むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

シャジクソウ:車軸草(葉の形が名前の由来) 

2014-08-02 09:01:34 | 植物観察過去ログについて
7月27~29日、かねて一度はと思っていた浅間山山系の高峰高原、池の平湿原を訪れました。
花の百名山の一つに数えられる高峰山(2092m)ですが、山そのものにくわえて、周辺一帯の高原・湿原には高山植物が咲き乱れて、人影もさほどではなく、静かな環境の中で花々を楽しむことができました。
見慣れた高山植物に再会するのも楽しいことですが、初めての花に出会うことはそれ以上にうれしいものです。
高峰高原の入り口にある無料の高山植物園で楽しみが始まりました。事前の調べで見たいと思っていたシャジクソウ:車軸草(マメ科シャジクソウ属)が真っ先に目につきました。
本州中部地方以北、北海道に分布すし、乾いた山地の草原や海岸などに生える多年草で、茎は束生し、高さは30㎝位、葉は互生し、掌状複葉で3~6個の小葉が放射状につきます。和名はこの小葉の形が車軸に似ることからきています。
初夏から秋にかけて、淡紅紫色~白色の蝶形花が10~20個扇状の頭状花序につきます。
別名のカタワグルマ(片輪車)、アミダガサ(阿弥陀笠)、ボサツソウ(菩薩草)などいずれも葉の形にちなむものです。

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