HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

ドラえもん「パラダイス」は変ニ長調ーつづき

2024年06月15日 | コード奏法

大好きなドラえもん劇場版のテーマ曲「パラダイス」を練習し始めたジェリーくん(小3):

今まではどんな曲も、できるだけ♯や♭の少ないキーに直してあげていたんですが、今回はがんばって、フラット5個の調子記号「変ニ長調」の原調に取り組んでいます。

画像の楽譜のように、いきなり

「D♭」のコード、その後もB♭m、G♭と、コードというコードほとんどがフラット付きです。

「こんなコード知らない。習ってないから弾けない」なんてこと、ジェリーくんは言いません。

いつも通りルートの音を見つけ、それをベースとして淡々とコードを作っていくだけです。

DのコードはD (レ)の音をルートにして、ドミソの響きになる和音。

だから、D♭のコードは、D♭(レのフラット)の音をルートにしてドミソになる和音を作ればいい。

簡単ですね。

でも、もし途中で黒鍵の迷路にはまってわからなくなったら?

「その時はね」と先生。

「今まで慣れてる『D』のコードは レ、ファ♯、ラ の3つの音で出来てたよね? D♭のコードは、ルートがレより半音低いレ♭なんだから、後の2音もそれぞれファ♯→ファ、ラ → ラ♭と半音ずつ下げれば、音がみつけられるよ」

「ふーん。こう?」

ジェリーくんはすぐやってみました。

図の緑色の鍵盤レ、ファ♯、ラをそれぞれ半音ずつ紫の鍵盤レ♭、ファ、ラ♭へうつせば、確実にD♭のコードが出来上がり。

ジェリーくんはこうして、そのほかのコードも次々と音を見つけながら、新しいD♭キーの世界をモノにしていったのでした。

そう、コードは覚えるものじゃなく、自分で見つけるものなんだからね。

みんなもそうしてね。

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