家の前の土手に植えたサンシュユ:山茱萸(ミズキ科ミズキ属)の赤い実が今も残って、雪をかぶって震えているようです。
カメラをもって近づくと、真っ赤な実と白い雪が、幻想的ともいえる姿がファインダーに写っていました。
早春3月葉に先立って黄色い花をつけるので春黄金花、秋は赤い実で秋珊瑚と季節によって呼び名が変わります。果実は鮮やかな赤色でよく目立ちますが、鳥にとってもあまり美味しくないのか、年を越えてもよく残っています。
赤い実が残る枝の先に、花芽が丸く膨らんでいます。間もなく、葉に先立って30~40個の黄色い十字花弁の花をひらき、木全体が黄色の霞になります。
雪の中に確かな春の兆しが見えています。