むかごの日記Ⅱ

70歳を過ぎてにわかに植物観察に関心を持ち、カメラを提げて、山野を歩いています。新・むかごの日記より引っ越しました。

モミジカラスウリ:紅葉烏瓜(花は小さく実は大きく) 

2016-08-21 15:37:54 | 植物観察記録



野山女人坂(不動坂)を覆うように伸びたモミジカラスウリ:紅葉烏瓜(ウリ科カラスウリ属)のつるに青い実がぶら下がっていました。
本州紀伊半島以西、四国、九州に分布し、山地に生えるつる性の多年草で、葉は卵心形でモミジのように
掌状に5~9裂するのでこの名があります。
雌雄異株で、花は比較的小さく径3㎝以下となり、周辺のレース状の糸もカラスウリほどは長くありません。(‘05年7月5日記事)逆に、秋に熟す赤色で橙色の縦縞の入る卵形の液果は、長さが10㎝ほどあり、カラスウリの5~7㎝よりも大きくなります。
カラスウリと違って、分布地の関係からか、めったにお目にかかれないモミジカラスウリですが、今回はたまたまカラスウリの記事と連続することになりました。