日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第153回例会(2016年1月14日)

2016年02月03日 | 例会報告

◇先生の講話

○臨書について

① 月刊「書聖」の臨書課題
形臨とし、手本通りに書けないときは意臨でも構わない。
上級者は意臨とする。
1月号の臨書課題(文徴明の書)は、顔真卿の書の臨書である。

② 月刊「書聖」の楷書課題
先生の手本がある会員は、手本通りに書くこと。
手本の無い上級者は、自分の書体でよい。

③ 行書、草書の臨書
手本通りに書くとともに、行書、草書の書き方を勉強すること。
隷書も同じ。

◇実技指導

○楷書の基本

① 横画の入筆

入筆は、筆(紙面から離した状態)を左上から横線に対して 45°で入れた後、起こす。 起こす大きさで、横画の太さが決まる。


“三”のように横画が複数ある字の2画目、3画目は1画目、2画目の左から筆を入れる。

② 右払いの入筆
右下に向け入筆して一旦留めてから(起筆)、運筆に移る。 総ての線に、起筆がある。

③ 左払い

図の3種類がある。図の2番目の左払い(戈法の左払いに多い)は、入筆後筆を止めずに、払う。




○行書の基本

①縦画

入筆後、筆をやや斜め下に引く。 収筆で筆を抜かないこと。






②横画から縦画への運筆

③ “各”の運筆
下がる ハネル

○草書の基本
細くならないこと。

○“ウ冠”の書き方
下図のように、線を引いてからハネても構わない。

(出席者11名) (冨田 記)

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