日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第101回例会(平成25年9月5日)

2013年10月05日 | 例会報告

◇ 先生の講話

 昇段検定(9月末)を控えて、検定課題(「楽壽」の楷・行・草書の三体)の書き方のポイントについて、解説いただいた。

1.半紙

 初段から三段までは楷書、行書、草書の基本が出来ていればよい。楷書の基本は点画がきちんとしていること、行書は1文字がきちんと書けること、草書は二文字が連続して書けること。字の実線,虚線が間違いがないこと。
 基本通りに書くことが大事。行・草書になると裏筆、割筆(カスレ線)が大事。これがなかなか出来ないが。半紙でも八段まである。

2.条幅

 実際には半折(半切)。①楷書と②行書または草書、の二体を書く。八段以上はこれに隷書が加わり、楷・行・草・隷の四体を書く。条幅は六段までは条幅の基本(習字)でよいが、六段以上になったら、自分らしさ(見せどころ、流れ、かすれ、他人が見ていい作品)を出す、自分の字が書けている書道でなければダメ。八段以上になると勝手な自分の字ではダメ。何を臨書したかが問われる。全部がOKになれば十段。
 六段以上はお習字ではダメ、手本通りではいけない。自分の字を書くこと。個性があっていい。たとえば米フツの太い線、細い線で流れがあったりかすれがあったりをメインにして条幅を書くという風に。条幅にはうまければいいという判断基準はない。作品としては自分の個性を出す、臨書したものから自分のものを見い出すのが大切。

3.検定課題の点画指導

 右図のとおり

◇ 実技指導

 引き続き昇段検定課題の実技指導が行われた。









(出席者 6名)(榎 記)

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