近畿地方以西、紀伊半島、中国地方西部、九州地方などの一部の山地の疎林に生じる常緑性のシダで、茎の主軸は数メートルに達します。
かつては生け花の材料として乱獲されたこともあり、最近では森林伐採や土地造成などにより顕著に減少していて、環境省RDBⅡ類(VU)に分類されているほか、滋賀県では絶滅危惧種Ⅰ類、和歌山県では絶滅(EX)など希少種となっており、各地で保護か活動も行われています。
鏡山のハイキングコースでも見かけたのは1ケ所だけだけでした。ヒカゲノカズラの仲間とあれば、2叉分岐に見るように、最初に地上に進出した最も古い植物の仲間とおもわれます。元気で生き延びてほしいものと願わずにはいられませんでした。
ヒモヅルの胞子葉
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