葉がぶどうの仲間ではまめずらしい羽状複葉でウコギ科のウドに似ているからこの名があります。
よく見ると、赤や黒の果実が房状についています。夏、大形の集散花序をだし、小さな両性花が集まってついていたのが今熟しています。果実は液果で直径約7mmの球形で、赤色から黒色に変化します。
春日山原始林では、巨木、古木に這い登る葛の類が目につきます。直径が10cmを超えるような蔓をみるとこれがテイカカズラやノダフジなどといわれても実感出来ないような大きさです。そのなかでウドカズラは、幹と直角に多数の気根ともいわれる枝状のものをだすので、高いところにつく葉の形を見るまでもなく特定できます。
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