日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第129回例会(平成26年12月4日)

2015年01月12日 | 例会報告

◇ 先生の講話

○隷書について
 1、石門頌  2、乙英碑  3、礼器碑  4、曹全碑
 5、木簡 (1)駐堆帛書 (2)敦煌漢筒 (3)武威漢筒
 隷書を学ぶ場合、1、2、は、あまり参考にならないが、3、4、5、は、本にもなっていて参考になる。日本では3、4、を隷書の手本としている。特に3、の礼器碑が書きやすいと思う。木簡の(3)は、上海内陸の州の一つで、写真で本になっており、墨の形がきれいに残っている。

○隷書の約束事として次のような諸点がある。

  1. 横長に書くこと。得てして縦長になり易いので要注意。
  2. 破磔(ハタク)を必ず入れること。
  3. 半紙に二行書く場合、一行目と二行目の字の上部のラインを合わせること。また、各行の字の左側のラインを合わせること。
  4. 線をきれいに書くこと。にじみ、かすれがないこと。
  5. 蔵筆を使うこと。鋭鋒はない。穂先を戻して書く。

○石門頌、乙英碑、礼器碑、曹全碑について、それぞれいくつかの文字を例に、普段は使わない字などの特性の説明がされた。

○12月の課題の書について、字の書き方で間違え易い点の指摘があった。

◇ 実技指導

 各人の課題作品について、添削指導が行われた。

(出席者 8名)(森  記)

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