四国八十八ケ所遍路の旅、室戸岬近くの第25番津照寺の境内に何本かホルトノキ(ホルトノキ科ホルトノキ属)の古木があり、枝先にたくさん実が残っていました。
この木は常緑樹なのに、一年中赤く色づいた古い葉が枝に残り、順次落葉する特徴があることで知られていますが、社寺林の中で見かけるのは初めてでした。
平賀源内が紀州でこの木の実を見て、当時ポルトガル油といわれていたオリーブと勘違いしたことから、ポルトガルの木といったのが転訛してホルトノキと呼ばれるようになったなどの俗説があります。
この木は、7~8月、葉腋に長さ4~7cmの総状花序をだし、花弁の先が糸状に細かく裂けるはんをつけるはずですが、(‘09年7月23日記事)樹高が高く蕾の様子などは見えませんでした。
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