日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第123回例会(平成26年9月4日)

2015年01月12日 | 例会報告

◇ 先生の講話

1.今期検定の概要

ア.課題
半紙;「雲遊」
   七段以下:楷、行、草の3体
半切;「一藝之士皆可遊」
   七段以下:楷および行または草の2体
   八段以上:楷、行、草、隷書の4体(半紙は不要)

イ.審査のポイント
半紙:六段以上は自分の字が書かれているか。
   楷、行、草の3体が同じレベルで書かれているか。
半切:「楷書と隷書」、「行書と草書」を其々対で見る。
   落款の位置が、各体ごとにばらばらになっていないか。
   草書が一番書きにくい。運筆の流れ、墨の濃淡・かすれ、余白
   が大事。運筆の途中で手が止まってしまったり、また墨を
   つけなおして書いたりしがち。

ウ.締切
10月末日(先生への提出はそれ以前)

2.課題運筆上の留意点(半紙楷書)

 ア.「雲」  

①入筆後同じ幅で右へ押す。入筆後の幅が細くなるのはNG。入筆後一旦筆を起こして右へ押すと「くぼみ」ができるがこれもNG。 収筆時に「くぼみ」ができるのも同様にNG。

②筆の動き(収筆後整形) 入筆時に「くぼみ」ができるのはNG。

③入筆後転折までややまるく。 「雨冠」の中の4つの点は、雨冠の中におさめる。雨冠の下へはみ出すと字がばかでかくなる。 転折部分が丸くなるのはNG。

④①に同じ

⑤入筆後一旦筆を起こして右へ。収筆は左斜め上からおさえて戻し整形する。

⑥入筆後一旦筆を持ち上げて斜め左下へおろす ⇒ はねて筆を下した後一旦持ち上げて右へ ⇒ 収筆は斜め右下からおろし、筆を軽く持ち上げて下へ ⇒ 整形。


イ.「遊」

①「方」
筆順
結構に注意

②「しんにゅう」
筆順
完成形
しんにゅうの2画目と3画目を続けるのはNG。
また、中心線の位置に留意すること(しんにゅうが左によりすぎたり、しんにゅうの中が大きくなりすぎないように。
NGの例

(出席者 10名)(谷田貝 記)

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