クモノスシダ:蜘蛛の巣羊歯(帝釈峡で出会った植物⑧) 2015-06-12 07:17:45 | 植物観察記録 帝釈峡の石灰石の岩肌にへばりついていたのがクモノスシダ:蜘蛛の巣羊歯(チャセンシダ科クモノスシダ属)です。 日本各地に分布し、石灰石岩地に好んで生える常緑の多年草で、葉は短い根から束生し、単葉でやや皮室の長さ5~20㎝となります。 和名は葉が四方に細長くのびて、葉の先の不定芽で付着する姿を蜘蛛が網を張った形に見立てたもので、エンコウランともう呼ばれます。 帝釈峡で見たクモノスシダは病気なのか、白っぽく変色していて、それがなお蜘蛛という名前に似つかしい姿にも見えていました。