太くて長い茎?>
シキタソウの葉
ソウがつくからには草本ということのようですが、冬というのに枯れることなく、太くて長く伸びるつるを見ているととても草とは思えません。図鑑では暖地の海岸近くの山林内にはえるつる性の常緑多年草で、葉は対生し長さ6~17㎝の卵形または丸状楕円形、全縁で厚みがあり、古い茎は茶褐色で木質化するとあります。
これが草なのかと、広辞苑をみると、草本=植物のうち地上部が柔軟で木質を為さないものの総称。俗に草と称するもの。木本=木質の茎(木幹}を有する植物。高木と低木とに分かれる。ふつう木(き)と称するもの。とありました。これなら区別は簡単なようですが、植物学的にはいろいろ定義がされてるものの、実際には中間的なものも多く存在し、草本と木本を明瞭に区別することは難しいとあり、個々の分類を決める時、なにを基準に決めているのかわからないのが多く戸惑います。
ここのシキタソウの葉っぱは高木の上になっていて定かには見えませんでしたので、地上に落ちていたのを撮影しました。
牧野図鑑では一名舌切草で和名はそれを省略したものであろう、とありますがそれが何なのかはわかりません。