教育と言う営みは誰かが誰かにまず「教え」なければならない

という性格を持っている。

しかし、違うだろうと言うのだ。教えるというのは、むしろ学ぶという行為を上手に支える営みであり、

大事なのは学ぶ側がどれほど深いよい学びが出来ているかということではないか、というのだ。

〜中略〜

「学び」のプロセスは、何らかの感情の動きを伴っている。例えば新しい事態を以前の「知識」では理解出来ない時に

誰かから説明を受け、なるほどそうだったのかと納得し、それを取り込んで新しい「知識」を自分の中に作る時、

その人は(小さな)感動と言う感情を体験するはずだ。自分で調べて発見して納得し、新しい「知識」を自前で

作り上げるときも、感情の大きな動きを体験する。

〜中略〜

「学び」の意味をこのように考えてくると、そこに必ずしも「教え」という事が必要とは限らない

と言う事が理解されるだろう。と同時に、私たちの「学び」の姿勢と言う事が大事な問題になってくる。

〜〜〜ひょっとしたら、上手に生きる人というのは小さな体験から本質的なことをも深く「学び」とれる人なのかもしれない。

生きる事は「学び」の質や深さに支えられる面があるのだ。

「学び」は双方に左右される営みだということになる。「学び」は感動を生み、自分で「知識」を創造する意欲をかき立ててくれる

物であるべきだ。〜〜〜〜自分が生きている時代の事実そのものがより深く見えてくる時、また、その時代を生きている

自分自身が何をして生きていきたい存在であるのかと言う事が見て来た時、そして、この私が誰といっしょに生き、誰に支えられ、

誰を支えて生きているのかと言う事がわかってきたとき、である。

時代が見え、自分が見え、他者が見える、そうした「知識」が創造できる「学び」こそ、私たちは求めているのだと思う。

〜汐見捻幸先生「『学び』の場はどこにあるのか」より〜


いかがでしたでしょうか?

中学3年生が読む論説文です

ですが、私たちがもっと深く考えなくてはならないテーマでもあります


今日は中学生と高校生の塾内テストを実施しています

先週実施された学校のテスト結果報告をしてくれた生徒さんは

英・国・数の300点満点中、271点でした

平均すると90.3点になります

学力の高い生徒さんです

しかし、入試問題を前にすると全く歯が立ちません

もちろん、未習単元もありますから100点満点計算は出来ませんが

それでも、既習単元はもう少しとれても良かったのではないかと思います

一度この入試問題を解いてから入試力をつける学習を始めると

入試問題を解いていない生徒さんより、圧倒的に学習に対する意欲に違いが出てきます

賢い生徒さん達は、入試と言う分岐点までに

自分が何をし、何を学び、何を鍛えなくては行けないのかを自分で考えていきます

テスト範囲を嫌々やっているのとは既に次元の違う話と言う事ですね

そして、「学び」に対する素直な気持ちが必要になります

小さな間違いを指摘される受験期に支えてくれている人の気持ちや、その恩恵を理解できないようでは

伸びしろは大きくはないと言う事です

伸びしろの幅を広げ、それを知識で埋めていくには

学力・入試力・人間力のどれもが必要となってきますね

 

今日は汐見先生の文章を引用させて頂きながら、子どもを伸ばす力について書かせて頂きました