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植物観察仲間の一人から淡路島でハマクサギ:浜臭木(クマツヅラ科ハマクサギ属)の果実を見たとの報告がありました。
6月8日、京都植物園でこのハマクサギを見たときはまだほとんど蕾ばかりでしたので、季節の移り変わりの早さなのか、地理的な気温の差なのかなどと考えたりしていました。
本州近畿地方以西、四国、九州、沖縄などに分布する落葉小高木で、普通は2mほど、中には10mに達するものがあり、京都植物園のはその中間くらいの高さがあります。
対生する葉は、長さ4~12㎝、幅2.5~7㎝の広卵型で、名前のとおりもむとかなりの臭気があります。
5~6月、枝先から円錐形の花序をだし、淡黄色の小さな花をまばらにつけます。
花冠は長さ5~10㎜の筒状で、上部は4裂し、やや唇形になります。
和名は海岸に生えて、葉に悪臭があるからつけられていますが、ふつうに見られるクサギ属のクサギとは、葉、花、果実の形や臭いなど、大きく異なっています。
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