むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

キジョラン:鬼女蘭(高尾山に巣食う?鬼女) 

2015-05-10 11:00:27 | 植物観察記録



高尾山の樹林下あちこちにキジョラン:鬼女蘭(ガガイモ科キジョラン属)の丸くて厚い葉をつけたつるを見かけました。
近くの奥多摩にはほとんど見られないというのに、高尾山でははたくさん見かけます。
常緑樹林内の木陰に生える常緑のつる性多年草で、つるはかたくて丈夫、葉は対生し、長さも幅も6~12cmの卵円形で、先端は短く突き出ます。
この恐ろしげな名前は、楕円形の袋果が熟すと縦に割れて、中から白色の冠毛がついた種子が出るのを、髪を振り乱した鬼女に見立てたものです。
8~9月、葉腋に淡黄色の小さな鐘形の花を散形状につけます。(’09.年8月10日記事)アサギマダラの食草でもあります。
高尾山と鬼女の群れ、何やら意味ありげな取り合わせです。


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