日比谷同友会 書道愛好会

日比谷同友会 サークル活動

第57回例会(平成22年9月16日)

2011年06月12日 | 例会報告
8月は例年休会となり、9月現在会員は13名です。
 3段(1名)準3段(1名)2段(2名)準2段(3名)初段(1名)
 準初段(1名)1級(2名)6級(1名)新会員(1名)
 先生のご指導のもと、皆さん腕をあげております。
 例会は1時間早めに集まり話し会いをもちました。
 1、 小林会長退会に伴う新役員の選出の件
 2、 小林会長を顧問推挙の件
 3、 会則制定の件
 4、 その他
 等を話し合いが行われ、小林会長は体調不良のため退会を申しでられておりましたが、これまでのご尽力に敬意を表し退会ではなく顧問として残っていただくことといたしました。
 新会長には岩場 洋氏
 新副会長には谷田貝 清氏とし、会発展のためご尽力いただく事となりました。
 その後先生の講義となり当て字によるなるほど思う熟語を楽しく面白く講義受けました。
 虎無沙汰(コブサタ・阪神タイガースの優勝)
 苛苦復興(イラクテロ)
 愛米何処(アイマイドコ・米の盗難)
 踏切限慢(フミキリゲンマン・開かずの踏切)
 後世捻金(コウセイネンキン・年金世代格差解消)
 八方酒税(発泡酒の増税)
 白寿喝采(ハクシュカッサイ・三浦敬之氏99才でアルプススキー)
  次にいつもの通り9月の課題添削に入り厳しくもやさしく丁寧に個々の会員にご指導いただきました。
(後藤 記)

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第56回例会(平成22年7月15日)

2011年06月12日 | 例会報告
①、例会は何時ものように先生の講話から始まり、今日は「五味、五色、五法」について話をされた。
 五味~五種類の味の総称のことであり、鍼(塩からい)、苦(にがい)、酸(すい)、辛(からい)、甘(あまい)をいう、もう一つの例として、サ(砂糖)シ(塩)、ス(酸)、セ(醤油)、ソ(味噌)かある。
 料理に胡麻を入れると味が良くなるので、味を「ごまかす」のだと冗談を言われた。
 五色~赤、青、黄、白、黒五法~煮る、焼く、あぶる、蒸す、あげる、五種類の料理方を云う。
  ②、次いで前月の課題作品「流若鏡青」(孔子廟堂之碑から)と個人別手本の行書、草書について用筆、筆脈、書形など、先生のご指導を本人のみならずメンバーが回りを囲んで、我が事のように熱心に見聞していた。
 そこで筆使い等で注意された部分は「ここで直ぐに書いてみて下さい」と先生の席で復習した人もおられた。
 続いて前回の趣味の書「天の川」「五月雨」「枇杷」について講評をいただいた。
  ③、例会終了後、恒例の暑気払いが地下で行われた。
 乾杯の前に先生は一言「書」について話された。
    以下要約
 本会の師として3年になる、上達の最高は「3段者」まで来た。
 「愛好会だから少しでも上達すればいい」でいいです。
 あせらず、ゆっくり長く続けてください。
                 一・書のうまい人より、下手な人またチャレンジ精神のある人が、上達する。
 要は「へたでも好きで書く」のが一番です。
 一枚でも多く書くこと、それが上達につながることをわかって下さい。
 ・「書道の作品」を書いている人達に、うまく書くなよ、と言います。
 難しい言葉ですが、習字と書道のちがいで、書道は芸術だから、一字ずつうまく書いても芸術作品にならない、という意味です。
   以上要約
  乾杯の後、7月から新入会の鈴木淑子さんの自己紹介があった、本会も後藤洋子さんと紅二点て一層華やかになり、和気あいあいのうちにお開きになった。
   出席者10名
 8月の例会日は夏休みで休会となり、その間、先生のご厚意により、書道誌「墨心」の課題と9月末締め切りになる昇段試験課題を通信添削でご指導頂いた。  


(篠原 記)

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第55回例会(平成22年6月17日)

2011年06月12日 | 例会報告
1. 先生の講話
   今日は書の実技指導の前に紙ヒコーキを飛ばす「コツ」について話をされた。
 先ず、織り込み広告の紙を皆に配り、「一般的紙ヒコーキでよいから作ってください。紙を折る際にどこに気を付ければ良いか分かれば良い。」と云われた。そこで皆、童心に戻りそれぞれの思いで紙を折り、ヒコーキを作った。出来あがったヒコーキを各自飛ばしてみたが、スムーズによく飛ばせるひとと直ぐに墜落してしまうひともいた。先生は、『作る事と飛ばす事は裏腹というか両方が必要だ。うまく作れなくても遠くへ飛ばすコツが分かれば出来るかもしれない。だけども、一般的には作る時から重さ、重心、空気抵抗等に気をつける。飛ばし方という「コツ」は習字で云うと楷書が書けても行書、草書が書けない。うまく作れても飛ばないということは、行書、草書は軟らかく書くわけだから手加減が必要で、それが、うまくいかない事につながる。作り方と飛ばす事をうまくなると云う事は「コツ」です。「コツ」さえ分かれば習字がうまくなるのもそんなに難しい事ではないと云うことを分かって頂ければよい。』と話された。
2. 書道誌「墨心」六月号課題「序詩和景淑」(孔子廟堂之碑から)と、各自の力量に合った先生の肉筆の課題、行書又は草書の二点を清書、持参し添削指導を受けた。
 特に運筆、結構等について先生の注意事項に沿って教室で書き直す方もおられた。
 また、趣味の書として「七夕」「天の川」の二題が先生の参考手本と共に配布された。
 「これらは手本通り書くのではなく、半紙のなかで文字のかすれ、太さ、大きさ、余白を含めバランスなど各自がアート的発想を巡らし面白い作品にして下さい」。と先生から補足説明があった。
3. 次回例会(7月15日)後、レストランVで暑気払いを行う予定でいます。
 女性の新規入会者も参加するので大いに盛り上がると楽しみにしている。
(例会参加者7名)
(篠原 記)

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第54回(平成22年5月20日)

2011年06月12日 | 例会報告
1. 先生の講話
 冒頭、去る3月に行われた検定結果についてお話があり、小林さんが初段入段、また篠原さんが準3段へ飛び昇段したのを初め、受験者全員が入段、昇段を果たしたとの朗報。
 この結果、墨心書道研究所の段位取得状況は、3段1名、準3段1名、2段2名、準2段2名、初段1名となった。
 また新規に加入した会員も順調に昇級が続き、初段入段が待たれる段階となっている。
2. 検定受験作品作成に関連し、「美的センス」の大切さをあらためて力説された。
 書の場合の美的センスとは、「アンバランスの美」であること、言い換えれば「余白の美」であること、また万葉かなの例を引きながら日本文化の根底にある「あいまいさ」すなわち「自在さ、自由さ」であること、突き詰めて言えば、「文字は自分で作れ」ということであるとの持論を諭された。
 こうした美的センスの前提として、「書の点画」の基本をマスターすべきことは勿論と念押しされた。
 (高段者になっても、点画の基本ができておらず、未だに教えを請いに来る方がいるとのこと) その基本例として、転切(横画から竪画へ移るとき)、筆を横画から一旦斜めに向きを変え、さらに下向きにしっかり変えることが大切、とこれまで何べんも話されたことを念押しされた。
3. 課題作品の指導
 引き続き、6月全員共通の課題作品「序時和景淑」(楷書)、および各自ごとの課題作品(行書、または草書)について添削指導を受けた。
 段級位のアップとともに先生のお手本も順次高度な筆運びを求めるようになっており、各自それぞれ日頃の練習で突き当たる筆運びの悩みを先生に教えを請いながらの実地指導となった。
 また最近はテレビ等でいわゆる創作書道が取り上げられることが増えていることもあってか(先週はNTTOBの武田双雲さん、紫舟さんなどが出演、創作書道の妙技を披露されている)、今回は例月以上に創作書道の課題作品「八八夜」、「山ホトトギス」の各自の力作(超絵画風、超書道風、超墨絵風など)について先生のコメントが披露された。(出席者9名)   


(谷田貝 記)

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第53回例会(平成22年4月15日)

2011年06月12日 | 例会報告
1. 先生の講話
 新年度最初の講話ということで、先ず書道勉強の一般的な心構えについてお話された。
 ● 楷書、行書、草書が自分なりに書ける段階にある人については、「人に感動を与えられる書」を目指して勉強すること。
 そのためには古典の臨書が必須で、そこから自分の書をつくっていくこと。
 ● 楷書はよいが、行書、草書がうまく書けない人については、基礎を忠実に模写すること、つまり手本どおりに書くことに注力すること。
 ● 書道以前の習字自体がうまく書けない人については、とにかく長く続けること、枚数を多く書くこと、失敗しても続けること。
 続いて、各自の悪いくせについて、個別例示的に注意があった。
 例えば、「駒」の旁の一画目「ノ」は斜めではなく直線に近い方が収まりがよい。
 また「成」の筆順は、「竪画ノ 横画の一」の順であること。(横画を先に書く人がいる)など。
 引き続き、カタカナの字母について、資料により説明があり、「カ」のように漢字「加」の「偏」をとったもの、「ヌのように漢字「奴」の「旁」をとったもの、「サ」のように漢字「散」の「偏」の上部をとったもの、「ス」のように「須」の「旁」の下部をとったもの、「ウ」のように漢字「宇」の「冠」(いわゆるウ冠)をとったものなど、パターン別に興味深いお話があった。
 さらによく使われる言葉「四苦八苦」について、「四苦」とは、“生”、“老”、“病”、“死”であること、また「八苦」とは、四苦に次を加えたものであると、先生の人生訓を交えた説明あった。
      愛別離苦(愛する人と別れる苦)
      怨情会苦(恨み憎んでいる者に会う苦)
      求不得苦(求めても思うように得ない苦)
      五陰盛苦(心身、環境すべてに執着する苦)
2. 課題作品の指導
 例月同様、全員共通の課題作品「至桧仲春令」(楷書)および各自ごとの課題作品(行書、または草書)について、添削指導が行われた。
 勤務の関係で暫く出席できなかった小田原さんも例会に復帰、準初段昇格を果たしていよいよ初段チャレンジが目前となった。
 また榎さんは先月の例会で、実父の「米寿」お祝いの品に、自分で「米寿」と筆書したいと先生の指導を仰いだが、見事揮毫を振るったことでご親族から喜ばれたと話された。
(出席者10名)
 なお、小林先生が常任幹事をされている「鉄門社」展(3月30日から4月4日まで神奈川県民ホールで開催)に、篠原さん、谷田貝が初めて出展した。
(谷田貝 記)

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